2022/11/25 - 2022/11/25
761位(同エリア1031件中)
ゆっこさん
この旅行記スケジュールを元に
ドーミーインをチェックアウトした後は秩父宮記念公園へ
こちらは秩父宮両殿下が1941年(昭和16年)9月から約10年間お住まいになられていた御別邸で1995年に勢津子妃殿下がお亡くなりになられた際の御遺言により御殿場市に遺贈され2003年に公園として開園しました。
園内には秩父宮家の記念館や母屋、防空壕も保存公開されているので歴史を肌で感ることもでき、訪れた時期は紅葉が見頃でそれはそれは素晴らしかったです♪
その後は10分程歩いた場所にある とらや工房で一息ついてから東山旧岸邸を見学、こちらはちょっと駆け足になってしまったけれどトータル的には充実したひと時を過ごせました。
PR
-
ドーミーインをチェックアウトして秩父宮記念公園へとやって来ました
園内マップにドーミーインの場所も加えたので一目瞭然ですが
ホテルからこの正門までは歩いて1分掛かるか掛からない距離です秩父宮記念公園 公園・植物園
-
正門の先は森のエントランス、凛とした空気が漂っています
両サイドはヒノキ林で5月にはシャガの花も開花するそうです -
中門の先に受付・案内所の建物があったものの
こちらはクローズしていて入園券は管理棟で販売されていました
入園料は大人300円 -
管理棟入口前はバラの花園
ほとんどのバラは終わりかけでしたが
この品種はまだ沢山咲いていました -
管理棟には休憩スペースとトイレ、売店などがあり入園券は売店で購入
こちらは管理棟入口側では無く内側になります -
歩き始めてすぐにコゲラを見つけました♪
野鳥に出会えていきなりテンションアップ↑ -
管理棟の近くにある三峰窯、両殿下はこちらで抹茶茶わんや花器など数多くの作品をお作りになられたそうです
-
更に進んで行くと秩父宮家の記念館があります
展示室は2階でしたがエレベーターもありました
また記念館の近くに喫茶「うずいす亭」があり
軽食、喫茶メニューがお手頃価格でしたが
朝食をたっぷり頂いたので今回は立ち寄りませんでした -
秩父宮雍仁(やすひと)親王殿下は1902年(明治35年)6月25日に
昭和天皇のひとつ下の弟宮としてお生まれになり
20歳になられた時に秩父宮家を創立されたそうです
勢津子妃殿下は松平恒雄(旧会津藩主松平容保の四男)氏のご長女で
お二人は1928年(昭和3年) 9月28日 に御成婚されました -
妃殿下のご印章、ご調度品、ご日常品など
-
葵紋入り道具箱
勢津子妃殿下がお嫁入される際に使われたもの -
秩父宮家のご紋章
14枚の菊花弁のまわりに秩父宮様のおしるしである若松を配されています -
三峰窯で制作された品々も展示されていました
-
見学可能な住居スペースは平成4年に増築された妃殿下専用御寝所と浴室
滞在時は奥にベッドを置き真ん中をカーテンで仕切り
手前をリビングにされたそうで主に夏の避暑として使用されたそうです -
母屋(秩父宮様が過ごされた御別邸)と新館を繋ぐ連絡通路
母屋は茅葺屋根の建物です -
通路の中ほどには藤田嗣治が1948年に制作した妃殿下の肖像画(複写)が展示されていました
-
母屋見取り図
この母屋に約10年間お住まいになった両殿下
それは秩父宮様の結核治療のためだったそうですが
1952年(昭和27年) 鵠沼御別邸に御移居されたのち
1953年(昭和28年) 1月4日 に秩父宮様は薨去されました -
上 リビングルーム内のリビング
下 リビングルーム内のダイニング
茅葺屋根の外観からは想像できない洋間
家具はイギリスから取り寄せたそうです -
ふと上を見たら鷹?鷲?そして鹿も
私は苦手なのでビビりました(^-^; -
リビングルームから見えた紅葉
-
両殿下が寛がれた囲炉裏は現在でも屋根の保存のために燻蒸作業が行われているそうです
秩父宮様の事で私が知っていたのはスポーツを愛された宮様であったことぐらいでしたので記念館見学は有意義なひと時となりました -
外に出て記念館を回り込むように進むと両殿下専用防空壕が有りました
園内には両殿下専用、将校用、御付の方々用と3ヶ所の防空壕があって
現在は両殿下専用と将校用の防空壕が見学できるそうです -
防空壕は昭和20年4月に工事が始まり6月に完成
同年7月30日の御殿場空襲の際には両殿下が避難されたそうです
しっかりとした造りで内部には爆風が入らない設計となっていましたが
避難の際のお気持ちを想うと言葉がありません -
記念館と防空壕を見学した後はマップを片手にもみじ園と憩いの庭へ
-
時期的に紅葉見頃♪
-
イチオシ
もみじ園と名付けられた場所を歩いている時にすれ違ったのは
お一組と樹木管理されている方の3名のみ
たまたまなのかもですが紅葉穴場スポットのようでした!(^^)! -
青空に映える紅葉にウキウキ♪
-
憩いの庭を過ぎると木道の散策路
-
母屋が見えてきました(わかるかな?)
