10月の3連休は3年ぶり！麦草峠→白駒の池ハイキング＆登山電車が名物の「菱野温泉　常盤館」宿泊の旅～

2022/10/08 - 2022/10/10

こんばんは。10月下旬→11月頭にかけて、自身を見つめなおす為に長い大旅行に行ってたので暫く更新が開いてしまいました。今回はオリンピックのせいで2年連続で潰されていた「10月の3連休」に出かけてきた、長野方面の旅模様になります。

これは両親がちょうど、野辺山界隈の宿にコンサートを聞きに行くというところから計画がスタートし、それならと私も途中合流して旅を楽しむことにしました。行楽シーズンの3連休ということもあり、駐車場混雑などの問題もありましたが豊かな大自然や登山電車の走る、ユニークな温泉などを楽しめました。それでは出発～

エリア 白樺湖・蓼科・車山(長野)

★13：00
この日は秋の行楽シーズンの3連休初日ということで、早めの時間のバスに乗っても大渋滞による大幅な遅れを予想。なので観光する時間があまり取れなさそうなので、だらだら出発することに。

★15：30
ということで15時過ぎの佐久行バスに乗車。

上里サービスエリア (下り) 道の駅

こんな微妙な時間の便にも拘らず、半分以上の客が乗っており久しぶりの相席に。一番前の席は足元が狭いので、男2人で座ると荷物の置き場に困り結構きつかったです…

★18：00
流石にこの時間だと道路の混雑はなく、大きな遅れもなく佐久に到着。

昼ごはんはケチっておにぎりだけにしたので、宿チェックイン前に早速夕飯へ。

とんちき麺 グルメ・レストラン

宿のすぐ近くにあったラーメン店「とんちき麺」さんに入店。

とんちき麺 グルメ・レストラン

注文したのは「軽井沢高濃度トマトラーメン」。980円でミニライス付きですが、スープの味がうますぎて、ミニライスだとごはんの量が足らない…追加料金払ってでも、ご飯のお替りもらっても良かったかも。

とんちき麺 グルメ・レストラン

★18：45
おなかが満たされたところで、少し歩いて今宵の宿へ。

ＨＯＴＥＬ　ＡＺ　長野佐久ＩＣ店 宿・ホテル

「ホテルAZ　長野佐久インター店」さんの部屋はビジホでありながら、2段ベッドが基本となるちょっと変わった構造に。

ＨＯＴＥＬ　ＡＺ　長野佐久ＩＣ店 宿・ホテル

今回宿泊した「デラックスルーム」は、横幅160㎝という広さを持つ2段ベッドを備え、親子4人で泊まっても大丈夫そうな雰囲気。
ただ一人泊だと圧迫感を感じる面もあり、人によって評価が分かれるかも。

ＨＯＴＥＬ　ＡＺ　長野佐久ＩＣ店 宿・ホテル

大浴場はありませんが、UBも綺麗で広めでした。

ＨＯＴＥＬ　ＡＺ　長野佐久ＩＣ店 宿・ホテル

そして翌朝の朝食はこんな感じ。特にご当地感のあるおかずはなく普通ですが、無料で食べれるのでこんなものでしょう。

ＨＯＴＥＬ　ＡＺ　長野佐久ＩＣ店 宿・ホテル

★8：10
さて、今日は両親と合流する場所を目指すべく移動しましょう。

宿から歩くこと15分余り。佐久地方の拠点駅「佐久平」に到着。駅前広場や道路は立派なのに、バスの発着数はとても少なく、ここが車社会であることを痛感。

佐久平駅 駅

そんななか私は、1日1本しかない麦草峠行バス（小海線八千穂駅からだと、もう1本ある）に佐久平駅から乗車。このバスは佐久平駅を出ると、小海線で10駅以上ある八千穂までの間に泊まる停留所は僅か1つ。バス旅なのにドライブしている気分になり、楽しかったです。

