2022/10/14 - 2022/10/14
331位(同エリア1848件中)
ひらしまさん
前にテレビで見た茶臼岳の紅葉がきれいで、行ってみたいと思っていた。しかもロープウェイを使えばわりと楽に行けるという。
10月第2週の平日で晴れた日にと考えたが、あいにく曇りや雨が続く。最終の金曜日は予報では朝までに雨が上がって薄曇りになりそうなので、土日で混むよりはましと行くことに決めた。
朝5時半、雨降る中を車で出発。栃木県にはいった頃に雨はやんだけれど、スマホの予報は薄曇りから本曇りに後退してしまった。どんよりした空の下で紅葉見てもなあとがっかりした気分に襲われ、一旦は引き返そうと鹿沼ICで出かかったものの、とにかく行ってみようと妻に説得され本線に戻ったのだった。後ろに車がいなくてよかった。
紅葉の時期はロープウェイの駐車場に車がはいれず大渋滞になるという話なので少しでも早くと思ったけれど、この天気ではそう混まないだろうとゆっくりに切り替え、ロープウェイには8時50分に乗った。下に残った妻の話では、その後はロープウェイが満員で乗りきらないこともあったけれど、道路に車が数珠つなぎになるということはなかったようだ。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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駐車場からでも雲海を見ることができた。
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山頂駅に着いてまずトイレをすませ、展望台から隣の朝日岳山腹の紅葉を眺めてから、マスクを外して歩き始める。
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わたしの目的地は茶臼岳山頂ではなく、紅葉の絶景ポイントという姥ヶ平。途中の牛ヶ首までは平坦な道とどこかで読んでそのつもりでいたら、いきなり階段状の登りが現れて、見事に裏切られた。階段状と言っても1段が30~40cmもあるのだ。登山する人からすればあれも平坦な道になるのか。
そのまままっすぐ登れば山頂だが、姥ヶ平へは左に折れて、右手に山頂を仰ぎながら歩く。 -
左手にはふもとまでが見渡せる。
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こういうしっとりした天気もいいものだ。
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雨が上がったばかりなので、草木がみずみずしい。
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山頂側はいよいよ荒々しい。
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左手は谷になり、その紅葉がすばらしい。
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もうこれだけでも満足。引き返さずに来てよかった。
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ゆっくり下った道はここから牛ヶ首に向かって上っていく。
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谷の紅葉を愛でながら歩く気持ちよい道だ。
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ふもとの殺生石のところから登って来るとここに来るらしい。
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牛ヶ首を越えると前方山頂側に白煙が見え、茶臼岳は活動中の火山だということにようやく気づいた。
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そして正面には虹がかかっている。いつの間にか空が明るくなり、少しだけ日が差してきた。
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虹の下には鮮やかな錦の山。
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分岐点を姥ヶ平にむけて下りる。石がごろごろしている坂なので結構怖い。滑って尻餅をつく人もいた。
前後のみなさんはわたしよりも高齢の方がほとんどなのに驚かされる。
坂の途中で暑くなり、ウィンドブレーカーを脱ぐ。 -
開けたところに出た。姥ヶ平だ。
見上げれば、噴煙を上げる茶臼岳と紅葉のみごとな眺めだ。 -
いろんな色の入り混じっているのがいい。
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かつての大噴火の火砕流で焼き尽くされた斜面が今、こんなに美しい眺めを見せてくれている。
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この先のひょうたん池まで行くつもりだったが、道が池になってしまっているのであきらめて姥ヶ平に戻り、この景色を見ながらおにぎりを食べて帰途につく。
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帰りの坂がきつかった。牛ヶ首までの標高差は136mしかないが、足の置場を探しながら大きな段差を登るのは結構疲れて、途中で足が上がらないかと思ったほどだ。
写真は坂をほぼ登りきるところから姥ヶ平(地面の見えるところ)を見下ろして。
牛ヶ首のあたりでは小雨が降ってきて風も強く、あわててウィンドブレーカーを引っ張り出した。 -
11時20分の下りロープウェイにマスクをかけて滑り込んだ。写真は窓から見える朝日岳。
青空にはお目にかかれなかったけど、そのぶん人が少なめで、盛りの紅葉や雨で生き生きとした草木をじっくり楽しむことができた。曇り空の茶臼岳紅葉ハイキングも存外悪くない。
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