2022/06/03 - 2022/06/04
1位(同エリア5件中)
さとうさん
長距離列車に乗って、ブエノスアイレスから南へ400キロ、大西洋岸のビーチリゾート、マル・デル・プラタへ1泊2日の週末旅行。冬ですが。寒いですが。
前回の旅行がクリスマスのカラファテで、その後すぐオミクロンの感染が急増。3月のブエノスアイレス生活10周年を機に、ブエノスアイレスの観光スポットをめぐりまくっていたので、これが2022年最初の旅行になります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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自宅からバスに乗って、地下鉄に乗り換えます。今週のアルゼンチンは冷え込みました。ブエノスアイレスでも明け方の気温が2,3℃ほど。バリローチェでは氷点下10℃を下回りました。南極からの寒波(Ola Polar)ということで、名前からして寒そうです。
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金曜の朝8時ということで、地下鉄ではラッシュを覚悟していましたが拍子抜けしました。この寒波とクライナ情勢のためでしょうか、ガスが不足していて学校に暖房ができないので、小中学校が休校になっています。
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コンスティテュシオン駅に到着。ブエノスアイレスから南へ向かう列車はここから出発します。
ブエノスアイレスから南へ向かう路線のターミナル駅。カサ・ロサダのようなピンク色の外観が美しい駅舎です by さとうさんコンスティテュシオン駅 駅
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家で朝食を食べてきたのですが、車内で食べようとエンパナダスを。あと、チュロスも購入。
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ですが、エンパナダスを温めてもらったので、待ちきれずさっそく食べてしまいます。ちょっとテンション高めです。
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乗車します。切符を確認してもらい、中に入ります。
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車両も座席も、ちょっと小さめ。
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発車しました。6時間の旅程です。
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今回の旅行のメインは、アルゼンチンの長距離列車を体験することだったので、車窓からの景色を楽しみまくります。トタン屋根にネコが。
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車内販売もありました。狭い車内をワゴンが通過すると、行き交う客でてんやわんやでした。売っているのはサンドイッチとコーラだけ。コーヒーがあれば飲みたかったのに。食堂車も連結されていました。見るだけでも行ってみるんだった。
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どこの駅も、設備はとても古びていました。
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踏切のある風景。ブエノスアイレス市内も同じ踏切のデザインです。
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行程の真ん中ほどにある、チャスコムスという駅。大きな湖がそばにあります。
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水辺が見えました。
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線路は国道2号線沿いをずっと走っているのですが、途中国道と離れる区間があります。なにもなく、ただただ大草原が広がります。牛の群れがいたりして。
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田舎道。のどかな農村風景は飽きません。
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出発から4時間ほど。乗客の皆さん、だいぶくたびれてきました。
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ラス・アルマスという駅に到着。駅の敷地内に牛が。きれいな透かし彫りの入った衝立のむこうはトイレです。他の駅も同じ意匠でした。昔はきれいだったのでしょう。
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何を待っているのでしょう。
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晩秋の風景です。
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マル・デル・プラタの市街地に入ってきましたが、思ったより田舎の風景です。
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古い駅の標識をゆっくりと通り過ぎて、
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現在の駅舎へ。気分はちょっと、母を訪ねて三千里。
ブエノスアイレスから電車で6時間。長距離列車の終着駅 by さとうさんマル デル プラタ駅 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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所要6時間の予定でしたが、正直2時間や3時間やよじかんやごじかん遅れてもへーきへーき、という気概で乗車したので、ほぼ定刻に到着してちょっとびっくりしました。
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駅前にはタクシー待ちの人がずらり。荷物がないので、ホテルまでぼちぼち歩いていきます。20-30分ほどでしょうか。
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駅を出てほどなく、大きな公園を通り過ぎました。
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さらに歩きます。映画館か何かのような施設。
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ブエノスアイレスとは、少しデザインの系統が違う建物たち。ラ・プラタ市内の建物とよく似ています。
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マル・デル・プラタの市庁舎。
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サン・マルティン将軍の銅像。
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通りのつきあたりに海が見えます。
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サンマルティン広場の花壇。日付のところを毎日変えているようです。ブエノスアイレスの日本庭園と同じだ。
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小ぶりですが美しいマル・デル・プラタのカテドラル。
マルデルプラタ大聖堂 寺院・教会
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中に張られたネットは何でしょう?
