2022/06/12 - 2022/06/12
14位(同エリア542件中)
とーりさん
初めて海外を旅してから早20数年になります。私の海外旅行は「安心安全の完全パックツアー」から始まり、往復航空券とホテルチケットを代理店に依頼する「個人ツアー」を経て、今では航空券やホテルなど自分で手配して回る「個人自由旅行」へと形態を変えてきました。また、行先も最初はアジアを巡る旅がほとんどでしたが、次第にヨーロッパへとシフトしていき、ついでに北米やオセアニア、アフリカや中東にも足跡を残すことができました。
個人旅行ゆえ、自身で情報を集め計画を立て(それが一番楽しいですが)、それを実行に移し、計画を遂行するため拙い語学力に身振り手振りを交えて地元の方々と話すことで、いつしか旅行計画の遂行のみならず、会話というか意思疎通をすることができることに喜びを見出し、旅の楽しみも深まりました。
一方で自分の海外旅行形態が個人自由旅行へ変わり、行動範囲も広がったことからトラブルにも遭遇することが出てきました。といっても事故や怪我、事件や犯罪にはほとんど遭遇せず、遭っても未遂や軽微なもので何とか克服することができたのはとても幸運なことだと思っています。
そんな自分の海外旅行史でのトラブルランキングを付けてみました。楽しかった思い出とは裏腹なものですが、こちらの方が記憶に残っているというのは皮肉なものです。既に旅行記中でお話していることがほとんどですが、改めてご紹介したいと思います。
ということで今回は第7位から5位です。
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第7位 ~ 欧州始めの失敗談、今思えば今後の旅を左右する出来事だったかも ~
2012年ロンドン・パリ・バルセロナ旅行から
ところはイギリス、ロンドンです。 -
ヨーロッパ旅行2日目、1日目はほぼ移動日だったので実質的には観光初日、ロンドンの最大の見どころのひとつ、大英博物館にやって来ました。時差で寝不足になっていたことと、小さなころから憧れていた大英博物館にとうとうやって来たとの感動でハイになっていました。
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まずはオーディオガイドを借りるべくカウンターで手続きをしようとすると、パスポートが必要とのこと。提示して返してもらったのをカウンターに置きっぱなしにして気づかず、さて見て回るぞと歩き出しました。
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するとオーディオガイドを受付てくれた男性係員が追いかけて来て、忘れものだよとばかりにパスポートを手渡してくれました。この時は礼を言い、何事もなかったように観光を始めました。でも考えてみれば、もし、この係員の機転が無かったら、私のヨーロッパ旅行は2日目にしてここで打ち切り。慣れない警察や領事館での手続きや帰国便の手配などに忙殺されたことでしょう。そしてトラウマになって以後ヨーロッパに旅行することは無かったかもしれないと思うと後になってゾッとしました。そういう意味で小さなことですが、私の中での画期と言える出来事でした。係員の方には感謝しかありません。
危険度0(★なし)
焦り度★★★★★
旅行記は以下から。よろしければ見ていただければと思います。
https://4travel.jp/travelogue/10862207 -
第6位 ~ 愕然としました~
2019年混乱の10連休スウェーデン、ノルウェー旅行から
場所はノルウェー第2の都市ベルゲンです。 -
ベルゲンに1泊し、翌日フィヨルド地区を鉄道・船・バスを駆使して回った後、ベルゲン市内をも観光するという旅程を熟し、今日は夕方の便で首都オスロへ移動するという予定です。フィヨルドの乗継観光とベルゲン市内観光を完璧に熟しているので意気軒高とベルゲン空港に乗り込みました。
ターミナルに着きましたが何となく閑散としています。この時は特に気にも留めず、人口が少ないノルウェーゆえかな、などと思っていました。 -
昨日ベルゲンへの移動の際、セルフチェックインシステムに手こずったので雪辱をということで始めると、日本語表記が。
これは楽勝とばかりに手続きを進めましたが何故か最後はエラーで弾かれてしまいます。仕方なく相談に行くと係員の口から衝撃の発言が。 -
何と「パイロットがストライキをしているので飛行機は飛ばない」と言うのです。「明日の機に振替えようか?」という提案も愕然と頭が真っ白な状態の私としては何とも応えようがありません。その姿を哀れに思ってくれたのか、窓口氏は他の係員と相談して「Ok Today Oslo」と言ってくれました。天の助けではありますが、はてどういう訳かと聞くと、SASの子会社ながらストライキとは関係のないヴィデロー航空に振り替えてくれるというのです。ただし直行便ではなく、フェルデという街を経由してオスロへ行くというため、時間は少々かかるようです。後で調べたところ、フェルデを経由すると三角形の二辺を通るようなルートになります。
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こちらとしては、今日オスロへ着けば良い訳で、件の窓口氏にお礼を言い、振替てもらいました。後でメールを見ると通知が来ていました。そういえばSASからメールが来ていたのは解っていましたが、搭乗の最終案内程度にしか考えていませんでした。
