2022/07/15 - 2022/07/18
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Pomfiさん
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2022年7月15日(金)~18日(月・祝)のにっぽん丸の「神戸発着 宮崎・宿毛クルーズ」の後半部のレポ―トです。
3日目と4日目は特にこれといった観光イベントもなく、平和に食べて休んでいただけですが、とりあえず記録は残しておきます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3日目も朝寝坊で、起きたらもう8時を過ぎていました。
客室の窓の外では、すでに仕事を終えたタグボートの「成田丸」(所属会社も建造時期も不明)が去って行くところでした。
その向こう側の島は咸陽島(かんようとう)ですね。写真では3島に見えますが、干潮になると一つの島になるもようです。
それと、このタグボートは船尾に「佐伯」と書いてあったのですが、これは何なんでしょう?はるばる大分県から出張? -
本日到着した宿毛新港のあたりはどんなところなのか、にっぽん丸の周囲を見回してみましょう。
まずは4階の左舷後方の風景です。 -
続いて右舷後方から。まあまあいい景色です。
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左舷前方から。係留ロープはとっくに繋がれてます。
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左舷後方から。オプショナルツアーのバスはけっこう大型です。
その後ろの木造の建物は「すくも84(はちよん)マリンターミナル」です。 -
本日のバス利用のオプショナルツアーは朝8時22分の時点で中止が1コース、満席は5コース、空きがあるのは午後発の1コースだけでした。盛況です。
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材木の山がなかなか壮観です。
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この日の朝食は6階の「春日」でいただくことにしました。もう8時半をすぎているので、すごく空いてます。
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リンゴジュース、サラダ、スープ。
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玉子料理は注文を受けてから作っていただけます。で、妻はスクランブルエッグとハムを注文。
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私はオムレツとウィンナーにしました。
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フレンチトースト。妻はほうじ茶風味をセレクト。
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私はアールグレイ風味を。
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妻はパンも3つとりました。すごく小さいパンなので、ちゃんと食べ切れますが。
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カットフルーツとヨーグルト。
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コーヒー。妻はカプチーノにしました。
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私は珍しくエスプレッソにしてみました。その結論をいえば、カプチーノのほうがオススメです。
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「春日」の出口に近いところの窓から。その向こう側にある材木の山を見ると、観光来た感じではありませんが。
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朝食のあとはマリンターミナルの中に特設の販売コーナーでちょっとおみやげでも買うことに。
とりあえずこの朝は宿毛に昔からあるお菓子という「きんぼ」(400円)を買っておきました。
「きんぼ」は米じゃなく粟の駄菓子みたいで、形は円柱で噛んだら硬く、私の出身地(八戸)にある黒糖のおこし(形は四角柱で硬い)と似た味わいでした。ちょっと親近感を覚えます。 -
あと、「東七福堂」の「土佐の柚子ロール」(480円)も買っています。
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宿毛新港から市街地にはバスがありません。タクシーは貸し切りの観光緒で出払っていないし。
というわけで、今回は貸自転車(5時間まで500円、1時間超過でプラス100円)を利用することにしました。生まれてから今日までずっと車のない生活をしてて、足腰は丈夫ですから。 -
自転車でまず行こうと思ったのは「道の駅 すくも」でしたが、観光案内所の方によると、そこは今工事中で休みとのこと。
それで、とにかく旧市内のほうに向かって何か店を探そうと思ったら、宿毛新港から25分ちょっとのところにサニーマートがありました。 -
サニーマートの中を見たら、嬉しいことに道の駅の雰囲気の漂う一角がありました。
しかもそのコーナーには、大粒のブルーベリーが比較的お買い得な値段(215g入りで324円)でたくさん出ていました。とりあえず4パックお買い上げです。 -
妻は高知産の香り米(1.5kg、810円)などをセレクト。
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地元の万能だしも1本。お試し買いです。
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このあと旧市街地の玄関口という「東宿毛駅」を探したのですが、全然見つからず。
で、やっとあったと思ったら、その駅は地上じゃなく高架の上にありました。こりゃすぐには分かりませんね。しかも無人駅のようです。 -
東宿毛駅の近くで見かけた猫。目つきは悪そうですが、鈴がついているから飼い猫ですね。
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次に行ったのは「JAグリーンはた宿毛店」です。
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ここではそろそろ季節が終わりの小夏(1袋380円)を買いました。さすがに季節外れで味は?でしたが。
