新緑の有馬温泉街歩き

2022/06/15 - 2022/06/16

新緑の有馬温泉に行ってきました。

有馬温泉は日本書紀や風土記にも出てくる日本三大古湯のひとつで、

赤茶色の金泉が有名です。

金泉は鉄分が空気に触れて赤茶けた色になります。

エリア 有馬温泉(兵庫)

泊まりの旅館はねぎや陵楓閣です。

名前の通り、楓が敷地に植えられていて、青もみじがきれいでした。

秋の紅葉もきれいでしょうねー。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

お部屋は十分な広さです。

温泉街散策は明日にして、今日は部屋と温泉でのんびりします。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

窓からはきれいな新緑の景色が眺められます。

楓の木も目の前に。
お風呂の露天風呂にも楓が植わっていましたよ。
温泉は金泉・銀泉の両方あります。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

夕食は部屋食で。

地産地消で、地元の食材も。

中央白いのは淡路産タマネギの摺り流し（冷製スープ）です。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

和食ですが、八寸には生ハムポテトや紹興酒で煮た海老などちょっと洋風・中華風も加味。
鍋は珍しいじゅんさい。
じゅんさいを食べるのはこれで２回目です。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

右上は炊き合わせですが、神戸ポークが入っていました。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

デザート。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

朝食は広間でいただきました。

箱のふたを開けると、ご覧の通り、色とりどりのおかずが。

ジュースはマンゴー。

有馬温泉　ねぎや陵楓閣 宿・ホテル

旅館の車で湯本坂の入り口まで送ってもらいました。

湯本坂には古い建物が並んで、情緒ある町並みが続いています。

珍しい木造三階建ての建物。

有馬本街道(湯本坂) 名所・史跡

お店もたくさんあって、有馬温泉一番の観光地です。

有馬本街道(湯本坂) 名所・史跡

有馬の人形筆を買おうと思っていたんですが、臨時休業でした。

有馬人形筆は文字を書こうとすると、筆の尻から人形がぴょこっと出てくる一種のからくりです。

確か、数年前にお店が火事になり、その後新しい店舗を建てて営業されています。今はこの西田筆店が伝統を受け継ぐ唯一のお店になっています。

灰吹屋 西田筆店 専門店

有馬温泉にはいくつか泉源がありますが、湯本坂に近い天満宮の境内の天神泉源はいちばん見学しやすいです。
温泉の影響で、石段などが茶色く染まっています。

天神泉源 温泉

湯けむりが上がっているのが間近に見れますよ。

天神泉源 温泉

天神泉源。

天神泉源 温泉

湯本坂の終わりには雪国神社という小さなお稲荷さんがありました。

お稲荷さんなので、ちょっとかすれているけどキツネの絵が描かれていますね。

雪国稲荷神社 寺・神社・教会

湯本坂の終わりと書きましたが、この場所のほうが町への入り口。その入口の守護神として鎮座しているお社です。

雪国稲荷神社 寺・神社・教会

湯本坂途中にあるくりの里と言うお店で、栗のソフトクリームをいただきました。

焼き栗もおいしそうでした～。

有馬本街道(湯本坂) 名所・史跡

湯本坂から一段上がったところに有馬温泉の寺町があります。温泉寺、念仏寺、極楽寺と３つの寺が集まっています。

湯本坂の賑やかさとはうってかわって静かな雰囲気。

念仏寺 寺・神社・教会

念仏寺はねねの別邸跡と伝えられています。

念仏寺 寺・神社・教会

極楽寺は聖徳太子が創建したと伝わる古刹ですが、現在は浄土宗のお寺になっています。

極楽寺 寺・神社・教会

ひときわ立派なお堂はその名も温泉寺。行基が建立した古刹です。

温泉寺 寺・神社・教会

寺町には有馬の工房と言って、人形筆や竹細工など、有馬の伝統工芸を紹介する施設があります。
休憩所やお食事処もあるので、休憩がてら立ち寄りました。

有馬の工房 名所・史跡

人形筆はからくりもおもしろいですが、筆そのものもカラフルできれいです。

有馬の工房 名所・史跡

竹細工の展示もありました。

有馬の工房 名所・史跡

寺町から湯本坂へ戻る途中には御所泉源がありましたが、ロープが張られて、近くには行けませんでした。

御所泉源 温泉

有馬川にかかるねね橋にやってきました。

新緑に赤い橋が映えますね。

ねね像といっしょに、写真撮影スポットです。

ねね橋 名所・史跡

ねね橋の下流一帯は整備されて親水広場になっています。

夏にはイベントなども行われるようです。

有馬川親水公園 公園・植物園

最後に、有馬温泉駅に近い亀乃尾瀧を見に行きました。

瀧といっても、岩の割れ目から地下水が湧き出ている細い瀧ですが、少なくとも江戸時代にはすでに名所だったみたいです。

亀乃尾瀧 寺・神社・教会

瀧の左側の崖面に「暁櫻」と彫られていますが、案内板によると、江戸時代中期の有名書家の手になるものだそうです。
その当時「暁櫻」と呼ばれる名物桜があったのでしょうね。

亀乃尾瀧 寺・神社・教会