2022/07/23 - 2022/07/24
3098位(同エリア12592件中)
れおんさん
とある日曜の朝。
僕「なぬ!群馬にレールバイクがあるのか!」
妻「うるさい!眠たいのに」
もう10時なんですけど。いつまで寝てんねん。と言うことで(どう言うこと?)、夏の旅行は群馬県に決定。ところが出発数日前にまさかの感染急拡大。でも今回も、
妻と僕「だってキャンセル料取られちゃうもーん」
を合言葉に、何の罪悪感もなく旅を敢行。1泊2日の長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
《総走行距離:490.6km》
[こちらは 2-2 です]
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[これより前は 2-1 へ]
ランチから車で1時間40分、途中道の駅に立ち寄りながら14時半ごろに今夜の宿《法師温泉 長寿館》に到着。
猿ヶ京温泉より更に奥地にある温泉です。 -
妻「なんか古そうな建物が見えてきたよ」
「歴史ある」と言ってくれ。 -
妻「古っ!」
「歴史ある」だって! -
創業140年、国登録有形文化財に指定された老舗のお宿。
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どの角度から眺めてもすごく風情があります。
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帳場も昔ながらの雰囲気。
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そこから見上げると、
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妻「すごい古いね」
もういいや。 -
チェックインを済ませると仲居さんへ案内され部屋へ。
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妻「そうやま、かおる?」
「くんざんそう」です。 -
「本間薫山」と言う方が建物名の由来。
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廊下には刀剣も展示。
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通された和室。すごく涼しくて冷房がいらないし、なによりも川のせせらぎがすごい!
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妻「この椅子すごく気持ち良いよ」
深く沈み込むタイプで、久々に人をダメにする椅子に遭遇。 -
女優の山本陽子さんもこの部屋を利用されたらしい。
妻「昭和54年て」 -
部屋にあった、カメ虫撃退法。
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かいつまんで言うと、部屋に置いてる紙テープで、
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カメ虫を捕まえ、
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そっと畳んで、
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ポイッと。
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別注メニュー。とりあえず「岩魚の骨酒」を先に注文しとくか。
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あらかじめ入浴セットを拵えていたので、早速風呂へ。
こちらには大浴場が3つあり、時間帯によって男女が入れ替わり。中でも宿名物の「法師乃湯」は混浴です(夜の2時間だけ女性専用) -
「玉城乃湯」と「法師乃湯」の入口。
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大浴場の撮影は禁止なので、宿のパンフレットで。
真ん中下の「玉城乃湯」は、岩造りの露天風呂と一体化していて、眺めがとても良い!右上の「長寿乃湯」は少し小さめ。
そして右下の全面木造建築の湯屋が「法師乃湯」。湯が適温なのでのんびり湯浴みできます。
何回か入りましたが、ご夫婦やカップルと度々遭遇して、潜望鏡ごっこが出来なかったのが残念です(捕まるちゅーに -
湯浴みを楽しんだ後は、館内を探検。
こちらは帳場の横にある、和風モダニズムな売店とカウンターバー。 -
そして野生動物の剥製と超レトロな電話機。
妻「あはは!目玉と飛び出してチューしてるみたい!」 -
そう言えば「法師乃湯」は、高峰三枝子さんと上原謙さんが登場する国鉄時代の初代フルムーンのCMやポスターにも起用されています。
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他にも映画「テルマエ・ロマエ2」や、3年ほど前は遠藤憲一さん主演の「さすらい温泉 遠藤憲一」でもこの宿が登場。さらにTV番組のロケは数知れず。
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今度は2階に上がってみます。
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渡り廊下の先にある「法隆殿」へ。
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ハイクラスな部屋が中心の建物。
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撮影は廊下だけですが、お高そうな匂いがプンプン。
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こちらは渓流沿いの「別館」。
