2022/06/06 - 2022/06/06
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でんてつ㍿さん
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JR東日本の観光列車「リゾートしらかみ」を、始発の秋田から終点の青森まで乗り通してきました。
平日で天候も悪かったせいか、車内はかなり空いており非常に快適に過ごせました。
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JREポイント特典チケットが「新幹線YEARスペシャル」により東京→秋田間が6000Pという破格な交換レートだったので、それを使ってリゾートしらかみに乗ってきました。
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今回乗車したリゾートしらかみ5号は、青池編成と呼ばれる車両。
乗車位置目標にあるように「リゾートしらかみ」は一番新しい「橅(ぶな)」、二番目の「青池」、そして一番古い「くまげら」と3種類があり、どの列車にどの車両が充てられるかはJRのホームページで公開されています。 -
行き先表示器はLEDですが、書体がカッコいいですね!
HB-E300とは、この車両の形式です。 -
青池編成。白神山地にある十二湖の中でも最も有名な「青池」にちなんで名付けられています。
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RESORT HYBRIDのロゴ。
橅編成と青池編成はハイブリッド車で、大容量バッテリーや発電用エンジンからの電力でモーターを回して走ります。
言うなれば、プリウスの鉄道版みたいな感じですね。 -
栄えあるトップナンバー。
乗車していきます! -
車内はこんな感じ。
特急と比べても遜色ない、というかそこらの特急よりもよっぽど快適な空間が広がります。
リゾートしらかみは快速列車なので、指定席料金¥530(この日は閑散期なので¥330)のみの追加で乗れてしまうのですから、大変お得ですよね。 -
先頭車の乗務員室後ろは展望スペース。
誰でも使えるフリースペースなので、混んでる時なんかは特に譲り合いましょう。 -
ちょっと隣の車両へ。
このロゴめちゃくちゃカッコよくないですか…? -
2号車は、リゾートしらかみ名物(?)のボックスシート。
片側に寄った細い通路は、かつての開放寝台車のよう。 -
4人用のボックス席です。
部屋単位ではなく席単位での発売になっており、1人で利用しようとすると、見ず知らずの人と相席になる可能性があります。気をつけましょう。
座面を引き出すようにしてフルフラットにすることもできるそうです。 -
自席に戻り座ってまず驚くのがシートピッチ。
その広さなんと1200ミリ!
標準的なグリーン車のシートピッチ1160ミリをも凌駕する、圧倒的な広さです。 -
背面テーブルがかなり遠いですが、肘掛けにもしっかりカクテルテーブルがあります。抜かりないですね。
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前後幅が本当に広い…。
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座席部分は通路よりも一段高いセミハイデッカー構造。
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閑散期のド平日ということもあり、車内は貸切状態。
贅沢の極みです…! -
意味もなく車内をうろついてみたり、フリースペースのソファに腰掛けてみたり…。
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左手には八郎潟でしょうか、大きく開けた景色が広がります。
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秋田から東能代までは奥羽本線、東能代から先は五能線に入ります。
東能代では進行方向が変わるため、予め車掌さんが空席を回転させて備えていました。私の周りだけそのまま。何だか逆に申し訳ないです… -
東能代のひとつ手前、北金岡でE751系特急つがるとすれ違い。
単線なので交換待ちです。 -
左から迫ってくる線路がこれから進む五能線です。
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東能代駅。ここで向きを変えて五能線へ。
がらんとしたホームには、「しらかみ三兄弟のテーマ」が大音量で流されていました。 -
私の乗る1号車は東能代まで最後尾でしたが、ここから先頭車となります。
運転士さんもスタンバイOK! -
ちなみに貸切状態は次の能代で一旦終わり。
3人連れが乗って来られたので、うろつくのはやめて自席で大人しく過ごします。 -
あきた白神駅。
跨線橋の先には道の駅と、それに併設された温泉があるそうです。 -
岩館を過ぎると、これぞ五能線!という景色が広がります。
生憎の空模様ですが、晴天なら時間的に真横から日が射し続けて眩しすぎたことでしょう…。 -
こういう天気、何というか「日本海」っていう感じがするな~と思うのは私だけでしょうか。
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五能線の海沿いの区間は、なんと80kmにも及ぶそうです。東京から小田原の手前までに匹敵する距離が、ずーっと海沿い。
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ゴンドラのレール跡をくぐれば、ウェスパ椿山駅に到着。
コロナ禍のあおりを受け、ウェスパ椿山そのものは昨年に閉業されており、このレールを走っていたリゾートしらかみの形を真似た不思議なゴンドラも廃止されました。 -
右手奥にちらっと映るのが、ウェスパ椿山のコテージ。
ちなみに閉業後の現在も駅名はそのままで、今はもっぱら不老ふ死温泉へのアクセス駅として機能しています。 -
SLですかね。シートをかぶせた状態で放置されていました。
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段々畑と海。いいですね~
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ふと車内に目を向けたら、フリースペースと客室部分とで照明の色が分けられていることに気付きました。
