2022/08/04 - 2022/08/11
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ベアーメルトさん
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前回ルアンパバーンを訪れたのは2019年の年末。ルアンパバーンに魅せられて年に2回ほどのペースで通い始めて17回目の訪問だった。その時はまさかその後2年以上もこの町を訪れることが出来なくなるとは夢にも思っていなかった。そして2022年8月、ようやく18回目の訪問が実現した。一週間の滞在で見えたのは、コロナ禍で深刻なダメージを負った町の姿と変わらぬ人の温かさだった。
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ドンムアン空港からの便はバスで向かう。思ったよりも乗客は多い。それでも日本人の姿は皆無。ヨーロッパからの観光客のマスクのいい加減な着用具合が目立つ。
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ルアンパバーンに近くなると山が多くなる。ずっと来れなかっただけに喜びが心の底から込み上げる。
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無事に到着。他に待機している飛行機の姿はない。バンコクエアウェイズもベトナム航空も飛んでないからそもそも運行している便がほとんどない。
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空港には現地の友人たちが迎えに来てくれていた。スーツケースもあるのでタクシーカウンターでタクシーチケットを買ってホテルに向かう。2年前は50000キップだったが燃料費の高騰のため片道80000キップに値上がりされていた。自分だけだったら建物の外に出てトゥクトゥクを捕まえて交渉するところだが友人たちもいるので颯爽とバンに乗り込んでホテルに向かった。今回の滞在先、ウィズダムホテルに着いてみると誰もいない。先ほど別れた友人に再度ホテルまで来てもらってホテルの窓口に電話をしてもらう。しばらくするとようやくスタッフが現れチェックインをしてくれた。滞在客がほとんどおらず客が来たら対応する、という感じらしい。部屋は適度な広さでエアコンの効きも良く、お湯も割と安定して出るので問題なし。
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はやる心を抑えつつメインストリートのサッカリン通りに向かう。3ナーガホテル前のクラシックカーは2年前と変わらない定位置に停められていた。それにしてもほとんど観光客の姿が無い。
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ワットビスンはまるでこの二年間のコロナ騒動など無かったかのように変わらずそこにあった。見ているだけで再びここに戻ってこれたことに対する感謝の念が込み上げる。
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ワットビスンの前にある赤十字サウナは変わらず営業していた。スタッフも2年前と全く一緒でこちらの顔を見ると、相変わらずの笑顔。サウナの値段も変わらず15000キップ。閉店時間8時近くまで滞在中、2年前から知っている現地の顔馴染みが次から次に現れ世間話に花が咲いた。結局この日を含め、滞在中毎日のように通ったが観光客はほとんど見かけなかった。
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サウナを出てそのまま夕食に向かう。向かった先は観光客にも現地の人にも人気のAtsalinレストラン。エアコンのないオープンエアのレストランだが値段も安く味もいいのでひっきりなしに客が入る人気店。メニューを見ると2年前と変わらない。ここでの隠れたおすすめはその場で絞ってくれるオレンジジュース。サウナの後の体に染み渡る。料理を2品頼んでジュースを飲んで50000キップほど。2年前は中年の男性が店の会計を仕切っていたが今は息子や娘らしい若者が立派に仕切っていた。2年で代替わりしたようだ。
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ナイトマーケットを通り抜けメインストリートのサッカリン通りを歩くが2年前との違いに驚愕する。あれほどいた観光客がほとんどいないのだ。通りを埋めていたフルールシェイクの店も一軒しかなく通り沿いの店もほとんど開いていない。見たところ、通り沿いの店で既に廃業し空き家になっているのが30%、ビジネスをやめたわけではないだろうが開いていないのが40%、そして営業しているのが30%ぐらいではないだろうか。あまりの閑散ぶりに言葉を失った。
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本当に開いているお店が少ない。ただ開いていないだけでなく貸し家売り家の掲示が目立つ。
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朝食はルアンパバーンに来たら必ず立ち寄るサフランコーヒーで。10年ぐらい前から知っているスタッフと2年ぶりに再会。焙煎を任されているらしく忙しそう。帰る日までに自分の分の豆の焙煎をお願いしておいた。観光客は減ったとはいえ、ルアンパバーンに住む外国人はみんなここに来るんじゃないかというぐらい入れ替わり立ち替わり現れる。
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サフランコーヒーのメコン川に出たテラス席に座ると心の中が空っぽになっていくのがわかる。自分にとってはここが1番の癒しスポットであることを再認識。
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再びメインストリートのサッカリン通りを散策してみることにした。ビラサンティは工事中だった。友人に聞いたところ火事で燃えたらしい。
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安くて美味しかったサッカリンゲストハウスのレストランも潰れ、メインストリートの真ん中にあるココナッツガーデンすら廃業。
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ずっと昔からあったマッサージ屋も土産物屋もことごとく潰れていた。ワットビスンの向かいの赤十字サウナは営業しているが、メインストリートにあって観光客にも人気だったレモングラスサウナは無くなっていた。
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開いている店の方が少ない。ピザやハンバーガーなど外国人観光客を見込んだお店のほとんどがなくなっていた。ゴテゴテした看板が趣味悪かった餃子屋は潰れていたが、メイソウはしぶとく生き残っていた。
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ラオスの博物館級のハンドクラフトを揃えていたオックポックトックも広いお店の方は閉店していた。通りを挟んだ向かい側のショップだけが開いていた。
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1番のショックだったのはルアンパバーンでの1番のお気に入りだったルアンパバーンアルチザンが閉店していたこと。店員の人は後にナイトマーケットで家族出店をやっているところを再会した。聞けばオーナーの男性はビエンチャンに帰ったらしい。
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カーン川の支店を閉めサッカリン通りに移転したジョマコーヒーもあっけなく閉店していた。アバニホテル向かいの本店のみが営業していた。
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ビブリオビストロも閉店。
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観光客向けの店がことごとく閉店している中、地元客に人気の店は相変わらずの盛況ぶり。というより、デリバリーサービスのフードパンダも人気らしく、ここNang Taoなどはおばちゃんが以前にも増して忙しそうにしていた。ここのカオピアックセンが胃に優しい味でほっこりする。
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値上げもせず、安定の美味しさ。以前ぶっきらぼうだった娘たちが笑顔を見せて接客するようになっていた。
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滞在中現地の友人たちとパックウーの洞窟に観光に出かけた。ボートをチャーターして向かうはずだったが値段が高いと言って友人がボート案を却下。洞窟の対岸まで彼らのバイクの背にノーヘルで跨って向かう羽目に。
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外は強烈な日差しが照りつけるが洞窟の中はひんやり。観光客も少なくゆっくりとした時間を過ごすことができた。
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ゆったり流れるメコン川を眺めていると心が癒される。
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以前は観光客達で溢れかえる姿が見たくなくて、長い間托鉢も見学したことがなかったが久しぶりに早起きして通りに出てみた。
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現地の経済には良くないのだろうが、観光客が少ないと心静かに見守ることができるのは皮肉なことだ。
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朝市も観光客の姿は少ない。
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やはりルアンパバーンの街は美しい。
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再び戻ってくることを誓って機上の人となった。ちなみに帰りはトゥクトゥクをメインストリートで呼び止めて50000キップで空港まで送ってもらった。もう少し粘れば40000キップでもいけたかもしれないが雨も降っていたので50000キップで妥結。
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