18きっぷで行く山陰横断旅行 ２日目(鳥取)

2022/03/01 - 2022/03/08

青春18きっぷを使って、名古屋から福岡まで移動しました。そして、その道中、山陰地方を鉄道で横断しました。

１日目(彦根・宇治) 彦根城、平等院
●２日目(鳥取) 鳥取砂丘、仁風閣●
３日目(松江・出雲) 松江城、出雲大社
４日目(石見銀山) 龍源寺間歩、大森
５日目(萩) 明倫学舎、偉人旧宅、松下村塾
６日目(秋吉台・下関) 秋芳洞、秋吉台
７日目(福岡) 志賀島、大宰府、中洲屋台
８日目(移動日) 福岡空港

２日目の移動
大阪→(姫路)→鳥取→松江

エリア 鳥取市(鳥取)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝は4時50分に起きました。朝食に、昨日買ったチョコパンを食べました。

これから４時間かけて鳥取に向かいます。6時に大阪駅を出発する姫路行の電車に乗りました。神戸が近づくと通勤の時間となり満席でしたが、東京ほどは混んでいませんでした。

■料金■
青春18きっぷ１回分 2,410円

7時30分、姫路駅に到着しました。乗り継ぎの時間が30分あるので、姫路城に近づいてみましたが、結構はっきり見えました。姫路城は１年前に訪れましたが、雰囲気がよく、僕の大好きな城です。

8時に姫路駅を出発する上郡行の電車に乗りました。僕が事前に調べたルートは、姫路で上郡行の電車に乗り、上郡で智頭経由、鳥取行の電車に乗る、というものでした。当然、全区間で18きっぷを使うつもりでした。

ただ、アプリで電車の乗換案内を見ると、上郡から智頭までは「智頭急行」と書かれていたので、ひょっとしてJRの18きっぷは使えないのではないか、と嫌な予感がしました。

姫路城 (姫路公園) 名所・史跡

上郡駅に着いて、嫌な予感が的中しました。鳥取行の電車のうち、上郡から智頭までは智頭急行という私鉄の区間で、18きっぷが使えないことが判明しました。仕方なく、智頭急行のチケットを買いました。

■料金■
智頭急行 普通列車ペアきっぷ 1,000円(１人あたり)

車内では、ノートに旅行の記録を書いていました。車窓からは田園風景が見え、途中からは雪景色が広がっていました。

田園風景が広がるなか、突如として派手なピンクの駅舎が現れ、浮いていました。ここは恋山形駅という駅で、駅名に「恋」の字が含まれているためこのように派手な駅舎を作ったようです。発想が田舎だと思い、友達と爆笑してました。

10時55分、鳥取駅に到着しました。まず駅のコインロッカーで荷物を預けました。

■料金■
コインロッカー 250円(１人あたり)

昼食は、観光客に有名なすなば珈琲で食べます。すなば珈琲はいくつか店舗があるのですが、僕たちは鳥取市庁舎の店で食べました。市庁舎は芸術家が考えたような奇抜な見た目をしていました。

すなば珈琲の店内は、少しおしゃれな食堂という感じでした。券売機で注文し、チケットに書かれた番号を呼ばれたら、料理を取りに行くシステムです。番号は厨房のおじさんが「○番の方、受取口までお越しください」と大きな声で叫んで呼んでいて、面白かったです。

僕はもさえびサンドと砂焼きコーヒーを注文しました。
サンドは海老の味が強かったですが、コロッケになって食べ応えがあり、食パンともよく合いました。僕は海老が苦手ですが、美味しかったです。
コーヒーは苦すぎず、コーヒーが苦手な僕でも苦にならずに飲むことができました。

■料金■
もさえびサンド 500円
砂焼きコーヒー 300円

昼食後は、鳥取駅まで戻りました。駅では、12時5分発のバスに乗り、20分かけて鳥取砂丘まで向かいます。

鳥取では東京よりもコロナに対する警戒心が強く、バス車内での会話が禁止されていました。車内でおばさんがおしゃべりしていたら、「感染防止のため会話は控えてください」と運転手に注意されていました。

■料金■
バス(鳥取駅前→砂丘東口) 380円

バス到着後は、長靴を借りるために砂丘会館(と僕が勘違いした建物)に寄りました。砂丘では靴に砂が入るので、それを防ぐために長靴を借りたかったのです。

建物の中に入ると、店のおばさんが笑顔で出迎えてくれ、「今は食事はできないけど、もし良ければどうぞ」とソフトクリームのクーポンを渡してきました。僕が長靴を貸してくれないか聞くと、「本当はコロナでダメだけど、自己責任で使っていいよ」と言って快く貸してくれました。

