2022/11/27 - 2022/11/28
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ペコちゃんさん
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コロナは一向に収束する気配がありませんが、そんな中、1泊2日の南房総ツアーに出かけました。
全国旅行支援の対象ツアーなので、8,000円の割引と3,000円のクーポンがついて、1,000円相当の千葉県名産品のお土産も付く、嬉しい内容のバスツアーです。
今回の日程は
<1日目> 地元を9時25分に出発 ⇒ 海ほたるで自由昼食 ⇒ 燈籠坂大師の切通しトンネル ⇒ 野島崎灯台 ⇒ 白浜野島崎温泉・ホテル南海荘(泊)
<2日目> 赤山地下壕 ⇒ 大福寺・崖観音 ⇒ ザ・フィッシュで昼食 ⇒ 東京湾フェリーで金谷から久里浜へ ⇒ ペリー公園
という内容でしたが、ホテル南海荘の目の前に広がる野島崎公園では、偶々、南房総ジャズフェスティバル(みなジャズ)が開催されており、思わぬ場所でジャズが楽しめました。
写真は、富津市にある「燈籠大師の切り通しトンネル」。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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<1日目>
地元の3市から30名のツアー参加者をピックアップした観光バスは、川越ICから関越に入り、三芳PAで最初の休憩・・・ここに立ち寄るのは初めてです。
2010年にリニューアルオープンした上り線の「Pasar(パサール)三芳」には、有名店からこだわりの専門店まで、23のショップがありますが、旅はスタートしたばかりなので横目で見るだけ。 -
今日は日曜日なので、外環から首都高に入っても快適に走るバス・・・車窓からは美しく色づいた都心の街路樹がいい感じ。
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飯田橋から水道橋へ・・・東京ドームシティにそびえる地上43階建ての東京ドームホテルが左に見えます。
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更に竹橋へ・・・如水会館の建物が迫ってきます。
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日本橋を通過すると、日銀本店が見えます。
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海ほたるを目指して進むと、レインボーブリッジが見えてきました。
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レインボーブリッジから望む、月島のタワーマンション群。
久し振りに東京名所めぐり(?)を楽しみました。 -
いよいよ川崎から東京湾アクアラインに入ります。
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東京湾を横断する、全長15kmの東京湾アクアライン・・・このうち、海ほたる迄の約9.5km(2/3)がこの東京湾アクアトンネル、海ほたるから木更津側は約4.4kmの橋(東京湾アクアブリッジ)になっています。
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出発してから約2時間で海ほたるに到着。
人工島の海ほたるは、1~3Fが駐車場、4FはSHOP&AMUSEMENT、5Fがレストラン街の5階建て。 -
今回は西武グリーンツアーの旅行なので、バスは西武バス。
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海ほたるで自由昼食なので、5階の回転寿司「みさき」へ。
ここは、現在はスシローの子会社となった京樽が運営する寿司店です。 -
家の近くにある回転寿司と比べるとネタが大きく、美味しい!・・・職人さんが握る本格的な寿司です。
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食後は海ほたるのフォトスポットへ。
先ずは、海ほたるから千葉方面を眺めた景色・・・4階の「幸せの鐘」の先には海へ向かって伸びていく東京湾アクアブリッジ・・・何回見てもカッコイイ! -
千葉側のオブジェ。
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プロムナードデッキを歩いて千葉方面から川崎方面へ・・・天気が良く海風も爽やか。
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オブジェの先には、遠くに風の塔が見えます。
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風の塔は、アクアトンネルの中央に造られた、直径約200m、深さ75mの人工島・・・海ほたるからは大塔しか見えませんが、風の塔の上には高さ90mと75mの大小2つの塔がトンネル内部の空気を排気したり、外から空気を送気しています。
因みにこの大塔は、ニューヨークの自由の女神とほぼ同じ高さ。 -
川崎側のオブジェ。
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下の方を見ると、カッターフェイスの巨大モニュメント・・・これは、世界最大級のシールドマシン(直径14.14mの掘削機)の前面にあるカッターフェイスを、彫刻家・澄川喜一氏がモニュメントとして制作した作品で、アクアトンネルを建設する際、実際に海中を掘り進んだカッターの刃です。
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少し雲が出ていますが、海ほたるからは富士山がよく見えます。
この後は、アクアブリッジを通って千葉県に渡り、富津市へ。 -
この赤い鳥居から燈籠坂大師の切通しトンネルに向かいます・・・ここからトンネルまでは100m。
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このトンネルをくぐって行くと・・・
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目の前に現れた燈籠大師の切り通しトンネル・・・岩肌もあらわで、なかなかの迫力です。
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このトンネルは、上部の四角い部分(1/3)が明治から大正にかけて掘られ、下部の広い部分(2/3)が昭和初期に鋸山の石切技法により更に工事が行われ、現在の形になったと言われています。
ということは、最初に人だけが通れるように上部の四角い部分を造り、後に車が通れるように下部を造ったのでしょう。 -
大きな岩盤を削って切り崩して作られたトンネルの壁にある断層の様な縞模様・・・石工達の苦労を物語っています。
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特徴的な形をした燈籠坂大師の切通しトンネル・・・最近は撮影に訪れる人が増えており、「インスタ映えするスポット」として話題になっています。
