2022 早春 "寺と桜"&"城と桜"求めて - 愛知(犬山/豊川)編

2022/03/26 - 2022/03/27

2022年は桜の開花は一気に来た！って感じでしたね。
蔓防も3/20で一旦区切りが付いたし、三回目のワクチン接種も済み、そろそろ活動開始？

コロナ前は 激混みだった京都の桜は、やはり一度は観てみたいし、城と桜も絵になるしなあ。と春らしく旅欲が湧いてきます。
ということで、京都に加えて犬山城と遠州エリアの四泊五日のドライブ旅。
総走行距離は約1,000kmと 過去の西日本エリアへのドライブ旅行よりは少し少なめでした。

前半は曇り、中日は雨、後半は快晴と春らしく周期的に天候が変化しましたが、気温は春めいた暖かな日々でした。

第二弾は、愛知(犬山/豊川)編。
とは言うもの滋賀県大津の佐川美術館経由です。
国宝五城のひとつの犬山城は、以前に行ったはずですが記憶に残っておらずなので再訪。
また日本三大稲荷とも言われている「豊川稲荷」にも。〇〇稲荷は数あれど、中京エリア最大の稲荷ですが、神社ではなくお寺と言うのも特長です。

エリア 愛知

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

二日目の後半は 雨天のため岐阜城は諦めて佐川美術館に行くことに。
コロナ対策でオンラインで事前予約制のため、大津でランチ。

大津で人気のカジュアルイタリアン「ひより」。
ソファタイプのゆったり席でくつろぎながらパスタランチ。
自宅か友人宅で食べているようでリラックスしながらのランチタイムでした。
生パスタが人気のようです。

ひより グルメ・レストラン

佐川美術館は三度目の訪問です。いつ見ても素敵な建物です。

ご覧のような天気ですが、晴れていれば10倍くらい素敵に見えます。
それでも 幸いにも雨は一時止んでくれました。

佐川美術館 美術館・博物館

開催中の企画展は「BANKSY & STREET ARTISTS」

落書き(グラフティ)が起源のストリートアート。ストリートアーティスト出身の有名アーティストは沢山いますが、BANKSYはその中でも「芸術テロリスト」とも言われるような過激な発表の仕方で有名です。

いろいろとメッセージ性のある作品が展示されていましたが、ちょうど今ロシアのウクライナ侵攻がニュースでも大きく取り上げられているタイミングでしたので、いろいろと考えさせられました。

ちなみにこちらの二つの作品は、展示されていたものですが、撮影はできないのでネットから拾ってきたものです。

BANKSYの作品を堪能した後、京都「みつばち」で買っておいた"あんみつ"で一服。
うーん、やはりここの寒天は別格の旨さです。

佐川美術館から犬山に向かう途中は本格的な雨となり、犬山についたのは日没後。
外を歩くような状況でもないため、地元で人気のお好み焼き屋さんで夕食。

犬山でお好み焼き？という感じですが、家庭的でよいお店でした。
明日は晴れるとの事！犬山城天守閣からの眺めを楽しみにしつつ、お休みなさい。。。

おはようございます！
三日目の朝は、犬山駅からのスタートです。
昨日の雨から打って変わって、本日は気持ちの良い快晴です。

しかし、犬山駅はなにもない。。。。

犬山の宿泊は素泊まりとしたので、朝食を兼ねて朝散歩。
駅前のショッピングモール内にあったカフェでモーニングを。
名古屋のモーニングは凄い！というイメージがあったけど、普通な感じ。
まあ、犬山は名古屋じゃないからかな(笑)。

