毎年恒例の周防大島2022

2022/09/22 - 2022/09/23

山口県の周防大島は、夫の両親が生まれ育った島。
瀬戸内海で3番目に大きいとされる島で、本州とは大島大橋でつながっている。

でも夫の両親が生まれ育ったのは、その島の端っこの方。大島大橋から更に車で1時間半くらいの場所にある伊保田というところ。

伊保田には港があって、フェリーが就航している。
本州の柳井港と四国の松山を結ぶ航路の真ん中にある伊保田港。
昔、岩国空港がなかった時代、よく松山空港へ飛んでそこからフェリーで周防大島へ行っていた。

もう夫の祖母も、夫の父も母も住んでいない。
でも毎年1回、お墓参りや法要などで周防大島の伊保田に行く。
今年は夫の父の7回忌法要。
夫婦でまた周防大島へ向かった。

エリア 周防大島 (屋代島)(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

周防大島に行くのに、最近は羽田空港から岩国空港に飛んで、そこからレンタカーで向かう。

今回は仕事終わりの夜、車で羽田空港に向かい、岩国行きの最終便に乗ることになっていた。

先ずはお土産を購入。
そのお土産をスーツケースに入れて、早々に預け入れ。
ANAの自動預け入れ機は凄く便利。
毎回ほぼ並ばずに使える。

今回お土産を買ったのは、羽田空港第2旅客ターミナルの出発フロアにあるSmile TOKYO。

出発フロアにはさまざまなお土産ショップがあるけれど、ここが1番ちゃんとした東京のお土産を売ってる。

他のショップはよくよく見ると東京じゃなくて、鎌倉とは横浜とか全国のデパ地下ならどこでも売ってる物が多い。
ちゃんと東京で作っているお土産なら、ここはおススメ。

SMILE TOKYO お土産屋・直売所・特産品

お土産を買って、スーツケースの預け入れをしたら、夕食の時間。
飲食店をいろいろ回ったけれど、どこも食指が動かない…ということで、羽田空港第2旅客ターミナルの回転寿司、元祖寿司へ。

ここ、小さな店舗の回転寿司なのだけれど、美味しくておススメ。
女性の1人客も気軽に入れる雰囲気で、実際に1人で来て生ビール頼んでお寿司を楽しんでいたカッコいい女性もいた。

私たち夫婦も、思ったより美味しいお寿司をいつもよりちょっと多めに食べた。

元祖寿司 羽田空港第２ターミナル店 グルメ・レストラン

保安検査場を抜けて、いつもの空港ラウンジへ。
ラウンジは大分混んでいた。

空港自体も昨年はがらんとした雰囲気だったのに、今回はコロナ禍以前みたいに賑わっていたので、ラウンジも同じようなものなんだろう。

パワー ラウンジ ノース 空港ラウンジ

ラウンジのソファ席のミニテーブルのUSBポートが、なんか緩くてスマホの充電が出来ず、コンセントを利用。ちょっとそういうところが残念だったかな。

ラウンジの席はまだ一つ飛ばしで利用する様になっているが、家族連れなどはこの札を勝手にどかして並んで座っていた。

並んで座るのは別にいいんだけど、向かいの席と互い違いに座るようになっている訳なので、そうすると向かいに座っている人の真正面に座ることになるし、家族で大声で喋っている様子は、見ていてどうなのかな～と思った。

ラウンジスタッフが何かいうかな？と思ったけれど、そんな様子もなかった。

今回、ラウンジではクラッシュド珈琲ゼリードリンクを頼んだ。
これ、めちゃくちゃ私好みで美味しかった。

さて、そろそろ時間。
搭乗口へ向かおう。

今回、岩国行きの最終便の飛行機は満席だった。
飛行機が満席なんて、久しぶりだね、なんて夫と話した。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

機内では機内Wi-Fiを利用して、いろいろなサービスを使おうと思っていたのに、結局やっていたことは、LINEだったり、Facebookだったり。
いつもと変わらない時間を過ごした。

