牛じゃなくて熟女に引かれて善光寺

2022/06/01 - 2022/06/02

以前から山岳部メンバーで企画していた長野御開帳記念旅行。
長野出身のゆうこさんとご家族のおかげで濃厚な旅行ができた。
青く高い空とおいしい空気、旨いそばと楽しいメンバー。
天気に恵まれすぎて真っ黒に日焼けしたけれど楽しかった。

エリア 戸隠・鬼無里(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝の5時に家を出発し、メンバー二人を途中で拾ってから、関越自動車道で一路長野へ。
それほどの混雑はなく、ゆうこさんとの待ち合わせ場所の長野運動公園へ

長野運動公園総合運動場 公園・植物園

長野運動公園には素敵なバラ園があって、無料で開放されていた。
時期が良かったのか満開のバラの花があちこちに、、、
八重咲きのバラや斑入りのバラ、子どもの頭くらいの大きさの大輪のバラなど本当にたくさんのバラの花を堪能した。
長野の皆さん、これからも丹精込めて育ててください！

公園の駐車場でゆうこさんと妹さんと合流。一路戸隠神社へ向かう。
長野出身で山道慣れしているゆうこさんと妹さん。
わたし、首都高速は全然怖くないけどくねくね曲がる峠道はあまり得意ではない。
ひたすら後をついていくけれど、軽自動車でガンガン峠を攻める妹さん、、、
駐車場についた時にはげっそり。車酔いする人が乗っていなくて良かった。

戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

日本昔話にでてきそうな屋根

朝10時前だったけれど、たくさんの参拝客が。
樹齢400年の杉もある杉並木を歩いて途中小さな滝や湧き水の流れる音を聞きながら奥社へ。

途中生まれて初めてみた「水芭蕉」。

第一印象は「でかい！」
時期は過ぎていたのでところどころで見かけるだけだった。
群生しているのをみたらきっと圧倒されるんだろうな、、、

途中に何か所かきつい階段や滑りやすいところもあったものの駐車場から歩いて3－40分くらいで奥社に到着。


「戸隠　とがくし」という名前の由来は日本神話の天照大神が隠れていた戸がここまで飛んできたという言い伝えもあるようで、、、
御祭神は、天照大神を天岩戸から引き出した「天之手力男（天手力雄命など漢字はたくさんある）あまのたぢからおのみこと」らしい。

去年の秋に参拝した「天岩戸神社」の奥でみた「天岩戸」の岩の戸がこちらに飛んできたということですね。
「戸隠」とはその戸を隠して二度と天照大神が隠れられないようにしたということですかね、、、

戸隠神社 九頭龍社 寺・神社・教会

去年の秋の九州旅行で撮影した「アメノタヂカラオ」さん。
この岩が長野に飛んでいっていたとは、、、日本神話のトンでもなストーリーと楽しい解釈はハマります。

こちらの戸隠神社のおみくじは自分で引くのではなく、年齢をいうと宮司さんが祝詞をあげてからいただくスタイル。

私はなんと、先月の成田山新勝寺での「大吉」についで今回も「大吉」
しかも、1－80番まであるおみくじの一番のトリ！
でも慢心せずに努力を惜しまないようにしなければ。

天岩戸神社 寺・神社・教会

手打ちそば「岩戸屋」さんでそばをいただく。私はとろろそば。そばはもちろん小鉢についてきた山菜が生まれて初めてだった。イタドリという山菜、八朔？とあえてあるんだけどさっぱりしておいしかった。そのほかにセリと蕨。山のものは何でもおいしい。

蕎麦屋さんの近くの戸隠竹細工センターで購入したざる。
蕎麦屋さんで使っていたのと同じものを購入。

手作りだから高いとは思っていたけれど、、、
5500円（見習いさんが作ったのは3000円だけど形がいびつ）日本の職人さんを応援する心意気で買ってみた。
大事に一生使おう！

途中参加のひろえさんを待つ間、近くのため池へ。
鏡池という名前らしいが、その名の通り山々が美しく反射していて思わず何枚も写真を撮ってしまった。

鏡池(長野県長野市) 自然・景勝地

ひろえさんをピックアップして戸隠神社中社へ。
落ち着いていて素敵な神社だった。

戸隠神社中社 寺・神社・教会

三本杉のうちの1本。
人間というのはこういう木を見ると抱き着かずにはいられない(笑)
何百年も生きている木からエネルギーを頂戴したいんだと思う。

まだ時間が早かったので、ゆうこさんの妹さんの提案でワイナリーへ行くことへ。一山向こうにある素敵なところらしい。

このころになると早朝の運転から疲れが出てきて、変なテンションに、、、
ライオネスコーヒーキャンディのCMソングに大笑いしたり、記憶違いでクワマンがチェッカーズのメンバーになっていたり、、、
どうでもよい話題で熟女たちは車内で涙が出るほど笑った。

