2022年夏9ユーロチケットの旅①：デュッセルドルフ→ボン

2022/08/14 - 2022/08/14

2022年ドイツでは6月、7月、8月の3か月間、ドイツの政策で行われた「9ユーロチケット」が販売されておりました。
その名の通り、ICEなどの一部を除くものの電車、バス、路面電車など全て9ユーロで1か月間乗車できるという、日本でいえば青春18きっぷに近いようなもの。しかも、1日券ではなく1か月券。
そして、国の政策ではありますが、ドイツ人以外の外国人でも使えるとのこと。
これを夏休みがある8月にも販売。これを使わない手はない。

とは言え目標がないと進まないので、ドイツの南、オーストリアをさらに超えた700km先にある未踏の地、リヒテンシュタインを目指し列車の旅に乗り出しました。

ローカル特急は乗れるもののやはり時間はかかり、さらに、日本と違って電車が遅れるのは当たり前。
うまく接続できなかったりしましたが、途中で観光もするため適当な街に泊まり、ウロウロしながらいざリヒテンシュタインへ向かうというまさに「旅」でした。

デュッセルドルフを起点にまずは旧西ドイツの首都ボンへ。

エリア ボン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発はデュッセルドルフ中央駅から

デュッセルドルフ中央駅 駅

途中、ケルン駅前に建っているケルン大聖堂を横目にしながらさらに南へ。

ケルン中央駅 駅

ボンに到着

ボン中央駅 駅

ベートーベン像

ミュンスター広場 広場・公園

ベートーベン像を見た後、今度は生家へ。

ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー

生家と書いてある…はずです。

ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー

入場券は正面の建物のお土産売場で売ってます。
無料のコインロッカーも用意されています。

ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテのテキストによる声楽とピアノのための歌。

作曲家によるアントニ・ブレンターノへの献辞を手書きしたオリジナル版。

ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー

中庭

ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー

旧西ドイツの首都ボン。
その西ドイツ、ドイツ連邦共和国歴史館。

国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

展示は第二次世界大戦中のドイツ国の歴史から。

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そして、ヒトラーが自殺し、ナチスドイツが無条件降伏。
その後、西ドイツと東ドイツに分裂しました。

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実際の戦車。

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チェゲバラ、ホーチミンなど社会主義の国々の歴史も。

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そして、近代音楽も歴史として展示されていました。

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戦争とは異なるドイツの負の歴史、サリドマイドも包み隠さず展示されていました。

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こちらは1972年のミュンヘンオリンピックの会場模型。

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西ドイツと東ドイツの歴史は東西冷戦の縮図でもありました。

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ゴルバチョフ書記長とレーガン大統領の歴史的和解。
早くこの時に戻ってもらいたいものです。

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ベルリンの壁の一部もこの博物館で展示。

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西ドイツと東ドイツの統一に合わせて先立って1990年7月に通貨が統一されました。その調印文書。

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そして、10月3日にドイツが統一される調印が8月31日になされました。

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そして、迎えた10月3日東西ドイツが統一されました。
今でもドイツでは祝日となっております。

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通貨は東西のマルクが統一されたのち、さらに現在使われているユーロへ。
マルクだけでなく、フランスはフラン、イタリアはリラ、スペイはペセタなど各国の通貨の歴史を終わらせるのは勇気が必要だったことでしょう。
しかし、そのおかげで劇的に利用しやすくなりました。

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地下鉄駅乗り場手前に当時の走っていた電車を展示するオシャレなセンス。
現在のボン中央駅に向かい、さらに南に向かう旅を再開。

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