先程母屋のリビングルームから見えた紅葉はこの辺りの木々ですね -
太陽の光に輝く紅葉
-
母屋の瓦葺きも輝いていました
そして周りに植えられている桜の木の存在感が凄かった! -
母屋は享保8年(1723年)に建てられたものだそうです
下は新館の先程見学した勢津子妃殿下の御寝所
新館横にも枝垂れ桜の木が植えられています -
母屋と新館前のお庭には立派な東屋もありました
-
母屋玄関のガラスに映り込んだ紅葉と黄葉
-
リビングから見えた紅葉はこれこれ
-
昭和天皇より贈られた登山服姿の秩父宮殿下銅像
秩父宮様が見ている方向には富士山があるのですが
富士山はこの時残念ながら雲に隠れていました
母屋の室内からも富士山が見え、それが決め手となり御別邸にされたそうです -
存在感ある枝垂れ桜は樹齢130年以上
立派な桜の木を見て桜のシーズンにも訪れてみたくなりました -
黄葉も綺麗でした~
-
3本の大きな木はフウ科の落葉樹、モミジバフウ(紅葉葉楓)で
この辺りはモミジバフウの庭と名付けられています
管理棟はこのすぐ横、ぐるっと1周して1時間ちょっと
人が少なかったのも良かったし紅葉も綺麗で
知識の無かった秩父宮両殿下の事を知る事が出来き有意義なひと時でした -
ドーミーインの前の通りは桜並木、秩父宮記念公園をメーンとした御殿場桜まつりの期間中この桜並木もさぞや見応えあることでしょう♪
テクテク10分程歩いてとらや工房&東山旧岸邸に到着!御殿場桜まつり 祭り・イベント
-
イチオシ
とらや工房入口のもみじの紅葉が艶やかでこれまた素晴らしかった♪
-
趣ある とらや工房入口
とらや工房 グルメ・レストラン
-
とらや工房と東山旧岸邸の関係とは?
東山旧岸邸とは政治家 岸信介氏の元自邸で1969年(昭和44年)に建築家の吉田五十八氏が設計した建物、岸氏は1970年から17年間こちらで過ごされ、2003年(平成15年)に御殿場市に寄贈され現在は一般公開されています
その指定管理者となり管理運営しているのが虎屋のグループ会社だそうです -
この写真を最後に頭上に雲が垂れ込めだした事だけが残念
-
一度訪れてみたいと思っていた とらや工房 時間は12時過ぎ
小腹が空いたのでお昼ご飯代わりに和菓子を頂きま~す♪ -
期間限定の南瓜饅頭だけでは足りないかなとあんみつも注文
あんみつも南瓜饅頭も美味しかったけど
あんみつの餡子がたっぷりあって最後の方はお腹が苦し~(◎_◎;)
潮昆布食べながらなんとか完食(苦笑)
そしてお土産にどら焼きを買いました♪ -
東山旧岸邸に到着するころにはすっかり曇り空
入館料は大人300円、写真には写っていませんが
左側にある管理棟で支払います
入口と出口が異なるため靴は入口に置かれている
ビニール袋に入れて持ち込みます東山旧岸邸 名所・史跡
-
上 書斎兼応接間
下 和室に続く廊下入口にある水屋
今はバリラフリーにしてる廊下、以前は一段低い土間となっていたそうです -
和室は欄間や吊束を無くし室内をスッキリとみせているそうです
-
素敵な活け花
-
縁側から望むお庭
-
玄関ホールから続く居間は28畳あるそうです
-
テーブルは鏡面仕上げで庭の木々が映り込みます♪
陽が射していないとこんな感じ -
暫く待っていたらちょっと太陽が顔を出してくれて
テーブルに映る紅葉も一段と色鮮やかに!