★10：00
待ち合わせ場所にした麦草峠手前のドライブイン「レストハウスふるさと」には、10時に到着。

ふるさと グルメ・レストラン

ここは眺望が期待できるドライブインで、前から気になっていました。ただ今日はあいにくの天気で眺望は皆無…

ふるさと グルメ・レストラン

その為トイレ＆お土産をいくつか購入後、車で後にすることに。

でもジュースや果物など、色々美味しそうな食べ物があったのでなかなかよかったです。天気が良いときに又、リベンジしたいもの。

その後は峠を登って麦草峠へ。駐車場は大混雑していましたが、何とか車を置くことに成功。

麦草峠 自然・景勝地

というわけで、麦草峠の少し下からハイキングを開始です。

麦草峠 自然・景勝地

麦草峠のある「北八」といえば、コケの名所なんです。

麦草峠 自然・景勝地

そんな分で白樺の林の下に続く道は、コケに覆われ緑色のじゅうたん状態。

麦草峠 自然・景勝地

足元を見ればこの有様。

麦草峠 自然・景勝地

何とも言えない独特のムードがあるのが、ここ麦草峠へ続く道の特徴です。

麦草峠 自然・景勝地

そんな苔の道は暫くの間、木道と一緒に続くのでとっても歩きやすいです。

麦草峠 自然・景勝地

都会の喧騒を忘れ、白樺のトンネルの中をひたすら歩き…

麦草峠 自然・景勝地

身も心も、すっかり洗われた気分になるもの。

麦草峠 自然・景勝地

こちらはパインのような雰囲気の、まつぼっくり。リスがまつぼっくりを食べると、エビフライなど面白い形になると聞いたことがありますが、これもリスの食べかけなんでしょうか。

麦草峠 自然・景勝地

歩道上に倒れている倒木。こういった道を何度も歩いている身にとっては、こんなの日常茶飯事です。

麦草峠 自然・景勝地

その後は木道が途切れ、いよいよ峠に向けた登りが始まりました。

麦草峠 自然・景勝地

そして足元に目をやると、山の恵み「キノコ」の姿も。

麦草峠 自然・景勝地

但し素人が安易な気持ちでキノコを採取するのは、国立公園の規制や毒キノコの問題など、色々な意味で非常に危険です。「キノコをとるのは写真だけ」にしましょうね。

麦草峠 自然・景勝地

★11：10
入口から歩くこと30分余り。少し視界が開けた場所に到着。

麦草峠 自然・景勝地

暫く歩くと歩道の右手に、池の姿が見えてきます。

麦草峠 自然・景勝地

折角なので、もちろん立ち寄って行きましょう！

麦草峠 自然・景勝地

こちらは白樺の林の中に、ぽつりと佇む「駒鳥の池」。

麦草峠 自然・景勝地

小さくて、静かな池でここにぼーっと佇んでいたくなるような、実に雰囲気の良い池そのもの。

麦草峠 自然・景勝地

池から先は、いよいよ峠に向けてラストスパート。

麦草峠 自然・景勝地

暫く進むと一気に視界が開け、空がドーンと見えるようになります。

麦草峠 自然・景勝地

その視界が開けた場所が、麦草峠の頂上になります。

麦草峠 自然・景勝地

バスの泊まっている辺りが、麦草峠の頂上地点となります。ちなみに峠の場所にある山小屋「麦草ヒュッテ」の駐車場は宿泊者以外駐車不可（食事や休憩利用もダメ）らしいので、要注意です。