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また、地産のレモン(1個110円)も2個購入。これはブルーベリーをジャムにするのに使います。
なお、ここでもブルーベリーはたくさん売っていました。 -
買物をしたら、お昼ごはんを食べに船に戻ります。その途中には柑橘類の実がたくさん成っていました。農薬も多めです。
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市街地から30分くらいでにっぽん丸の停泊する宿毛新港に戻ってきました。
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お昼は6階の「春日」にテラス席でいただくことにしました。
この席、航行中に海の風を浴びながら食事をするとさらによしです。 -
サラダと玉子スープ。
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ミートソースパスタと見にサイズの玉子サンドにミンチカツサンド。
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カットフルーツ。
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コーヒーは2人ともカプチーノにしました。
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そのあと自転車で今度は大島のほうに向かおうとしたところ、ノラっぽい猫に遭遇したあたりでちょっと雨がパラつきました。
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というわけで念のため遠出はやめておき、自転車を方向転換して新港の西のほうへ。
しかしその先には別に何なさそうだったので、自転車でどこかに行くのはこれで切り上げにしました。 -
自転車を返したついでに、特設販売コーナーで直七のポン酢とドレッシング(いずれも1本500円)を各2本づつ買いました。
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15時からはラウンジ「海」でアフタヌーンティーに。この日はシュークリームがおいしかったです。
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夕食前の前方デッキから。
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にっぽん丸の前では、誰かがお見送りの音楽演奏の準備が始めています。
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本日の演奏をしてくれるのは、宿毛の「トワイライトエクスプレス」のみなさんです。
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ところで、この日のディナーでは船内レストラン「瑞穂」がいつもの左舷側の入口ではなく、右舷側の入り口から入るようになっていました。
たぶん左舷側は外出する乗客の出入り口に近くて混雑し兼ねないからでしょうね。 -
この日のディナーはフレンチです。
なお、今回は海側の席を取るため、夕食スタートの15分くらい前に並びました。 -
まずはドリンクを。妻はスパークリングワイン、私はいつものジンジャーエールです。
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オードブルはオマール海老と帆立貝柱のミルフィーユ仕立て・カリフラワーソースでした。味もおいしいけど、見た目もきれいです。
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ディナーの途中でにっぽん丸は宿毛港を出発の準備を開始。タグボートが出てきました。朝と同じ「成田丸」ですね。
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スープは冷製スモークポテトのポタージュとコンソメジュレでした。下のオレンジ色のは飲食物ではなく、飾りの水です。でも、飲んだら飲めたのかなあ?
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パンは早くまた焼きたてに戻りますように。
そういえばこの時間は右舷側で「トワイライトエクスプレス」のみなさんの音楽が始まっているはずでした。左舷側で食事中だったので聴けませんでしたが、宿毛のみなさんありがとう! -
ここで妻は白ワインをオーダー。
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魚料理はトラウトサーモンと白身魚のパイ包み焼き・ブールブランソースでした。
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出港の時刻(18:00)を過ぎると、窓の外では「成田丸」がにっぽん丸を押していました。
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18:14、にっぽん丸はすでに離岸していました。
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窓の外では宿毛新港が遠ざかってゆきます。
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お口直しはライムのグラニテでした。
それにしても、動いてる船の窓の外を見ながら食事というのは、やっぱり船旅気分が上ってきますね。 -
ここで妻はさらに赤ワインを注文。
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肉料理は牛ヒレのステーキ・クランベリー赤ワインソース・メートルドテルバター添えでした。この肉はもうちょっと脂質が欲しかったかな。
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宿毛新港が遠ざかってゆきます。
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デザートはイタリア菓子「カッサータ」とフルーツでした。
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日没の40分くらい前ですが、空は薄く紅に染まっています。
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宿毛の周辺の海は思ってたよりも小さな島がいろいろあります。
