南伊豆 下田の旅(サフィール踊り子号に乗る)

2020/12/24 - 2020/12/25

南伊豆への旅。
夫が乗ってみたいと言っていたサフィール踊り子号に乗って、伊豆の海を眺めながら旅をしてきました。
下田の町は歴史的にも見どころが多いところなのに、なかなか行く機会もなかったので、今回行けて本当に良かったです。
幕末に想いを馳せるにはとてもいいところです。

GOTOトラベルを利用しました。

エリア 下田(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 レンタカー JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

11時発のサフィール踊り子号に乗りました。
電車に乗ると何と1人がけの椅子。
まるでリビングチェアーのようでした。
夫婦旅行ですが、1人ずつ前後に座りました。

サフィール踊り子 乗り物

座ると、横の窓だけでなく上にも窓があり、とても明るく開放的でした。

サフィール踊り子 乗り物

車両と車両の間に、荷物スペースが設けてありました。

サフィール踊り子 乗り物

これは車両の最後尾から撮った所です。
後ろが大きなガラスだったので、駅を後にしてどんどん進んでいく様子がよく見えました。

サフィール踊り子 乗り物

サフィール踊り子のロゴがカッコいいですね。

サフィール踊り子 乗り物

正面から見ると青レンジャー見たいです。

終点の伊豆急下田の駅にサフィール踊り子号が停車している所です。

伊豆急下田駅 駅

下田の駅の改札はとても味がありますね。
伊豆下田関所と表記されていました。

伊豆急下田駅 駅

下田ロープウェイで寝姿山に登りました。
寝姿山は海抜200メートルだそうです。

下田ロープウェイ 乗り物

少し上がると、川を挟んで駅が見えます。

下田ロープウェイ 乗り物

ロープウェイの車内から遠くの方に、かなり寂れたというか、むしろぼろぼろのお城が見えるけど何？
どうやら偽城で、観光用に作られた美術館が、いまでは廃墟になっているもののようです。
歴史あるものではないようでした。

ロープウェイなら山頂駅を降り、これから寝姿山を散策します。

寝姿山遊歩道のマップがあるので、ここで場所を確認するといいですね。

緩やかな坂の遊歩道をを登っていきます。

寝姿山 自然・景勝地

寝姿山展望台に着きました。
富士箱根伊豆国立公園と書かれていました。
小学生の頃、日本の国立公園について勉強した記憶が蘇ってきました。

寝姿山 自然・景勝地

石割りの楠です。
約50年前に大きな岩を断ち割って誕生した、とのことが立札に書いてありました。
岩の割れ目を見ていると引き込まれそうです。

寝姿山 自然・景勝地

さらに歩き続けていくと、また展望台がありました。
可愛らしい龍馬くんの拳を撫でると幸運が訪れるんだそうですよ。

寝姿山 自然・景勝地

奥に見えるのは愛染明王堂。
奈良の法隆寺の夢殿を3分の2の大きさで再現したものだそうです。
子宝と縁結びの神様とのことで、ハートの絵馬がたくさんぶら下げられていました。

寝姿山 自然・景勝地

和み玉というものがありました。
和みの輪に向けて和み玉を投げて、奥の石に当たるといいそうですよ。

寝姿山 自然・景勝地

こんな可愛いお地蔵さんがいました。
心がほっこりしますね～。
左奥にちょっと見えているのが、和みの輪と石です。

寝姿山 自然・景勝地

愛染堂を後にしてさらに階段を上がり、五島記念碑に向かいます。

寝姿山 自然・景勝地

五島記念碑がありました。
詳しくはわからないけど、伊東下田間46キロの鉄道を完成させた人のことが書かれているみたいでした。

寝姿山 自然・景勝地

こちらの下田の風景もなかなかいいですね。

寝姿山 自然・景勝地

黒船見張所跡。
黒船の警戒の為に設置されたもので、それを復元したもののようです。

寝姿山 自然・景勝地

大砲は当時のアメリカ船に実際にあったものだそうです。

寝姿山 自然・景勝地

見張所の中を覗くと、人形が見張をしているかのように備え付けられていました。
でも、窓ガラスが埃だらけで、中の状態も倉庫に物が詰め込まれたように置かれている感じだったのが、ちょっと残念な感じがしました。

