混乱の10連休、北欧の美しい自然と街巡りの旅：スウェーデン、ノルウェー旅行【２１】（2019年GW５日目⑦ 搭乗不可?!茫然のベルゲン空港）

2019/05/02 - 2019/05/02

ヨーロッパ未踏破国も残り北欧2カ国（スウェーデン、ノルウェー）、バルト2カ国（ラトビア、リトアニア）、中欧2カ国（スイス、リヒテンシュタイン）の計6カ国となりました。さてどこから、いつ取り掛かろうかと考えていると、改元にあたり史上初の10連休が設定されるとのこと。この機会を逃すまいと計画練りましたが、いっぺんに全部回るのはさすがに難しいので、今回は北欧2カ国（スウェーデン、ノルウェー）それに、ロシアの飛地カリーニングラードに狙いを定め計画を立てました。しかしいざ実行しようとすると、そこは史上初の10連休、海外脱出組が半端な数ではなかったこともあり、空港は混乱を極め、予定とはかなり異なった旅程となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（4/28）羽田 ⇒ 北京
2日目（4/29）北京 ⇒ ストックホルム
3日目（4/30）ストックホルム市内観光、
4日目（5/1）ストックホルム市内観光、ベルゲン移動
5日目（5/2）フィヨルド観光、ベルゲン市内観光、オスロ移動
6日目（5/3）オスロ市内観光
7日目（5/4）オスロ市内観光、ストックホルム移動
8日目（5/5）ウプサラ市内観光、ストックホルム市内観光、ストックホルム ⇒ 北京
9日目（5/6）北京 ⇒ 羽田

今回は５日目⑦です。

エリア ベルゲン(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

預け荷物を引き取り、ホテルを出ます。
（ﾎﾃﾙ18:06 ⇒ 18:29市民公園電停）

空港までは約40分ライトレールで向かいます。最寄のベルゲン駅前電停からでは席が取れるか心許ないので少し歩きますが始発の市民公園電停に来ました。すぐ出発の列車がありましたが、既に立客がいる状態です。見送って次のにします。
7分毎ということで意外と本数はあります。

折り返しがやって来てたので乗り込みます。始発から結構乗客があるので途中駅のベルゲン駅前からでは座れません。やはり始発の市民公園電停から乗車するという判断は正解でした。
（市民公園電停18:29 ⇒ 19:12空港）

途中混雑しましたが40分ほどで空港に着きました。時間的にそれほどエアポートバスとは変わりませんが、各駅停車というのは結構めんどいです。

とはいえ空港バスだと105クローネ（約1,100円）のところを38クローネ（約400円）で行けるし、郊外では専用軌道を走るので（もっとも市街でも渋滞することは無さそうですが）、移動自体は速く時刻は正確です。大きい荷物の置場はないですが、使い勝手はいいと思います。

さてこれから首都オスロへ飛ぶためチェックイン手続きに空港ターミナルへやって来ました。心なしか閑散としています。

ストックホルムからベルゲン移動の時利用したノルウェーエアシャトルではセルフチェックインシステムに手こずったので雪辱を期してトライします。
私の搭乗するのはスカンジナビア航空（SAS）なのでタッチして進みます。
すると日本語変換できました。これはラクチンとばかり進めるのですが何故か最後にエラー表示が出て発券できません。

せっかく今回はできると思ったのにと憮然として窓口に行くと、手続き方法が間違っていたわけではなく、なんと「今日、SASはパイロットがストライキをしているのでこの機は飛ばない、なので手続きができない」と言われました。
予想外の回答に愕然としていると「明日なら飛ぶかもしれないから振替ようか」と親切に言ってくれます。でもホテルはオスロで手配済みだし、ホテルに泊れなければ夜行列車で行こうか、でも切符とれるかな、など考えましたがどれもまとまりません。

余りに困惑し茫然としている私を見て哀れに思ったのか、窓口氏が後ろで他の係員と話し合った後、「OK、Today オスロ」と言います。
まさか私のためにSASを飛ばせるわけでもあるまいしと思ったのですが、提案されたのは、SASの子会社のヴィデロー航空は飛んでいて、直行便はないがフェルデという所を経由したトランジットであれば手配（しかも子会社なので無料で）できるとのこと。これは願ってもないことなので是非にということでお願いしました。後で調べると図のとおりの位置にあり、三角形の二辺を行く形です。