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右舷前方。
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出航から55分後の後方デッキから左舷側を臨んだところ。
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船の速度はそこそこ出ています。
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島の名前はわからず。
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たぶん、沖の島の横が近づいてきたところかと思います。
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19時43分。日没の時刻を20分くらい過ぎても、まだ空には夕焼けの残りがありました。
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夜はドルフィンホールで中孝介氏の歌やにっぽん丸のハウバンドの音楽のコンサート、そして座ったまま踊るソシャルディスタンスディスコなどが催されました。
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そして22時半からは夜食タイム。今晩の温物はうどんでした。
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海苔巻き。
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鬼太郎のお父さんに似た水まんじゅうと、いつも新鮮なカットフルーツ。
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そういえば、今回は船内ショップの「ブティック アンカー」でおみやげを買っていません。まあ、4月に乗ったばかりだからいっか。
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今日も船がはるか沖に出たのは夜の闇の中です。ずっと向こうの光は高知市かな。
夜中のデッキにはヌルい風が静かに吹いていました。 -
余談ですが、私はこれまでにっぽん丸に18回乗って、夜のデッキが立ち入り禁止になっているところは一度も見たことがありません。
にっぽん丸はちょっとやそっと波風が強くてもデッキに出るのはOKで、この点を私はとても気に入ってます。もちろんちゃんと気を付けて出ますよ。 -
4日目の朝は目が覚めるともう神戸の町が目の前でした。
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この日は帆船の日本丸の姿もあります。
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時間がなかったので朝食は簡単に。この朝はセットメニューをパスして、ごはんはカレーだけにしました。
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あとはフルーツとヨーグルトとドリンクに。
そういえば帰港が午前9時というクルーズは多いけれど、朝のことを考えるとせめて10時半以降に着いてくれたらいいなあ、という気はすごくします。 -
今回のにっぽん丸は3日前にポートターミナルから出航しましたが、帰ってくるときの港は神戸メリケンパーク・オリエンタルホテルがある中突堤です。
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にっぽん丸の横に控えているのはタグボートの「旭陽丸」(昭陽海運、191トン、1991年竣工)です。
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この日は3年前のにっぽん丸で知り合った東京のYさんご夫妻が神戸メリケンパーク・オリエンタルホテルに泊まっていて、私たちが乗っているにっぽん丸が沖にいる写真をLINEで送ってくれました。
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入港の33分前、私たちはホライズンラウンジでカプチーノを。船内でいちばんおいしいコーヒーはやっぱりここのカプチーノです。
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神戸メリケンパーク・オリエンタルホテルはますます近くなってきました。
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Yさんご夫妻からLINEで送られてきた写真の第2弾。
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こちらからもYさんご夫妻ににっぽん丸から見たホテルの写真を送信。
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にっぽん丸は着岸態勢に入ります。
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もうすぐ着岸です。
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Yさんご夫妻から届いた写真でも、にっぽん丸はホテルのバルコニーとだいぶ近い目線になってきました。
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にっぽん丸はホテルの真横にきました。
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余談ですが、このときにっぽん丸の後方では、見慣れたフェリーの姿がひとつ。
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神戸~坂手(小豆島)高松の「こんぴら2」(1989年12月竣工、3,682トン、全長109m、幅20m、速度18.5ノット、旅客定員450人、車輛搭載数 大型64台、林兼船渠建造)です。
ちなみに今年10月から小豆島ルートでは新造船の「あおい」(5,200トン、全長132m、幅21m、速度18.6ノット、旅客定員620人、車輛搭載数 大型84台、内海造船瀬戸田工場建造)がデビューすることになっています。これは是非乗らないと!
それにしても、日本のクルーズ船は老船ばかりですが、フェリーは新造船が次々と出てきますね。 -
「旭陽丸」がにっぽん丸を押しています。
