2022/09/25 - 2022/09/26
716位(同エリア1437件中)
ソネッチさん
7月~9月の土・日・祝日限定で、「吉備ロマン無料循環バス」が運行されるというニュースをゲットしたことから決行した1泊2日の岡山旅行。その二日目の旅行記です。
初日は、吉備路ロマン無料循環バスを利用して吉備路観光をしました。2日目どこに行こうか迷いましたが、結局アクセスのよい定番「倉敷」に落ち着きました。
倉敷市は岡山市から近く、美観地区は駅から徒歩で行くことができます。これまで2回行ったことがありますが、いずれも駆け足の観光だったので、今回ゆっくり時間をかけて観光することにしました。
残念だったのは、訪問が倉敷観光の目玉「大原美術館」の休館日である月曜日になったこと。「大原美術館」の他にも月曜日がお休みの施設、飲食店が多数でした。
今回の旅行は、土・日・祝日運行の巡廻バスを利用する吉備路散策が主要目的だったので仕方ないのですが、倉敷観光に行かれる方は、できれば月曜日は避けた方がいいですね。
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昨日は早朝からバタバタしたので、今朝はのんびり。
目覚めとともに大浴場に行き、部屋でコーヒーと昨日買ったパンでゆっくりモーニングをしました。
8時30分に荷物を預けてホテルをチェックアウト。岡山駅から電車で倉敷へ向かいました。運行されている電車の本数は多く20分ぐらいで倉敷駅に付きます。9時すぎに倉敷駅に到着しました。今日もいい天気です。
倉敷駅から10分ほど歩けば古い町並みが残る美観地区へ到着です。 -
美観地区のちょっと手前にある「大橋家住宅」の訪問から倉敷観光スタートです。
大橋家は、倉敷町屋の典型を示す代表的な建物で、国の重要文化財の指定を受けています。
通常の町屋では許されなかった長屋を貫くように作られている「長屋門」が受付です。 -
長屋門を通り抜けると母屋が見えてきます。
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母屋正面には倉敷格子と倉敷窓が見られます。
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なまこ壁が美しい米蔵。
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古い町並みと家屋が好きで、旅に出ると好んで訪問します。
台所と -
上の間(客間)を見るのが好き。(笑)
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倉敷格子。美観地区の家屋でもよく見かけました。
美観地区へ向かいます。 -
美観地区の入り口にある橋香堂さん。倉敷の銘菓「むらすずめ」で有名なお店です。
我が家は、廣榮堂さんの「吉備団子」よりも橋香堂さんの「むらすずめ」の方が好物なので、帰りにここで「むらすずめ」を購入しました。 -
美観地区到着。
江戸時代、米の集散地として栄えた倉敷は、今も倉敷川の両側に、白壁の土蔵や町家が並び、柳並木とともに風情溢れる街並みを形成しています。 -
「倉敷美観地区」として、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
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今回の旅行では写真の川舟に乗船したいと思っていました。
美観地区到着後、まずその予約をするために倉敷観光案内所に向かいました。 -
大正時代に建てられた木造建築の倉敷館。元は倉敷町役場でしたが今は観t光案内所として使用されています。
ここで、川舟流しの予約ができます。10時過ぎに予約に行くと、一番早い乗船時間は1時30分でした。びっくりしていると受付の方が「今日は、結婚式の貸し切りが多いのよ」とのこと。仕方ありません。希望よりかなり遅い時間ですが、その時間のチケットを購入しました。
町の散策中、綺麗な花嫁さんを乗せた川舟を何度か見られたから良しとしましょう。
乗船時間になるまで、街を散策します。 -
やってきたのは桃太郎のからくり博物館。ここは、メインストリートではなく、川から一本中に入った通りにあります。
おおまかな倉敷訪問の予定をたてたとき、「大橋家」「舟流し」「アイビースクエア」「倉紡記念館」「阿知神社」と共にここも訪問しようと思っていました。 -
桃太郎伝説の展示かなと勝手に想像していたのですが、目の錯覚を生かしたからくり博物館でした。