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少し先へ進むと天井がなくなり切通しとなっています。
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トンネルの長さは約100m、天井の高さは約10m。
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こちらが出口。
このトンネルを造る前は、急坂の険しい山を登らないと反対側に行けませんでしたが、切通しトンネル開通により山越えの苦労は大幅に解消されました。 -
狭いトンネルをバイクのツーリンググループが走り抜けていきます。
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切り通しトンネルを抜けて、燈籠坂大師堂の参道へ・・・ここは真言宗智山派・東善寺の飛地境内地です。
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参道途中にある二の鳥居の先は「男坂・女坂」に分かれています。
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男坂の石段途中にある手水舎の手水石は、1820年に奉納されたもの。
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燈籠坂大師堂の本尊は弘法大師・空海。
820年に空海が日光山に下る途中、この地を通った際に、ここに自画像を刻み、その後、里人が大師の徳を慕ってここに常夜灯を点じ、海上安全・大漁を祈願したそうで、沖で漁をする舟はこの燈籠を灯台の代わりとしたことで燈籠大師と呼ばれるようになりました。
拝殿の賽銭箱には「天羽漁業組合竹岡支所」とあり、やはり漁業関係者の信仰が篤いようです。 -
燈籠坂大師に参拝した後は、白浜野島温泉・ホテル南海荘へ。
まだ15時前なので、ロビーに荷物を置いて野島崎に向かいます。 -
ホテルから歩いて行ける野島崎は房総半島の最南端に位置し、岬一帯は白浜野島崎公園として整備されており、野島崎灯台をはじめ見どころが沢山あります。
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ホテルを出ると、目の前に野島埼灯台の美しい姿が。
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南房総国定公園にある景勝地の野島崎・・・正式名称は「白浜野島崎園地」。
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野島崎の入口にあるトビウオの「カットビくん」・・・このオブジェは白浜漁協が大漁と飛躍を願って建てました。
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野島崎の真ん中にある厳島神社の横を通って灯台へ向かいます。
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厳島神社の西側にある広場から「南房総ジャズフェスティバル(みなジャズ)」の賑やかなジャズが聞こえてきました。
2019年9月9日、関東地方に上陸した台風15号により甚大な被害を受けた千葉県ですが、特に南房総地域の被害は深刻で、復旧・復興にはまだ時間がかかります。
「みなジャズ」は、そんな被災地である南房総から、ジャズによって「みんな」で元気を発信していこう、というイベントで、11/26(土)~11/27(日)に開催されました。しかも無料! -
11/26は<南房総の海と星空を楽しもう!>のタイトルで、4軒の民宿からジャズを演奏し、11/27は<花火でフィナーレ 潮風・夕暮れSTAGE>ということで、ここ野島崎灯台特設ステージから生のジャズ演奏が繰り広げられています。
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演奏しているのは『Keiko Yamaguchi with White Beach Jazz Orchestra』・・・ビッグバンドジャズの名門、早稲田大学ハイソサエティオーケストラのOBを中心とした18人編成のジャズオーケストラです。
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ジャズも気になりますが、最初に野島崎灯台を見学します。
島国の日本には、灯台が1,106基、防波堤灯台が2,733基、合計3,839基の灯台がありますが、その中で登れる灯台は、たった16か所なんだそうです。
灯台に併設された「きらりん館」で添乗員さんが入場券(300円)を買って、入場します。 -
点灯年月日は明治2年12月18日。
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灯台内の階段は、らせん階段が77段、鉄ばしご階段が22段
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ここが、らせん階段の最後。
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らせん階段に続く鉄ばしご階段は、狭くて急勾配。
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展望台からは、360度の眺望・・・西側にはホテル南海荘、手前は広場で開催中の「みなジャズ」。
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ビッグバンドのジャズ熱演が続いています。
展望台の高さは24m・・・ビル6階に相当する高さです。 -
目の前に広がる房総半島最南端の景色・・・海岸沿いはゴツゴツとした岩場が広がり、海らしい風景に見とれました。
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遠くに霞むのは伊豆大島・・・視界が良ければ、90km先の三宅島や190km先の八丈島が見えることもあるようです。
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南側の岩礁・・・地球が丸く見えます。
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ここは「絶景 朝日と夕陽の見える岬」で、ベンチが置かれ、行列ができるほどの人気スポット。
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白浜温泉のホテルが立ち並ぶ東側の景色。
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北側には厳島神社・・・創建時期は不詳ですが、ご神体は弁財天とのこと。
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展望台からの眺望を楽しんだ後は、「きらりん館」の展示室へ。
