金沢でゆっくり

2022/08/19 - 2022/08/20

貯まっていたマイルがとうとう消える、ということになり、幸い行動制限もないので、感染拡大の心配をしつつ、急遽、金沢に行ってみた。茶道が盛んだったところなので、抹茶を飲みたいな、と。
　初日は長町武家屋敷あたり、翌日は大樋美術館へ。初日は日差しがきつい良い天気だったが、翌日は台風並みの強雨と強風。外歩きには向かない日だったので、のんびり喫茶店て過ごした。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

朝10時過ぎに羽田を飛び立ち、昼前に金沢駅に到着。テレビなどでよく紹介されているのは鼓門のある東口だが、西口はこんな感じで、とてもスタイリッシュ。駅前広場が大きくとってあり、現代的な顔をしている。

金沢駅 駅

広場にはよくわからないオブジェが。これはこれではシンボリックではある。西側はビルが多く、歴史と伝統を思わせる東側とは別の顔。

昼食を駅ビルで済ませ、観光案内所でバスの１日券600円を買って、香林坊へ。
バス停から用水沿いに歩くと、長町武家屋敷界隈へ出る。

まずは野村家屋敷に向かう。用水に面した入口。

武家屋敷跡野村家 名所・史跡

こちらが正門。

武家屋敷跡野村家 名所・史跡

中に入ると、見事な庭園がある。

庭園は広くはないが、広さを感じる。手入れが行き届いていて、清々しい。水音も涼やか。小堀遠州好みらしい。

総檜造りの格天井の上段の間。

小さな中庭の横を通って、高い位置にある茶室へ。

階段を登ると左に控の間がある。

階段の右に四畳半の茶室があり、茶道口から入るようになっている。この部屋で点て出しの抹茶を頂ける。

かけ床となっている。別のところにあった茶室を移築したそうで、客の入口（にじり口など）がなくなり、茶室としての機能が失われてしまった、との説明だった。

武家屋敷界隈の街並み。土塀が続く雰囲気のあるエリア。

近くにある法船寺へ。伊坂幸太郎の「クジラアタマの王様」でキーになるお寺。小説を読んで、興味をもった。寺に住み着いたネズミを猫が退治する昔話の舞台らしいが、門前にちょっとした説明板があるだけで、堂内には入れない。

香林坊から本多町、鈴木大拙館へ。
象徴的な建物、思索の空間。参観者がこの中で考えることを目的にしているが、人の出入りが多く、残念ながら落ち着いて思索はできない。

鈴木大拙館 美術館・博物館

展示室内は撮影禁止。展示室をでると、水鏡の庭が広がる。水鏡というように、水面に景色が映る。

水鏡の庭には、一定の時間で水がわずかに噴き出すようで、水面に円形の波紋が広がる。枯山水の円模様を思わせる。

駐車場から鈴木大拙館の裏への小路がある。右に行くと中村記念美術館へ、左に行くと松風閣庭園へ行ける。

中村記念美術館への小路は木々の続く石畳。落ち着いた道。

松風閣への道は飛び石が続く。

松風閣庭園 公園・植物園

加賀藩重臣の本多家の庭園だった。

小路に続く先に池泉回遊式の鈴かな庭園が広がる。

庭園の奥に松風閣がひっそりと佇む。中には入れない。

松風閣 (旧広坂御広式御対面所) 名所・史跡

本多家ゆかりの建物。ここは北陸放送の裏手になる。北陸放送側には出ることができず、鈴木大拙館の方に戻らなければならない。

2日目は朝からどしゃ降りの観光にはつらい天気。ホテルでダラダラして、なるべく外歩きを減らそうと、大樋美術館へ。今日もバス１日券を購入して橋場町バス停で下車。橋場町バス停は、路線によって２つあるので要注意。美術館そばのバス停は金城楼前。晴れていれば大した問題ではないが、悪天候下では気をつけたい。

十一代 大樋長左衛門窯 大樋美術館 大樋ギャラリー 美術館・博物館

手前はギャラリー/売店で、奥に美術館がある。ギャラリーで入場券を買うことになる。また、ここで歴史的大樋焼の碗で抹茶を頂くことができる。

２代の茶碗で抹茶を頂いた。

大樋美術館からひがし茶屋街へ。途中、浅ノ川にかかる大橋から鏡花のみちの入口を見る。

鏡花のみち 名所・史跡

もう少し歩くと、ひがし茶屋街エリアとなる。昔ながらの落ち着いた街並みを見られる。が、雨が激しくなり、街歩きは断念・・・
　雨、風は激しく、早々に金沢駅に戻り、スタバでひと休みしていると、ＪＲ特急列車は運転見合わせ、ローカル線は運休となっていた。早々に金沢は諦めて、とりあえず小松に移動することにした。飛行場に行けなくなると、帰れない。

ひがし茶屋街 名所・史跡

ＪＲで小松駅にゆく予定だったが、普通電車が運休になったため小松空港行きリムジンバスで空港へ直行。小松近辺は曇だったが、今にも降りそうな怪しげな天気。

小松空港 (小松飛行場) 空港

空港に予定外に早く着いてしまったが、小松空港の横には県立航空プラザという飛行機等を展示する施設がある。空港ターミナルから駐車場中央の屋根のついた道を歩いて５分ほどで着ける。

航空プラザ 美術館・博物館

庭にも飛行機が展示されている。

小松空港の模型があり、しげしげと空港の構造を眺める。

飛行機の実物、模型が並ぶ。

歴史的な飛行機の模型等も所狭しと展示され、飛行機の歴史の勉強になる。

飛行機のコックピットもそばで見ることができる。

２階からみると、なかなか壮観。２階には、飛行機の歴史や、計器など、飛行機の仕組みや歴史の展示、有料シュミレータなどがる。

１階の半分くらいのスペースが子供の遊び場となっている。天気が悪くても遊びまわることができる。

２日目は想定外の悪天候だったが、雨なら雨なりの過ごし方ができてよかった。無事に小松空港にたどり着くことができたし、午後６時過ぎの飛行機で定時に羽田に戻ることができた。久しぶりの飛行機、久しぶりの旅行を楽しめた。

小松空港 (小松飛行場) 空港