晩秋の東北・奥入瀬渓流

2022/11/07 - 2022/11/09

家内と義母を伴って奥入瀬を訪れました。私は何だかんだで４回目。家内や義母も複数回訪れておりますが、秋の奥入瀬は初めてです。９月中何かと忙しく、予約を入れるタイミングが遅れたので、紅葉のトップシーズンを逸してしまいましたが、それでも美しい自然の中の散策を楽しみました。（但し、２度トラブルあり）

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京駅９時８分発はやぶさ１１号。

１２時、ＪＲ八戸駅に到着。
”駅レンタカー”で車を借ります。

駅から１０分ほど、海産物などの巨大市場”八食センター”へ。ここで昼食をいただこうと。

昼時とあって、大変賑わっておりました。

お寿司屋さんで”満腹セット”というのをいただきました。税込み１０２０円と激安。回転しているところから、追加をちょっと。
市場を買ったものをフードコートみたいなところで食べることもできます。

腹ごしらえしてから、むつ市恐山に向けて出発。２時間ちょっと。
先日”ブラタモリ”を見て、行きたくなった。私と家内は初めて。義母は行ったことがあると。

むつ市の市街を抜けて、恐山への山道。まだ紅葉が残っていてきれい。

午後３時半、恐山到着。・・・が様子がおかしい。閉門は４時となっているが、だれもおらず、門が閉まっている。

恐山菩提寺は例年５月から１０月まで開山。今年はなんと我々が訪れた前日１１月６日に閉山したと。（あとでホテルで聞いた話）
まだ行楽シーズンなのに、閉山とは．．．下調べが甘い（-.-;)

霊場恐山は宇曽利山湖という湖（カルデラ湖）の湖畔にある。

せめて記念撮影でも．．．
むつ市街に戻ります。

４時半、むつグランドホテルにチェックイン。高台に建ち、大宴会場もある立派なホテルです。

ホテルに併設された”斗南（となみ）温泉”は渡り廊下で繋がった別棟になっており、ここは日帰り温泉としても利用できます。
ここ自体が高台にあるため、露天風呂からむつ市街の夜景が望めます。

フロント脇に飾られた山車（だし）。お神輿もありました。

ギャラリーに展示された松平容保（かたもり＝右）と当代のお殿様（左）。
幕末、京都守護職に任ぜられた会津藩主松平容保は戊辰戦争において新政府軍に徹底抗戦したため、明治初期に会津藩は会津を追われ斗南に国替えさせられて辛酸を舐めた。
たまたま我々が泊まった日、会津からの団体旅行客がいらした。いまだに会津と斗南（今の下北半島）の縁は深いみたい。

お部屋はこんな感じ。一番奥がエキストラベッド。
ゆっくり温泉につかって．．．

お楽しみの夕食。前菜、お造り、海鮮蒸し鍋。

ホタテ焼き。

あわび踊り焼。身をよじって踊る姿はちょっとかわいそう。レモンと塩でいただきます。なんとぜいたくな。

”斗南”という地酒。奥はメヌケなどの煮物。

青森県産牛のステーキ。これは絶品でした。

サーモンの押し寿司とおそば。

スウィーツ。
ここの料理は期待を超えて良かったです。宿代がそのまま食事代かと思うほど。翌日の星野リゾートの料理がかすみます。

２日目。朝風呂のあと、部屋の窓からのむつ市街の眺め。

朝食。あらかじめ用意されたものプラスバイキング。
９時前、チェックアウトして奥入瀬方面へ。２時間強かかります。

ここで２つ目のトラブル。急ハンドルを切ったとき、左の前輪が落ち葉に隠れた縁石をこすり、パンク。しばらく知らずに走っておりましたが、異音がして気が付きました。幸い、親切な警察官と保険カバーで大事に至らずに済みました。（時間をロスした以外）やれやれ。

時間をロスしたため、１時頃星野リゾート奥入瀬渓流ホテルに到着。この日は雨が降ったり止んだりで、写真は翌朝撮ったもの。

部屋に入れる時間（午後３時）まで近くを散策。

ラウンジの囲炉裏。３時からウェルカムドリンクのサービスがあります。シードル（リンゴの発泡酒）をいただきました。

ラウンジの窓から庭の紅葉を眺める。

３時から部屋に入れます。真ん中がエキストラベッド。

前日もこの日もほとんど歩いていなかったので、４時からひとりで傘を持って散歩に出かけた。星野リゾート（奥入瀬景勝地の最下流にあります）から渓流沿いを上流に向かって歩く。往復１時間半ほど。

