数週間前パローへ列車で行く途中に通過したレンガムという町。ここもなかなかイケるかも知れないなと単なる思いつきで、早速切符を抑えておいた。このように私は本当に気紛れな女です。前回同様、出発はジョホールバルのケンパスバル駅だ。実はもうJBセントラルが始発駅に戻ってるんだけどね。<br /><br />理想としては3時間ぐらいの滞在だけど、なるべくJBで休みたかったので帰りの列車を12：48にしておいた。でもたった2時間でもハプニングって起きるんです。<br /><br />レンガムという町についてリサーチしていて知りました。ここは南方軍総司令官だった寺内寿一が最期を迎えた地です。調べれば調べるほど、許しがたい指揮官だなと思うのですが、最期どんな景色の中で死んでいったのだろうかと、ちょっと興味が湧いたのも事実。<br /><br /><br />

これだから私はマレーシアが好き。～ジョホール・レンガム（Renggam）

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2022/07/09 - 2022/07/09

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エリア

ジョホールバル(マレーシア)

地図で見るとそこそこ遠い。仕事で身体が疲れているので、パローの時よりも更に短い滞在で戻ってくることにした。
うっししし。レートは良くなる一方。
3連休初日のJBセントラル。まだ早いので空いてます。この時間にマレーシアに居るのが普通になってきました。
ロティチャナイ屋さんを目指していったら、お休み。そうだった、今日はハリラヤだ。忘れてたよ、馬鹿だね、私も。大失態。grabから放り出されたら、まだ辺り真っ暗。目の前のモスクからはコーランがフルスイングで流れ始めるし。幸いお隣さんが今日は営業するとかで開店まで待たせて頂くことに。
ニャーゴ　しゃーない、朝早すぎてやることもないから、この子とじゃれ合うしかないのであった。
足ながーい。自慢の美脚。ネコを見てると最高の暇つぶしになる。
ようやく明るくなって来た！
7時過ぎめでたく開店！
ロティチャナイではなくなってしまったけど、ここのご一家とお話しできて楽しかった♪
朝食にナシゴレン。いただきまーす！何か視線を感じる。気のせいではないらしい。
じーっ。私のナシゴレンを狙う猫の西川くん。母に言わせるとこの顔は知り合いの西川くんに似てるらしい。確かにこの表情、人間っぽい。
ダメだよ。ここのサンバル辛いから目が飛び出るって。何度もダメダメと言ったら、テーブルの上で座り込んじゃった。
西川くんはようやく諦めてくれたようだ。
オタクはナシレマ待ち？
次から次ニャンコ登場。
私がご飯一粒も残さず完食したからビックリしてた。ここのお嬢は22歳、「お母さんグッジョブ！」と言ったら、笑ってた。お嬢はなぜか私の小学生時代の親友に笑った顔がそっくり。親近感が湧く。私ね、最近こういう相手の生活のリズムを変えない程度の小さい交流に重きを置いてるの。全くの赤の他人と話すと生命力がアップする気がしてね。大体が一期一会だから、相手を喜ばす言葉をかけてあげられる自分でありたい。
数週間ぶりのケンパスバル駅。
今日は駅の入り口にある食堂もお休みで駅も静まり返ってる。
駅前の通り。なーんにもない。
いずれこれも撤去されるね。
今日のホームは出入り自由だ。
列車がやって来ました！
いざ、レンガムへ。
クルアンのひとつ手前の駅だからあっという間に着く。ここで下車したのは数人だけ。
おっと～コレは写真に収めておかなくっちゃ！
ここが今の駅舎。
駅前から出てるミニバスは無料らしい。行き先は隣町のラヤンラヤンとかクルアンとか。聞いたところによるとクルアンまでは信号がないから、すぐに着くんだって。
この日の地元の朝刊の一面は勿論安倍さんの事件。人間ってあんなに呆気なく他人の手によって死んでしまうのか。
アルフレスコダイニングとも言う。便利な言葉だ。
毎日会ってどういう話してるんだろう。にしても楽しそうなメンズ。
物持ちが良いマレーシアなのであった。
この辺湧水が出てたのかな？
ここなら私さえも運転できそうな気がしてくる。
シャッター街になっちゃってるけど、残骸だけでも色々想像を膨らませることはできるよ。
マレーシアな光景。
ここも壁画ブーム。小さい町の割には大胆な壁画が多かった。
これは大人しめの絵。
通行人少なし。
あとでここ入ろう！
インドの旅行用に買った服が未だにクローゼットにかかったままだ。いつか使う日が再び来るのだろうか。今のところはJBで十分満喫できてるから、暫くは行かないと思うけど。
そういえばマスクの生活が始まってから派手な風邪をひいてない。
こういう手作り感がある看板も好き。
引退しちゃったのかな。
ピンクが眩しい。
頬ずりしたくなる色だね。
誰も歩いてない。この町はバイク移動が定着してるようだ。
こんな小さい町にモーテルが！駅前で便利だけど部屋はどうなのかなー。
小さい町なのに道路が広いです。
ココは継ぐ人が居なくなって閉業したレストランらしい。地元では有名だったとか。
大安堂。縁起が良い屋号。
この町は虎へのこだわりが強い。
ピンクのおうち。
アートの内容にもよるけど、アートが一つあるだけで町の印象って変わるんだね。
犬横断中。
そうそう、マレーシアにはまだ野生の虎が生息してるからね。
今日は洗濯日和。
海南島出身の人達の会？
愛国心旺盛。
時間があったら、この道をもっと先まで歩いて行ったんだけど。
ちょっと町のはずれに行くとカンポン。
暑いからここで休憩することにした。
落ち着く空間だけど、そばのオッチャンたちが気になるみたい。JBに行く度に見ず知らずの人から施しを受けてしまってるので、なるべく目を合わさないようにしてる。
暑いのでアイスコーヒーにしました。そばのテーブルのオッチャンたちが相変わらずジロジロ見るので、話しかけられる前にそそくさと退散！
さすがにこんなところでグルメってものは期待できないけど、それでもシンプルなものって美味しく感じる。
あ！朝市だ！小規模だけどね。
ちょっと覗いていこう。
こんな小さい市場でもきっと楽しみにしてる人たちがいる。
私の古着とかここで売れるかも。いや、貰って頂くという考えが正しいか。
まだまだ熟れてないバナナ。
地元だから新鮮。
元気そうなナスだね！のびのび育ってる。
パンケーキ。
八百屋さん。
目が合うとニコッとするしすぐに話しかけてくる。
10時半過ぎには皆さんそそくさと店を畳み始めた。暑いもんね。
この町にも客家族が。
古い時計屋さん。
屋号選べるとしたら、何にします？
こんなところ歩いてます。
すぐによそ者と分かってしまうので、さりげなくモニタリングされてる茶柱タツ子。良い子にしてなきゃ！？
これはインド人が好む色。
何かオモチャみたいな色をしてる町だね。
簾も昔のまま。
綺麗なモスク！　ここで又地元のオッチャンに話しかけられ、「この町には有名な寺が２つある。オートバイの後ろに乗れ！連れてってやるから」。イヤイヤイヤイヤ、乗らないっしょ！　そして寺って1番興味ない、、「ありがとう、あとで行ってみる」と丁重にお断り。
この町のワカモノは皆んなシンガポールに出稼ぎに出てしまうんだそうです。
交通量も少ないというか、ほぼないので歩きやすい。
町の真ん中を川が一本流れてる
遠くから見ると本当にオモチャの町みたいでかわいい。
なかなかじゃん！
歴史を背負った看板だね！
この町にしてはグレーなんて地味。
この絵が1番好きかな。
ばにゃにゃ。
今日も良い天気。
いえーい！この町はフレンドリーです。
朝ナシゴレン食べてきたから、そんなにお腹が空いてないのよ。
チャーシュー饅食べるか！
フワフワ。
地元の人達が集まって井戸端会議してる。