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サンマルティン広場からはショッピングストリートが続いています。
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プロビンシア銀行かっこいい。
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路地にもいい感じのアパートが、と思いましたが、正面にまわったら、そうでもなかった。
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郵便局の建物。上層階を細い柱で浮かせています。ラ・プラタ市にもよくあるスタイルの建物。その隣の細長い建物が、今晩泊まるホテルです。
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ホテルにチェックイン。大きな窓ですが、気密がしっかりしていてあまり寒さを感じませんでした。
Hotel Versailles ホテル
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バルコニーからは、少しだけ大西洋が眺められました。
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ホテルの向かいのパン屋でサンドイッチを買って、さっそく海岸へ。風が強くて、すごーく寒いですが、寒さは今晩までなので、なんとなく我慢できます。
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このへんは、マル・デル・プラタの中でも庶民的な繁華街です。海岸沿いを南下していくと、高級ビーチリゾート地へと変わっていきます。
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提供はQuilmes。ブエノスアイレスとラ・プラタ市の間にあるビールの町の地名が、そのままビールのブランド名になっています。
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カジノの目の前ですが、やけに庶民的な露店が並んでいます。防寒衣なども売っていました。
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ホテルへ戻る途中、パレードと言うかデモ行進が。数年前からアルゼンチンで問題になっている、フェミシディオ(DVなどで女性が殺される事件)に抗議しての行進です。
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ホテルに戻ってバルコニーから行進を眺めます。
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しばらく部屋でゆっくりして、夕食のために外へ。シーフードを食べようとGoogle Mapで検索して行ったのですが、レストランではなく魚屋でした。というわけで目的地を変更して周囲をうろうろ。カジノセントラルの前のコロン公園。
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色々ある中でわりとちゃんとしてそうなレストランへ。Bife de lomo(テンダーロインステーキ)を食べました。パタゴニアのビールとともに。外の寒さが店内にも入り込んで、料理がみるみる冷めていったのが残念でした。
カジノ・セントラルの近くにある、ちょっといい雰囲気のレストラン by さとうさんラ タベルナ デ パパ 地元の料理
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2日目の朝。いい天気。
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ホテルのバルコニー、眺めはいいのですが、このつくりがちょっと怖いです。
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朝食ののち、チェックアウトして海へ。海岸沿いを歩いていきます。
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開店前の露店。
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久しぶりに寒さがゆるんで、犬もうれしそうでした。って犬は寒いの大丈夫か。海辺にしては風がおだやかで歩きやすい。
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海沿いの車道へ上がったら、お化け屋敷のような建物があらわれました。
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車道のレベルからは海岸を一望することができました。ブエノスアイレスでは見られない、ほんものの海を眺めると気分が違います。
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風はおだやかですが、波はけっこう激しいです。ときどきクラシカルでアメリカンな車があらわれるアルゼンチン。
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反対側。ところどころ小さな岬が突き出ていて、それを超えるたびに景色が変わるので、歩いていて飽きません。
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ちょっと海岸線を離れて、Google Mapでタンクタワーと表示されている建物に寄ってみます。塔に登れるようですが、残念ながら平日のみのオープンでした。
トレ タンケ 建造物
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再び海岸線へ戻ります。太陽の光が強いので、ブエノスアイレスでも亜熱帯で咲くような花が見られるのですが、一年でいちばん花が少ないこの時期。通り沿いの土手のアロエの花の赤が際立っていました。
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出発地点の海岸がはるか遠くに。
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さらに先へ進みます。まだまだ行程の半分ほど。
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入江ではサーフィンを楽しむ人たち。
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アトランティス探検の碑。
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さらに別の岬を超えて、視界がひらけてきました。