上のようにもっと屈んで撮ればよかった(^-^; -
岸信介氏愛用のソファ
現在ここに座ることは出来ませんが並びに椅子が置かれているので
同じ景色を見ることが出来ます -
ソファーから見える景色
これは心落ち着く、ずっと座って見ていたくなる♪ -
居間のお隣にある食堂
壁側の3席のみ座ることが出来たので暫し座ってお庭を眺めました -
お手入れ完璧な美しいお庭
外に出ることも出来たのですが時間が無くて諦めました -
蒔絵装飾された壁面 品を感じます
-
厨房は広々、隣にお手伝いさんの部屋(3畳ぐらい)もあり
当時は住み込みの人と通いの人がいたそうです
キッチン内にあった配電盤も個人のお宅の域を超えてます -
訪問時2階は非公開でしたが期間限定で公開されるそうです
-
こんな写真しかありませんが玄関前はロータリーとなっていて正門も立派な造りでした
館内ツアーもあるのでそれに参加すればもっと詳しく知ることが出来たのですがタイミングが合わず未参加だったので桜の時期に再訪出来たらじっくりお話を伺いたいです -
主人との待ち合わせ場所はとらや工房とドーミーインのちょうど中間あたりある鈴廣かまぼこ御殿場店
イートインコーナーもあったけど甘味食べすぎで余裕なし、代わりに静岡県のふじのくにクーポンでお正月に買うのより高い蒲鉾を買いました(笑)
そして主人と合流して本日のお宿、中伊豆の東府やへ鈴廣かまぼこ 御殿場店 グルメ・レストラン
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ポテのお散歩さん 2023/01/29 02:03:39
- 御殿場
- ゆっこさん こんばんは。
御殿場での過ごし方、アウトレットしか無いと思っていました。
富士山を中心に巡る時の中継地点として宿泊するだけかと。。。
それが、秩父宮記念公園やとらや工房&東山旧岸邸など
とっても素敵な場所だったのですね。
そこから富士山方面を巡ったり、箱根や伊豆を巡ったり
旅の過ごし方が広がりますね。
目から鱗のような、すごく地図が広がった感じです♪
そしてお宿は憧れの『東府や』さん。
次回の旅行記も楽しみです。
伊豆はほとんど行った事が無いのですが、素敵なお宿が多くて
何度も行ける近さではないので貴重な一泊をどこにしようか
悩ましい場所です(*^-^*)
ポテ
- ゆっこさん からの返信 2023/01/30 18:22:06
- RE: 御殿場
- ポテさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます(*^^*)
とらや工房と東山旧岸邸はいつか行ってみたいと思っていましたが
私にとってもこれまで御殿場は通過地点でした。
だからホテル周辺の徒歩でも行ける範囲に
見所がこれ程あるとは思ってもいませんでした。
コロナ禍になってから旅先をじっくり観光して回ることも
減っていたので今回は充実感でいっぱいでした。
東府やさん、久しぶりの宿泊でしたが
変わらず素敵なお宿でまた再訪したいなと思いました。
伊豆には泊まってみたいお宿沢山ありますよね♪
一度泊まるとまた泊まりたくなるお宿の宝庫でもあるので
私は最近新規開拓がなかなかできません(笑)
ポテんが伊豆に行かれる時もお宿決めは難航しそうですね(*^^*)
ゆっこ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったグルメ・レストラン
御殿場(静岡) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2022.11 御殿場&中伊豆
2
63