桜が満開のブエノスアイレス日本庭園

2022/07/29 - 2022/07/29

先日のイグアス旅行からブエノスアイレスに戻ってみると、季節が折り返したような空気感。寒い中にも強い日差しや陽気が感じられるようになってきました。街角の花屋にはフリージアが並びはじめ、路面販売のフルーツにイチゴが登場するようになってきました。パレルモにある日本庭園の桜も見頃になったので行ってきました。

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 鉄道 徒歩

10時開園のところ11時に来てみたらすごい行列でしたが、列はわりと早くさばけて20分待ちくらいでした。入場料は416ペソ。なんと中途半端なと思いますが、お釣りのやり取りで時間をかせいで入場制限になっているのでしょう。1020ペソ渡して610ペソおつりが戻ってきました。ここはアルゼンチン。

日本庭園 自然･景勝地

広い庭園内に小さな桜並木があります。ここブエノスアイレスでも桜の見頃は短いので、気をつけていないと時期を逃してしまいます。

枝ぶりのいい桜が。ボサボサ生え放題の街路樹が多いアルゼンチンではめずらしい。

以前はなかったネットが上に張られていて、撮影の難易度が上がりました。

日本のっぽい薄い色の花ですが、花の形はこんなだっけ。

簡素なつくばいがありました。

日本と同様淡い青の空色が多いアルゼンチンの春ですが、今日は濃い目の青空でした。気温は少し低くて15℃ほどですが、日差しはもう冬のそれとは違い力強さが出てきました。

ミツバチが乱舞しています。

色の濃い桜もありました。小さな並木にいろいろな種類が植わっています。

下向きにそろった花弁。やはり日本の桜と少し違うような。

照明も和っぽくなっています。園内にはお正月風の音楽がエンドレスで流れています。

いちおう毎年来て桜の写真を撮るようにしています。私にとっては日本人試験のような感覚です。うまく撮れれば、まだ日本人成分が残っているかなと。

並木を離れても園内にポツンポツンと桜の樹が植わっています。ちょうど今が満開の樹。

しっかりピントが合っていれば面白い写真になったかも、という一枚。

大きな園内には小さいものから中型のものまで各種鳥たちがとびまわっています。

イバナさんよかったですね。短冊は７月だからあってるのか。桜やら鯉のぼりやらが混在する日本庭園です。

「トヨタ茶室」の前の樹。

梅か？ 梅の花ってじっくり見たことがないのでわかんなくなってきました。画像検索をしてみましたが、日本の梅はもっと円っぽいですね。樹皮が桜のそれだと思うんですが。

空の青をバックに、が定番ですが、緑の芝生をバックにしてもいいですね。

いい感じに浮かんでいますが、自然に落ちたのではなく、誰かがそこらへんから拾ってきてどばっとばらまいたものの一部です。日本人からするとぎょっとするような大胆な行動ですが、こういうの楽しいんだろうなとほほえましく眺めます。

Membrillo の花です。訳すとマルメロ、と出てきますが聞いたことありません。同じ名前をもつ、この花のように開いた形の焼き菓子がアルゼンチンの定番お菓子のひとつです。

朱塗りの橋をバックに。

南天のような赤い実をつけた木が。真っ赤です。

都会の真ん中にある庭園です。パレルモやレコレタエリアには国の名前を冠した広場が多くあります。イタリア広場とか、ペルー広場とか。日本広場 Plaza japonesa ってないなーと思ってましたが、この日本庭園があるのです。特別扱い感。