機内のドリンクサービスのコップは鬼滅の刃だった。

ANAが鬼滅の刃ジェットを就航しているのは知っているけど、鬼滅の刃ジェットじゃなくても、機内ドリンクサービスのコップは鬼滅なんだ～と、なんとなく眺めていた。

禰?豆子のシルエットに飛行機が飛んでいる。

炭治郎のシルエットは飛行機じゃなくて、鎹鴉だった。

岩国錦帯橋空港に到着。

最終便だったため、ガラガラ。

岩国錦帯橋空港 空港

私たち夫婦は、ここからレンタカー。
普段のレンタカーの営業は、最終便が到着する前に終わってしまうので、事前に予約して対応してもらった。

飛行機は満席だったのに、あっという間に誰もいなくなった。

岩国近隣の人で、岩国空港に停めていた車で帰った。
誰かが迎えにきていた。
バスで市内へ向かった。

これらのどれかなんだろうけれど。

こんなに誰もいない空港は初めてかも。

レンタカー会社の人にレンタカーに案内してもらう。
遅い時間まで対応してくれて感謝！

レンタカーで周防大島へ。
写真は大島大橋を渡っているところ。

大島大橋 名所・史跡

大島大橋を渡るとこの看板が見える。
これを見ると毎回、周防大島にきたんだ～と実感する。

それにしても、夜の周防大島は暗い。
街灯がなかったりするし、周りは海か山だし。
時々現れるセブンイレブンの明かりにホッとする。

岩国錦帯橋空港から約1時間半。
夜11時30分前に毎回泊まるホテル、サンシャインサザンセトに到着。

夜のエントランスの雰囲気、昼間と全く違う。
でも、無事着いて良かった。

予約時にこの時間の到着であることなどを伝えてあったので、スムーズにチェックイン。

マリッサ リゾート サザンセト 周防大島 宿・ホテル

お部屋はモデレートツインオーシャンビュー。
リクエスト通り、3階のお部屋にアサインされた。

サンシャインサザンセトのお部屋は割と広い。
先ず部屋のドアを開けると、クローゼット。
奥行きのあるクローゼットで、中はこんな感じ。

クローゼットの下に、使い捨ての室内用スリッパと、館内用スリッパがある。
因みに夫がさっさと自分の分を出していたので、この写真となったが、ちゃんと宿泊人数分、用意されている。

クローゼットの奥、お部屋側には冷蔵庫とお茶の用意。
サービスの水。
お茶はティーバックの緑茶。

冷蔵庫は小型のものだが、ビジホのものと違って、ちゃんと物が入る容量はある。
このホテル、大きめの冷蔵庫がある部屋もある。

部屋の内装はどこの部屋も同じ。
ベッドもセミダブルベッドが２台。
しつらえは古いが、まぁ悪くはない。

窓際にソファーと、テーブルと椅子。

ソファーは、エキストラベッドになるものを置いていて、座り心地がいい。

ソファーの陰に空気清浄機。

テレビの下はチェストで、浴衣が入っている。　
この浴衣は中と大のサイズなので、それ以外のサイズはフロント前の棚からセルフで持ってきて使う。

デスク周り。

部屋のバスルームも古いタイプだが、広い。　
トイレは温水洗浄付き。
ドライヤーだけは別のを置いて欲しかった。

温泉の大浴場があるが、時間が23時までなので、チェックインした日は部屋のバスを使った。
でもシティホテルのバス並みの大きさがあり、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープがあるので快適。

唯一気になったのが、基礎化粧品。
このホテルは大浴場にいけば、基礎化粧品が用意されている。だけど各客室にはないのだ。
せめて1日分の基礎化粧品パックでもあれば…とフロントに相談したら…。
なんと大浴場の洗面スペースに置いてある化粧水と乳液の新しいボトルを部屋まで持ってきて、貸し出ししてくれたのだ。

神対応！
フロントスタッフの若いお兄さんの臨機応変な対応だったのだろうか。
ありがたく使わせて頂き、次の日朝食に行くときにフロントにお返しした。

翌朝、起きると窓の外は曇りだった。
せっかくのオーシャンビューの部屋なのに。
でも天候は仕方ない。

朝食を食べにレストランへ。
大抵、海を眺められる明るいレストランでの朝食なのだが、今回朝食会場は宴会場だった。
海辺の美しい景色もなく、ビュッフェもビジホのレベル。
なんか残念…。

朝食を済ませた後は、お墓参りに出かけた。
先ずは道の駅サザンセトとうわで、墓前に備えるお花と、お線香とライターを購入。
お線香とライターはレジで言うと出してくれる。
お花用にお水も買って、お墓へ向かうと、親戚が来ていて既にキレイに掃除や雑草などを片付けていてくれた。
ありがたい…。

道の駅 サザンセトとうわ 道の駅

お墓参りや、明日のご法事の準備を済ませて、遅いお昼を食べに再び道の駅へ。
本当は道の駅の近くの、かわい寿司で食べたかったのだけど、混んでいたのでこちらへ。

道の駅 サザンセトとうわ 道の駅

天ぷら定食。
天ぷらとお刺身はなかなか美味しかった。

さて、夕方。
ホテルサンシャインサザンセトのロビーから見る海の風景。

マリッサ リゾート サザンセト 周防大島 宿・ホテル

夕食は、いつものホテルのレストランではなく、その隣の部屋に案内された。
今回の滞在では、レストランは封鎖されていて使えず、朝食も夕食も別の部屋だった。

それは別にいいのだけれど、コロナ禍だというのに、テーブル間が狭くて。
小さなお子さん連れファミリーがおじいちゃんとおばあちゃんと一緒で、余計はしゃいで…という状況に、微笑ましいのだけれど、やっぱり静かに落ち着いて食事がしたかったな～と思うのはわがままなんだろうか。

