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大阪市平野区喜連は、古代朝鮮半島から大陸文化をもたらした「伎人(くれひと)」が最初に定住した「伎人の郷(くれのさと)」を礎に発展したところで、深さ3mの環濠に囲まれていた中世の旧環濠集落を中心に、今も風情豊かな町並みが残っています。<br /><br />ちなみに、大阪夏の陣などの戦禍を経た環濠は、その後農業用水路などとして活用されてきましたが、その役割を終えた昭和36年(1961年)に埋め立てられ、道路へと姿を変えています。<br /><br />旧環濠集落の真ん中を南北に縦貫する中高野街道は、守口市で京街道から分岐し、松原市や河内長野市を抜けて、弘法大師・空海が開いた真言密教の聖地高野山へ至る参詣道で、特にその街道沿いには江戸時代から明治・大正期にかけて建てられた伝統的な旧家の建物が数多く残されています。<br /><br />現在、旧環濠集落の歴史的な成り立ちなどを調査する「喜連環濠地区まちづくり研究会」が地元の皆さん方によって立ち上げられ、風情豊かな町並みや綿々と受け継がれてきた伝統文化を次世代に継承すべく、様々な活動に取り組んでおられます。

2022 喜連散歩

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2022/10/11 - 2022/10/11

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nao

naoさん

大阪市平野区喜連は、古代朝鮮半島から大陸文化をもたらした「伎人(くれひと)」が最初に定住した「伎人の郷(くれのさと)」を礎に発展したところで、深さ3mの環濠に囲まれていた中世の旧環濠集落を中心に、今も風情豊かな町並みが残っています。

ちなみに、大阪夏の陣などの戦禍を経た環濠は、その後農業用水路などとして活用されてきましたが、その役割を終えた昭和36年(1961年)に埋め立てられ、道路へと姿を変えています。

旧環濠集落の真ん中を南北に縦貫する中高野街道は、守口市で京街道から分岐し、松原市や河内長野市を抜けて、弘法大師・空海が開いた真言密教の聖地高野山へ至る参詣道で、特にその街道沿いには江戸時代から明治・大正期にかけて建てられた伝統的な旧家の建物が数多く残されています。

現在、旧環濠集落の歴史的な成り立ちなどを調査する「喜連環濠地区まちづくり研究会」が地元の皆さん方によって立ち上げられ、風情豊かな町並みや綿々と受け継がれてきた伝統文化を次世代に継承すべく、様々な活動に取り組んでおられます。

同行者
一人旅
交通手段
私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 大阪メトロ谷町線に乗って、喜連瓜破駅にやって来ました。

    大阪メトロ谷町線に乗って、喜連瓜破駅にやって来ました。

  • では、中世の旧環濠集落だったエリアを目指します。

    では、中世の旧環濠集落だったエリアを目指します。

  • 旧環濠集落のかつての西出入口に到着しました。<br /><br />これは西出入口から中小路に入って直ぐの所に祀られている西口地蔵尊です。<br /><br />なお、旧環濠集落に6ケ所ある出入口には、それぞれ地蔵尊が祀られています。

