2022/09/11 - 2022/09/11
1位(同エリア2442件中)
bunbunさん
- bunbunさんTOP
- 旅行記173冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 522,632アクセス
- フォロワー866人
takaさんの旅行記に魅せられて、一泊二日で北海道ガーデン街道の上野ファーム、大雪森のガーデンと既報太陽の丘えんがる公園 虹のひろば(https://4travel.jp/travelogue/11778931)に札幌からレンタカーで行ってきました。
今回はこのうち、上野ファームをご報告します。
上野ファームは、代々米農家であった上野家が1983年に米の個人販売を始め、農場を訪れるお客さんが見ても楽しい農場にしようと、田んぼのあぜに色鮮やかなルミナスを植えたことがきっかけです。その後この花の栽培地はガーデンとして少しずつ広がっていきました。1974年にこの上野家に生まれた上野砂由紀氏は札幌市内の大学を卒業後、同市内のアパレル会社勤務を経て、ガーデニングを学ぶために2000年4月~12月の間英国留学をしました。帰国後実家に戻った彼女は、2001年から本格的にこのガーデンをイングリッシュガーデンとして拡張する計画を立てて家族総出で拡張を進め、「上野ファーム」として一般開放しました。しかし彼女が英国で学んだ草花は北海道の気候に合わず、上野ファームは北海道の気候に合った草花が植栽されています。その意味で、彼女は上野ファームのスタイルを北海道ガーデンと呼び、イングリッシュガーデンとは一線を画しています。2008年には古い納屋を改装してカフェとし、現在の上野ファームが完成しました。
なお上野砂由紀氏は2003年園芸誌「「BISES」のコンテストでグランプリを受賞し、2008年フジテレビ系で放送された倉本聰脚本の富良野を舞台としたドラマ「風のガーデン」で、黒木メイサが演じた白鳥ルイのモデルとなっています。この「風のガーデン」に加え、「大雪森のガーデン」、札幌駅直結のショッピングセンター:札幌エスタ屋上にある「そらのガーデン」等も彼女の植栽デザインです。
付録に北海道ガーデン街道について記載しましたので、お時間とご興味のある方はご覧ください。
-
最初に上野ファームのマップを示します*)。北は右上です。
このファームには、ノームの庭、白樺の小道、ミラーボーダー、パープルウォーク、サークルボーダー、ロングボーダー、ロングボーダー、マザーズガーデン、木の声が聞こえる庭、射的山、ノームの散歩道と名付けられたたくさんの見どころがあります。ノームの名前の付いた場所が2ヶ所ありますが、ノーム(gnome)は地の精のことで、三角帽子に白髭の小さなお爺さんであり、このマップにもガーデン仕事をする6人のノームが描かれています。また、ノームの庭の池の中の島に建つ小さな洋風の小屋は、上野ファームの代表的景観で、上野ファームを訪れる人たちを草花とメルヘンの世界にいざないます。
*) このマップは上野ファーム公園公式HPに掲載されていたもので、著作権は上野ファームにあります。本旅行記の著者は2022年10月6日、上野ファームよりこの地図の使用許諾を得ております。快く許諾して下さいまいした上野ファーム代表の上野砂由紀様には深く感謝申し上げます。 -
札幌から車で約2時間、10:00少し前に上野ファーム西口に着きました。開園は10:00で何人かのお客さんが開園を待って並んでいました。
10:00門が開き、中に入ります。 -
門から入って右(南西)側にあるカフェです。
カフェの前にはオレンジ色のカボチャとカボチャの人形があります。
