2022/10/11 - 2022/10/13
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montarouさん
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2022年の10月3日から31日のかけて、カラコルム山脈のスカルドゥ、マチュルー、カプル―、ギルギット、フンザ、パスー、タリシングなどを訪れ、またラホールやイスラマバード辺りを見物した。一般的に一泊5千~6千Rs(4千円ほど)の宿で、熱いシャワーは希で、3千~4千Rs程度の宿では20度~30度の水シャワーであった。ギルギットとスカルドゥ以外の山間部の発電機のない宿では、給電は夜間だけであった。大半の宿でWiFiがあったが、非常に遅い。なおタクシー等によるボッタクリに注意。
ここれまでインダス川のスカルドゥ側の3地域を訪れたので、ここからポピュラーなギルギット側のインダス川流域を訪れた。
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月11日の午後、ギルギットのGeneral Bus Terminalに着き、公共バンから降りた途端に、普通250Rsのタクシーに600Rsだとか400Rsと言われて、ボッタクられて空港の北側のホテルに着いた。ホテルで市内の公共バスの乗り場を聞くとGeneral Bus Terminalに行けと言う。General Bus Terminalから、あえて市内の宿に来たのにと、押し問答になったが、結局、市内からの公共バス乗り場がFunz Chowk(別名Ittehadde、十字路を北に約百m)にあり、10時発でフンザまで470Rsで、満員になれば追加便を出すらしいと聞いた。この公共バンに拘った理由は、カリマバードのJapan Chowkまで行くからだった。
翌12日の朝、歩いて行ける距離だったが、宿の顔をたてて、宿が呼んでくれた250Rsのタクシーで出発した。ところがタクシーがGeneral Bus Terminalの方向に行くので、ここでも押し問答、なぜGeneral Bus Terminalに行かせたがるのかの理由は不明。結局、戻ってFunz Chowk の公共バス乗り場の前でタクシーを降りる。写真はIttehadde Chowk。 -
Funz Chowk(別名Ittehadde Chowk)に9時に着き、ほぼ一番?で切符を買って、前のレストランの陽気な料理人にチャイを注文して飲む。Funz Chowkはギルギット北部の中心地で、小さな商店が並んでいるが、それほど賑やかとは思わなかった。
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荷物を積み始めたが、10時になっても出発しなかった。
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10時を15分ほど過ぎてから、満員で出発、ところがギルギットの出口で5~6人が乗ってきて、前列2列が女性用となり、2列目の私は一時バンを降りて席を変えた。車外立ち席で寒そうな一人いて、男性用の後部5人ずつ2列の10人で出発。
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地元の人の体格が大きいので、韓国ハロウィーンの押しつぶしのように、呼吸も困難で死ぬかと思ったほどだった。写真の上部の緑線は、上流から引いた用水路で、場所によっては十km以上もある。また垂直の岩壁も掘りぬいて水を通している所も多い。
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そしてアリアバードを越え、カリマバードのバルティット・フォート(Baltit Fort)に登る道との三差路で降りた。2時過ぎに宿に入り、昼食のレストランに入ると、そこで出会った地元の人に、実は密造酒があると聞いた。桑の実とアプリコットから作り、アルコールは15%ほどだと言う。私のイメージは、桑の実はアントシアニンたっぷりで黒くて美味しく(後で知ったが、この地域の桑の実はほぼ白色だった)、アプリコットの色と香りも想像し、それは美味しい果樹酒だろうと思ってしまった。メタノールが入っていないかを確認し、入手できるかと聞くと、夕方までなら入手できるというので、1本お願いした。
昼食後に、バルティット・フォートに向かった。坂道を登る途中に見学料を取るチケット売り場があり、入場料は千Rsだったかな? 高いなと思った -
王宮内には19世紀ごろと思われる王族の使った物品が展示してあったが、入場料に値するほど目を引くものはなかった。銃もあり、また清との条約のような書類も飾ってあった。ただカプルーの王宮と余り相違しなかった。外の天気は不十分だったが、展望は素晴らしいようだった。左上にイーグルネストも見えた。
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後日にウルタルメドウ(Ultar Meadow)トラックを登る予定だったので、その谷の写真も撮った。