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遠くの桟橋に、なにやら十字架のような手を広げたキリストのような白い像が。気になります。
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クアラルンプールのペトロナスタワーや大阪のあべのハルカスを手がけたアルゼンチンの建築家シーザー・ペリによるMaral Explanada。今月末には彼の出身地トゥクマンへ旅行するので楽しみです。
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曇ってきました。港の色合いが稚内かと思うような地味さ。
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マル・デル・プラタ港のちょっと手前まで来ました。ここに着くまでほとんどお店がなく、ただただ黙々と歩いてしまいました。海の家のようなレストラン街がありがたい。テラス席に座るにはちょっと寒いか。
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いちばん端にあった屋内のレストランへ。大きな窓から海を眺められます。昨日のリベンジでシーフードを注文。2022年6月現在、レストランで食事をするとチップ込みでひとり3000ペソ前後です。
ピアッツァ リストランテ 地元の料理
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Control Verano
Verano=夏。オミクロンが感染爆発した1月、マル・デル・プラタにはバカンスのためにすでにたくさんの人が滞在していて、各地で検査を受け陰性を確認した人たちも続々と現地入りしていました。
特に行動制限はなく、とにかく検査検査で、ニュースでは暑い中、何時間も検査待ちの行列に並んでいる人たちが。陰性の人は引き続きバカンスを楽しみ、陽性が確認された人は自主隔離、をアルゼンチンらしくゆるゆると守ったおかげで、1ヶ月ほどでオミクロンは去っていきました。 -
サビサビの漁船。
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潜水艦の博物館。休館日でほっとしました。ここんとこずっとミュージアム巡りをしていたので、しばらくはおなかいっぱいです。
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食べ終わったら一気にのんびりモードに。これ以上歩く気になれません。さきほど気になった桟橋の先にあるキリスト像のところまで行ったら引き返すことにしましょう。前を行くお二人にならって、堤防の上を歩きます。
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なんという目の錯覚。白い像は隣から伸びる桟橋の先にありました。
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というわけで引き返します。これ以上先へ行く気力がありません。
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帰りはバスに乗りました。行きで通って来た海岸の景色を早送りで巻き戻し。
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ホテルの近くまで戻ってきました。この建物がカジノ・セントラル。
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オタリアの像。マダム4人組に記念撮影を頼まれました。
モニュメント ロボス マリノス モニュメント・記念碑
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オタリアの像は海岸への入り口で、門番のようにペアになっています。
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マル・デル・プラタの繁華街を歩いていると、やたらとお菓子屋が目につきました。アルゼンチンのメジャーなお菓子のひとつアルファフォーレ。チョコパイのようなお菓子です。このちょっと高級そうなお店に入って、12個入りの詰め合わせを買いました。
エル オリヒナル 専門店
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サンマルティン広場まで戻ってきました。ショッピング街。
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広場前から空港行きのバスに乗ります。さすがに6時間かけて列車でブエノスアイレスまで戻るのはあれなので。
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ブエノスアイレス往復が一日2便、コルドバとメンドーサ往復が週に何便かあるだけの小さなマル・デル・プラタ空港。
マル デル プラタ空港 (MDQ) 空港
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夕焼けが見えました。ブエノスアイレスより少し早い17時半ころが、もうすぐ冬至のマル・デル・プラタの日の入り。
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ブエノスアイレスまでは1時間のフライト。
空港からは、バスと電車を乗り継いで帰宅しました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- オタキューさん 2022/11/13 22:41:32
- 私も乗車しました
- 初めまして。私も2008年にブエノスアイレスとマルデルプラタ間往復列車に乗りました。その時の記録は一つもなく、確か復路のアメリカ国内線でデジカメを失ったためと記憶しております。マルデルプラタでは、たまたま親日のアルゼンチン人経営の宿に泊まり、持参の日本茶をプレゼントしたら喜ばれた記憶があります。また列車は物騒で危険だから翌日ブエノスアイレスへはバスで帰りなさいと何度も説得されましたが、汽車好きの私は翌日列車でブエノスアイレスへもどりました。車窓は果てしなく続く大草原パンパの記憶が残っています。マルデルプラタは、こんなに都会だったとは全く記憶にはありません。確かマルデルプラタ駅は、街の外れにありタクシーに乗った記憶があります。
- さとうさん からの返信 2022/11/14 09:30:49
- RE: 私も乗車しました
- オタキューさんはじめまして。良き旅の思い出ですね。2008年でしたら現在走っている中国製の新型車両の登場前ですから旅情も濃かったことでしょう。マルデルプラタはビーチリゾート地なので海岸沿いには立派な建物が多いですが、少し内陸にはいるとごくごくふつうのアルゼンチンの地方都市ですね。
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