ハロウィンには早いので関係はないか。 -
正面の建物は受付、左に続く建物はギフトショップです。
早速秋の花が出迎えてくれます。 -
1つ上の写真右下の看板の接写。
秋植え球根入荷のお知らせと、入園料の案内です。
入場料は大人1000円、年間パスポート1200円です。
他にも、北海道ガーデン街道にある上野ファームと大雪森のガーデンの組み合わせ、上野ファーム、大雪森のガーデン、風のガーデンの組み合わせチケットが安く手に入ります。 -
茂みにはニワトリさんもいるぞ。
-
ギフトショップ。
-
ギフトショップ左手前の庭に並べられた販売用の花の苗。
-
受付に向かいます。
-
受付手前右側の花達。
黄色はヘリオプシス‘バーニングハーツ’、紫はバーベナ、白は八重咲シュウメイギクです。 -
受付手前右後方の花達と紅葉。
黄色はダリアですね。 -
受付で入場料を払ってファームに入りました。
黄色のキク科の花で纏めた、花手水風フラワーアート。 -
クレマチス、アクタエア、タリクトラム、エキナセア、オールドローズ、キミキフーガ等で纏めた、花手水風フラワーアート。
-
棚に置かれた花やカボチャ。
-
花とカボチャのオブジェ。
-
カボチャとベンチに座ったカボチャの人形。
右の煉瓦塀の上の白い動物のオブジェオブジェについては以下で説明します。 -
花とカボチャたち。
-
ベゴニア。
-
煉瓦塀の上で何かを狙う猫のオブジェ。
これは獲物を狙う体勢ですね。 -
その先にあるのはリスのオブジェ。
ネコ科は肉食だからねえ、リスを狙っているってことかい。 -
緑のトンネルをくぐってマザーズガーデンにやって来ました。
南東方向です。この後散策路をこの方向に進んで行きます。 -
南西方向。
後方の赤い木の実はカンボク、その手前の黄色はシルフィウム‘インテグリフォリウム’、その下のピンクはフロックス パニキュラーダ‘バンルージュ‘です。 -
散策路の南東に進んで来ました。
-
さらに南東に進んだ北方。
手前の赤い花はトウゴマ(ヒマ)、その後ろの黄色い花はへレニウム ‘オータムナーレ’(ダンゴギク)です。 -
さらに南方に進んでみた西方。
上部の赤い実はカンボク、右のピンクはフロックス パニキュラーダ‘バンルージュ‘です。 -
北方。
中央の濃い赤は多分ヒマワリ‘アースウォーカー’と思います。 -
振り返って見た、北西方向。
ここまで歩いて来た散策路と、その両側の花々です。 -
東北東方向。
マザーズガーデン南東端の散策路と、その両側の花々です。
右の黄色はシルフィウム‘インテグリフォリウム’。 -
散策路を北西に戻って見た北側。
ピンクはユウゼンギクです。 -
1つ上の写真の右上。
フロックス ’ クリームドミント’。 -
西北西方向。
中央のピンクはフロックス パニキュラータ‘バンルージュ’、上部の赤い実はカンボクです。 -
1つ東側の散策路に移り、北に進んで行きます。
北北東方向。
赤い実は多分ツリバナと思います。
この後、散策路は北東に向きを変えます。 -
北東方向。
ダリアですね。 -
ここで散策路は3つに分岐します。
北東方向に向かう散策路とその両側の花々。 -
ダリア。
以下マザーズガーデンの東側を見学して行きますが、写真の撮影場所はグーグルマップをご覧ください。 -
マザーズガーデンの散策路とその両側の花々。
-
緑のトンネルから見たマザーズガーデンの散策路とその両側の花々。
左のピンクはフロックス パニキュラータ‘バンルージュ’です。 -
マザーズガーデンの散策路とその両側の花々。
-
シンフィオトリウム(アスター)’リトルカーロウ’。
-
マザーズガーデンの散策路と花々。
-
手前の赤はトウゴマ(ヒマ)です。