野島崎灯台は、1866年に米英仏蘭の四ヶ国と結んだ 「江戸条約」によって建設を約束された八つの灯台の一つです。
ー番最初に点灯したのは対岸の観音崎(1869年1月)で、二番目が野島崎灯台(同12月)。
最初の灯台はレンガ造りだったため、 1923年の関東大震災で倒壊し、木造の仮設灯台の後、1925年に現在の鉄筋コンクリート造で再建されされました。
展示室中央に展示されているのは、玄界灘にある烏帽子島灯台で明治8年~昭和50年まで使用されていたフランス製フレネル式レンズ・・・ガラス工芸品を思わせる美しさです。 -
この像は、最初に野島崎灯台を設計したフランス人のヴェルニー。
当時の日本には西洋式の灯台を建設する技術がなかったため、江戸幕府はフランスとイギリスからレンズや機械を買い入れ、灯台建設の指導を依頼し、その後、明治政府がこの事業を引き継ぎ、ヴェルニーを技師長とするフランス人の技術者たちにより建設が始まりました。 -
灯台を出て、岬を散策していると、岩礁の上に何人もの釣り人が・・・野島崎は磯釣りの好ポイントとして知られ、アジ・サヨリ・メジナ・クロダイ・イシダイ・イシガキダイ・イナダ・カンパチなど、釣り人の人気スポットになっています。
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「伝説の岩屋」・・・伊豆から落ち延びた源頼朝が当地の弁天堂に立ち寄り、傍らの岩へ「野島山」の三文字を刻み、源氏の再興を願掛けている時、突然の時雨に遭い、身を寄せた岩屋と伝えられています。
「頼朝の隠れ岩屋」とも言われる岩屋には、海を鎮め、豊漁をもたらす大蛸の海神が祀られており、海神の前に置かれた鮑やサザエの殻に願いを掛けて賽銭を投げ、貝の中へ入れば開運(貝運と開運の掛詞)が訪れるとのことです。 -
「房総半島最南端の地」の石碑。
ここから今夜の花火が打ち上げられます。 -
展望台から眺望を楽しむ人達。
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今上天皇(浩宮様)も4歳の頃、ご家族で野島崎灯台にお越しになられたそうです。
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ジャズを聴きながら、ノンビリと海を眺める幸せ!
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南国の景色。
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伊豆大島の夕景・・・東山魁夷の絵のようです。
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伊豆大島の右側には伊豆半島。
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伊豆大島のサンセット・・・感動的でした!
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16時から最後のジャズ演奏が始まります。
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演奏に先立ち、南房総市の石井市長が挨拶に立ち、「みなジャズ」開催の趣旨を紹介。
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みなジャズのトリを飾るのは、「RIYOKO TAKAGI TRIO」。
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“ セクシーなジャズ・ピアニスト ” として話題の高木里代子さんは、TBSの「The Time」にレギュラー出演し、新作CDは軒並みJAZZチャート1位獲得など、ジャズ界のスターダムを駆け上がるピアニスト。
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17時半からの花火をホテルの部屋から見るために、ジャズを聴きながらホテルに向かいます。
野島崎の入口にある三峯神社の鳥居・・・その先には夕日が沈む伊豆大島。 -
南房総市や観光協会などが協賛して開催された「みなジャズ」・・・露店も出店していました。
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今回の宿泊はホテル南海荘・・・太平洋を臨むオーシャンビューの眺望と新鮮な海鮮バイキングが自慢のお宿です。
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フロントで荷物を受け取って419号室へ・・・野島崎に面したオーシャンビューのゆったりした部屋です。
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ベランダに出ると、黄昏の野島崎灯台とジャズのメロディがいい感じ。
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17時半から花火が打ち上げられて、みなジャズの終わりを告げます。
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2022年の南房総では、NHKの朝ドラ「ちむどんどん」のロケ地として使われた岩井海岸や白浜・千倉地区など3地区5箇所で、お盆前後に合計8回の花火大会が開催されました。
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久し振りの花火・・・思わぬ所で観られてラッキーでした。
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クーポンも頂いたので、ロビー右側の売店でお土産を。
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大浴場は2か所(男女入替制)
(上の写真) 白浜の湯
(下の写真) くどりの湯(自家源泉) -
夕食は、19時半から3階のレストラン「はまゆう」で・・・南房総の新鮮な海の幸や野菜をふんだんに使ったバイキングです。
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右側は海老・ホタテ・サザエ・蛤の「海鮮網焼き」、他にも刺身・焼きたてステーキ・揚げたて天ぷら・房総名物なめろう等々、豪華なバイキングで満腹になりました。
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仕上げはチョコファウンテン。
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419号室から見た、夜空に白く浮かび上がる野島崎灯台のライトアップ・・・現在は船にGPSなど装備されているので、灯台も昔ほどの重要性はなくなってきているようですが、いつまでも31㎞先まで房総の海を照らしてもらいたいものです。
明日は、館山から金谷に回り、東京湾フェリーで久里浜に渡ります。
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