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木の造りが素晴らしい。
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ちょっと外に出てみるかな。
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橋の上から眺める渓流。
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風呂上りは湯上り処で景色を眺めながらまったり。冷房が一切ついていないのに、ほんと涼しくて過ごしやすい。
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部屋でのんびりしてたところ、18時に「お夕食の準備ができました~」との電話が。
食事処へ向かうべく、川を渡る廊下を歩きながらふと川沿いを見ると、 -
なんということでしょう。別館に灯がともり、まるでポスターのような眺めが。
妻「ほんと歴史を感じさせる良い宿だね」
やっとか。 -
食事処はこの奥。
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テーブルにはすでに先付「わらび 山芋 オクラ」、酢の物「赤城鶏豆乳寄せ」がセッティング。
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妻「肉でか!」
今日は上州牛ヒレステーキ付のプランにしたのですが、一人200gもあるまさかの大ボリューム。 -
まずはおなじみの岩魚の骨酒で乾杯。
熱燗に岩魚の旨味と風味が染み出していて、これを肴に酒が飲めます(飲んでるやん -
お造りは左から時計回りに「ギンヒカリ(ニジマス)、トロ湯葉、岩魚の昆布〆、手のしこんにゃく」。
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岩魚には昆布の旨味が乗り移り、ただの岩魚の刺身より美味さがアップ。
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固形燃料に火が付いたので、早速肉を。
妻「ぶあっつ」 -
いい感じに焼き目が付いたので、いったん更に取り分け。
お好みで右の自家製ソースか、塩こしょうや山葵と付けていただきます。 -
やばし!昼間の上州牛カルビも良かったですが、この上州牛ヒレはさらに上を行く美味さ。
柔らかくて、噛み締めると赤身の美味さが口の中でトップガン マーヴェリック!(面白かったです -
仲居さん「冷たいうちにどうぞ」
と運ばれてきたのは、冷し鉢「玉子豆腐と順才」。玉子豆腐が美味いのは当たり前として、順才の食感と清涼感が良いアクセント。 -
焼物「鮎の塩焼き」は蓼酢とともに。
妻「蓼酢って鮎の塩焼きでしか見ないよね」
確かに。他の料理では見たことないな。 -
仲居さん「これは温かいうちに」
と揚物の「山ふぐ竜田揚げ」が来ました。
山ふぐってなんだろう、って妻がスマホで調べると、
妻「刺身こんにゃくだ!」
いや揚物なんですけど。
聞いてみると「なまず」でした。あっさりとした白身で、いくらでも食べられます。 -
煮物の「鶏そぼろ餡」は、このまま白飯にかけても立派な丼になる一品。
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お食事は白飯、香の物、吸物はおっ切り込みの入ったスッポン鍋。
妻「米が美味しい!でも腹いっぱい!」 -
と言いつつデザートのスイカもしっかり別腹へ。
ボリュームのある夕食で、心も腹も大満足でした。 -
夕食後は再びお散歩。灯のついた玄関もまた良い風情。
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夜の「法隆殿」はどっかで見たことある風景。
妻「千と千尋の湯屋っぽいね」
渋温泉の「金具屋」に似た眺めです。この後も風呂と部屋を行ったり来たり。涼しい夏の夜をのんびり過ごしました。 -
【2日目】
翌朝は5時に起床。朝から何度も湯浴みを楽しんだ後は、8時から昨日と同じ食事処で朝食です。
奇をてらわない、王道の品々。とにかく白飯が美味しくて、感動でした。 -
妻「やっぱ旅館の朝は湯豆腐だよねー」
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ふと帳場の前を横切ると、昨日は閉まっていた障子が開いてます。
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薪がくべられた囲炉裏があり、とても懐かしい良い香りが。
食後のお茶をいただきながら、少し休憩。 -
歴史を感じさせ食事まで美味しい、思い出に残る良宿でした。
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ちなみにちょうどこの日は延長された「愛郷ぐんまプロジェクト」をやっていて、宿泊料金が二人で計10,000円の割引。加えて地元みなかみ町の「MINAKAMI HEART泊まって!応援クーポン2000」もあり、みなかみ町内で買い物や飲食に使える計4,000円分のプリペイドカードをいただきました。
さて、チェックアウトは10時半ですが、渋滞に引っかからないよう9時には宿を出発! -
宿から車で30分、以前にも(そして実は昨日も)来た《道の駅たくみの里》に到着。
道の駅 たくみの里 道の駅
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こちらの《豊楽館》へ。
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プリペイドカードを使い、お土産4,000円分をがっちりお買い上げ。
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野菜コーナーもあります。