さて無事オスロまでの航空券を発券してもらいロビーで待ちます。出発の時刻表はこんな感じ。何故かトロンハイム行きだけはありますが、SAS便はこれしかありません。私の乗るヴィデロー航空（WF）196便は遅延のため20:20発となっていますが、それでも当初予定のSAS便より30分早く出発できます。

この時点ではフェルデという所が何処にあるのか皆目見当がつかなかったので、オスロ到着は深夜になり、タクシー代の出費は覚悟しなければと考えていました。

搭乗時刻になり乗り込みます。小さな飛行機ですが翼には不釣り合いなくらいでっかいプロペラが付いています。

席は2×2で搭乗券に席番の記載は無く自由席のようでした。機はブンブンと羽音を立てて飛び立ちます。
（ﾍﾞﾙｹﾞﾝ20:25 ⇒ 20:53ﾌｪﾙﾃﾞ）

飛行僅か30分ほどで山間の小さな空港に着陸しました。どうやら中継点のフェルデのようです。こんなところでも1/3くらいの客が降り、代わって1/4くらいの人が乗って来ました。この間空いた窓際に移動しました。
（ﾌｪﾙﾃﾞ20:53～21:09 機内待機）

フェルデ滞在は15分ほどで再びプロペラを回して飛び立ちます。
（ﾌｪﾙﾃﾞ21:09 ⇒ 21:54ｵｽﾛ）

街並みはすぐに遠ざかり、一面の樹林が広がります。

21:30を過ぎ、ようやく北欧の長い陽も落ちてきました。眼下には一面の雪原が広がります。この季節でもまだ降るのでしょう。

22時少し前にオスロ・ガーデモエン国際空港に到着しました。当初の直行便より25分早く出たのに到着は15分ほど遅くなりましたが、プロペラ機であることと、フェルデ経由のトランジット便であることを考えれば、それほど遅くなく到着できました。

何となく青さが残る空の下、ターミナルへ徒歩で向かいます。

さて次は市内への移動です。オスロは鉄道が空港と市内を結んでいて、幸いそれほど遅くならなかったのでまだ運転しています。エアポートエクスプレスとローカル列車の2種類がありますが、所要時間は前者は20分、後者は25分程度とたいして差が無いので、運賃が前者の6割程度であるローカル列車で向かいます。本数はエアポートエクスプレスに比べ少ないので注意が必要です。
（空港駅22:43 ⇒ 23:05中央駅）

来ました、ローカル列車です。時間のせいもありますが空いていました。

こちらが車内の時刻表。ルフトハーフェンというのが空港で、下車するオスロ中央駅はオスロSで表示されています。つまり、僅か2駅先です。

列車にのってしまえばあっという間。オスロ中央駅に着きました。

駅の近くにホテルを取っていたのですぐ到着。ちなみに昨日と同系のセルフ式ホテルです。昨日で慣れたのでスムーズにチェックインできました。
ベルゲンからの移動は初日の北京乗継失敗に続き、またしてもと思いましたがギリギリ何とかなりました。今回の旅行は色々ありますが、終わってみればいい思い出です。
（中央駅23:05⇒ 23:16ﾎﾃﾙ）

この旅行記へのコメント （2）

• kayoさん 2020/10/11 02:05:10

  無事着けて、良かった～！

  とーりさん、今晩は～☆
  
  北欧でもストライキ、あるんですね～。
  賃金の高そうな北欧だったら、なさそうな気もしていたのでビックリ！
  さぞかし不安に思われたかと想像しますが、
  経由ではあれ無事オスロに到着出来て、めでたしめでたし。
  私も欧州のストライキには何度か遭遇して、未知の町に一泊することになり
  慌ててその町の情報を検索した思い出があります。
  今となれば特に記憶に残った町となりましたが、やっぱり本番は焦りますよね。
  
  こういうハラハラ・ドキドキの旅が大好きです。
  kayo

  とーりさん からの返信 2020/10/11 21:23:38

  無事何とかなりました(・_・;)

  kayoさんこんばんは、とーりです。いつもありがとうございます。
  
  そうなんです、今回の旅行で二度めだったのでさすがにがっくりきましたが、何とかなるもんです。kayoさんも欧州でストライキに見舞われたそうで、しかも知らない町に泊まったとは、旅慣れているとはいえさぞかし大変だったと思います。でもそういう旅行ほど思い出に残るものですよね。
  
  私としては言葉が通じない、電車に乗るのもトイレを探すのもひと苦労、日常の生活空間とは異なったところに身を置く海外旅行のピリッと感、さらにそれを熟した時の充足感を早く再び感じたいところです。
  
  とーり