前回は両国駅周辺と回向院をメインにしました。<br />其の弐は江戸東京博物館。<br />企画展「和宮江戸へ～見たもの、触れたもの」。<br />徳川家に降嫁した和宮。<br />御所風と武家風のしきたりの違いや大奥への想像が膨らむ私好みの展示で楽しみにしていました。<br />デルタ株が猛威を奮っていましたが開催されて良かったです。<br /><br />和宮と天璋院の仲も気になるところでしたが、初めこそ文化の違いでお互いに戸惑いはあったけれど、心が通じてからは協力し合う仲になっていったと。<br />夫である家茂とは初めから仲が良かっただけに長く一緒に過ごせなかったことが悲しいです。<br />徳川の終焉が間近に迫っていた頃だったので心労が絶えなかったことでしょう。<br />そんな事を考えながら雅やかな調度品などをじっくり見学してきました。<br /><br />常設展も時間をかけて見ましたが、大きな博物館だといくら時間があっても足りないですね。<br />地元の博物館ですら数時間かかってしまう私。<br />この日は4時間くらい見ていました。<br />博物館大好きです！

両国散歩　其の弐

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2021/02/05 - 2021/02/05

582位(同エリア760件中)

この旅行記のスケジュール

2021/02/05

JR総武本線
隅田川
両国駅
江戸東京博物館
電車での移動

東京メトロ東西線

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前回は両国駅周辺と回向院をメインにしました。
其の弐は江戸東京博物館。
企画展「和宮江戸へ～見たもの、触れたもの」。
徳川家に降嫁した和宮。
御所風と武家風のしきたりの違いや大奥への想像が膨らむ私好みの展示で楽しみにしていました。
デルタ株が猛威を奮っていましたが開催されて良かったです。

和宮と天璋院の仲も気になるところでしたが、初めこそ文化の違いでお互いに戸惑いはあったけれど、心が通じてからは協力し合う仲になっていったと。
夫である家茂とは初めから仲が良かっただけに長く一緒に過ごせなかったことが悲しいです。
徳川の終焉が間近に迫っていた頃だったので心労が絶えなかったことでしょう。
そんな事を考えながら雅やかな調度品などをじっくり見学してきました。

常設展も時間をかけて見ましたが、大きな博物館だといくら時間があっても足りないですね。
地元の博物館ですら数時間かかってしまう私。
この日は4時間くらい見ていました。
博物館大好きです！

エリア

両国(東京)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

交通: 3.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: 徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

総武線で両国へ

JR総武本線乗り物
隅田川を渡ります。

隅田川自然・景勝地
両国着！

両国駅駅
チケットを購入。右上に常設と記されていますが企画展も見られます。

江戸東京博物館美術館・博物館
まず迎えてくれるのが日本橋。1／1スケール。

江戸東京博物館美術館・博物館
はねだ日本橋もよく出来ていますがスケールが違いますね！さっそく楽しい。

江戸東京博物館美術館・博物館
企画展へ。雅やかな世界が広がります。

江戸東京博物館美術館・博物館
和宮婚礼調度の説明書き。茶碗や茶台など。

江戸東京博物館美術館・博物館
婚礼調度。葵と葉菊紋があしらわれている品が多い。
中央の蒔絵茶碗と茶台の保存状態が良く、とても美しかったです。右上の品は銀製で和宮亡き後にもお供えに使われていたそう。

江戸東京博物館美術館・博物館
兄である孝明天皇が幼少期の和宮に拝領した銀製飾物。花、蹴鞠、楽器など緻密で美しく、見惚れてしまいました。とても雅やかで高価な品です。

江戸東京博物館美術館・博物館

小袖を解いて仕立てた袱紗。綺麗に保存されている。
ピンクが可愛らしい。

江戸東京博物館美術館・博物館
子孫繁栄を願って仕立てられた袱紗。とても見事な品だと思います。写真OKなのは本当にありがたい。

江戸東京博物館美術館・博物館
江戸時代の着せ替え人形。三ッ折人形と呼ばれていました。古めかしく感じますが、右上で庶民が身につける着物ではないことがわかります。
多くの贅沢品に囲まれ目の保養になりますが、同時に生活苦だった多くの人達の事も頭をよぎり、胸が痛んだりもします。

江戸東京博物館美術館・博物館
長くは続かなかった結婚生活。仲睦まじかっただけに悲しい。公武合体の心労があったと思います。政略結婚だったが故に駆け引きもあり、家茂も和宮も実家と義実家の板挟みで辛かったでしょう。
和宮が持参した調度品の数々。その説明。