-
手前の白は、フロックス パニキュラータ‘ホワイトアドミラル’です。
-
マザーズガーデンの散策路と花々。
-
左のピンクはフロックス パニキュラーダ‘バンルージュ’です。
-
右から中央にかけての薄紫はユウゼンギクです。
-
マザーズガーデンの散策路とその両側の花々。
-
マザーズガーデン南端からノームの庭の南西にでました。
北に見えた煉瓦の塀です。
2つの椅子が絵になるねえ。 -
白い穂状の花は、キミキフーガ シンプレックス‘サラシナショウマ’です。
-
東に進んで煉瓦のアーチを越えました。
-
さらに東に進んだ北側。
ノーム発見。 -
さらに大きく東に進んで、洋風の小屋が見えてきました。
-
散策路を東に進んで小屋に近づいてきました。
中央黄色はヘリオプシス(ヒメヒマワリ)‘サマーナイト’です。 -
池の畔までやって来ました。
小屋はノームの庭の真ん中にある池の中央にあります。
この小屋がよりいっそうイングリッシュガーデンっぽい庭を演出してくれています。
右下の白はエキナセア プルプレア‘ホワイトスワン’、左下の黄色はエキナセア パラドクサです。
この後池の周りを時計方向に回って行きます。 -
エキナセア パラドクサ(中央下の中央が茶色で花びらが黄)、ヘリアンサス‘サンキャッチャーピュアゴールド’(左下の中央がオレンジで花びらが黄)、ユウゼンギク(左下の薄紫)、ヘレニウム‘マーディグラス’(左中央の中心が茶色で花びらがオレンジ)、ペルシカリア‘ロゼア’(中央下のピンクの穂状の花)です。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
ハスの花が咲いていますねえ。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
ハスの花。
-
ハスの花、ズームイン。
-
この付近が池の東端です。
北西方向に見えた花々。
この後池の南側を西へ引き返します。 -
西方、散策路と脇の花々。大きな木はセイヨウシロヤナギ‘トリステス’です。
-
北方に見えた花々。
-
北西方向に見えた花々。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
ハスと池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
池の周りの花々と池の中央の小屋。
-
休憩小屋。
天井から吊るされたシャンデリア、壁に飾られた絵画やレリーフも欧風です。 -
ノームの庭の西端付近。
中央のピンクっぽい花はエキナセア‘パープルコーンフラワー’、その後ろの白はシュウメイギクです。 -
ファーム南端の東口、団体バス専用出入口です。
石積みの壁の下にオレンジ色のカボチャが綺麗に並んでいます。 -
壁に近づいて、1枚。
中央は上野ファームのロゴマークです。 -
西に進み、角形の石のトンネルを抜けて白樺の小道に向かいます。
-
休憩小屋と白樺の小道。
-
白樺の小道。
-
射的山に向かうために東に引き返してきました。
ノームの庭の散策路とその両側の花々、右はさっき見た休息小屋、正面の高い木はセイヨウシロヤナギ‘トリステス’、その向こうの白い三角は池の中央の小屋です。 -
さらに東に進んで、さっき見た池のハスです。
-
ハスの花が綺麗なんでまた撮っておこう。
-
ハスの花、ズームイン。
-
池の東から西に見た花々、小屋。
-
さらに東に進んだところにあった「ノームの散歩道」とその先にある「射的山」の案内標識。射的山山頂まで200 mとな。
-
ノームの散歩道に入ったところでノーム発見。
-
ノームの散歩道にあったどこでもドア?
