2022/04/10 - 2022/04/10
4912位(同エリア8856件中)
風待ちさん
奥久慈の温泉に行きたいという友人のリクエストで旅行を計画。その道筋でいくつかのスポットを選び、ツアーを実行しました。
1日目・・・柳田国男記念公園→徳満寺→般若院→間宮林蔵記念館→西山荘→日本の里100選・持方集落→奥久慈館
まず感心したのは、柳田氏にしても間宮氏にしても、そして黄門様にしても驚くべき読書家、勉強家だったということでした。そうでなくては、何事もなしえなかったのだなあと感心します。茨城県には、こんなに歴史上の人物に触れあえる場所があったことに発見があり、同行のAさんなどは、「茨城県には何もないと思っていたけど、茨城県に謝りたい気持ちだ」と言うほど。充実の1日目となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出発して約1時間半。利根町立 柳田国男記念公苑に到着。民俗学の父、國男が当時医院を開いていた兄を頼って訪れたのがここ布川の地。この家は家主の小川家を復元したもの。國男少年13歳の頃のこと。兵庫県生まれの國男少年がかの地に深いかかわりがあったとは、発見。
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この土蔵に資料が展示されています。この土蔵の中にあった蔵書を國男少年は自由に読むことができ、民俗学につながる力を蓄えていったのです。
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庭に小さな祠がありました。当時、当主が祠の中に、ご神体として玉を納めていました。いたずら盛りの國男少年が石の扉を開けると、思いがけずきれいな玉が入っていたため、驚いて興奮のあまり気が遠くなったというのです。その時、突然ピーッとヒヨドリが泣いたので、身が引き締まって人心地ついたという話を後年語ったとあります。國男少年の繊細な感受性を物語るエピソード。
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母屋の方は、いろいろな団体は集会や体験教室などに使われているようです。
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雨戸を出し入れするための小窓がついている作りが懐かしい。
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縄で編んだ龍はこの地域の文化でしょうか。
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柳田國男記念公苑のすぐ近くにある「徳満寺」へ。
講談社の「再現日本史」に紹介された徳満寺の絵馬の記事。 -
柳田少年も衝撃を受けたと思われる絵馬。赤子を抑え込み間引く様子が描かれています。
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15分ほどで到着。龍ケ崎の般若院の桜。もう「葉桜」だという情報も出ていました。同行のKさんに、事前にその話をすると、「私たちも花の後の葉桜だから驚かないよ。」と、そうだねと笑ってしまいました
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イチオシ
堂々たる風格。
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樹齢は推定500年。先週はライトアップされにぎわっていたとか。見たかったなあ。
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約30分で到着。間宮林蔵記念館。地図を見ていて発見。利根川沿い、つくばみらい市。旧の常陸国筑波郡上平柳村。間宮林蔵は有名だけど、茨城県生まれだったのかと発見。
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樺太探査に向かった林蔵は、北海道で伊能忠敬と出会い、測量技術を学んだのでした。そして樺太が半島ではなく島だったこと、間宮海峡という名はシーボルトによってはじめて世界に紹介されたこと、伊能忠敬に続いて北海道北部の地図を完成させたこと。素晴らしい功績を残したのです。発見。
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間宮林蔵の銅像。手には測量用の鎖を持っています。この像は、柳田國男の末の弟「松岡映丘」の描いた「間宮林蔵肖像」がもとになっているようです。発見。
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さらに北へ車を進めること1時間半ほど。西山荘。ここも、奥久慈に向かう途中、地図で発見。私は全くその存在は知りませんでした。同行のIさん、行ったことがないのに西山荘は知ってるといいます。テレビドラマで、「助さん、格さんが黄門様を西山荘に迎えに行ったから、名前は知ってた。」を言うのです。なるほど、それなら有名なわけだ。と発見。
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イチオシ
桜はまだ満開で出迎えてくれました。
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昼食後、庭を散策。
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イチオシ
枝垂れも見頃。
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千葉より遅い春。
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新緑と桜のコントラストがまさに春。
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この門から中は有料。せっかくだから入りましょう。1500円。
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御殿ではなく山荘。落ち着いたいい雰囲気です。
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この山荘でひたすら読書にふける黄門様の像がありました。
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静かな佇まい。
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門の外に出て、同行の二人が待つ管理センターへ。「学者大名・光圀の功績」の展示がありました。中でも、「礼儀類典 全515巻」というのが圧巻。天皇家の失われた儀式を光圀が人材と資料を集めて調査し、天皇に献上した辞典。不明となっていた天皇家の儀式の詳細が、これによって復古し行われるようになったといいます。黄門様、大学者だったんだ 発見。
山荘の中に入るより、ここで警備員の方に詳しい話を聞くのが面白かったIさん。 -
さらに北上。竜神峡入り口を過ぎ、小生瀬から「日本の里100選 持方集落」へ。こちらも地図で発見。知らなかったことを発見するのは 極上の喜び。
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静かな何もない(?)集落です。
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山に囲まれ、静かな集落。
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桜が彩を加えて。
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集落を歩く。
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この後、元来た道を戻り、峠を越え宿に向かいます。
茨城、驚き、発見の旅1日目終了です。「何もないと思っていた茨城県に謝りたい気分だ。」とAさん。おそれいりました。
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