2022/06/10 - 2022/06/12
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UKICOさん
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2022年6月10日、娘が住む利尻島へ行きました。
今年三月、娘から「お母さん、直太朗が利尻に来るんだってよ」とビッグニュースの報告があり、直太朗のライブの日に合わせて利尻行きを決め、首を長くしてその日を迎えました。
翌日は怪しげな天候の中、花の咲くシーズンを迎えた礼文島トレッキングへ。
バラエティに富んだスケジュールを満喫した利尻礼文の二泊三日です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 JALグループ
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6月10日(金)、ワタシとオット、これから娘が住んでいる利尻島へ向かいます。
今回は札幌東区の丘珠空港からのフライトです。
娘は毎回HAC(北海道エアシステム)が運航する、利尻⇔丘珠間の離島割引を使って帰省しますが、わたし達は島民ではないので、早割りの割引のみで。丘珠空港 (札幌飛行場) 空港
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利尻行きは14:35発ですが、満席の乗客が全員揃ったとのことで、定刻前に離陸しました。
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満席といっても、総座席数48席の可愛らしいプロペラ機ですが…。
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機内ではCAさん手書きのメッセージ付きのアメちゃんが配られたり、冷たい飲み物サービスがあったり、短時間のフライトの中、精一杯のおもてなし。
ありがとねー。 -
約一時間で利尻空港着。
天使のわっかを纏った利尻山(利尻富士ともいう)がお出迎え。 -
「ようこそ」の娘の笑顔が一番嬉しかったりして。。
利尻空港 空港
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娘の家の前から臨む利尻富士。
島の真ん中にというか、島全体が山で、すそ野に住宅地域があるという利尻島なので、島のどこにいてもお山が拝めます。
見る場所によって、利尻山の姿かたちが変わるのもお楽しみのポイントだと思います。 -
さて、娘の家から歩いて5分ほどに、今夜の直太朗のライブ会場「利尻交流促進施設どんと」があります。
客席数マックスで500席ほどだと思います。
この会館は、その名のごとく町民の交流の場として、いろいろなイベントに使われているようです。町の図書室も「どんど」の中にありました。 -
デビュー20周年を記念してのアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」。
「全国100本ツアー」と銘打っての初日が東京吉祥寺。利尻は名誉な二か所目です。 -
ライブ会場内は撮影禁止なので、ライブ前のホールの様子など。。
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ツアーパンフレット、素敵ですね。
買わなかったけれどね。
コロナ禍の前は札幌での直太朗のライブにはよく足を運びました。
お久しぶりのライブが、娘の住んでる利尻でなんて、これも何かの巡りあわせか…。
ファンは、何かにつけて縁を結びたがるものなんですヨ(笑) -
ライブのセットリストとポスターを。
今回は直太朗たった一人での、アコースティックライブです。
ギター数本とピアノを伴い歌い上げ、曲とMCの合間にチューニングも。
直太朗らしい世界が繰り広げられました。 -
翌日(6/11)はワタシ・オット・ムスメの三人で、礼文島でハイキングをしようと計画していました。
利尻島鴛泊(おしどまり)のフェリーターミナルから、礼文島行きのフェリーに乗船します。出発は9:30
礼文島は「花の浮島」と呼ばれ、6月は花の季節が始まる頃で、絶好のトレッキング季節を迎えます。
何回か礼文島でトレッキングを経験してる娘がナビゲーター。鴛泊港 乗り物
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しかし、天気が良くないのです。
今日は利尻山も神隠しにあったように姿を見せてくれません。
直太朗はこの日、稚内行きのフェリーに乗り、島を離れたようです。
稚内からは次のライブ会場(富良野)へは車で移動の様子を、インスタのストーリーズに挙げていました。 -
利尻島から礼文島まで、40分の短い船旅です。
これからトレッキングをしようとする装いの方達が多かったですね。
濃霧に覆われた礼文島が見えてきました。 -
礼文島香深(かぶか)のフェリーターミナル。
香深港フェリーターミナル 乗り物
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あら~、小雨が降ってますね。
「ようこそ礼文島へ」
わたし自身は20年ぶりの礼文島です。 -
