2022/08/08 - 2022/08/18
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PuellaApuliaeさん
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コロナパンデミックのせいでイタリア滞在(ジェノヴァ)を打ち切って帰国した後、しばらく渡航ができず腐っていましたが、ようやく渡航条件が緩和されて行けるようになりました。2年半ぶりです。どう変わったかな・・?と興味津々でしたが、全く変わっていませんでした。
久しぶりなので、自分が一番好きな場所にまた行くことにしました。何よりもプーリアです。そしてワインに目がないのでボルゲリとマレンマ地方、ついでに内陸の小さなまちにも行きました。マレンマから旅行開始。
表紙写真は行かれた方も多いと思いますが、イタリアで一番好きな教会なのであえてここにしました。トラーニ大聖堂です。マレンマ編にそぐわないですが後半に続くと思ってお許しを。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
いきなりピンボケですが(すみません)・・ただいまイタリア!ヨーロッパはコロナ以前に戻っていました。ただしイタリアは公共交通機関内ではFFTP2マスク必須(9月まで)。
知らない間にフィウミチーノのターミナル1にEatalyができていました。到着すぐに早速ここで軽い朝食。これからは帰国時のお土産探しに毎回使おう。
関空からまだあまりヨーロッパ便がないので今回は成田発フィンエアで来ました。北極上空経由だったのですが、時間かかったなあ~。
寝不足に加えて、日本でダウンロードしたeSimのアクティベーションをフィウミチーノの鉄道駅ホームでやっていてそれに気をとられ、来た列車にふらっと乗ったらテルミニに行かないレジョナーレだった・・(アホ)。途中で気づいてオスティエンセで降りて慌てて乗り換えてテルミニへ、予約したフレッチャビアンカに間一髪で乗れました。席に着いた瞬間ドアが閉まってギリギリセーフ。しょっぱなからドキドキ。
初めて使ったのですがeSimって便利ですね!これまで現地の物理sim購入にこだわっていた自分がアホらしくなりました。 -
テルミニ経由でグロッセートへ移動。マレンマ地方訪問の始まりです。
これはグロッセートのドゥオーモ。新しい建築なのでいまいち。
拠点をオルベテッロにするかグロッセートにするかで迷ったのですが、オルベテッロにすると更に数日欲しくなるので、日程に余裕がない今回はグロッセートを選択しました。 -
グロッセートにはあまり見るものがないので、近くの小さなまちCastiglione della Pescaiaカスティリオーネ・デッラ・ペスカイアに行くことにしました。スマホで検索したらきれいな画像が出てきたので行ってみたくなったのです。中世の村があるらしい。グロッセート駅前からバスで小一時間で行けます。
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カスティリオーネ・デッラ・ペスカイアの小高いところにある中世の村入り口です。期待がふくらみます。
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うーん、確かに中世「風」だけど、何か新しくない?観光客をあてこんでこういうきれいな中世の村を復元したんでしょうか。
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更に上ると下界の景色が見えてきました。
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典型的なマレンマ地方の景色ではないでしょうか。沼地を干拓して人が住めるところに変えていったそうです。昔はマラリア流行地だったそうな。マ~レンマ、マ~レンマって歌あったっけ。
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ここに住んでおられる人も多そうですが、観光客が邪魔ではないでしょうか。
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グロッセート空軍基地の近くにあるカゼイフィーチョ(チーズ生産所)です。マレンマ地方というと水牛が有名なので、おいしいチーズが食べられます。専用車を予約して翌日の朝から連れて行ってもらいました(アントニオさんありがとう)。
できたてのモッツァレッラとブッラータを庭で早速いただきました。この日二度目の朝食です。パンやヨーグルトも食べられます。
10名以上で予約して行けば、水牛の牧場も見学できるそうです。 -
カゼイフィーチョ正面。まさかトスカーナでこれほどおいしいモッツァレッラとブッラータを食べることができるとは思ってもみませんでした。おすすめです。ぜひ行ってみて下さい。グロッセート駅からは5キロ以上離れているので車でないと行けません。
参考までにURLをお知らせします。アグリツーリズモもあります。
https://www.lamaremmana.it/ -
そして今回の渡伊の目的の一つであるボルゲリへ。酒飲みにとってはあこがれの地です。これはボルゲリ村に向かう糸杉大通りViale dei Cipressiです。わくわくします。
ちなみにマレンマ地方は糸杉よりも笠松の方が多くこの地方を象徴する木となっています。 -
サッシカイアの葡萄畑!思わず興奮。
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サッシカイアのエノテカとレストラン。残念ながら一般客のカンティーナ見学は受け付けていませんでした。ガヤのカ・マルカンダにも行きたかったのですが、見学受け付けなしでした。
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ボルゲリ村の入り口の門です。今なおかつての領主貴族の一族がお住まいだそうです。もちろんワイナリー経営で今は大資本家に変身されています。
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ボルゲリの村の中。意外や意外、メジャーな「観光地」です。
小さな幼児を連れたカップルも多くてびっくり。子供と一緒に飲みに来るの?おまけに車で(ほぼ全員が車で来るのに)? -
予約していたカンティーナ、Castello di Bolgheriに行きました。旧ご領主経営なので、村の真ん中にあり便利です。ここで見学と試飲をしました。40ユーロです。