寝姿山 自然・景勝地

ここは山頂駅にあるレストラン「ザロイヤルハウス」。
鉄道のデザインで有名な水戸岡鋭治さんが監修したレストランで、組子細工をふんだんに使われています。

ザ ロイヤル ハウス グルメ・レストラン

こんな素敵なレストランでコーヒーをいただきながら、座席から見える景色は下田湾。
最高のひとときでした。
ここは入らないと勿体無いですよ。

ザ ロイヤル ハウス グルメ・レストラン

席から見える景色がこれです。
伊豆七島と下田湾の案内図がありました。
案内図と実際の景色を見比べるととてもよくわかります。
でもこの日は生憎の曇り空。
お天気が良ければラッキーですね。

ザ ロイヤル ハウス グルメ・レストラン

ロープウェイを降りて、下田駅前にあるトヨタレンタリースでレンタカーを借りました。
レンタカーで最初に向かったのは下田海中水族館。
冬の水族館は閑散としていました。

下田海中水族館 動物園・水族館

入口近くに大きな海亀が5匹ほど泳いでいました。
手を振ってくれてましたよ。

下田海中水族館 動物園・水族館

雨が降り初めていたこともあり、誰もいないのかなと思うほど静かでした。

下田海中水族館 動物園・水族館

ペンギンのショーを開催していました。
ロングキャッチをしてお魚を加えたペンギンは、愛称みどりちゃんてす。

下田海中水族館 動物園・水族館

水族館の人気者？
顔を出してくれました。
愛くるしく可愛い！

下田海中水族館 動物園・水族館

日米和親条約により日本が開国して下田が開港されましたが、その時にあの有名なペリーと日本との交渉場所となったのがこの了仙寺だそうです。

了仙寺 寺・神社・教会

了仙寺はジャスミン寺としても有名らしいです。
５月に訪れると、了仙寺に植えられている紫のアメリカジャスミンが咲き、次第に白く変化して香りと共に素敵な風景が見れるらしいです。
両サイドにある木々が、きっとジャスミンの木ですね。

了仙寺 寺・神社・教会

こちらは了仙寺の敷地内にある黒船ミュージアムです。
黒船と下田の歴史がわかる所で、歴史を知るには外せない場所ですが、残念ながら訪れた時は時間外でした。

MoBS黒船ミュージアム 美術館・博物館

さて了仙寺の門を出て、ペリー一行が歩いたとされるペリーロードに向かいます。

右に見える壁がとても変わった作りです。このゴツゴツした溶岩のようなものは何か意味があるのかなぁ。

ペリーロード 名所・史跡

ノスタルジックな通りに出てきました。
平滑川沿いの柳の木がいい味を出していますね。

ペリーロード 名所・史跡

白い格子の素敵なお店。
この壁はなまこ壁といってペリーロードの至る所で見かけます。

美飾酒処 文 グルメ・レストラン

このお店はよく見る芸能人の写真が貼ってありました。
テレビで紹介されたんですね。
お好み焼きのお店です。

鉄板焼き たろう グルメ・レストラン

なまこ壁と赤い橋と街灯がノスタルジックな雰囲気をつくっています。
右前に見えるなまこ壁の建物はトサヤというお店です。

SOULBAR TOSAYA グルメ・レストラン

道にはベンチも備え付けられています。
夕方の時間帯のためか、営業しているお店は少なく、ちょっと寂れた感じがします。

ペリーロード 名所・史跡

パスタと雑貨のページワン。イタリアンのお店です。お洒落な感じですね。
隣に見える家は伊豆石造りで、なまこ壁同様に下田の町の風情の一つです。

パスタと雑貨 ページワン グルメ・レストラン

ペリーロードを通ってぐるっと回り、了仙寺に戻って来ました。

了仙寺 寺・神社・教会

下田東急ホテルに到着しました。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

落ち着いたロビーです。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

クリスマスを祝うための旅行ではなかったのですが、この日はクリスマスイブということもあって、ロビーにはツリーが飾られていました。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

ホテル開業当初から活躍していたボイラーをが展示されていました。
ホテルのボイラーには火の神が宿ると言われているのだそうです。
今は飾りのようですが、重厚感があったので写しました。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

最近はビュッフェ形式じゃないのが嬉しいです。
やはり上げ膳据え膳は最高です。
右端にあるのはさつま芋のスープですが、下にゼリー状のものが入っていてとても美味しかったです。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

これはフィッシャーマンスープ伊勢海老入りです。単品で2100円。
レストランに入るときにあまりに美味しそうなので、追加した一品です。
クリスマスを楽しむことができました。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

食事が澄みレストランから出ると、水槽で伊勢海老が優雅に歩いていました。
伊勢海老を食べたばかりだから、何だか申し訳ない気分です。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

夜になってホテルの玄関前がライトアップされました。
ホテルの従業員が自ら飾りつけしたものだそうです。
雨の中なので路面が光って鏡のように映り込んでいます。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