江戸東京博物館美術館・博物館
葉菊紋の婚礼調度。どれもすこく綺麗です。

江戸東京博物館美術館・博物館
村梨子地葉菊紋散蒔絵旅櫛箱。じっくり観察。

江戸東京博物館美術館・博物館
身支度用の道具が続きます。お歯黒にしてたみたいですね。

江戸東京博物館美術館・博物館
唐草蒔絵眉作箱。筆の多さに驚き！眉ってそんなに重要だったのか～。江戸の大奥の女性たちは眉を剃っていたけれど、御所風の和宮は眉を塗りつぶしていたと読んだことがあります。蒔絵の箱って綺麗で大好き。似たような品が欲しくなります。

江戸東京博物館美術館・博物館
櫛台と炭箱。炭箱はどうな風に使っていたんだろう。

江戸東京博物館美術館・博物館

蒔絵の十種香道具。こういうの大好き！とても種類が多い。保存状態もすごく良くて見応えがある。

江戸東京博物館美術館・博物館
女乗物とのこと。ものすごく小さかった…。いくら昔の人が小柄だったとはいえ乗れるのかな？と思うほどに小さい。乗ったとしたら身動き取れないです。詰め込まれる感じかな。私なら確実に乗れません。身長が168cmなので座高でアウトでしょう。
エピローグ。とても良い企画展でした！

江戸東京博物館美術館・博物館
徳川家康坐像。東京都指定有形文化財だそうです。
教科書などに出てくる家康の顔と違うような…。
そっくりに彫るのは難しいですからね。

江戸東京博物館美術館・博物館
徳川家系図

江戸東京博物館美術館・博物館
御三家と御三卿について

江戸東京博物館美術館・博物館
御台所と生母の出身地。こういうのは特に関心大。

江戸東京博物館美術館・博物館
江戸城における大名の殿席

江戸東京博物館美術館・博物館
幕末の江戸城　本丸・二丸御殿図。
まさに幕末の企画展を見学したばかりだから余計におもしろい。元々興味もある。

江戸東京博物館美術館・博物館
見にくいけどジオラマ。ジオラマホントに大好き！

江戸東京博物館美術館・博物館

ジオラマ。日本橋も。

江戸東京博物館美術館・博物館
富士見櫓の模型

江戸東京博物館美術館・博物館
関東大震災で倒壊した富士見櫓。復元された建物ですが、今でも見ることができます。

江戸東京博物館美術館・博物館
江戸城の銅製鯱

江戸東京博物館美術館・博物館
江戸無血開城をめぐるおもな動き。勝海舟と西郷隆盛との密談が印象深いです。天璋院と静寛院宮など女性陣の働きかけも一助になっていたと思います。

江戸東京博物館美術館・博物館
本石町「時の鐘」。東京の所々で見かけます。江戸に点在していた印象ですが、埼玉でも川越と、忘れちゃったけど他の地区でも見られました。越谷だったかな…雛祭り展を見に行った所です（後日になって思い出しました、岩槻です！）

江戸東京博物館美術館・博物館
江戸時代の時法。これはずっと前に調べたことがあるので理解しやすく楽しめた。

江戸東京博物館美術館・博物館
時々見かける時の鐘。時法など歴史を知っているとおもしろい。知らないと単なる鐘にしか見えない、という口コミも。何事も下調べは重要！何倍も楽しめるし見応えも感じられるようになります。

江戸東京博物館美術館・博物館
寺小屋のジオラマ

江戸東京博物館美術館・博物館
江戸時代の埋め立て遺構

江戸東京博物館美術館・博物館

医療も関心大。知っていることが多いと、聞いたことのない内容でも吸収されるのが早くおもしろい。
以前八王子の博物館で昔の疫病についての企画展があり見に行った。内容がショボ過ぎたし展示スペースもほんの一部だけでガッカリした記憶が。
車で2時間くらいかけて行ったのに…悲！
江戸の流行病年表

江戸東京博物館美術館・博物館
暮らしの中のあかり。こういうのも好きですよ～！
大抵どこの博物館にも展示されていがちですが、時々こういう企画展が催されるので見に行ってます。
国立市のがなかなか良かった記憶。
興味がある人ならばガスミュージアム（小平市）がイチオシ！
FC東京グランドの近くです。

江戸東京博物館美術館・博物館
これは昭和の団地みたいです

江戸東京博物館美術館・博物館
戦後は団地が流行っていたと聞いたことがある。
ガスミュージアムにもこういう展示があります。

江戸東京博物館美術館・博物館
実在していた団地みたいです。ひばりが丘団地。いまでもあるのかな。URみたいな感じなんだろうか。

江戸東京博物館美術館・博物館
帰路。大江戸線から地下鉄利用。日本橋駅で一旦降りて写真を撮ってみました。駅からは出ていません。

東京メトロ東西線乗り物