毎年５月１日にはパレルモ競馬場でアルゼンチン共和国グランプリが開催されます

2022/05/01 - 2022/05/01

先日行った郊外のサン・イシドロの競馬場ではちょっと不完全燃焼だったので、市街地の真ん中にあるパレルモ競馬場へ来てみました。何度も通りがかったことはあるのですが、中に入るのは初めてです。

毎年５月１日のメーデーは、一年で唯一ほとんどの商店が閉まるので、あまり外出には向かない日なのですが、パレルモ競馬場ではアルゼンチン共和国グランプリが開催されます。フードコートや、W杯行きの旅行が当たる抽選会などもあるということでした。

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩

例によって日曜日には駅員がいなくて、改札脇に開けてある扉からフリーで乗車できるブエノスアイレス。平日には、ベビーカーを押した親子や車内で物乞いをする人などが、駅員の裁量で通れる扉です。

パレルモ駅から１キロほど歩いて競馬場に到着。南門から入場します。入口で競馬新聞を売っていました。

パレルモ競馬場 エンターテイメント

入ってすぐにパドックがありました。ここでお目当ての馬の状態を見極めます。

今日は年に一度のアルゼンチングランプリの日だからというのもあるでしょうが、先日行ったサン・イシドロの競馬場とは違い、スタッフも観客もきちんとした身なりの人たちが多かったです。

有名なジョッキーの銅像でしょうか。

馬券売り場その一。

馬券売り場そのニ。

馬場を見ます。コロナ前は、週末などにパレルモまで電車に乗ってランニングしに来ていました。あの柵の向こうをいつも通っていたので、タイミングが合えば柵越しにレースを眺めていました。こうして競馬場の中に入るのは初めてです。

中央に鉄製の銅像がありました。鉄製の銅像ってヘンな言い回しだな。

カラフルな文字盤が競馬場感を醸し出しています。

乾いた路面(pista seca)ということで、良馬場という意味でしょうか。

立派な施設です。今日は少し肌寒いですが、天気が良いのでテラス席での飲食も快適そうです。

レース前のウォーミングアップに出かける馬とジョッキーたち。

軽快に駆け抜けていきます。

スタートは反対側なのでモニター越しに観戦。

終盤まで先頭を走っていた本命の馬を、外側から別の馬が抜いていきました。会場大盛りあがり。怒号もちょっと聞こえます。

アエロパルケから離陸した飛行機が見えます。

レースが終わると人がどっと移動します。家族連れが多くて、広々とした階段はちびっこたちの絶好の遊び場になっていました。

いったん出ます。

正面エントランスに噴水があり、みなさん記念撮影中。

由緒正しい建物です。

中央のスタンド席に入るのは有料。

今回のイベントでは、12月のＷ杯への旅行が当たる抽選があります。この前ニュースでやっていましたが、アルゼンチンは世界で９番目にＷ杯へ旅行する人が多いそうです。私財をなげうってでもＷ杯は見に行かねば、という勢いの人が多いです。

向かいにあるポロの競技場へ。2019年末のポロ競技のアルゼンチン・オープンのときと逆の行動です。

こちらにはポロの銅像が。

ランチのために、充実したフードコート目当てに来ました。

クレープを食べます。

パスタやハンバーガー、ステーキや寿司など、ひととおりそろっています。カクテルバーやデザートのブースもありました。

ポロの試合もやっていたのでちょっと見ていきます。

よく見ると、小学生くらいの子どもたち。

前回見た大人の試合に比べると、ややコントロールがきいていないかんじ。

真ん中の白と紺のユニフォームのチームの選手にアクシデントが。

すぐさま救急車がフィールドに入ってきました。

保護者の方も駆けつけます。子供の頃からポロなんてブルジョワか、と思いましたが、わりとふつうの人たちでした。

打撲か何かのようで、冷却スプレーで応急手当して、試合に復帰していきました。

4人連続空振りとか、まだまだ技工は未熟なようです。

ひと試合終わって、また次の試合が。

日差しが暑いので、引き上げます。

獣医さんの銅像。

ふたたび競馬場へ。

先ほどよりも人が増えてきました。

バンドの演奏が始まりました。ボーカルのひとがどう聞いても音程外れまくっているんですが、いいのでしょうか。No music No life なアルゼンチンでは信じられないくらい。爆音で、馬たちにはいい迷惑ですね。

次のレースが終わりました。馬券を買うわけではないので、いまいち入り込めませんね。

ふたたびパドックへ。

30分おきに、晩までレースは続きます。

ジョッキーの銅像。実物のジョッキーも、小柄なのに何頭身あるの、というくらい顔が小さくてびっくりしました。

以上、アルゼンチン共和国グランプリが開催されているパレルモ競馬場でした。近くにあるバラ園なども散策しようと思いましたが、ラプラタ川沿いは内陸側に比べて気温が２－３℃低いので、かなり冷えてきました。馬づくしの半日を終えて、家に帰ります。