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438年前の6月21日未明に起こった本能寺の変。<br />日本史最大のミステリー、なぜ明智光秀は謀反を起こしたのか。<br />丹波亀山城出陣から、本能寺までの明智光秀の行軍経路を、同じ日の同じ時刻に、もちろん徒歩でたどってみた。

再現"本能寺の変" 同日同時刻に亀山城から本能寺を足軽装束で行軍してみた~出発前夜

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2020/06/20 - 2020/06/21

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けいたそ

けいたそさん

438年前の6月21日未明に起こった本能寺の変。
日本史最大のミステリー、なぜ明智光秀は謀反を起こしたのか。
丹波亀山城出陣から、本能寺までの明智光秀の行軍経路を、同じ日の同じ時刻に、もちろん徒歩でたどってみた。

旅行の満足度
5.0
同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 【行軍再現の日程】<br />明智光秀の軍勢が本能寺を襲ったのは、天正10年6月2日の明け方。<br />天正10年は西暦1582年だが、京で当時使用されていた暦(宣明暦)とは日付のずれが有る。天正10年6月2日は、西暦1582年6月21日だ。<br /><br />明智光秀が亀山城(京都府亀岡市)を出発したのは、本能寺の変の前日の6月1日の申の刻(午後4時)と伝えられている。今回の”本能寺の変の再現行軍”は、ちょうど438年後である2020年6月20日16時に亀山城を出ることにした。

    【行軍再現の日程】
    明智光秀の軍勢が本能寺を襲ったのは、天正10年6月2日の明け方。
    天正10年は西暦1582年だが、京で当時使用されていた暦(宣明暦)とは日付のずれが有る。天正10年6月2日は、西暦1582年6月21日だ。

    明智光秀が亀山城(京都府亀岡市)を出発したのは、本能寺の変の前日の6月1日の申の刻(午後4時)と伝えられている。今回の”本能寺の変の再現行軍”は、ちょうど438年後である2020年6月20日16時に亀山城を出ることにした。

  • 【新月の夜】<br />決行日は決まり、次に気になったのは天気だ。本能寺の変を描いた図絵を観たが雨は降っていない。本能寺に向けて火矢を放っている絵も有るので、きっと雨は降っていなかったのだろう。<br /> <br />公家の山科言経の日記『言経卿記』によれば、天正10年6月2日は、前日の雨が上がり晴れだったという記載が有る(山科言経は毎日日記をつけており、変の前日は歌会を開いていた)。<br /><br />晴れていたとしたら、明智軍は月明りを頼りに深夜の山陰道を駆け抜けたのだろうか。

    【新月の夜】
    決行日は決まり、次に気になったのは天気だ。本能寺の変を描いた図絵を観たが雨は降っていない。本能寺に向けて火矢を放っている絵も有るので、きっと雨は降っていなかったのだろう。

    公家の山科言経の日記『言経卿記』によれば、天正10年6月2日は、前日の雨が上がり晴れだったという記載が有る(山科言経は毎日日記をつけており、変の前日は歌会を開いていた)。

    晴れていたとしたら、明智軍は月明りを頼りに深夜の山陰道を駆け抜けたのだろうか。

  • 月齢計算のサイトで検索すると1582年6月21日の朝5時33分は月齢0とのこと。新月の日だったのだ。<br />そして、今回の2020年6月20日も大潮で新月と言うのも同じ条件だ。潮の満ち引きが戦に関係するのかは分からないが、もしかしたら心の持ちようなどに影響が有るのかもしれない。<br /><br /><br />月齢計算サイト<br />https://qpon-toyota.com/java/java103.htm<br /><br />

    月齢計算のサイトで検索すると1582年6月21日の朝5時33分は月齢0とのこと。新月の日だったのだ。
    そして、今回の2020年6月20日も大潮で新月と言うのも同じ条件だ。潮の満ち引きが戦に関係するのかは分からないが、もしかしたら心の持ちようなどに影響が有るのかもしれない。


    月齢計算サイト
    https://qpon-toyota.com/java/java103.htm

  • 明智軍は前日夕方に亀山城を出て、老の坂の峠を深夜に越えるあたりでは灯りに松明などを使ったであろう。桂川を超えて平地に入ってからは暗闇の中を行軍したのだろうか。奇襲攻撃を仕掛けるのならば、敵に気付かれにくい新月の夜はうってつけだ。<br /> <br />ただ1万人を超える人数が、漆黒の闇の中を行軍できるものなのだろうか。

    明智軍は前日夕方に亀山城を出て、老の坂の峠を深夜に越えるあたりでは灯りに松明などを使ったであろう。桂川を超えて平地に入ってからは暗闇の中を行軍したのだろうか。奇襲攻撃を仕掛けるのならば、敵に気付かれにくい新月の夜はうってつけだ。