娘が「推し」の礼文島の和菓子屋さん「うのず製菓」。
トレッキング前に、必ずこちらで「礼文まんじゅう」を買うんですって。
糖分補充も大事よね。
桃岩展望台で礼文まんじゅういただきましたヨ。
黒糖味の餡が美味。糖分ウレシ~。うのず製菓 グルメ・レストラン
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雨の中のトレッキングは娘も初めてで、少々不安も感じないわけではないですが、
物事を深く考えることが苦手なこの家族(←わたしたちのことです)、せっかく来たのだから、と決行します。
桃岩展望台方向へ。
10時半、トレッキングの開始です。 -
歩き始めると「近道」なんて標識があり、とてもそそられたのですが、笹薮が茂り道も細くて、雨の中では「近道」を選択する方が無謀と、ここは三人意見が一致しました。
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礼文島は美しい花や景観の中を歩く、代表的なトレッキングコースがいくつかありますが、今回わたしたちが歩くコースは「桃岩展望台コース」です。
フェリーターミナルを出発し、桃岩展望台を経由しフェリーターミナルに戻る周遊コースは徒歩では4時間かかると云われてます。
難易度は初級ではありますが、あなどるなかれ。標高200m越えのアップダウンが身体にじわじわ堪えるコースでした。
しかも、雨ですし……。 -
前を行く娘も
「雨降ってるとけっこうキツイね」と。
これから展望台すぎまで急登です。 -
途中に展望台駐車場があり、ここまで車で来ると、時短で桃岩展望台まで登れますね。
ツアーのご一行さまは、そのパターンが多いのかな。 -
桃岩周辺は北海道の天然記念物にも指定される、植物の群生地です。
景観がまったく期待できない中、足元のお花たちに癒される~。 -
濃霧と小雨の中、励みになるのは可憐な草花たち。
右上はチシマフウロ
右下はレブンキンバイソウ。
レブンキンバイソウは礼文島固有種です。 -
娘の背中を見ながら、ひたすら登り続けて、
ヤター!桃岩展望台着! -
しかし濃霧で、何が何だかわかりませんな。
ここからの眺め、絶景らしいのですが。。 -
桃のかたちをした桃岩が、うっすら見えますね。
高さ250mの巨岩です。 -
フラワーロードと云われる一帯。
天気が良い日だと、きっと緑が眩しいほどですね。 -
キンバイの谷といわれる、「レブンキンバイソウ」の群生地はこの辺なのでしょうか。
レブンキンバイソウは初夏の花。
7月に入ると、一面黄色いお花畑になるのでしょう。 -
清楚な花をつける高山植物が、そこかしこに見られます。
中には氷河期から、ここで、ひそやかに生息している植物もあるらしいです。 -
霧が少し晴れて可愛い「猫岩」が現れた!
耳がぴょんぴょん立ってるんですよ。
この写真じゃ判るわけないっか。
晴れていると、海の向こうに利尻富士が見えるはずです。
想像してみよう(笑) -
雨も時折強くなったりして、遠くに見えるトレッキングのかたたち、傘を差している人もいますね。
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我ら3人は、下はジーンズなんですよ。
そのうち雨は止むのでは、という判断は大間違いでした。 -
元地灯台の標識が見えてきました。
桃岩展望台コースは、本来であれば「元地灯台」の先の「知床」が終着なので、もうひと頑張りというところですが、我らは出発地点のフェリーターミナルまで歩くので、あとふた、いや、みぃ頑張りぐらいですかね。
(注:礼文島にも知床という地名があります。「しれとこ」はアイヌ語で岬という意味) -
霧の中の元地灯台
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知床へ行くと、フェリーターミナル行きのバスがありますが、本数がとても少ないです。
なので「北のカナリアパーク」まで歩き、一休みして、そこからまたフェリーターミナルまで歩きます。 -
遠くに「北のカナリアパーク」が見えてきました。
まだまだ歩くのかと思うと、気持ちはしょんぼり萎えますが、道は「くだり」か「へいたん」なので、まぁ良しとするか。。 -
桃岩展望台コースの知床口。
こちら側から歩き始めるほうが、若干楽に歩けるみたいです。 -
やっとというか、ようやくというか、とうとうというか、「北のカナリアパーク」に着きました。
13時過ぎだったかな。
雨に濡れるって、かなり体力消耗するものですね。
時間もあまり覚えてないわ。
どっこいしょ。
パーク内の休憩所でまずはひと休み。北のカナリアパーク 名所・史跡
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北のカナリアパークは、映画「北のカナリアたち」の礼文島ロケ地記念公園です。
赤い屋根の建物は撮影用校舎で、保存して一般公開をしてます(無料)
礼文島は雄大な自然が観光資源ですが、唯一観光集客目的で人工的なものが、この「北のカナリアパーク」だと思います。 -
学校の中に入ってみました。
撮影現場(教室)を再現し、映画に関する資料や写真、映像が盛り沢山でしたね。
吉永小百合ファンには魅力的なところかも。 -