朱塗りの橋を渡った先の小島。

太鼓橋と鳥居。

鳥居は日本庭園５０周年を記念しています。

ミニ鐘楼もあります。

九曲橋は中国庭園スタイルでは？

大きな鯉が悠々と泳いでいます。

日本文化を紹介する施設。隣には日本料理のレストランがあります。以前一度だけカツ丼を食べたことがありますが、海外で日本食が恋しくなることはあまりないので。

レストランの２階が見晴らし台になっています。

先ほどの九曲橋がよく見えます。

オーロラビジョンが新設されていました。日本のアニメの３択クイズなんかあったりして。オーロラビジョンってなんでオーロラビジョンって名前なんでしょうね。

松のある庭のコーナー。

下りてきました。ようやく園内を半周。

不思議なカーブを描く葉の植物。

残りの半周へと向かいます。

折り鶴のオブジェ。回転折り鶴、とありましたが静止していました。

サムライの像。折り鶴とこの像は以前はもっとひっそりとした場所にあったのですが、日の当たる場所に移動してきました。人気の撮影スポットになっています。

守礼門のレプリカ。アルゼンチンの日系人には沖縄由来の人も多いので。

キオスクです。

絵馬のようにお願いごとがぎっしりと。となりでは名前をカタカナで筆書きする実演が。字はとてもとてもへたくそでしたが、アルゼンチンのみなさん的にはオーケーなのでしょう。

提供は沢の鶴さん。天気の良い日にはこの芝生で猫が昼寝をしていることが多いのですが、きょうは見られませんでした。

ふたたび桜並木が見えてきました。

エントランスを入ってすぐのところにある庭の椿。

こちらはより日本っぽい橋。

先ほどよりもひいた写真を撮りにもう一周。

たくさんの人が歩いています。

めずらしく人の切れた瞬間をねらって。

さあ、エッグマン！Ｔシャツを着た男子が。それエッグマンじゃないし。

いい枝ぶり。

左の白い樹皮の木はものすごーく背が高い。

一周半して、出口へ。風が弱くて鯉のぼりがいまいち。

出口の前にもささやかな桜並木があります。盛りを過ぎて葉が出はじめています。

桜のじゅうたん。

針のように細い葉が。

出口のところに園芸店があります。桜の苗木が6500ペソで売られていました、

だるまに見送られます。

以上、日本庭園でした。

日本庭園の隣にはドイツ広場があって、その通り向かいにある AVERSA もブエノスアイレスではまちがいないジェラート店のひとつ。口あたりが濃厚なのに甘みがあっさりしていて、ちょっと大人の味です。

Aversa Helados スイーツ

いい天気なので、先日ベルグラーノ地区の３つのミュージアムを巡った時に雨で出られなかったラレータ美術館の庭園の写真を撮りに行こうかとも思ったのですが、バスがなかなか来ないのであきらめました。パレルモ駅まで歩きます。エコパークの手前にあったパリっぽいアパート。

先日、ラ・ルーラルで３年ぶりにチョコレートフェアが開催されましたが、この農産フェアも戻ってきました。牛の品評会とかもある大きなイベントです。31日までですが、冬休みでものすごく混んでいるのでまたいつか。

パレルモ駅から電車に乗って帰宅しました。

ラ ルーラル エンターテイメント

この旅行記へのコメント （2）

• ノーーウォリーズさん 2022/08/07 23:02:17

  地球の裏で日本の花見

  こんにちは、さとうさん
  
  日本と地球の反対側のアルゼンチンでも桜が観られるのですね！日本庭園も大きくアルゼンチンの日系人が建てたのでしょうか？どんな歴史があるのか興味あります。地元人にも桜が愛されていますね。
  
  オーストラリアにも規模は小さいですが日本庭園あります。私も以前に旅行記にしています。ただ2010年代の日本ブームから今は日本並みの大混雑も再現されています。さすがに宴会はしていませんが。こちらの桜の見どころは8月下旬で、アルゼンチンより1ヶ月遅れです。もうすぐ春の花のシーズンとなり楽しみです。
  

  さとうさん からの返信 2022/08/08 08:50:12

  RE: 地球の裏で日本の花見

  ノーーウォリーズさん、コメントありがとうございました。
  
  ブエノスアイレスの日本庭園は、50年ほど前に日系人コミュニティによって造られたそうです。平成天皇が皇太子の時代に、皇室として初めてアルゼンチンを訪問するのにあわせて造られた由緒正しきものだそうです、と先ほど調べて知りました。
  
  というわけでノーーウォリーズさんのオーストラリアの日本庭園の旅行記を探しに行きます。