でも考えてみれば、メールの英語を読み解いて事前にストライキが解っていても手の打ちようがなかったわけですし、解らなくて空港へ来て結果的に窓口氏の親切でオスロ行きに乗れたのは禍転じて福となすといったところでしょうか。改めて感謝しなければなりません。
ちなみに写真のメールは翌日来たもので「ストライキは終わった」と題し、乗れなかった場合の払い戻しなどの案内のようです。こんなの送ってくれなくていいから飛ばしてよ~、とツッコミたくなりました。 -
手続きをして時刻表を眺めると、確かにSAS便は何故か飛んでいるトロンハイム行き以外は全滅です。
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さてさっき振り替えられるまで聞いたこともなかったヴィデロー航空の機はプロペラ機でした。席は自由席のようで空いているところに座りいざ出発。30分程飛びフェルデに着陸、ごく小さな町ですが、結構乗降があり差し詰めバスのようです。搭乗が終わるとさっさとフェルデを後にしました。
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途中フェルデに寄ったことと、プロペラ機であったことで直行便より時間はかかりましたが、当初の予定より15分程度の遅れで到着しました。真夜中に着くことを覚悟していた身としては望外の喜びでした。窓口氏はじめ暖かい応援に感謝です。
危険度0(★なし)
焦り度★★★★★★
旅行記は以下から。よろしければ見ていただければと思います。
https://4travel.jp/travelogue/11622085 -
第5位 ~ 遂に遭いました。これが噂の...~
2017年、ヨーロッパ落穂拾いの旅第1弾から
場所はイタリアのローマです。 -
宿はテルミニ駅北側の安ホテルだったので、そこから歩いてメトロB線のカストロプレトリオ駅からコロッセオ駅に行くことにしました。
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治安の良くないと言われるローマですが、自分としては2回目で特に危ない目にも遭わなかったこともあり、油断していたのかもしれません。駅はこんな感じで雰囲気はよくありません。
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列車が到着しました。立客もいて結構混んでいます。おもむろに乗り、奥に入ろうととすると、先に乗っていた母子の団体が物凄い力で押し返してきます。その力は尋常ではないほどのもので、全く太刀打ちできません。瞬時にこれが噂のローマのスリかとピンときました。
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ドアが閉まってしまえば退路を断たれて奴らの餌食となるところでしたが、幸いまだドアが開いていたのでさっさと降り、隣のドアから乗車しました。スリ団は駅に降り、発車する列車の閉まったドアの向こうから「カモ~ン」などと私を挑発してくるので頭に来ましたが実害はなかったので良かったです。私が奥まで乗車して取り囲まれていたらと思うともっと気を引き締めて行かねばと思いました。
危険度★★★★
焦り度★★★★★
旅行記は以下から。よろしければ見ていただければと思います。
https://4travel.jp/travelogue/11416605
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この旅行記へのコメント (2)
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- fuzzさん 2022/12/08 15:23:54
- 危険度0、焦り度☆五つ
- とーりさん、こんにちは。
面白い企画ですね。
過去旅の振り返りと言いますか(*^^*)
大英博物館で、パスポートを置き忘れー
たまたま昨日、息子から電話があり「クレジットカードをなくした」と。
仕事帰り、コンビニで買い物をしてクレジットカード払いをして自宅に帰り、翌朝普通に出勤して昼ご飯の会計の際にはじめて気が付いたと。
結局、前日のコンビニで支払った後に財布に入れたつもりが落としたらしいのですが。
とーりさんと同じく、スタッフが拾ってくれて事なきを得たみたいです。
他人とは思えない話につい食いついてしまって、コメントしてます。
これが海外となると話は変わりますもんね。恐ろしいですね。
運が良かったと言うか、私はこういう時に普段の行いが良かったおかげと感じてます。
fuzz
- とーりさん からの返信 2022/12/08 21:14:08
- カード無事でよかったですね。
- fuzzさんこんばんは、とーりです。いつもありがとうございます。
息子さんのクレジットカードの件が起きた時にタイムリーなお話でしたね。カードも無事戻りよかった、よかった。ご本人もさぞ安堵していると思います。
私のパスポートと同じように拾ってくれた人がいたとのことで、世の中悪い人ばかりではないですね。
ちなみに同シリーズ「海外旅行 Myとらべるトラブルランキング【7】 第9位〜8位 これだから海外旅行はやめられない?」の第8位でも財布を落としまして(何度もしょーもないですが)同じように助けられました。よろしければ見てください。(ちょこっと宣伝させてもらいました(笑))。それではまた!
とーり
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