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宿からの展望も良かった。写真はナガー谷の手前がディラン峰7,266m。
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ラカポシ峰の標高は7788mで世界27位の高峰、カラコルムの帝王とも言われる。
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酒の話で、夕方に再会すると、法に違反しないが、隣人に見られるといけない、と言う理由で、マフィアの取引のように坂の下の細道の建物の影につれてゆかれ、そこで2千Rsを払い、1Lの酒を手に入れた。しかしその酒は予想に反し、無色透明の蒸留酒だった。宿に持って帰って飲んでみたが、確かにアルコールは15%~20%くらいかと感じたが、ひどく不味い! 再度、連絡を取って、酒を無料で贈呈した。彼は、ジュースと混ぜると美味しいと言ったが、私はアルコールが欲しいのではない。美味しい果樹酒の夢が破れ、落胆したのだ。
インドでは日が暮れると酒屋が開く、トルコでもインドネシアでも酒を売っている。マレーシアの夜の中国人街では酒で大宴会である。イスラマバードではビールが入手できると聞いたが、北部では厳格にイスラム教が守られていた。ただタバコ吸いが多く、それこそ禁止したら良いのでは? 私も50本を越えるスモーカーで、999回禁煙を試みたがすべて失敗、千回目に成功して十年余り。
12日の夜にWiFiを使いパスー(Passu)の宿を予約し、13日の8時半にチェックアウトした。Japan Chowkまで戻ると、スズキに乗って100Rsでアリアバードまで行けるが、時間があるので歩いて行けば、途中でスズキが来るかも知れないし、また天気が回復しているので、降りて行くとレディーフィンガーが良く見えると思った。昨日はウルタル峰が見えなかったが、今日はウルタル峰も見え隠れしていた。 -
10分も歩くと、トラックにリンゴを積み込んでいた。この辺りはリンゴの産地のようだ。
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このトラックに会う前に、停まっていたタクシーの運転手が、下まで千Rsで送ると言ったが、歩いて行くと言って断った。すると、ここでタクシーがトラックの所まで下ってきて、600Rsにすると言うので、それに乗った。このタクシーには縁があったようで、後にパスー(Passu)近くのボリス(Borith)湖で会い、便乗させてもらうことになる。
車に乗れば、アリアバードは近いが、タクシーの良いところは、パスーを通るススト(Sost)行きの公共バンのバス停を探す必要がなく、その前で降ろしてくれることである。
学校の始まる時間にしては遅いようだが、学生は車の外に乗るのが好きなようだ。 -
ラカポシとディランに少し雲が残り、その方が綺麗だ。
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この“AB~”の派手な看板の向うに、スズキの降車場、看板の手前約二十m(下流側)にススト行きバス停、その百m下流側で道から入った所にギルギット行き、さらに下流にNATCOのバス停がある。
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フンザは建築ラッシュ、ホテルだけでなく、商店から住民の家屋まで、鉄筋とコンクリートの大量消費だ。生コン車はなく、多数のたくましい若者が働いている。
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セメントは炭酸カルシュウムと砂を石炭で焼いて作るが、Ca CO3からCO2が発生、石炭燃焼からCO2が発生する。鉄は酸化鉄鉱石とコークスを燃やして高温還元してつくるが、大量のCO2が発生する。水の電気分解からの水素で鉄をつくると言った製鉄会社幹部がいたが、高温電解還元に無知のようだ。今後もパキスタンでは大量の鉄筋コンクリートが必要だが、先進国のCO2排出による地球温暖化で氷河が溶け、大雨でパキスタン南部は大水害だ。人が増えれば鉄筋コンクリートも衣類も食料も必要で、人口削減の抜けたSDGsなど狂気だ。
ススト行く公共バスで、パスーまで600Rsだったかな? 10時発が10時20分発で、右側に座ったが、ガルミット橋(Gulmit Shishkat RCC Bridg)まで眺望がなかったが、この橋から雲のかかったパスーのトゥポプダン山群(Tupopdan別名Passu Cathedral)が見えてきた。これはマチュルーのハリデ山群(Haldi Cones)と並ぶ、有名な針峰群である。 -
12時半にパスーに到着。
宿にチェックインしたが、他に客はいなかった。荷物を置いてすぐに散策に出た。
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