-
ぐるっと北に回って、射的山への上り坂です。
案内標識の根元にまたノームが。 -
ノーム接写。
-
射的山山頂に着きました。
虹色の椅子です。
左奥に何かあるねえ。 -
「縁結び地蔵
頭にふれると願いがかなうと云われています」
左側の石碑に何か書いてありますね。
屯田兵が射的訓練をしたことから、「射的山」の名前がついているようです。 -
方向を変えて見た虹色の椅子。
-
方向を変えて見た虹色の椅子。
-
射的山山頂から見た西方。
-
射的山を南のマザーズガーデンに向かって下ります。
振り返って見た射的山方向。 -
途中東にそれて、マザーズガーデンの北側高台にある見晴台にやって来ました。
見晴台から南東に見たノームの庭。
逆光か。 -
見晴台からまたマザーズガーデンに戻って来ました。
今行った射的山の案内標識。ここからだと130 mか。 -
マザーズガーデンの散策路と、その両側の花々。
-
マザーズガーデンの花々。
-
マザーズガーデンの花々。
-
マザーズガーデンの散策路と、その脇の花々。
右側の緑のトンネルを抜けると、先程通った西口受付南側の庭に出ます。 -
緑のトンネルを抜けました。
最初に見た、カボチャとベンチに座ったカボチャの人形です。
カラフルなシャボン玉が飛んでいる。
1時間経過して太陽の位置が変わったので多少見やすくなったかな。 -
1つ上の写真の右側。
緑のトンネルとシャボン玉。
シャボン玉に色がついて見えるのは、膜の表面で反射した光と内面で反射した光の干渉によるものです。膜が薄いと青く、厚いと赤く見えます。 -
南西に移動してサークルボーダーにやって来ました。
北西方向の散策路とその両側の花々。
遠くに煉瓦のアーチが見えます。 -
散策路を北西方向に進みます。
散策路両側の花々。
アーチが近づいてきました。 -
散策路をさらに北西方向へ進みました。
散策路両側の花々。
アーチの向こうには青いベンチ、アーチの両側は煉瓦の壁です。 -
北方向。
バラですね。 -
西方向。
バラとキミキフーガ シンプレックス‘サラシナショウマ’です。 -
少し東に移動して見た北方向。
バラとクレマチス‘ロマンチカ’(右の濃紫色)です。 -
さっき煉瓦のアーチの奥にみえた青いベンチです。
これだけでも絵になるね。 -
東に少し移動した北側。
卵型をした石のオブジェと言ったところでしょうか。 -
南西に移動してサークルボーダーの散策路を北東に引き返してきました。
西側。散策路と花々。 -
1つ上の写真の左側。
-
散策路をさらに北東に引き返して見た北側の水色のベンチ。
-
西口受付南側の庭に戻ってきました。
鉢植えのマンデビラ(ディプラデニア)‘サン・パラソル’とベゴニア。 -
ファームに入った時にも見た、カフェ前のカボチャの人形とカボチャたち。
-
花々に面したカフェの席。
-
カフェ内部。
-
カフェ外観。
これで上野ファームの見学は終わりです。 -
西門から外にでました。この後は太陽の丘えんがる公園 虹のひろばコスモス園(https://4travel.jp/travelogue/11778931)に向かいます。
付録
1. 北海道ガーデン街道
(1) 概要 -
これは北海道ガーデン街道の地図です*)。この街道は北海道の代表的な美しいガーデンが集中している、大雪~富良野~十勝を結び、その長さは約250 kmです。街道沿いには1.大雪 森のガーデン、2.上野ファーム、3.風のガーデン、4.十勝千年の森、5.真鍋庭園、6.十勝ヒルズ、7.紫竹ガーデン、8.六花の森、の8つのガーデンがあります。
(2) 歴史**)
北海道ガーデン街道は2009年に立ち上げた7つのガーデン(大雪森のガーデン以外)のメンバーで北海道のガーデン観光をもっと広域で盛り上げるために協議会をつくって命名されました。それまでは十勝エリアと上川エリアに分かれているイメージが強かったからです。民間のアイディアから始まったもので、行政や市町村、北海道などがかかわって始めた組織ではありません。十勝千年の森が声掛け人・まとめ役となり、真鍋庭園、紫竹ガーデン、六花の森、十勝ヒルズ、風のガーデン、上野ファームの代表で話し合って決めた名前が「北海道ガーデン街道」です。大雪森のガーデンは後からできたガーデンで、7つのガーデンが途中から8つのガーデンとなり、北海道ガーデン街道の距離も200 kmから250 kmへと伸びました。
それぞれが一つになり、みんなで一丸となって大きな魅力として発信することで、いろいろなお客様に北海道ガーデン街道は興味をもってもらえるエリアへと成長しました。
なお、現在の管轄は 北海道ガーデン街道協議会です。
*) このマップは北海道ガーデン街道公式HPに掲載されていたもので、著作権は北海道ガーデン街道にあります。本旅行記の著者は2022年10月6日、北海道ガーデン街道の代表である上野ファームの上野砂由紀様よりこの地図の使用許諾を得ております。快く許諾をして下さいまいした上野砂由紀様には深く感謝申し上げます。
**) この内容は上野砂由紀様よりご教授頂きました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旭川(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
123