2022/10/13 - 2022/10/15
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montarouさん
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2022年の10月3日から31日のかけて、カラコルム山脈のスカルドゥ、マチュルー、カプル―、ギルギット、フンザ、パスー、タリシングなどを訪れ、またラホールやイスラマバード辺りを見物した。その内、ここではパスー周辺の散策について書く。
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月13日にカリマバードからアリアバードに下って、カラコルムハイウェイを走るススト(Sost)行きの公共バンでパスー(Passu)に向かった。ススト(Sost)行きの公共バンは10時発だが、一般に乗り合いバスは20~30分遅れの発車が普通だ。それまで周囲を散歩、バス停の路地を下ると牛がいて、ディラン峰もラカポシ峰も良く見えた。
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中国国境が閉鎖で、客が少ないようで、過度に人を詰め込むことはなかった。2時間程でパスー氷河(Passu Glacier)の下に到着した。そこには建設中を除き、3軒ほどのホテルがあるが、民家はない。昨日、予約を入れておいたホテルに発電機はなかったが、上流の宿には発電機があり、給電がなくてもライトが燈っていた。羨ましい。
カリマーバードからカイバル (Khyber)までのフンザ川(インダス川)の間の左岸には、多数の谷が西に向かって並列で並び、氷河が密集している。上部から、57㎞の長さのバツゥーラ氷河(Batura Glacier)がありバツゥーラI(7795 m)など7千m級の山が並ぶ。その次がパスー氷河で、長さは25km。氷河の左側にシスパーレの鋭鋒(7611m)の北東壁がある。パスー氷河下流にはカリーマーバードの後背に当たるウルタルI(7329m)ウルタルII(7,388m)からのグルキン氷河(Ghulkin Glacier)とグルミット氷河(Gulmit Glacier)あり、狭い間隔で4つの氷河が平行に流れる特殊な地域だ。
宿に荷物を置き、カラコルムハイウエーを上流に向かって歩いた。宿から百mほどにあるレストラン、ここのヤク牛のステーキは素晴らしい。 -
レストランから百mほどの倉庫では、トラックにリンゴを積み込んでいた。ここで数個のリンゴを頂いた。
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そこから1㎞ほど行くと、パスー集落の家々が見えてきた。ここには珍しい白色のビニールハウスが見られた。
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村を越えると、フンザ川(インダス川)沿いの道になった。川では、コンクリート用の砂を掘って運ぶトラクターが入っていた。砂まで輸入する日本と違い、ここでは砂が有り余っている。
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パスー針峰群(トゥポプダン山群(Tupopdan)別名Passu Cathedral)の雲が少しずつ少なくなってきた。パスー針峰群はマチュルーのハリデ針峰群(Haldi Cones)と双璧をなす、いずれも6千m前後の高さの針峰群である。フンザ川の標高が2600m弱で左端の針峰の標高が5300mほどだから、それでも高度差は2700mほどで、ハリデ針峰群とともに、ヨーロッパアルプスの針峰に比べ数倍の高度差で、範囲も桁違いの大スケールである。
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カラコルムハイウエー沿いのポプラの紅葉も見事であった。
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背景はシムズホール(Shimshal)谷の手前の、パスー針峰群の対岸にある5千mほどの針峰である。
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その下流に新雪を被った5700m峰が見えている。
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そして2時間余り歩いて、バトゥーラ氷河(Batura Glacier)の谷の出会いが見えてきた。
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思ったよりスケールが大きく、歩いて行きには遠すぎて疲れたので、ここで帰った。宿の近くから見たパスー針峰群(左側)と、間にシムズホール谷を挟んで、右半分が5千mほどの針峰群だ。時間とともに雲が徐々に消えてきた。
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宿に帰ると4人の白人の老人客がいた。話はしなかった。やがて、彼らは前のレストランに出かけていった。奇遇だが、後日、思わぬ所で彼らに再会した。
ところで私は夕食にバーベキューを頼んだ。宿のデコボコで草だらけの庭で鶏肉のバーベキューを食べた。結構美味しかったが、翌日は宿の近くのレストランでヤクのステーキを食べたが、圧倒的に美味く、値段も安かった。 -