往きはこんな景色が見られましたが、帰りは真っ暗。
夕食の前に、お風呂。さすがに星野リゾートは風呂場の内装も華麗、豪華です。

夕食は”青森りんごのキッチン”でのバイキング。入り口にリンゴのディスプレイ。

和洋、種類は豊富。ひとも豊富。

お刺身、スモークサーモン、豚肉とリンゴのオーブン焼き、鶏の香味焼き、など。

ローストビーフ、牛肉鉄板焼き、ホタテのフライ・タルタルソース（これが一番美味しかった）、鶏のクリームシチュー。

奥入瀬生ビール。そのあと、赤ワイン。

ホットアップルパイ、ソフトクリーム添え。
種類は豊富ですが、質は（昨夜の御馳走と比べると）うーんという感じ。料理よりも、ローケーション、施設、部屋の内装などに金を払う感じ。（それと行き届いたサービス）
満腹になっておやすみなさい。

３日目。６時前起床。温泉につかってから朝食。同じ場所でのバイキング。
私のセレクション。鮭イクラ丼、和惣菜プラスオムレツ。

家内のセレクション。洋風。
チェックアウトしてから、売店でお土産を買う。（全国旅行支援のクーポン使用）

前日と異なり、この日は晴天。
ここには東館、西館があり、この写真は東館。

我々が泊まった西館。
緑のマイクロバスが毎正時に出て、雲井の滝まで巡回している。
我々は９時のシャトルに乗りました。

奥入瀬遊歩道案内図。
奥入瀬渓流は、十和田湖が決壊して大量の水が溢れて作られたＵ字型の渓谷と渓流。最上流は十和田湖の子ノ口（ねのくち）、星野リゾートは最下流。その間約１４キロ。景勝地はいくらもありますが、遊歩道が自然と調和して整備されているという意味でも稀有の場所だと思います。
星野リゾートのシャトルバスは、真ん中あたりの”雲井の滝”まで送ってくれます。そこから下流に向かって歩き始めます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E5%85%A5%E7%80%AC%E6%B8%93%E6%B5%81

雲井の滝。

特徴のある流れには名前が付いていますが、ここは特に名がないような．．．

阿修羅の流れ。

見どころにはこのような案内があります。

馬門岩、まかどいわ、と読むようです。凝灰岩だとか。

柱状節理は縦方向に割れ目ができますが、ここはなぜか水平方向に筋目ができている。

石ケ戸（いしけど）の瀬。

この近くに休憩所があり、星野リゾートのバスが停まります。１０時３７分のバスが来るタイミングだったので、ホテルに戻ります。１時間１５分ほど歩きました。
ちなみに、十和田湖から渓流沿いに走るＪＲの路線バズは既に運行を停止しておりました。まだもう少し行楽シーズンだと思うのですが。恐山といい、東北のひとはせっかち？

ホテルでひと休みしたあと、蔦七沼散策に行くことに。駐車場を探してちょっと迷いましたが、本来は星野リゾートから１５分程度です。十和田湖に行くことも考えましたが、皆行ったことがあるので。
１１時半、蔦温泉。この近くに駐車場と散策路の入り口があります。

蔦七沼（つたしちぬま）の案内板。反時計回りに歩いて、１時間半ほど。

散策路入り口には木道。

一番大きな蔦沼。晴天、風がなく湖面が鏡になっています。
ここの紅葉は奥入瀬を凌ぐとか。

トチノキ。

見上げると．．．大木です。

これはブナ林と、ブナの大木。

長沼。

親子の会話。

菅沼。倒木が沈んでいるのが見える。

ひょうたん沼。半分湿原となっている。
午後１時、蔦温泉の駐車場に戻りました。
この日歩いたのは１４８００歩。そろそろ八戸に戻ります。

午後２時半、”八食センター”。ここで遅めの昼食と海産物のお土産でも買おうかと思ったのですが、なんと定休日。が、市場は休みですが、何軒かのレストランは営業中で助かった．．．
開いている食堂で私はカツ丼を、家内は生シラウオ丼、義母はネギトロ丼をいただく。カツ丼は５７０円と激安、味・質は問題なし、御飯の量が多かったが。

４時前、ＪＲ八戸駅。駅レンタカーで車を返す。ご迷惑をお掛けしました。
１本前の”はやぶさ”に変えようと思いましたが、ほぼ満席でだめ。

１７時６分八戸発のはやぶさ３８号にて帰京。
八食センターで買ったビールのつまみ。鯖寿司、イカ大根、ふぐの唐揚げ。
お疲れ様でした。