初冬の佐原・銚子　家族旅行

2022/12/10 - 2022/12/11

全国旅行支援を利用した温泉旅行。高級温泉旅館でゆっくりくつろぐことが目的のはずが、貧乏性の我が家は観光もしっかり行い、へとへとになりながらも充実した旅となった。

エリア 千葉

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

本日は佐原をドライブして宿に行く予定。
まずは香取神宮。
江戸時代以前から「神宮」と称されていたのは伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の三社だけだとか。由緒ただしい神社らしい。参道の商店街の賑わいが古き良き日本って感じで気に入った。

境内は木々でうっそうとしていて、広い。本殿まで、いささか歩く。

本殿。国の重要文化財。
丸いしめ縄みたいな「茅の輪」が飾ってあった。半年間で身に付いた罪や穢れを取り除くため、形代（かたしろ）をもってくぐるらしい。
さしあたって、私たちは書いてあったくぐり方に従って、通り抜けだけ行ってみた。

要石。本殿から少々歩いたところにある。地震を起こす大鯰を抑えるため地中深くまで差し込んでいる霊石。
どんなものかと思いきや、実際は小さな石で拍子抜け。地上に出ている部分はわずからしい。この出ている部分、香取神宮では凸形石、鹿島神宮では凹形をしているとか。鹿島神宮にも行って確認せねば。

奥宮。要石からちょっと歩いたところにある。
ここにも「茅の輪」が飾ってあった。
うっそうとした木立から差し込む日の光が神々しい感じ。

ぐるっと小一時間歩いて、参道に戻る。
この後すぐ昼食の予定だったが、我慢できずに団子を買ってしまう。

今日のお昼は野の花庵。googleの口コミが良かったお蕎麦屋さん。旧家をレストランにしたようで、古いおうち見学としても楽しめる。

メニューはそばが数種のみ。そばがきが食べられるみたいで期待して入ったんだけど、メニューにない。がっくりしていたら、そばのセットについてきた。お椀じゃなく、しゃもじにのせたそばがきは初めてだったが、美味しかった。

昼食後は観福寺へ。「八重の桜」がロケしたという景観が素晴らしいお寺とのことだが、そんな感じでもなかったような。伊能忠敬のお墓があるとのことで、お参りさせてもらったが、一般の方々のお墓の中にあるので、いいのかなとちょっと不安になった。看板が立っていたので問題ないのだろうけど。
お寺のあとは、伊能忠敬記念館。
展示物がかなりたくさん。真剣にみていたら、1時間以上かかって、ぐったり疲れる。手書きの地図とか国宝の判が押してあって、貴重なものなんだろうな。それなりに感動。

伊能忠敬記念館から街並み保存地区に行く。
倉敷の美観地区のような、風光明媚な場所。お決まりの小舟の周遊観光もあったが、時間の関係でパス。

伊能忠敬旧家。築200年以上たつ建物だそうだけど、きれいに保存されている。広い。お金持ちだったんだね。

佐原三菱館 。むかしの三菱銀行佐原支店の建物。お洒落な洋館。

ホテルに行く途中で府馬の大クスに寄る。観光地といっても、住宅街にある、さびしい神社の一画だった。樹齢1300～1500年、国の天然記念物らしい。確かに圧倒される大きさではある。クスという名前が付いているけど、本当はタブノキとのこと。

本当は15時チェックインしてホテルを最大限、満喫する予定だったが、観光に手間取り16時ごろホテルに到着。
すでにたくさんの人がチェックインを待っていて、入口フロアで30分以上、待たされる。

部屋は10階でオーシャンビュー。窓からの美しい景色に、ちょっとだけご機嫌を直す。

お風呂に入ったら、お待ちかねの夕食。
メニューをみて、ちょっと不安を覚える。

お造り盛り合わせ。少なっ。

カレイ煮つけ。これも今一歩。

デザート・・・うーん。そのほかの料理も今一歩なものが多く、出てくるタイミングも悪いし、なんだかなぁという感じだった。まぁ、今回は温泉重視で宿を選んだからなぁ・・
このあと、再度、温泉に入ったあと、無料サービスの夜啼きそばをレストランへ食べに行く。無料だし、大して期待していなかったら、これがちゃんとしたもので、かなり美味しい。こんなの無料にするなら、本業の夕食にもっと力を入れてくれよと思うのはダメでしょうか・・

さて、翌朝。
朝食はバイキング。googleの口コミどおり、品数豊富、お刺身ありで、これは満足。

デザートも充実していた。夕食より、朝食の方がクオリティ高い。人出が足りていないようだし、夕食もバイキングにすればいいのに。

朝食会場から見た朝焼け。ロケーションは文句のつけようがない宿だった。

チェックアウト後は銚子観光。
どこへ行くか考えるのに疲れたので、銚子市観光協会が設定していたモデルコースで銚子ジオパーク散策コースに従って観光。
まずは、河岸公園。
「利根川の大きさを全身で感じられます」とのことだったんだけど、まぁ・・・

犬吠埼灯台。明治7年に建てられたレンガづくりの西洋式灯台。99段のらせん階段を上って、上まで行ける。

灯台から犬吠埼を望む。ぐるっと一周できるんだけど、高所恐怖症なんで、パスした。もったいないけど、恐怖に勝てない。

日本でのぼれる灯台って16基しかないそう。もしかして、初めてのぼった灯台かも。実は貴重な体験だった。

併設の資料展示館も面白い。巨大なレンズに圧倒される。

地球の丸く見える丘展望館へ。
屋上からは360度の景色で、本当に地球が丸く見える感じはするのだけど、いかんせん、天気が悪い。こういう景観を楽しむ系は天気が重要。昨日は晴天だったので、順番を入れ替えて、昨日を銚子観光にすりゃ良かった。

さて、お次は犬岩。観光地といっても、さびれた海岸。釣りをしている人が数人いただけ。でも、岩自体は、本当に犬に見えるような奇岩で、見応えはあった。

屏風ケ浦。約10キロメートル続く、40メートル～50メートルの断崖。これはすごかった。「東洋のドーバー」と言われているらしい。
遊歩道から、地層を間近にみることができる。約300万年前のもの、その上に約100万年前のもの、その上が関東ローム層らしい。すごい。さすがチバニアン。関係ないか・・

帰宅途中で、銚子電鉄　ぬれ煎餅駅に寄る。
本当の駅に売店が併設しているのかと思いきや、駅とは関係ないお煎餅屋さんだった。

焼き煎餅体験ができるというので、とりあえずトライ。
お店のご主人の厳しめの指導を受け、美味しく焼くことができた。いくつになっても体験ものって楽しい。50代も半ばですけどダメですか？

遅めのランチは小川食堂。googleの口コミどおり、美味しい、量多い、安いだった。でも、私にはいささか量多すぎ、、若い子向きですな。

今回のお土産一覧。
佐原で買った手ぬぐいがお気に入り。月ごとの手ぬぐいが売っていて、ほんとは買い占めたかったが、12月と1月だけで我慢した。
ぬれ煎餅駅では調子にのって、煎餅を爆買い。。。食べ切るのに数か月かかりそう。反省・・