意外と規模が小さかったです。しかしお城の地下にあたるのでひんやりしており、何年も寝かせておくには最適です。 -
壁に掛けてある系図を見てすごいなあと思ったので写真掲載。
ボルゲリでスーパータスカンを生産している経営者一族は多くが貴族出身でしかも姻戚関係でつながっています。アンティノーリ、ゲラルデスカetc...Castello di Bolgheriの一族が本家だそうです。コンテにマルケーゼにドゥーカにと、くらくらする称号で、サッシカイアやティニャネッロやソライアなどを作られています。私の憧れマッセートはオルネッライアだからこの親族集団ではないようです。しかし私のようなド平民が飲むなど畏れ多い? -
とか言いつつ、はるか東洋から来た平民がお金さえ払えば試飲できるようになったんだからいい時代です。
Castello di Bolgheriの代表商品であるVarvara, Castello di Bolgheriを飲みました。葡萄はカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが主体。もちろん極上の味でしたが、おつまみはパンのみ・・ちょっとケチ。ピエモンテならチーズに手作りグリッシーニに生ハムにサラミにと色々出してくれるのに。 やっぱトスカーナは商売先行なのね。次回来るときはとても好きなマッキオーレとグラッタマッコのカンティーナを見学するつもりです。オルネッライアも行きたいなあ。
お腹がすいたので、この後すぐ隣のエノテカで食事と飲み直し。数年ぶりにパッパ・アル・ポモドーロを食べてトスカーナ満喫。
(ボソッと小声で・・でもピエモンテの方がいいな。というか、自分の口にはピエモンテが合っていることを再確認。トスカーナ好きの人たちゴメン!) -
「最も美しい村」登録のスヴェレートへ。ここも車でないと行きにくいです。
イタリア旅行の達人Gさんがよくご自身のブログで紹介されていて、ずっと気になっていたのです。行って良かったと思える美しいところでした。ここのアグリに泊まればもっと良かったのですが。
多分秋になると更にきれいなところではないかと思います。ジビエおいしいだろうなあ。 -
スヴェレートの通りです。人通りはあまり多くありませんでした。
このまちもおいしいワインを産しますが、この日はそれも飲む余裕がお腹にありませんでした。 -
まちに入る門です。中世のものがきれいに維持保存されています。
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石造りの古い建物がいい雰囲気を出しています。
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まちの中の小高いところにあるアルドブランデスカ城塞。この名前だけで領主がどの一族だったのかわかります。
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マレンマに来たらここも訪問せねばと思い、次はマッサ・マリッティマに寄りました。
中心のガリバルディ広場です。この建物は政庁でしょう。
イタリアはどこに行っても一等地はガリバルディ広場にカヴール通りにヴィットリオ・エマヌエーレ大通りに・・とリソルジメント時代の代表人物名ばかり付いています。国民共通の歴史の記憶を創るというナショナリズムに基づく意図があるから仕方ないのですが、それ以前の時代はその土地固有の歴史的な名前で呼ばれていたと思うのです。(いや単にドゥオーモ広場だったりして。) -
マッサ・マリッティマの有名なドゥオーモ。ピサ様式とシエナ様式の混合建築だそうです。逆光になってしまって見にくいですが、きれいなファサードです。
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大聖堂の中です。あちこちに古いフレスコ画が残っています。
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柱を支えるライオンがかわゆい。気に入ったのでこれをサムネイル画像にしようかな。
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ドゥオーモ内の聖母子画
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ドゥオーモから見たガリバルディ広場。
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中世の水場だったアッボンダンツァの泉に描かれていた魔女のフレスコ画。ちょっとえっちな画像です。モモ先生のイタリア古寺巡礼本に載っていたので有名になりました。豊穣のシンボルのようです。
もっと大きい絵かと思っていたのですが、小さいですね。
とりあえず以上が第一弾のマレンマ編。以下続く。
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この旅行記へのコメント (2)
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- マリアンヌさん 2022/09/11 17:53:31
- 懐かしのマレンマ
- PuellaApuliaeさん はじめまして。
イタリアに帰られたのですね。
ボルゲリ、スヴェレート、マッサ・マリッティマ
懐かしくて涙出そうです。
コロナで海外に行けなくなって3年。
マレンマの村や街のたたずまいは、変わっていませんね。ロマネスク好きな私、マッサの魔女の壁画を見たくて計画をたてました。
お酒もお強いとのこと、羨ましいです。
ボルゲリもピエンモンテのアルバでもグラスワインがやっとです。(涙)
私も今秋もしくは来年、イタリアに戻りたいです。
マリアンヌ
- PuellaApuliaeさん からの返信 2022/09/11 22:46:36
- Re: 懐かしのマレンマ
- マリアンヌ様、こんばんは!
実は登録のID名を何度も変えておりまして、もとはJanua、その前はFiorenzaと名乗っておりました。ですので以前にもメッセージ何度かいただいております。
イタリアは公共交通機関以外はコロナ以前に完全に戻っていますので、心配なく旅行できます。航空券が高いことと円安だけが困ります。
秋にぜひ元気なイタリアに戻ってみて下さい。
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