写真の桃は手前から見ると中には何もありませんが、 -
周りを進むと、桃太郎が出現します。
このようなからくりの展示が中心でした。係の方が詳しい説明をしてくださいます。 -
鬼ヶ島は、プチお化け屋敷。うちの子どもたちが小さいころ、超絶苦手だった場所だわと思いながら通りました。
想像とは違ったけど、面白かったです。 -
その後、cafe BISCUTで 休憩タイム。
3種類のビスケットに4種類のディップがつくセットを注文し、テラス席でいただきました。 -
おやつで元気回復した後、のんびり倉敷の町を散策しながら古い街並みをパチパチして回りました。
倉敷は川沿いの両側のメインストリートだけでなく、メインストリートと平行する道沿いや、その道を繋ぐ脇道にも古い町家屋や蔵が残っています。
古い町並みがかなり広範囲に整備されてるなあと、5年前、久しぶりに来たとき驚きました。人気観光地なのも頷けます。月曜日(大原美術館の閉館日)にもかかわらず、観光客もいっぱいでした。 -
木壁の脇道。
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こちらの脇道は美しい蔵が並んでいます。
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訪れる人はほとんどいませんでした。川沿いから少し離れた「本町」
昔の街道沿いの街並みです。ここは、静かですごく良かった。 -
倉敷川沿いには、柳と同じくらい「萩」の花もたくさん植栽されていました。
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萩の花はピークはやや過ぎた感じ。この日はちょうど、萩の間伐作業の日だったようで、たくさんの方が作業をしていました。
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あちらこちらを散策して少し疲れました。新渓園でひと休みです。
新渓園は、明治時代に建てられた大原家の別荘で無料で一般に開放されています。館内は貸し切りで入れませんでしたが、東屋でお庭を見ながら休むことができました。時計を見るとそろそろ正午、お昼の時間です。 -
あらかじめ昼食をとりに行く場所は決めていました。アイビースクエアの先にある市民会館内の「くらしき桃子」さんへGOです。
「くらしき桃子」さんは、フルーツパフェの有名店です。美観地区にある2店は行列必至の人気店ですが、美観地区から少し離れたこちらの店は、比較的すいていてランチもいただけるとのネット情報をゲットしました。少し遠いですが頑張って歩いて訪問しました。 -
無事、席を確保して「えびめし」ランチを注文。
左下の黒いチャーハンが「えびめし」 岡山に行ったら是非、食べたいと思っていました。スパイシーなチャーハンです。
スープの横の白いカップに入っているのは、トマトと思ったらスイカとカッテージチーズ。グリーンサラダの中にもメロンや桃のカットしたものが入っていて、さすが「くらしき桃子」さんのランチだわと思いました。コーヒーなどが選べるドリンクも付いていて、ボリュームたっぷりでした。 -
最後に来たデザートは、果肉たっぷりの梅ゼリー。これもとっても美味しくて、満足できたランチでした。
昨日はことごとく食事をとるのに失敗したので、これで挽回した気分になれました。良い時間になったので、美観地区に戻り、川舟流しの発着場に向かいます。 -
予約していた乗客が全員揃ったので、13時20分ごろ川舟は出発しました。6人のりの川舟です。
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20分と短い運行時間ですが、船頭さんがずっと倉敷の案内をしてくれます。
低い目線から見る倉敷の街並みもいいです。 -
橋の下をくぐり抜けながら舟は進みます。
船頭さんから聞いた面白い話を少し紹介すると、 -
橋の下を通り抜けるときに見られる一枚岩の橋桁。作った石工の名前が刻まれています。
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海に繋がっているので、川の水位は変化します。水位の高低に合わせて荷物の積み下ろしができるように階段が設けられています。階段の横の大きな栴檀の木は、幹に船を停める紐を巻き付けるために植えられたそうです。「階段と、栴檀の木は1セットです」と船頭さん。さらに、