隣の席のおばちゃん数人に声をかけられ、あなたは中国のとある芸能人〇〇に似てると私たちは思う、と言われました。大昔マサチューセッツの大学に留学してる台湾の友達を訪ねていったら、彼女の友人の台湾人から、「〇〇に似てる！」と言われた。誰やそれ・・・？気になって大昔調べたのですが、まったくもって似ていないのであります。若いころも今も。笑　
足元を見たら。結婚式かな？
この写真を撮ってる時にまたオッチャンに話しかけられ猛烈に歩くいう予定が狂ってしまった。時計屋さんのオーナーでわざわざ店を開けてくれて、色々嬉々と説明してくれた。いつも思う。きっと地元の人にとって私はパンダなんだと。
もう閉めてたのにわざわざ開けてくれちゃった。
カオスって言葉が1番ピッタリくる空間だ。でも嫌いじゃない。笑
一生懸命説明してくれてる。😅
時計を買ってあげようと思ったけど、ショーケースの鍵が見つからないって。「どこやっちゃったかなー」。くれるって言うんだけど、イヤイヤ買うからと、相手はプレゼントすると譲らない。鍵が見つからなくて良かった。
この時計も気に入った。こちらもドイツ製。
お兄さんの結婚式の写真だそうです。もうお亡くなりになったらしい。緊張しすぎて誰も微笑んでない？カメラマンの責任。
こちらはご本人の結婚写真。面影ある！！
列車の時間までまだ余裕あるじゃないか、一緒に珈琲飲もう！と言われ、断りきれず、コピティアムへ。えっ・・・・お箸が出てきた。珈琲一緒に飲むだけだと思ってたのに。アタタタ。
ここの看板料理で、海南風チャークイティヤオだそうです。見た目は食欲をそそりませんが、意外に美味しいのです。ただ笑えたのがほぼ食べ終えた時におばちゃんが厨房から出てきて、「急いで作ったから野菜入れるの忘れた」と言いにきたこと。確かに野菜入ってなかった！でもそういうものかと。笑