12時40分からは鳥取砂丘を見学しました。間違えて一般的な入口と別の入口から入ってしまいました。ただ、そのお陰で観光客がほとんどおらず、人の足跡がついていないので、綺麗な風紋を見ることができました。

しばらくして、観光客がよく行く 馬の背 と オアシス まで歩きました。砂丘は想像よりもはるかに広く、迫力がありました。

鳥取砂丘 自然・景勝地

馬の背を登ります。馬の背は、傾斜が急な坂と緩やかな坂があります。最初は急な方を登ろうとしました。しかし、角度がほぼ垂直な上、足元の砂が柔らかすぎて足が沈んでしまうので、断念しました。そのため、緩やかな坂を登りました。

馬の背の頂上からは、海と山(この写真には写っていません)が見えました。せっかくなので、海の目の前まで降りていきます。

降りるときは、砂が柔らかいためすぐに足が沈み、楽に降りることができました。ただ、長靴に砂が入ってきました。

下からは建物が見えず、海や山をより近くで見ることができ、自然を感じました。波の音が大きかったです。海の前ということで漂流きてきたゴミがありましたが、韓国のものが多かったです。

その後、来た道を引き返しました。上り坂がきつい上、砂が柔らかいため足が沈んで登りづらく、かつてないほど疲れました。

借りた長靴を返すため、砂丘会館(と僕が勘違いした建物)に戻りました。

長靴を貸してくれた店のおばさんの厚意に報いるため、先ほど渡されたクーポンを使い、梨のソフトクリームを買いました。想像以上に梨の味が強く、しかも冷たく、砂丘での運動で喉が乾いていたので、とても美味しく感じました。鳥取城行のバスの乗り場と時刻をおばさんに教えてもらいました。

この建物は砂丘フレンドといい、砂丘会館ではなかったと気付きました。しかし、長靴を借りることができ、ソフトクリームを食べることができ、おばさんに親切にしていただいたので、結果的に勘違いして良かったです。

14時6分発のバスに乗り、鳥取城まで向かいます。

■料金■
梨ソフト 350円(クーポン使用)
バス(砂丘東口→西町) 300円

城の最寄りのバス停からは、山の上にある石垣がはっきりと見えました。

鳥取城跡 久松公園 名所・史跡

まず、昨年復元された大手門を見学しました。新築の香りがしました。

次に、巻石垣を見学しに行きます。鳥取城は横に長い上、山麓部分でも結構階段を登る必要があり、辿り着くまではかなり時間がかかりました。しかも道がぬかるんでいて、靴が汚れました。

巻石垣は、石垣の強度を補強するためのものです。巻石垣を見ることができるのは、全国で鳥取城だけだそうです。

14時50分からは、城の目の前にある仁風閣を見学しました。中は普通の洋館でした。

■料金■
仁風閣 150円

仁風閣 名所・史跡

15時15分に仁風閣を出発し、鳥取駅まで歩きました。途中、縦より横が長い信号機がありました。

16時に鳥取駅を出発する電車に乗り、松江まで向かいます。途中、田んぼが広がるほどの田舎に下北条駅という駅がありました。この駅は名探偵コナンの原作者の出身地で、駅にはコナンのイラストが描かれていました。

電車には２時間乗っていました。後半になると車窓から大山が見えました。わりと大きくて分かりやすかったです。友達は砂丘で疲れたため、電車でぐったりしていました。

18時16分に松江駅に到着しました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

駅についてすぐ東横インにチェックインしました。宿に荷物を置いて、夕食を食べに出掛けます。

■料金■
東横イン 2,500円

夕食ははま寿司で食べました。特にアジの寿司が美味しかったです。帰りがけに、セブンイレブンで夜食にオレンジ味の三ツ矢サイダーとじゃがりこを買いました。

■料金■
寿司 770円
サイダーとじゃがりこ 324円

宿では、夜食を食べながら、友達と今回の旅行を振り返りました。東横インでは洗濯機と乾燥機が使えるので、衣類を洗濯しました。安い値段ではタブルルーム(ベッド１台)しか空いてなかったのでこの部屋にしましたが、窮屈で寝づらかったです。

■料金■
洗剤 30円
洗濯機 200円
乾燥機 100円

２日目にかかった費用
青春18きっぷ１回 2,410円
智頭急行 1,000円
コインロッカー(鳥取駅) 250円
もさえびサンド(すなば珈琲) 500円
砂焼きコーヒー(すなば珈琲) 300円
バス(鳥取駅前→砂丘東口) 380円

梨ソフト(砂丘フレンド) 350円
バス(砂丘東口→西町) 300円
仁風閣 150円

東横イン松江 2,500円
はま寿司 770円
夜食(セブンイレブン) 324円
洗剤(東横イン) 30円
洗濯機(東横イン) 200円
乾燥機(東横イン) 100円

合計 9,564円