「階段のある後の家はみんな旧家。大金持ちです。」とのこと。なるほどです。 -
倉敷紡績(クラボウ)の初代頭取「大原幸四郎」、その後を引き継ぎ大原財閥を築き上げた「大原孫三郎」(大原美術館を建てた人です)などが住んでいた「大原本邸」(旧大原家住宅)
近年、内部公開されるようになりました。行きたかったけど、月曜日休館でした。 -
大原本邸の横に建つ「有隣荘」 大原孫三郎が妻のために建てて別宅です。緑色に光って見える特別な製法で焼かれた瓦を葺いています。瓦は今の価格で一枚3万円。内部も台湾や屋久島の巨大な杉の木をふんだんに使用した豪邸だそうです。
春秋のみ内部の一般公開されているとか。見てみたいですね。
倉敷が天領だっとこと、戦災にあわなかったので街並みが残っていることなど、面白い話がたくさん聞けました。
20分ほどの楽しい船旅でした。これはお勧めです。 -
舟を下船した後、船頭さんが船の上から教えてくれた脇道へ。
右下の石は、川舟で運ばれた荷物を積んだ台車が曲がるときに家屋に衝突するのを防ぐために置かれたもの。昔のガードレールだそうです。台車が通るための石畳の道です。
この道をずっと進むと、 -
到着しました「アイビースクエア」
明治時代の倉敷紡績所(現クラボウ)発祥工場のあった場所です。当時の外観や立木を可能な限り保存・再利用して生まれた、ホテル・文化施設をあわせもつ複合観光施設です。
私の初回の倉敷訪問は、大原美術館に行って、ここで宿泊することが目的でした。当時、旅行の手配をしてくれた旅行社の人は、「大原美術館に行って、前の川沿いの街並みを見たら倉敷観光はすぐに終わります。」と言ってました。30年以上前のことです。当時を思い出すと、観光施設も増え、観光客で賑わう街の様子は驚くばかりです。 -
月曜日なので、そもそも開館している施設が少ない。ここは開館していて良かったです。「倉紡記念館」
クラボウ創立当時に建てられた原綿倉庫をリニューアルして、クラボウの歩みを、写真・模型・文書・絵画などで紹介しています。 -
いかにも、倉庫といった趣の建物です。倉敷で街歩きしていると、必ず目や耳にする「大原孫三郎」の経歴がよく分かりました。
巨万の富を築いた彼が美術蒐集品の展示を目的に開館した「大原美術館」は西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初のものです。児島虎次郎のパトロンでもあったのですね。 -
展示品には、こんなものも・・・。宗像志功の書です。
「玉磨かざれば器をなさず 人学ばざれば道を知らず」
戦時中、倉紡の従業員のために書いたそうです。 -
これにて、予定していた倉敷観光のミッションをすべて終了しました。
アイビースクエア広場は人影も少なくゆったりとした時が流れていました。持ってきた本を読みながら、帰りの新幹線に合わせて少し時間調整をしました。
吉備団子とお抹茶のおやつタイムを計画してましたが、ランチのボリュームがありすぎて入りそうにありません。訪問予定の店の前を通りましたが、店よりもこちらの方がのんびりできそうでした。 -
良い時間になったので、阿知神社とえびす商店街経由で倉敷駅に戻ります。
美観地区から阿智神社へは結構な階段を登ります。 -
やっと、阿智神社に到着。
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今回の旅で初めて見た花手水。
彼岸花と水中に青紅葉です。 -
拝殿で参拝した後、御朱印を頂きました。
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蓬莱思想に基づいた古代庭園などもあり、歴史を感じさせる神社でした。
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急な階段を上ったご褒美。
眼下に広がる美観地区の街並み。屋根瓦しか見えませんが・・・(笑) -
阿智神社を後にして隣の観龍寺横の気持ちのよい道を通って階段を降りると、
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えびす商店街のアーケド入り口です。この商店街は駅まで続いています。
ここで安心したのか、この後は写真を撮っていません。
倉敷駅から岡山駅まで戻り。新幹線でビューンと北九州小倉まで戻りました。
遠いと思っていたけど、案外と近い岡山県への旅行でした。近い将来、再訪しそうです。
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