それにしても、、、、また奢られてしまった。何かタカリみたいで複雑だ。
ホームへ向かうか。KTMっていつも遅れるから、12：48っていっても、13時過ぎっしょと高をくくってたら、定刻通りにやってきて、ぶったまげた。
くううう　くううう　無防備だな～　やっぱり猫が好き♪
さ！JBに戻ろう。
帰りの列車はガッラガラ。貸切車両になってる♪
ただいまーJB！
皆んな普通にJBセントラルまで乗っていくよね。
ケンパスバル駅です。
今日のケンパスバル駅は本当に閑散としてる。
今週末はオースティンハイツのmidoriに泊まった。
連泊だから普段より少し良い所にした♪
今日のシメはドリアン！
宿の近所でドリる。
もっとカンポンな環境で食べたかったんだけどな。
猫山王しかなくて。もうちょっと皺くちゃなドリアンが良かったけど、十分美味しい！
ご馳走様でした！
やっぱりこういう時は緑茶だね！JBにいるときはいつもファミマの緑茶。
そして、久々のおまけ。

シンガポールに居た週末にセラングーンにある日本人墓地公園を訪れてみました。本来墓地には興味がないのですが、レンガムを調べているときに、一人の日本人の名前が検索にあがってきたからです。その名も、元南方軍総司令官寺内元帥「寺内寿一」。第二次世界大戦の敗戦をベトナムで迎え、ジョホールのレンガムで療養中に脳溢血で死去。生きていたなら、絞首刑。でも病死で裁判で裁かれなかったとは言え、れっきとした戦犯。しかも調べてみるとかなりろくでもない男だったらしく、赤坂から愛人をサイゴンに連れ込んでいたとか。エロオヤジめ。
ブーゲンビリアのアーチが綺麗ですねえ。
鳥にとってはベタだけど安定したデートコースらしい。
私に気づかれまいと必死なトカゲ。同化している・・・つもり。大丈夫、こっちも気づかないふりしてあげるさ。
ここの管理人は表向きには日本人会ってことになってますが、実際にはこのタマさんが実権を握ってます。
暇な日は、こんな感じでゴロゴロしたり
そして、ゴロゴロしたり
愛想振り撒いたり
またゴロゴロしたり
更に更にゴロゴロしたり、まあ要するに意外に暇な管理人さんです。
でもゴロゴロしながらも、参観者が来るとちゃーんとチェック入れてるんです。一応プロフェッショナルですから。
身だしなみに余念なく。
あら、案内してくれる気になった？
気紛れタマさんの寄り道。
颯爽と先を歩くタマさん。
ちゃんと付いて来てますかのチェック。お気遣いありがとう。
素敵です、タマさん！と持ち上げておきます。
グラビア撮影もお手のもの。
求められてることに自然に対応。ベテランですね！　でもビキニ撮影はお断りだそうです。所属事務所が意外に保守的なんだって。
高校生の時にからゆきさんの倒れそうになってる墓標をを見て複雑だったんですね。だから多分あれ以来一度も来なかったんだと思う。
あぁ、記憶が蘇ってきた。
昔より手入れされて綺麗になってる。
これがレンガムで亡くなった寺内寿一の墓。この墓地園でも特に立派な墓だ。墓の大きさがその人物の真価を表す訳ではないけれど、戦犯に対してあまりも寛大な措置だと言わざるを得ない。まあ、ご本人はここに眠っている訳ではないのだけど。
寺内寿一についての短い紹介文。
区画も広い。きっと旅友のこがね丸がここに居たら、「フン、ちゃんちゃらおかしいぜ」と言うだろうなと思ったり。
寺内寿一。イラストでは、好々爺風に描かれてますが、戦犯・・・ですよ。茶柱、墓地園でひとり困惑しておりました。これを不可解だと思ってるのは、自分だけなのか？　感覚のずれに頭痛がしてきたので、墓地園を去ることにした。父・タツ蔵がイラストを見たいというので、送ると、「うん・・・こりゃ元帥のツラじゃねーな。士気が萎える。」😅
愚かな指導者のせいで亡くなった戦死者は不憫だ。でもある日突然土足で入ってこられて日本軍に虐殺された地元の人々はもっと悲劇だ。