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そして着岸完了。
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預りの手荷物の持ち出しが始まりました。
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しかし、9時を過ぎてもまだドルフィンホールではイベントが少し。ハウスバンドによるピアノと歌のステージが行われていました。
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私たちが下船したのは9時半です。そしてこのあとは、お出迎えのYさんご夫妻と京都でランチの予定が入れてありました。
しかし、そこからタクシーに乗ろうとしたらなかなか来ず。が、前に並んだ人の半分が待ちきれずに列を離脱したあたりからタクシーは来始め、結局は20分くらいの待ち時間で乗れました。
そのあと新神戸では次の新幹線が3分後、その次のは約30分後でしたが、3分後のほうにギリギリで乗車できました。 -
京都駅からはタクシーで「御所南 かまた」に向かいました。この店はオープンしてまだ月日が浅く、私たちが行くのは初めてです。
店に着いたのは開店の30分前で、ちょっと早すぎでした。 -
というわけで付近を少し散歩することに。そして、京の名水「桃の井」がある店(元酒蔵)に入ってきました。
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上の写真が「桃の井」です。そして、「御所南 かまた」が料理に使っている水は、なんとここの水なんだそうです。
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11時半近くに「御所南 かまた」に戻ると、個室で会食がスタート。
で、まず出た先附は器の上に葉が載せてありました。 -
葉を取ると、器の中は涼し気な海老と夏野菜のジュレがけでした。
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凌ぎは鱧、イクラ、茗荷の入った巻きずしでした。
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温ものは見た目よりずっとボリュームのある野菜の煮物で、出汁がとてもよく効いていました。
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八寸は祇園祭りにちなんだもので、なんだかとても目に楽しかったです。
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御飯は5種類の炊き込みごはんから1グループで1種類をセレクトとのこと。私たちは鮎の炊き込みごはんにしました。
鮎ごはんのほかには桜海老・新生姜、鰻西京漬け、とうもろこし・帆立の炊き込みごはんという選択肢もありました。 -
水物もきれいでおいしかったです。
なお、この日のお昼のコースは税サ込で5千円でした。物価の高い京都でこのお値段というのはお得です。(※追記:その後、秋には6,300円に値上がりしてました。)
このあとYさんご夫妻とは店の前で解散し、タクシーで帰宅。
以上、最後の最後で新たによい料理屋さんを発見となって、今回の旅行も無事終了です。
ところで次の船ですが、もう予約は済ませました。今年はにっぽん丸のクリスマスクルーズがないので、今度は飛鳥Ⅱです。
次の飛鳥Ⅱは4つの割引(一昨年12月の飛鳥Ⅱに乗ったときに頂いた3千円の優待券と5千円の特別優待券、昨年の中頃にアスカクラブから頂いた3万円の特別割引券、および郵船トラベルのリピート予約割引3%)を総動員して乗ってきます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- HAPPINさん 2023/01/10 18:12:21
- 旅行記拝見して予約してしまいました
- Pomfiさん、はじめまして。
にっぽん丸の旅行記拝見してたら、一度乗ってみたくなりました。
それで、さきほど勢い余って予約してしまいました。
初めてのクルーズなのでアッパークラスとは行かずステートクラスでの体験なのですが、それでもとても楽しみにしています。
乗船してみたくなるような素敵な旅行記。豊富な知識に裏打ちされた詳しいご紹介、とても参考になりました。
まずはお礼かたがた、ご挨拶まで
ありがとうございました。
Happin
- Pomfiさん からの返信 2023/01/10 23:23:05
- Re: 旅行記拝見して予約してしまいました
- HAPPINさん、ようこそ!
にっぽん丸仲間が増えて、とても嬉しいです。
それにしても、思い立ってすぐにっぽん丸にご予約とは素晴らしい行動力ですね。
にっぽん丸はいつの間にかPCR検査が乗船当日の1回だけでよくなったようだし、昨年はだいぶ船内の賑わいも戻ってきてましたから、ここでご予約というのはいいタイミングだったと思います。
それと、私もすでに次のにっぽん丸の予定が決まっているのですが、予約したのはステートです。
特に好きなのは1デッキのスタンダードステートです。他のどの客船よりも窓の外が海に近いところがいいと思っています。
HAPPINさんのにっぽん丸乗船記を拝見できる日が楽しみです。
ご乗船の日がすばらしい航海日和になりますように!
Pomfi
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- mabuyakunさん 2022/08/06 18:28:12
- 旅行記、ありがとうございました。
- Pomfiさま
旅行記、楽しく読ませていただきました。
2段階のアップグレード、いいですね~。
お料理もとてもおいしそうです。
今年の12月のにっぽん丸は、モーリシャスクルーズだから、どうされるのかな~と思っていましたら、飛鳥Ⅱに乗られるんですね!
うちの次回クルーズはいつになるのか、、まだ未定です。
次の旅行記も楽しみにしております。
Mabuyakun
- Pomfiさん からの返信 2022/08/06 22:41:13
- RE: 旅行記、ありがとうございました。
- Mabuyakunさん、いつもご覧いただき、ありがとうございます。
にっぽん丸のアップグレードはこれで5回目くらいですが、今回の2段階アップはとてもお得感がありました。
にっぽん丸の料理は安定のおいしさのうえ、いつも胃に優しいところがありがたいです。
飛鳥IIはたくさんある割引がすべて併用できるというチャンスの時にクリスマスクルーズが申し込めてよかったです。露店風呂も楽しみだし。
Mabuyakunさんの次のクルーズも早く決まりますように!
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