    ただ1万人を超える人数が、漆黒の闇の中を行軍できるものなのだろうか。

  • 【光秀はどの経路を取ったのか】<br /> <br />経路をまずはGoogle mapで検索してみた。<br />徒歩ルートで検索するとなぜか大幅に南の大原野を経由するルートしか出てこない。車でのルートを検索すると、国道9号線(旧山陰道)で、トンネルを使うルートで21.1km、車で34分との事。<br /> <br />通常のペースだと1時間に5㎞は歩けるので、この距離だと5時間ちょっとで到着できる計算だ。ただし、当然だが当時はトンネルは無い。<br /><br />

    【光秀はどの経路を取ったのか】

    経路をまずはGoogle mapで検索してみた。
    徒歩ルートで検索するとなぜか大幅に南の大原野を経由するルートしか出てこない。車でのルートを検索すると、国道9号線(旧山陰道)で、トンネルを使うルートで21.1km、車で34分との事。

    通常のペースだと1時間に5㎞は歩けるので、この距離だと5時間ちょっとで到着できる計算だ。ただし、当然だが当時はトンネルは無い。

  • 実際に明智軍が通ったであろう経路について書かれている文献(サイト)を探してみた。これについては諸説有って実際のところは分からないが、下記の三つに集約される。その中の最も歩きやすい老ノ坂越えのルートを明智軍(少なくとも本体)は通ったと推測できる。今回も老ノ坂越ルートをとることにした。<br /> <br />この件に関してはいろいろな人が各々の意見を述べているのだが、書き出すとキリがないので、興味のある方は検索でもしてみてください。<br /><br />黄緑【明智越ルート】<br />亀山城から愛宕山を越えるルート。愛宕神社は光秀も信仰しており、本能寺の変前に有名な句会を開いている。ただ、京に向かうには遠回りだし、亀山城を出てまず急峻な山道を登らなくてはならない。”中国地方に秀吉の応援に行く”という名目で出陣しているのに、反対方向へ向かうのは周囲にも不自然に映るはず。<br /><br /><br />【唐櫃越ルート】<br />現代では軽い山道ハイキングルート。ルート上に人家は無く隠密行動をとるには良いのかもしれないが、大軍が暗闇の山道を時間をかけて越えるのには無理がある。山道で騎馬は無理。別動隊はこのルートを通ったのかもしれないが、少なくとも本隊はこのルートは通ってないと思う。時間もかかる。<br /><br /> 赤【山陰道 老ノ坂越ルート】<br />亀山と京を結ぶメインルート。隠密行動をとるのは無理かもしれないが、明智軍がここを通ること自体は不自然ではない。中国地方へ行く最短ルートでは無いが、老ノ坂を越えて大原野を通り山崎の方へ行くこともできる。<br />現在は老ノ坂峠にトンネルが有る(国道9号線)が、トンネルを使わない旧道も有る他、当時の古道も残っている(←今回通ってみて知った)。<br /><br />

    実際に明智軍が通ったであろう経路について書かれている文献(サイト)を探してみた。これについては諸説有って実際のところは分からないが、下記の三つに集約される。その中の最も歩きやすい老ノ坂越えのルートを明智軍(少なくとも本体)は通ったと推測できる。今回も老ノ坂越ルートをとることにした。

    この件に関してはいろいろな人が各々の意見を述べているのだが、書き出すとキリがないので、興味のある方は検索でもしてみてください。

    黄緑【明智越ルート】
    亀山城から愛宕山を越えるルート。愛宕神社は光秀も信仰しており、本能寺の変前に有名な句会を開いている。ただ、京に向かうには遠回りだし、亀山城を出てまず急峻な山道を登らなくてはならない。”中国地方に秀吉の応援に行く”という名目で出陣しているのに、反対方向へ向かうのは周囲にも不自然に映るはず。


    【唐櫃越ルート】
    現代では軽い山道ハイキングルート。ルート上に人家は無く隠密行動をとるには良いのかもしれないが、大軍が暗闇の山道を時間をかけて越えるのには無理がある。山道で騎馬は無理。別動隊はこのルートを通ったのかもしれないが、少なくとも本隊はこのルートは通ってないと思う。時間もかかる。

    赤【山陰道 老ノ坂越ルート】
    亀山と京を結ぶメインルート。隠密行動をとるのは無理かもしれないが、明智軍がここを通ること自体は不自然ではない。中国地方へ行く最短ルートでは無いが、老ノ坂を越えて大原野を通り山崎の方へ行くこともできる。
    現在は老ノ坂峠にトンネルが有る(国道9号線)が、トンネルを使わない旧道も有る他、当時の古道も残っている(←今回通ってみて知った)。

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