朝 目覚めるととてもいいお天気で、美しい景色と共に日出を見ることが出来ました。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

カメラでズームすると花札のような感じ、

下田 東急ホテル 宿・ホテル

さらにズームアップしたらすご～い。
写真に詳しくないから、こんなふうに撮れるなんて感激です。
まるで影絵のようです。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

朝食後にホテルのお庭を散歩。
冬でしたがさほど寒くなく、高台からの海を眺めながら歩くことができました。

下田 東急ホテル 宿・ホテル

2日目は爪木崎ににやってきました。

爪木崎花園 公園・植物園

12月末から1月末にかけて咲き誇る野水仙。
私たちが訪れたのは咲き初めの頃だと思いますが、本当に素敵でした。
作られた感じのガーデンではなく、広範囲で水仙が自生している様子は圧巻です。最盛期にはさらに凄いのでしょうね。

爪木崎花園 公園・植物園

同じ場所にアロエの花も咲いています。
これがまたすごく素敵で、海と水仙とアロエを上手く取り合わせて写真が撮れたら最高ですね。

爪木崎花園 公園・植物園

こちらは柱状節理。自然が作り出すものは本当に凄いですね。

爪木崎 名所・史跡

さらに進むと灯台が見えて来ます。

爪木崎 名所・史跡

灯台からの景色です。

爪木崎 名所・史跡

どこを観てもうっとりします。
お天気が良くてよかったぁ～。

爪木崎 名所・史跡

海がグラデーションになってとても綺麗です。
波打ち際は綺麗な水色。

爪木崎 名所・史跡

遊歩道を歩いて行くと、ちょっとした撮影スポットがありました。

爪木崎 名所・史跡

次に訪れたのは白浜神社。
2400年の歴史ある伊豆最古の神社だそうです。

白浜神社 寺・神社・教会

樹齢2千年の御神木。
神社の入口に源頼朝公参拝のお宮、北条早雲信仰のお宮と書かれた立札がありました。
それなら頼朝公もきっとこの御神木を観ているかなぁと思うととても感動します。
建物は修繕や建て替えがなされてきていると思いますが、原木はそのままでしょうから、この木はどれくらいの人の目に触れてきたのでしょう。

白浜神社 寺・神社・教会

すごく細かな細工が施されています。
これは拝殿で本殿はさらに奥にあります。

白浜神社 寺・神社・教会

本殿はこの奥のようでした。
「これからは神域です」と書かれていました。
また「神様を信じる勇気がありますか」とも書かれていたので、畏れ多くてこれ以上は行けませんでした。

白浜神社 寺・神社・教会

神社の隣にある白浜海岸に立つ鳥居。
鳥居のところまで行くこともできました。
さすがに鳥居から海を覗き込むと、ちょっと怖い！
でもこれはまさに絶景スポットですね。

白浜海岸 自然・景勝地

鳥居をくぐって海を見ると、海水が澄みきっていてこの美しさです。

白浜海岸 自然・景勝地

黒船遊覧船サスケハナ号。
カッコいいので乗ってみることにしました。

伊豆クルーズ 乗り物

これは遊覧船の船内。

伊豆クルーズ 乗り物

遊覧船から見える弁天島。

伊豆クルーズ 乗り物

遊覧船を楽しんだ後は、道の駅 開国下田みなとでランチ。
ここは目の前に市場があるから鮮度も抜群です。
夫は刺身定食、私は大好きなウニ丼。
こんなに一杯ウニが入っていますが、確かウニ丼は1700円だったかな。
北海道ならこの倍以上の値段はしそうです。

地魚食事処 さかなや グルメ・レストラン

遊覧船から見た柿崎弁天島にやってきました。
ここは吉田松陰が金子重輔と密航するために潜んでいたと言われる所です。

弁天島 自然・景勝地

弁天島には下田龍神宮があります。

弁天島 自然・景勝地

この地層の縞模様は斜交層理と言われるものだそうです。
海底火山から噴出したものが、波や海流によって運ばれてきて、それが地殻変動で現れたのが弁天島となったとのことです。
今は島ではなく陸と繋がっています。

弁天島 自然・景勝地

弁天島公園には吉田松陰と金子重輔の像が立っています。
松陰先生はこのあたりから渡航を夢見て海を眺めていたんでしょうね。

弁天島 自然・景勝地

駅前の時計台は普論洞(フロント)というお土産屋さんで、とても風情がありました。
思わず入店して、お土産に下田ミルクもちを買っちゃいました。

下田時計台 フロント グルメ・レストラン

帰りはシンプルな？踊り子号で帰りました。

伊豆急下田駅 駅