夕方になり、やたらと寒くなった。ここの標高は2500mで、カリマバードの2400mと対して変わらない。後で聞くと、この辺りは氷河が多く、氷河で冷やされた空気が谷を降りてくるからとの説明だった。
翌14日、早朝7時からハイキングに出た。パスーの谷に入る直前のカラコルムハイウエーの大曲点より百mほどパスー寄りのところの物置小屋の横から、踏み跡に沿って西に向かって登った。天気は快晴、途中からのパスー針峰群と近くの5千m峰の写真。 -
途中の急斜面は、くの字に折りかえして越えると、西方向の展望も広がる。写真の右下が宿、右上がパスー氷河、その氷河の奥がパス―峰(7478 m)、氷河の左岸の鋭鋒がシスパーレで、左の白い山がウルタル峰も見える。
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さらに踏み跡に沿って、気持ち良く登るが、逆に高峰が手前の低山の影になってくる。
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このピナクルはすごい! 名前はしらない。
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パスー氷河は近づいたが、その上部は見えなくなった。
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ポリット湖道(Borit Lake Rd)の行き止まりの標高2800m余りのGhulkin Zero Point Shahabadに出たが、ここは必ずしも、良い展望ポイントではなかった。そのため、また西側の尾根の放牧地に戻って歩いた。そこには、面白いことに河川水で浸食された大岩が多くみられた。
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ところが、2830mほどのピークの下にカラコルムハイウエイが見えたので、西に折れて、谷をまたぎ、次の尾根のコルを越えてポリット湖道に降りた。
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そこは桃源郷のような、のどかな村だった。
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ただ経済的に豊かなようには見えなかった。
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ウルタル峰は見えないが、その東尾根のピナクルが迫力を増した。
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ボリス・レイク(Borith Lake)の湖畔は枯草になっていた。またここにも水に削られた岩があった。
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ボリス・レイク・ホテル & リゾートについた。ここは高価な宿泊料の宿で、白人グループが湖で泳いでいた。ただ、ホテルの前でタイ式の僧服を着た若い僧侶がいた。この僧侶は私より相当に金持ちのようだ。
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グルキン氷河の写真のモレーンに登る予定だったが、疲れたので帰ることにした。
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ボリス・レイクからの下り道は、工事中で歩き難かった。そこへ一台の車が来て、声をかけた。その車は、数日前にカリマバードから歩いて下っているときに、600Rsでアリアバードまで乗ったタクシーだった。既に客がいたが、客が良いと言っているので、乗れと言う。
これは途中の“危ない吊り橋”で、下流のフセイニ(Hussaini)の“危ない吊り橋”を歩くツアーがあるらしい。 -
この車は有難かった。千Rsでパスーの宿まで戻った。車を降りると、シスパーレが雲か雪煙を上げていた。
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そのままレストランに行って様子を観察に向かう。この辺りは全く寂しい所だが、客が多い。メニューを聞く。ヤクのステーキは250gで2200Rs(約1500円)と言う、これが良い。一度宿に戻って、荷物を置き、戻ってヤクのステーキを頼む。焼き方を聞くので、(チベット高原の野生に近い牛、良く焼かないと危ないか?と思い)ウェルダンと言うと、硬くなり過ぎるので、ウェルダンはできないと言う。それでミディアムにしたが、こんな田舎のレストランにしては細かいなと思った。だが、それは誤りだった。希なヤクの肉、最高の味だ。素晴らしかった!ここはカラコルム山域で最高の推薦場所だ。
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宿に帰って、明日の計画を考えた。公共バンで最奥の町のススト(Sost)に行くのも悪くないが、中国国境が閉ざされているし、見どころは無い、フセイニの温泉を見て、カリマバードに戻るのは、公共バンでは時間がかかりすぎると思い、そこで宿に、明日の朝にカイバル(Khyber)まで行って、戻ってフセイニの温泉と危ない吊り橋を見て、カリマバードに送ってくれと頼んだ。宿のボロ車で7千Rsと高い?