    旧環濠集落のかつての西出入口に到着しました。

    これは西出入口から中小路に入って直ぐの所に祀られている西口地蔵尊です。

    なお、旧環濠集落に6ケ所ある出入口には、それぞれ地蔵尊が祀られています。

  • では、中小路沿いを手始めに町並みを歩きます。

    では、中小路沿いを手始めに町並みを歩きます。

  • 伝統的な建物のあるお屋敷です。

    伝統的な建物のあるお屋敷です。

  • これは煙出し屋根でしょうね。<br /><br />大屋根に設けられているのはよく見ますが、1階下屋にあるのは珍しいですね。

    これは煙出し屋根でしょうね。

    大屋根に設けられているのはよく見ますが、1階下屋にあるのは珍しいですね。

  • お屋敷の門前に置かれたコノテガシワは、たくさんの実を付けています。

    お屋敷の門前に置かれたコノテガシワは、たくさんの実を付けています。

  • こちらは真宗大谷派の寶圓寺さんです。

    こちらは真宗大谷派の寶圓寺さんです。

  • 門の屋根を受ける斗栱に、繊細な手仕事が施されています。

    門の屋根を受ける斗栱に、繊細な手仕事が施されています。

  • 門の破風を飾る懸魚。

    門の破風を飾る懸魚。

  • 蔵のあるお屋敷が見えてきました。

    蔵のあるお屋敷が見えてきました。

  • そのお屋敷の角で、中小路から分岐して南へ延びる通りへ入ります。

    そのお屋敷の角で、中小路から分岐して南へ延びる通りへ入ります。

  • 入母屋屋根の重厚な主屋のあるお屋敷です。

    入母屋屋根の重厚な主屋のあるお屋敷です。

  • こちらは「屋敷小路」の名で親しまれている、落着いた景観の残る通りです。

    こちらは「屋敷小路」の名で親しまれている、落着いた景観の残る通りです。

  • 「屋敷小路」奥からの見返し。

    「屋敷小路」奥からの見返し。

  • 先ほどの、入母屋屋根の主屋のあったお屋敷の門です。

    先ほどの、入母屋屋根の主屋のあったお屋敷の門です。

  • 白漆喰を塗籠めた妻面を見せるお屋敷です。

    白漆喰を塗籠めた妻面を見せるお屋敷です。

  • くぐり戸の付いた伝統的な門のあるお屋敷です。<br /><br />正式に門を使う時は柵を外すんでしょうね。

    くぐり戸の付いた伝統的な門のあるお屋敷です。

    正式に門を使う時は柵を外すんでしょうね。

  • お隣のお宅は鉄筋コンクリート造の門を構えておられます。

    お隣のお宅は鉄筋コンクリート造の門を構えておられます。

  • 本瓦葺きの屋根を架けた長屋門のあるお屋敷です。

    本瓦葺きの屋根を架けた長屋門のあるお屋敷です。

  • こちらは南出入口に祀られている南口地蔵尊です。

    こちらは南出入口に祀られている南口地蔵尊です。

  • 南口地蔵尊横で隠れるように立っている常夜灯。<br /><br />さて、南出入口まで来たので、先ほど曲がった中小路まで戻ります。

    南口地蔵尊横で隠れるように立っている常夜灯。

    さて、南出入口まで来たので、先ほど曲がった中小路まで戻ります。

  • 中小路沿いの、蔵のあるお屋敷まで戻ってきました。<br /><br />こちらのお屋敷には、石積みの重厚な塀がめぐらされています。

    中小路沿いの、蔵のあるお屋敷まで戻ってきました。

    こちらのお屋敷には、石積みの重厚な塀がめぐらされています。

  • 風情のある路地の光景。

    風情のある路地の光景。

  • 中小路と中高野街道の交差点にやって来ました。<br /><br />ちなみに、こちらのお屋敷の門は中高野街道に面して建っています。

    中小路と中高野街道の交差点にやって来ました。

    ちなみに、こちらのお屋敷の門は中高野街道に面して建っています。

  • 中小路との交差点の南側に立っている中高野街道の道標。<br /><br />この道標は、天保4年(1833年)に建立された道標が行方不明なったので、平成26年に地元の有志の皆さんによって復元されたものだそうです。

    中小路との交差点の南側に立っている中高野街道の道標。

    この道標は、天保4年(1833年)に建立された道標が行方不明なったので、平成26年に地元の有志の皆さんによって復元されたものだそうです。

  • では、ここから中高野街道を歩きます。

    では、ここから中高野街道を歩きます。

  • 虫籠窓のある重厚な建物です。

    虫籠窓のある重厚な建物です。

  • 煙出しの越屋根と虫籠窓。

    煙出しの越屋根と虫籠窓。

  • 「屋敷小路」の東側は中高野街道に通じています。

    「屋敷小路」の東側は中高野街道に通じています。

  • 「屋敷小路」に面して、出窓の付いた長屋門が建っています。

    「屋敷小路」に面して、出窓の付いた長屋門が建っています。

  • では、ここで中小路へ戻ります。

    では、ここで中小路へ戻ります。

  • 中小路に戻ってきました。<br /><br />この長屋門のあるお屋敷の先で楯原神社の参道に通じています。

    中小路に戻ってきました。

    この長屋門のあるお屋敷の先で楯原神社の参道に通じています。

  • こちらが楯原神社の参道になります。<br /><br />せっかくなので、ご挨拶して行きましょう。

    こちらが楯原神社の参道になります。

    せっかくなので、ご挨拶して行きましょう。

  • まずは手水舎で身を清めて。

    まずは手水舎で身を清めて。

  • 手水舎に面して「米穀小売許可店」の看板を掲げた町家があります。<br /><br />でも、ここは社号標の内側なので境内になるんですが、このお店は境内に面してるってことですかね・・・。

    手水舎に面して「米穀小売許可店」の看板を掲げた町家があります。

    でも、ここは社号標の内側なので境内になるんですが、このお店は境内に面してるってことですかね・・・。

  • こちらが楯原神社の社殿です。

    こちらが楯原神社の社殿です。

  • 鎮座する阿形の狛犬と・・・

    鎮座する阿形の狛犬と・・・

  • 吽形の狛犬。

    吽形の狛犬。

  • 社殿の破風は二重になっています。<br /><br />では、町歩きに戻ります。

    社殿の破風は二重になっています。

    では、町歩きに戻ります。

  • 丸窓となまこ壁のある土蔵。

    丸窓となまこ壁のある土蔵。

  • 門構えのあるお屋敷の主屋に、煙り出しの越屋根が設けられています。

    門構えのあるお屋敷の主屋に、煙り出しの越屋根が設けられています。

  • 幅の広い長屋門を構えたお屋敷です。

    幅の広い長屋門を構えたお屋敷です。

  • こちらの土蔵の明り取り窓の庇は、雲形の持ち送りで支えられています。

    こちらの土蔵の明り取り窓の庇は、雲形の持ち送りで支えられています。

  • こちらのお屋敷は、本瓦葺きの長屋門を構えておられます。

    こちらのお屋敷は、本瓦葺きの長屋門を構えておられます。

  • 煙出しの越屋根と虫籠窓のある主屋。<br /><br />1階の下屋も本瓦葺きになっています。

    煙出しの越屋根と虫籠窓のある主屋。

    1階の下屋も本瓦葺きになっています。

  • 通りの突き当りにあるのは楯原神社さんです。<br /><br />手元の資料によると、この通りは「馬場道」と呼ばれているようです。

    通りの突き当りにあるのは楯原神社さんです。

    手元の資料によると、この通りは「馬場道」と呼ばれているようです。

  • こちらも長屋門のあるお屋敷です。

    こちらも長屋門のあるお屋敷です。

  • 厨子2階建ての長屋です。

    厨子2階建ての長屋です。

  • さて、喜連の旧環濠集落を一通り歩いて見て、思いがけない発見があったので、これで町歩きを終えることにします。

    さて、喜連の旧環濠集落を一通り歩いて見て、思いがけない発見があったので、これで町歩きを終えることにします。

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