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色々買い込みましたが、中でも一番気に入ったのが「プリンのリングケーキ」。パッケージに釣られ購入しましたが、
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まあ美味いのなんの。自宅でこれを肴に日本酒をガブガブと(どんな食い合わせ
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「たくみの里」は色々な体験施設が集合してる人気の街。
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まだ朝早いということもあって、通りに人はいませんでした。
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「たくみの里」から車で1時間、《たんばらラベンダーパーク》に来ました。チケット売り場はかなりの混雑。
たんばらラベンダーパーク 公園・植物園
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僕「あ、恐竜だ!」
妻「え、巨乳?」
僕「え、どこどこ?」
あほか。 -
チケットを購入し園内へ。
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リフト乗り場もしっかりと行列してます。
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冬場は《たんばらスキーパーク》として頑張ってるリフト君です。
たんばらスキーパーク スキー場
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冬場は《たんばらスキーパーク》として頑張ってるリフト君です。
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園内図。紫色がいっぱい。
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降り口の近くにある「ウッドランドカフェ」。食事ができますが、当然腹は減っておらずスルー。
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早速妻はこの写真をLINEのプロフィール画像にしていました。
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この日はラベンダーが真っ盛り。偶然写ってた綺麗なお姉さんのおかげで、ラベンダーの美しさがさらに倍増。
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関東最大級のラベンダー畑と言われていて、富良野には及ばないものの(行ったことないけど)、ここも中々の見ごたえです。
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妻「綺麗だねー」
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おなじみ、写真を撮る妻を撮るの図。
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帰りはリフトを使わず徒歩で下山。下りなので楽々移動。
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そう言えば、リフト乗り場の前にもラベンダー畑がありました。
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その隣にはひまわりも。
普段は特に花には興味がないのですが、これだけ群生してるとやっぱ見とれてしまいます。 -
リゾートセンターへ戻って来ました。
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さっき頂上でラベンダーソフトクリームを買おうと思ったら大行列であきらめたのですが、リゾートセンターで売ってた!
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妻と僕「うんまっ!」
甘い香りの奥にほのかに感じるラベンダー。思わず声が出てしまうほど、久々の大ヒットでした。 -
群馬に来たらやっぱりここ。《登利平 沼田店》に立ち寄りお弁当を購入。
登利平 沼田店 グルメ・レストラン
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妻「晩飯作らなくていいから楽だわー」
このコースが気に入った模様。 -
前回はモモ肉の入った「鳥めし松弁当」でしたが、今回はムネ肉オンリーの「鳥めし竹弁当」を購入。
妻「あ、こっちの方がいい!」
タレの染みたあっさりしっとりしたムネ肉が、同じくタレの染み込んだ白飯によく合う!さすが一番人気なだけあります。
今回の旅行、何度も計画するものの都合で行けなかった憧れの「法師温泉 長寿館」に泊まることができ大満足。おまけに直前まで気づかなかった「愛郷ぐんまプロジェクト」で割引も受けられ、とっても得した気分でした。
さてと、鳥めしとプリンのリングケーキ食いながら一杯やるかな(だから食い合わせが...)明日からもまた仕事がんばろう!
長い旅行記でしたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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旅行記グループ 1泊2日 吾妻峡のレールバイクと老舗宿 法師温泉 長寿館
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