ブエノスアイレスから南へ400km マル・デル・プラタで冬の大西洋岸を歩く

2022/06/04 - 2022/06/04

１泊２日のマル・デル・プラタ旅行の２日目最終日。長距離列車に乗ってみたかっただけだったので、昨日到着した時点ですでに満足。冬なのでビーチを楽しむことはできませんが、前日までの寒さが一段落して天気もいいし、ラプラタ川沿いのブエノスアイレスにはない、ほんものの海を眺められるので、海岸沿いを歩くことにします。

エリア マル・デル・プラタ(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: アルゼンチン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

２日目の朝。いい天気。

Hotel Versailles ホテル

海もおだやかそうです。

ホテルのバルコニー、眺めはいいのですが、このつくりがちょっと怖いです。

朝食ののち、チェックアウトして海へ。海岸沿いを歩いていきます。

カモメと人。

開店前の露店。

コロン広場方面の眺め。

ゴミ拾いや金属探知機を使ったりして、砂浜を安全に保っていました。

久しぶりに寒さがゆるんで、犬もうれしそうでした。って犬は寒いの大丈夫か。海辺にしては風がおだやかで歩きやすい。

海沿いの車道へ上がります。

お化け屋敷のような建物があらわれました。

車道のレベルからは海岸を一望することができました。ブエノスアイレスでは見られない、ほんものの海を眺めると気分が違います。

風はおだやかですが、波はけっこう激しいです。

ときどきクラシカルでアメリカンな車があらわれるアルゼンチン。ウルグアイもか。

反対側。ところどころ小さな岬が突き出ていて、それを超えるたびに景色が変わるので、歩いていて飽きません。

ちょっと海岸線を離れて、Google Mapでタンクタワーと表示されている建物に寄ってみます。

トレ タンケ 建造物

塔に登れるようですが、残念ながら平日のみの営業でした。平日のみって。リゾート地らしいか。

本来の目的は給水塔なのですが、観光資源になるようにデザインされています。登ってみたかった。

再び海岸線へ戻ります。

見晴らし台がありました。図工のようなレリーフ。

太陽の光が強いので、ブエノスアイレスでも亜熱帯で咲くような花が見られるのですが、一年でいちばん花が少ないこの時期。通り沿いの土手のアロエの花の赤が際立っていました。

出発地点の海岸がはるか遠くに。

さらに先へ進みます。まだまだ行程の半分ほど。

入江ではサーフィンを楽しむ人たち。

アトランティス探検の碑。

歩道にはランナーのために距離表示がされています。週末なのかたくさんのランナーとすれ違いました。

さらに別の岬を超えて、視界がひらけてきました。

遠くの桟橋に、なにやら十字架のような手を広げたキリストのような白い像が。気になります。

ペトロナスタワーやあべのハルカスを手がけた建築家シーザー・ペリによるMaral Explanada。今月末には彼の出身地トゥクマンへ旅行するので楽しみです。

曇ってきました。港の色合いが稚内かと思うような地味さ。

マル・デル・プラタ港のちょっと手前まで来ました。ここに着くまでほとんどお店がなく、ただただ黙々と歩いてしまいました。海の家のようなレストラン街がありがたい。テラス席に座るにはちょっと寒いか。

PGはPlaya Grande（大きな海岸）というこの場所の名前です。

いちばん端にあった屋内のレストランへ。大きな窓から海を眺められます。昨日のリベンジでシーフードを注文。2022年6月現在、レストランで食事をするとチップ込みでひとり3000ペソ前後です。

ピアッツァ リストランテ 地元の料理

Control Verano

Verano＝夏。オミクロンが感染爆発した１月、マル・デル・プラタにはバカンスのためにすでにたくさんの人が滞在していて、各地で検査を受け陰性を確認した人たちも続々と現地入りしていました。

特に行動制限はなく、とにかく検査検査で、ニュースでは暑い中、何時間も検査待ちの行列に並んでいる人たちが。陰性の人は引き続きバカンスを楽しみ、陽性が確認された人は自主隔離、をアルゼンチンらしくゆるゆると守ったおかげで、１ヶ月ほどでオミクロンは去っていきました。

プールもありました。

国立水産研究センター。さかなのロゴが可愛い。

夏まで出番がなさそうなキッチンカー。

サビサビの漁船。

潜水艦が展示してありました。

潜水艦の博物館。休館日でほっとしました。ミュージアムはしばらくおなかいっぱいです。

食べ終わったら一気にのんびりモードに。これ以上歩く気になれません。さきほど気になった桟橋の先にあるキリスト像のところまで行ったら引き返すことにしましょう。前を行くお二人にならって、堤防の上を歩きます。

あれ？

なんという目の錯覚。白い像は隣から伸びる桟橋の先にありました。

というわけで引き返します。これ以上先へ行く気力がありません。

帰りはバスに乗りました。行きで通って来た海岸の景色を早送りで巻き戻し。

ホテルの近くまで戻ってきました。この建物がカジノ・セントラル。

ブラウン海軍大将の像。

オタリアの像。マダム４人組に記念撮影を頼まれました。

モニュメント ロボス マリノス モニュメント・記念碑

オタリアの像は海岸への入り口で、門番のようにペアになっています。

カジノ・セントラルの回廊。

コロン広場の銅像。

マル・デル・プラタの繁華街を歩いていると、やたらとお菓子屋が目につきました。アルゼンチンのメジャーなお菓子のひとつアルファフォーレ。チョコパイのようなお菓子です。このちょっと高級そうなお店に入って、12個入りの詰め合わせを買いました。

エル オリヒナル 専門店

サンマルティン広場まで戻ってきました。ショッピング街。

カテドラルふたたび。

マルデルプラタ大聖堂 寺院・教会

今日の日付入りの花壇。

広場前から空港行きのバスに乗ります。さすがに６時間かけて列車でブエノスアイレスまで戻るのはあれなので。

ブエノスアイレス往復が一日２便、コルドバとメンドーサ往復が週に何便かあるだけの小さなマル・デル・プラタ空港。

マル デル プラタ空港 (MDQ) 空港

構内もいたってシンプル。

夕焼けが見えました。ブエノスアイレスより少し早い17時半ころが、もうすぐ冬至のマル・デル・プラタの日の入り。

ブエノスアイレスまでは１時間のフライト。

空港からは、バスと電車を乗り継いで帰宅しました。