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15日にチェックアウトし、宿のひどいボロのトヨタ車で出発。パキスタンは日本と同じ左側運転なので、日本製の古い、古い中古車が多い。半時間でカイバル到着、崖が迫り、遠望はない。そこから帰る途中の橋のある所から、パスー針峰群の北側が見えた。そこは南側の針峰群の景色とだいぶ相違していた。
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バツゥーラ氷河の出会いから視界が広がり、シスパーレの鋭鋒の頭の良く見える。
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1時間弱で、フセイニ村の下流側のチャイ屋に到着、ここから百mほど村に入り、三差路を右に折れて下ると、“危ない吊り橋” (Zipline)まで歩いて5分ほどで着く。飛び石のように間を開けて橋板を節約しているのでスリル満点。単にスリルだけでなく、隙間から落ちると命に係わる危険な吊り橋である。
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三差路まで戻り、村の半ばまで進むと、庭のリンゴを収穫していて、そのリンゴを頂いた。
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そこから少し歩き、右に折れて川に下る急な道を進むと温泉に至る。残念なことに、洪水で川原が削られたと言い、元の温泉はインダス川の中、それでも残った川岸を掘ると、入浴に最適な(42~43℃くらいかな?)温度の湯が湧き出していた。このカラコルム山塊には6~7カ所の温泉があると聞いた。最も有名なチラスでに湯舟は無い。私の知るのは、入域許可を取れなかったKhorkondus の高温温泉だけである。このフセイニの温泉の湯舟に入っていた観光客もいたが、横ではお湯で洗濯をしていた。地元民は入浴には使っていないようで、もったいないことだ。
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フセイニの村は静かで、果樹が多く、広い川や、多数の高峰が見える。観光客は少ないし、ここに滞在するのも、住むのも良いだろう。
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車に戻ってくると、運転手がお茶屋の主人と盛り上がっていた。私もチャイを頼み、楽しんだ。店には外国紙幣を張るところがあったが、ヨーロッパや中国、韓国、マレーシア、タイなどの紙幣は各数十枚以上あったが、日本に数百円の札がないことも理由だろうが、千円札が1枚だけ! 近年、海外の観光業者は、日本人客が激減したと言う。しかし日本人の海外旅行者数は1995年ごろから、概ね一定である。日本人が激減したとの印象は、急速に豊かになった中国、韓国、台湾、マレーシア等からの旅行者の爆増によるものだろう。
ただ確かに、物価が高いハワイや欧米、オセアニアへの日本人旅行者が減少しているが、安い台湾やタイへの旅行者は増加している。それは日本が貧乏になったからだろう。ただ最近の中国への客の減少は政治関係に因るのだろう。日本が豊かになるためにはチームワーク重視のムカデ競争型体制(弱い者のスピードがチームの速さになる)をを改変し、青色発光ダイオード、フラッシュメモリー、オプチーボなどの発明者をいじめず(成果を上げた者がチームワークを乱すとして追い出す)、大谷翔平やスポーツ選手以上に優遇すべきであろう。それによって画期的な科学による新製品や新事業を生み出そうと頑張る人が増えるであろう。
この後、アタバード湖(Attabad Lake)で写真を撮った。
これは2010年の地滑りで新しく出来た湖、これのよって幾つかの村が水没、現在の水深は約100mでパキスタンで最深。山の高さと、地滑りのスケールの大きさが伺える。カラコルムハイウエイも通行不能になり、船で物資を運ぶことになったが、その後トンネルを掘って復旧している。今はボート遊び、冬はスケートで人気があると言う。ここで一休みをしてから、カリマバードに到着。先に泊まった安宿に再度泊まる。
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