麦草峠 自然・景勝地

★11：30
本来はここで折り返す予定でしたが、せっかくなので少し先にある「白駒の池」にも行ってみることに。

麦草峠 自然・景勝地

車道を歩くこと10分…

白駒の池へ続く、歩道の入口に到着です。

白駒の池 自然・景勝地

こちらは麦草峠界隈と異なり、そこそこ有名な観光地です。

白駒の池 自然・景勝地

ということで池までの歩道は整備されていて歩きやすく、道を行き交う人の姿もかなり多くなっています。

白駒の池 自然・景勝地

そんな整備された歩道を歩くこと10分で、白駒の池のほとりに出ることができます。

白駒の池 自然・景勝地

訪問時はまだ10月でしたが、流石は標高2000m級の山岳地帯。すでに紅葉がいい感じに色づいており、とっても綺麗でした。

白駒の池 自然・景勝地

池のほとりを彩る、美しい紅葉のオレンジ色。いや～絵になりますねぇ。

白駒の池 自然・景勝地

★12：00
そろそろお昼どきということで、白駒の池にある山小屋「白駒荘」さんで食事していくことに。ここもまた、以前から気になっていて来たかった場所です。

白駒荘 グルメ・レストラン

どうでしょう。山小屋の食事とは思えない、この洒落た料理。2000円と決して安くはないこちらの「ガパオライス」ですが、野菜が新鮮でおいしいし、池の眺望も文句なし。これなら十分納得でき、来てよかったです。

白駒荘 グルメ・レストラン

そしてしばらく池の様子を見ていると、徐々に霧がわいてきて来ました。

白駒荘 グルメ・レストラン

霧が立ち込めた白駒の池は、とっても幻想的な雰囲気に変化。

白駒荘 グルメ・レストラン

池に沈む「葦」の草に、湖畔に佇むボート…いや～素晴らしいですね…

白駒荘 宿・ホテル

ただその代わり遠望は全く利かない状況なので、長居はせずに白駒の池を後にすることに。

白駒の池 自然・景勝地

束の間の白駒の池滞在でしたが、十分楽しめました。

白駒の池 自然・景勝地

さて、来た道を戻っていくこととしましょう。

白駒の池 自然・景勝地

また季節や天気の違うときに再訪して、改めて白駒の池を散策したいものです。

白駒の池 自然・景勝地

復路は白駒の池駐車場には戻らずに、山沿いの歩道を歩いて麦草峠へ。

白駒の池 自然・景勝地

こちらも大多数の部分は広い歩道で歩きやすいものの、この開けた岩場のような場所のみ狭い道になる為、慎重に歩きます。

麦草峠 自然・景勝地

険しい道ではあるものの、車道歩きとは全く違った景色が楽しめます。

麦草峠 自然・景勝地

麦草峠まであと1キロ弱。もう少しです。

麦草峠 自然・景勝地

峠の近くまではこういった林の中の道。アップダウンも少なく歩きやすいです。

麦草峠 自然・景勝地

★13：20
麦草峠に戻ってきました。この日は非常に寒くて、すっかり体が冷え切ってしまいまいした…

麦草峠 自然・景勝地

ということでバス停近くにある山小屋「麦草ヒュッテ」さんでティータイムに。ストーブのすぐ近くの席で、暖かいココアを頂きます。いや～暖かさが心にしみますねぇ。

麦草ヒュッテ グルメ・レストラン

こうして麦草峠界隈を無事満喫。後は今宵の宿を目指すのみです。

麦草ヒュッテ グルメ・レストラン

国道299号→141号線をひたすら北へ進みます。

途中のガストでトイレ休憩を兼ね、ほっと一息っと。

★16：10
麦草峠から車で2時間余り。今宵の宿「菱野温泉　常盤館」さんに到着です。おや？この「登山電車」は何でしょう！？詳細はまた後ほど。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

案内された部屋は角部屋で、開放的で快適。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

手入れも行き届いていて、ゆったりと寛げました。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

さてここで、先ほどちらりと見えてた「登山電車」をご紹介。菱野温泉常盤館さんの名物となっている「登山電車」は、途中に交換設備もある「本格的」なケーブルカー。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

ですが乗り方はいたってシンプルで、「ケーブルカーが停車中、自動ドアが開いていることを確認。そしてドアを開けて乗車→中のドアを閉め、ランプの色が変わったことを確認し「発車ボタン」を押す。すると発車ベルが流れ、ケーブルカーが動きますす。」こんな流れとなり、誰でも気軽に「登山電車」を楽しむことができるわけ。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

車内の定員は6人乗りだそうで、それ以下の人数であれば相乗りも可能です。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