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列車は五能線の中核駅、深浦に到着。
ここまで2時間半。まだまだ先は長いですが、ここで交換待ちのため19分停車。 -
駅舎の脇から一枚。
リゾートしらかみの中では、この青池編成の色使いが一番好きです。
雨が降っていたので、写真だけ撮ってさっさと車内に戻りました。 -
橅編成のリゾートしらかみ4号が到着。
やがてこちらも発車します。 -
深浦を出てすぐ、行合崎海岸という絶景ポイントを通ります。
深浦から再び貸切となりましたので、しばらく展望スペースに居座ります。 -
こちらが以前、この辺りで撮影した青池編成の写真です。
車内から見ても車外から見ても、本当にいい景色です。 -
山手線と同じ会社の路線とは思えないな…なんて考えながら。
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難読駅名としても有名な驫木駅。とどろき、と読みます。
風情ありすぎな佇まい。いつか降りてみたい… -
千畳敷駅。
ここでは15分停車し、目の前に広がる千畳敷海岸を散策できます。
傘も使えないような風が吹き荒れる中、せっかくなのでお散歩へ。 -
1面1線の棒線駅。
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改札なんてありません。これが入口。
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横断歩道を渡ると目の前に千畳敷海岸が広がります。
タイムカプセルが埋まってるらしいです。 -
大昔の大地震で岩肌が隆起してこのような不思議な地形が出来上がりました。
その昔、殿様が千畳の畳をこの岩場に敷いて酒宴を行ったという話から「千畳敷」と名付けられたそうです。 -
砂浜には、誰かが描きかけた相合傘でしょうか。
やがて波にさらわれてしまうのかと思うと、何だか切ないですね… -
岩場なのに平らで歩きやすい。
本当に不思議な地形です。 -
こんな奇岩もあります。めちゃくちゃ大きくてど迫力。
こんなのを作り上げてしまう自然の力の偉大さよ… -
ぼちぼち車内に戻ります。
いかんせん風が強くて寒い。気温は6月なのに12℃。
そこに風が吹き荒れていますから、体感は10℃くらいでしょうか… -
何かが祀られています。厳しい自然に晒されながらも、これからも末永くこの地を見守ってゆくのでしょう。
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発車3分前を知らせる警笛が周囲に響き渡ります。
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千畳敷の隣の北金ヶ沢で、くまげら編成のリゾートしらかみ6号と行き違い。
あちらはハイブリッド車ではなく、国鉄時代からのディーゼルカーを改造した車両。 -
鯵ヶ沢を過ぎるとついに海岸線から逸れて内陸へ。
岩木山はこの天候で望めるはずもなく… -
津軽鉄道との接続駅、五所川原に到着。
五能線の「五」は五所川原の五(「能」は能代)で、ここから先は五能線開業前から五所川原線として存在していた区間になります。
少々乗車があり、長かった貸切状態もここでついに終わりとなりました。 -
藤崎駅。りんごの銘柄「ふじ」は、この地名からとられたものです。
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日没迫る車窓に、りんご畑が広がります。
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右手から架線柱が迫ってくると、五能線の終点・川部に到着します。
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ここで2度目の方向転換。再び奥羽本線を走ることになります。
ちなみに五能線から川部に到着した場合、そのまま直進すれば青森なのですが、弘前に停車する為にここからわざわざ一旦逆へ走ります。
川部~弘前間は重複乗車となりますが、リゾートしらかみ利用の場合は特例が適用され、弘前経由でない乗車券で乗り続けることができます。 -
先程走ってきた五能線の線路を見つつ、しばしバック走行…
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川部から7分間のバック走行で、弘前に到着。
19時前でちょうど帰宅時間帯である為、スーツ姿の男性がたくさん乗り込んできました。
意外にもホームライナー感覚で利用されているんですね…! -
弘前で3度目・最後の方向転換を行い、あとは青森へまっしぐら。
先程停車した川部を通過していきます。 -
新青森に到着。
東京行き最終のはやぶさと17分の接続です。
今回は定刻で運転されましたが、五能線は強風や越波など天候によって運行状況がかなり左右されますので、できればリゾートしらかみの後はそのまま到着地で泊まることをお勧めします。
やむを得ず乗り継ぎをする場合は、数時間単位での余裕を持たせることをお勧めします。 -
展望スペースにはスタンプ台がありました。
四角い小ぶりなものは、リゾートしらかみ25周年記念のスタンプでした。 -
最後は展望スペースから、青森駅に入線する様子を眺めました。
新しく出来たガラス張りの明るい跨線橋が目立ちます。 -
秋田から5時間41分。定刻で青森に到着しました。
およそ6時間弱の長丁場でしたが、途中貸切状態が長かったこともあり、疲れることなく大変快適に過ごすことができました。 -
18きっぷ、北東パス、大人の休日倶楽部パスのシーズンを外した平日に乗ると、比較的空いていて快適に過ごせるようですよ。
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前回青森に降り立ったのは2016年の3月頭、北海道新幹線開業目前の頃でした。
まだ旧駅舎で、青函特急が行き交っていました。
改札・通路回りは、その頃の面影をひとつ残さず新しくなっていました。 -
見違えるほど綺麗になった青森駅で、この日の移動は終わり。
リゾートしらかみ、是非一度乗ってみて下さい!
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