お品書き。

食事の前に飲み比べを注文。
サンシャインサザンセトのレストランの飲み比べはお得だし、美味しいお酒ばかりなのでおススメ。

最初に用意されていた太刀魚の骨せんべい。
これ、美味しい。
日本酒と一緒に頂いた。

海の幸と南欧風野菜の煮込み。

ラタトゥユみたいな？サザンセトの夕食には、このラタトゥユ風の料理が必ず出る気がする。

このホテルで不思議だなと思うのは、こういうお料理が出ても、何故かスプーンがないのだ。
お箸しか用意していない。

フレンチのシェフが作っている筈で、フレンチではソースやスープを大事にしているから必ずスプーンも一緒に持ってきてくれるのに…。

スプーンを頼むと、何故か探しまくってティースプーンを持ってきて、これでいいですか？と。

周防大島名物太刀魚の鏡盛り

これ、凄く美味しくて好きなのだが。
太刀魚は本来秋から冬の魚で、ここサンシャインサザンセトでも以前は冬しか出なかったお料理の筈なんだけれど、まだ暑いこの時期でも獲れるようになったのだろうか？

甘鯛の鱗焼き赤ワインソース

文句なしに美味しかった！

特選牛と野菜の陶板焼き　自家製和風ソース

特選牛と書いてあったので、どこのお肉ですか？と聞いてみた。
サンシャインサザンセトは今まで、こういうお料理の時は高森牛を出してくれていたので、今回もそうかな？と思っただけなのだが。

スタッフは確認してきます！と下がったきり、なかなか戻って来なかった。ようやく戻ってきたら、やたら恐縮して、オージービーフから選び抜いたお肉だそうです、と教えてくれた。
別にオージービーフだっていいんだけど。

特選牛とあったけど、まぁ味や食感は普通のお肉だった。
やっぱり高森牛は違うので。

周防大島産天然鯛の湯葉揚げ

天然鯛だったら湯葉も使わないで、素材の美味しさだけで勝負して欲しかったな～。
鯛茶漬けとかはダメだったのだろうか？
ご飯に鯛のお刺身をのせて、お出汁をかけたら美味しいんだけど…。

海鮮ちらし寿司とすまし汁　ガリ

本当にひと口ふた口のちらし寿司。
もう少し食べたかったな。
おすましは美味しかった。

デザートはこれ。
モンブラン　フルーツ添え

うーん。
美味しくない訳ではないけれど…。
冷凍ケーキかな？
フルーツ添えって言うのなら、もう少しフルーツも欲しかった。

ここの料理って、本当にシェフが美味しい、お客が喜んでくれていると思って作っているのかな。

なんか腑に落ちないのは、ここの朝食夕食付き宿泊費が同じ程度のホテルと比べて高すぎるからかもしれない。

眺めは本当に素晴らしいのに、残念だなぁと思う。

朝ごはんは前日とほぼ同じビュッフェ。

サンシャインサザンセトをチェックアウトして、菩提寺へ。
夫の父の七回忌法要をして頂いた。

法要が終わった後、周防大島を出、空港に向かってレンタカーを走らせた。
途中「みなとオアシスゆう」で休憩。

ここは周防大島の行き帰りに立ち寄ることが多い。

海で遊んでいる親子連れもいて、穏やかな時間が流れている感じ。

潮風公園みなとオアシスゆう ビーチ

景色もいい。

ここの公園の東屋は、いっぱいだったので、松の木の下のベンチで、遅いお昼ご飯を食べることにした。

お昼ごはんは、みなとオアシスゆうのお店で買ったお寿司！
すぐ近くにあるお寿司屋さんのお寿司が販売されているのだ。
ボリュームも満点だし、何より美味しい。
海を眺めながら、食べるお昼ごはんとして、最高だった。

みなとオアシスゆうには、レストランもある。
前にそちらで食べたこともあるが、今回はなんとなく外でピクニック気分で食べたかったのだ。

食後も、のんびり海岸をお散歩。

何か、怪しいものを発見！

松ぼっくりと木の枝で作った何か。
子どもたちが、何やら儀式でもしていたのだろうか？

みなとオアシスゆうでのんびりした後、岩国錦帯橋空港に戻ってきた。

岩国錦帯橋空港 空港

レンタカーを返して、中で保安検査の時間を確認。

いつもここにある顔出しボード。
今、写真撮影などで使う人っているのだろうか。

空港の中庭？から見上げる空。

空港の小さな売店を眺めて、特に買うものはなく。

岩国錦帯橋空港のカフェが変わっていた。
前は違うお店だった気が。

こちらも眺めただけで、特に何か食べたり飲んだりすることもなく。

保安検査場を通り、搭乗ロビーへ。
いつもの通り、飛行機の真ん前の席に座って、飛行機の準備を眺めた。

夕方、岩国錦帯橋空港発東京羽田空港便に搭乗。
離陸の時の瀬戸内海は素晴らしく美しかった。

周防大島で無事、夫の父の七回忌法要ができて良かった。