10年前の映画ですが、小百合さんの輝きは勿論のこと、生徒役の俳優さんがみな、今では実力派の素敵な俳優になっているのが凄い。
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パークから利尻島も臨めます。
パーク内にはカフェやショップなどもありました。 -
北のカナリアパークからフェリーターミナルまで徒歩30分弱なんですが、雨が本降りになってきて、われらはずぶ濡れになってしまいました。
道中、ワタシはすっかり心が折れてしまって、オットやムスメに励まされながら、這う這うの体で、終点フェリーターミナル着です。
フェリーターミナルのすぐ横にある、温泉「うすゆきの湯」で芯から温まり、息を吹き返した次第です。ふぅ。。。 -
温泉後は、娘は「ホッケのちゃんちゃん焼き」が食べられる炉端へ行く計画を立てていたようですが、雨にもう濡れたくないので、フェリーターミナル2Fの「寿し処武ちゃん」へ。
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トレッキング完歩記念のお寿司&ご褒美ビール。
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「頑張ったで賞」で、更にウニを追加。
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16:30発の利尻行きのフェリーで帰ります。
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ゆるキャラ「あつもん」よ、サヨウナラ~♪
(あつもんは、礼文島固有種の天然記念物レブンアツモリソウの妖精ちゃんです) -
夜は娘のお気に入りのお店「アンバロン」へ。
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たくさんメニューがある中、何と言っても「スープカレー」が一番です。
直太朗もライブの前日、こちらでスープカレーをいただいたようです。 -
6月12日(日)、帰る日。
娘の家の前から利尻山が消えた(笑) -
遅い朝ごはんを食べて、「コーヒー飲みにいこ」とムスメが連れて行ってくれたのは
「ツギノバ」という施設でした。 -
正式名称は「利尻町定住移住支援センターツギノバ」
旧中学校舎を使い、カフェスペースやワーキングスペース、移住定住の相談など島の内外の人たちの交流の場所となってる、ということです。 -
カフェスペースが、とってもオシャレなんですよ。
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「北欧風古カフェ」って、いうのでしょうか。
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珈琲の種類も豊富で、お任せでお願いしたら、わたし好みの深入りでとても美味しいのを淹れてくれました。
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このカップ&ソーサーもいいわぁ。
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利尻島に定住移住するかたがが、ゆるやかに増えてきていて、その方達の元気が島を盛り上げてくれているといっても過言ではないようです。
娘の友人知人の中にも、都会を離れて、この島に移って来たかたが何人もいます。 -
ツギノバ、旅の本が多くて、許されるなら半日くらいゆっくりしたい感じ。
というわけにもいかず。。
ワタシは滞在二泊三日の旅人ですから(笑) -
札幌丘珠空港には17時に着きました。
楽しい三日間でした。
娘に感謝です。
~終わり~
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamiyさん 2022/06/27 15:16:13
- 雨の中お疲れ様~よく頑張りました
- 利尻空港からの利尻富士の写真 最高❤
冠乗せてるみたいで神々しいわぁ
直太朗さんのコンサート 良かったねぇ~
だってもう~随分とコンサートはご無沙汰だもんね♪
やっとだよねぇ~
そして翌日は雨の中のトレッキング
お疲れ様ぁ~最後までよく頑張ったねぇ
私ならすぐ心がボキッて断裂して止めてますよぉ 爆
お寿司どんどん食べて~ご褒美だから
ウニの追加も全然 OK牧場よ♪
- UKICOさん からの返信 2022/06/29 08:32:37
- Re: 雨の中お疲れ様~よく頑張りました
- yamiyさん、直太朗のコンサートは、とても良かったです。
直太朗はただ今コンサートで全国行脚中。先日は大阪でしたよ。
翌日の礼文トレッキングは、決行か中止かの微妙なお天気でしたが、振り返ってみると、びしょ濡れになったことも、心折れたことも、良い思い出になったのではないかと思うのよ。
晴天の礼文島からトレッキングしながら利尻山を眺めるという、いつかリベンジの目標のできましたし(笑)
利尻山は「利尻富士」と云われるほど、それはそれは素晴らしいです。
ただし、お天気によりますね。
山の神様はいつもご機嫌とはいかないのよね(笑)
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