山の上の「サンクゼールワイナリー本店」
花はたくさん咲き乱れ、インスタ映えそのもの。
私はドライバーなので飲めなかったけれど、皆さんあれこれと試飲。

私も悔しいのでワイン3本、レモンのお酒、はちみつなど大人買いした。

サンクゼール ワイナリー 名所・史跡

結婚式ができるチャペルやガーデンパーティができるレストランもあって、ロケーション最高だった。

しかし、長野県民の「一山向こう」の場所の感覚が東京都民の考える「一山」を遥かに超えていて、行けども行けどもワイナリーに着かず、私の感覚的にはふた山以上越えてようやく到着した。

私にとって近くのスーパーといえば歩いても10分以内の感覚だけれど、車社会の長野では、車で30分圏内であれば近くのスーパーとなるのか、、、、

リンゴが木になっているところも初めて見たかも、、、
子どものころリンゴ狩りに行ったことはあるはずだけど。
産毛が生えていて可愛かった。

ホテルはダイワロイヤルホテル松代
事前にネットで予約しておいてもらったおかげで
一人１万円（+入浴税150円）



お部屋は4人で寝るにはちょっと狭かった（和室に2枚の布団がぎゅうぎゅうだったのと、ベッドが柔らかくて腰痛になりそうだった）
ご飯は夜も朝もバイキング。ロースビーフ、すし、アイス、おやき、とろろ、カレー、、、種類も多くて、味付けも良かった。朝のキノコソースのオムレツ、小松菜とリンゴのスムージーも絶品で、1万円では安かった。温泉はナトリウムで骨の芯まで温まった。

ホテルの朝ごはんは、善光寺目的のお客さんが多いせいか7時の開始と同時に大混雑、、、
それでも、3回くらいお替りしていた人もいました。そこからトイレタイムをとって10時前に善光寺到着。
本当に空が高くて良い天気だった。

ようやく善光寺に！

本当に晴天！
山門をくぐってすぐにガードマンさんの指示に従い6列に並んで手を消毒し、順番に進んで回向柱に、、、触れる時間はたった数秒。10分程度の待ち時間だったけれど、あの数秒で私は何をお祈りしたのか(笑)

この後、参拝共通券を購入して、内陣参拝、お戒壇巡り、山門、中霊殿、経蔵を見学。中霊殿は善光寺資料館になっていて、江戸時代に奉納された絵馬や仏をかなり近くで見学できて興味深かった。

善光寺で御朱印をいただくのは50分待ち、と言われて書置きの御朱印をいただく。お布施は1500円、、、
切り絵のようになっていてなんとも美しい、しかも金には牛や善光寺、松や花がちりばめられていて可愛い。
でも、御朱印帳に入りきらず泣く泣く折りたたんで収納。

朝の食べ過ぎたバイキングが昼過ぎまで響き、表参道のお店でおやきを買い食い。この後にもまた違う店でおやきを食べた。お店によって皮の食感や厚み、野沢菜の味付けも違って楽しかった。その後もあちこちのお店で七味やお饅頭、お菓子を買い、最後は高速入り口近くのAコープでおやきを大人買い。ゆうこさんのお母さんにも会えてご挨拶。
この地方特産の「はちくだけ」の調理方法を聞いて、サバの味噌汁を作ってみたら、とても美味しかった。

15時半ころに高速に乗り、ノンストップで埼玉へ。メンバーをそれぞれの家に送ってから19時過ぎて我が家に到着。4時間近く運転して疲れて腰も痛かったけれど、久しぶりのメンバーに会って笑って食べて歩いて、観光して、買い物して、、、充実した二日間だった。
帰りに一目ぼれした買った風鈴。長野で南部鉄の風鈴を買うとは思ってなかったけれど、お店の軒先で透明感のある音色を聞いて俄然欲しくなってしまった。

旦那さんには、お坊さんの托鉢の鈴の音に聞こえるらしい、、、

今回の旅行で記念として買ったもの：手作りのそばざる・風鈴