道中の交換シーンなどは本物のケーブルカーさながら。ついつい見入ってしまうもの。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

そんな登山電車でたどり着く先には「展望露天風呂」があります。こちらは残念ながらカメラが入れませんので、内部の様子は現地でのお楽しみです～。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

★18：00
夕食は食事処で頂くスタイル。すると登場する料理の数が多くな～い！？

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

信州牛の焼き物や、佐久名物の「恋の煮物」など…期待を超える夕食に圧倒されてしまいました…ふぅ、満足満足っと。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

翌朝の朝食はこんな感じ。こちらは夕食とは異なり控えめな内容です。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

常盤館さんは前々から気になっていたものの、一人泊が難しいことからなかなか来れませんでした。今回は展望露天風呂の一部が使用できなかったこともあり、それが直った暁に再訪したいものです。

菱野温泉　常盤館 宿・ホテル

今日は3連休最終日ということもあり、早めに帰らないと道路渋滞が怖い…

ということであまり欲張りはせずに、行動しようと思います。

そんな中宿泊した常盤館さんからなんと「小諸市の商店で使える商品券」を頂いてしまいました。これをお店に持っていくと、そのお店からプレゼントが貰えるという仕組みで、それなら使わないと勿体ない！

ということで小諸市役所の駐車場に車を置き、小諸の町を散策していくことに。

小諸の町は昔ながらの雰囲気が残り、実に良いもの。

老舗のお味噌屋さんで味噌やソーセージなどを買ったり、

スイーツ屋さんでケーキを買ったりなど…

小諸の町をのんびり堪能。

小諸駅 駅

そして小諸駅に着いた後は、せっかくなので小諸の名所「懐古園」にも寄っていくことに。

徴古館 公園・植物園

懐古園はかつてのお城「小諸城」があった場所になり、有料での入園となることから整備が行き届いています。

徴古館 公園・植物園

巨大な石垣と石段こそ、城跡らしい遺跡です。

徴古館 公園・植物園

園内はかなり広くて、全体を歩いて回ると結構な距離があります。

徴古館 公園・植物園

園内散策の他にも、記念館や動物園なども敷地内にあり、色々楽しめるのも又魅力です。

徴古館 公園・植物園

ここに来たからには時間をかけてじっくりと、楽しんでいきたいものです。

徴古館 公園・植物園

階段を降りて下の方を突き当りまで歩いていくと…

徴古館 公園・植物園

こんな眺めの良い場所に行けます。

徴古館 公園・植物園

園内が広いので、どこを歩いているかよくわからなくなってしまうこともあります。

徴古館 公園・植物園

ですがどこを切り取っても絵になる光景ばかりですので、ついつい立ち止まってしまうもの。

徴古館 公園・植物園

さてそろそろおなかが減ってきたので、お昼ご飯へと参りましょうか。

徴古館 公園・植物園

ということで懐古園の中にある、お蕎麦屋さんへ入店。

山城館 グルメ・レストラン

さて何にしましょうか～

山城館 グルメ・レストラン

注文したのは800円の「だし蕎麦」。付け合わせとして、サラダのサービスもありました。

山城館 グルメ・レストラン

そして着弾しただし蕎麦の様子。塩味又はタレにつけて、カツオや昆布だしに入っているそばを食べるスタイル。色々な味が楽しめる、1粒で2度おいしいメニューです。

山城館 グルメ・レストラン

★12：20
さてさてそろそろ帰宅の路へ着かないと、渋滞に巻き込まれてしまいます…市役所の駐車場に戻って、いざ高速ｈ…と思ったら…！？

徴古館 公園・植物園

何とまさかの「事故車線規制により、上信越道は大渋滞」！やむなく内山峠に逃げ、下仁田まで下道で移動。

下仁田駅 駅

その後も嵐山小川以遠が渋滞になってしまったので、途中から下道に逃げて帰宅したのでしたとさ。3連休の旅はやっぱり「渋滞」のリスクを考えないといけませんね。