カフェ プロスペール 犬山店 グルメ・レストラン

犬山城は山城で、こちらの「針綱神社」の境内を通って行きます。
まさに"針綱(はりつな)"の形の"しめ縄"ですね(笑)。

針綱神社 寺・神社・教会

途中、隣接する三光稲荷神社の赤鳥居トンネルをくぐります。
神社の境がわからず、ややこしい。。。。

しかし日本の神社って中に他の神社があったり、お寺と融合していたりとかなり地涌奔放ですよね。

三光稲荷神社 寺・神社・教会

到着！
残念ながら桜には少し早かったようですが、青空のもと風格ある天守閣です。

国宝犬山城 名所・史跡

入城すると天守閣を支えている石垣と大きな梁が迎えてくれます。
がっちりと支えている感ありますねー。

城内に天守閣の模型の展示もあります。

天守閣最上部には代々の城主とともに「国宝指定書」が掲げられています。
しかし国宝指定書と言うのは初めて見ました。

天気も良く、天守閣から見る景色は絶景です。

遠くには、まだ雪が残る山々も見えます。日本アルプス？それとも南アルプス？

天守閣を見学した後に城下町散策。本町通りからの犬山城です。
こちらは桜が開花していました。
旅のテーマ「城と桜」撮れました！

本町通りは、城下町の面影を残してあり ちょっと観光地感強いですが、よい雰囲気です。

本町通り沿いに三つの観桜施設があり、一つ目が「犬山市文化史料館」。
江戸時代の犬山に関する歴史資料の他、旧犬山城主・成瀬家由来の美術工芸品や城下町の再現ジオラマ等を常設展示しています。

犬山市文化史料館 美術館・博物館

犬山祭りの様子をジオラマで再現しており、雰囲気が良くわかります。

山車の模型の展示も。

二つ目が「犬山からくりミュージアム」
犬山祭りの目玉ともいえる"からくり人形"の実物展示とともに仕組みなどの解説、そして実演もしてくれます。

城とまちミュージアム IMASEN犬山からくりミュージアム玉屋庄兵衛工房 美術館・博物館

実物を使った実演と共に、からくり人形の基本的な仕組みを茶運び人形を使って実演しながら解説してくれます。

全国のからくり祭り地図。
京都の祇園祭や高山の高山祭は有名ですが、それ以外は意外と知らないかも。。

三つめが「どんでん館」。
毎年4月に開催される犬山祭で曳かれる、車山という高さ8ｍの山車を展示する博物館。
展示(保管)されていた山車の大きさは圧巻です。

どんでん館 美術館・博物館

実は翌週に"犬山祭り"が三年ぶりに開催とのことで、準備に追われていました。

どんでん館にも犬山祭りの様子のジオラマがありました。
こちらは少しポップな感じで、祭りのにぎやかさが伝わってきます。

第一弾の京都編でも最後に「祇園祭ぎゃらり」を見て日本の祭りに改めて興味を持ったのですが、犬山でも犬山祭りに出会い更に興味がアップ！
来年は犬山祭りに行こうかな？

そうそう ご存じの方も多いと思いますが、犬山城周辺を観光するときにはこちらの周遊券を買うとお得です。

犬山名物のひとつである げんこつ飴。こちらは その老舗「藤澤げんこつ」。
店舗と言うよりも民家の軒先で売っている感じで、ほのぼの感溢れています。
黒胡麻、黒砂糖、きな粉を使った素朴な飴です。

家族経営だと思いますが、とても親切な対応で 犬山祭りについてや近隣の見どころなども教えて頂きました。

藤澤製菓 グルメ・レストラン

そして教えて頂いたのがこちらの"しだれ桜"。
今まで見た枝垂れ桜の中でも、一二を争う見事な桜でした。
もうひとつの旅のテーマ「寺と桜」も撮れて満足！

「圓明寺のシダレザクラ」として犬山の巨樹古木にも指定されているようですね。
近くで見ると年季が入っているのがよくわかります。

また すぐ横にある椿もちょうど見ごろで、桜の根元には黄色の花も。
青空のもと、ピンク、桜色、赤、黄色がとてもきれいでした。

通称「豊川稲荷」に到着。
正式名を妙嚴寺と称し、山号を圓福山とする曹洞宗の寺院。
3万坪以上の広大な境内には、総門、山門、本殿など90もの立派な建造

今までに有名どころとしては「京都 伏見稲荷大社」、「佐賀 祐徳稲荷神社」、「茨城 笠間稲荷」を参拝したので、こちらで四社目になります。

豊川稲荷 寺・神社・教会

境内にはお寺にも関わらず、立派な鳥居があります。
そしてその先には大本殿。

右手を見るとお寺らしく"鐘"があります。

本殿には東京浅草の雷門のような大きな提灯(?)も。
両脇の狛犬はもちろん狐様です。

なおこちらの参拝時は、お寺なので柏手はせずに、手を合わせて静かにお祈りです。「南無豊川?枳尼眞天」（ナムトヨカワダキニシンテン）と唱えるのがお作法とのこと。

奥の院への道筋には、たくさんの"のぼり"。

奥の院

納符堂

境内至る所にお稲荷様が鎮座していましたが、こちらが一番キリッ
としていました。凛々しい！

参拝も終わり、ランチタイム。
やはり「ランチは稲荷寿司でしょう」という事で、門前にある「山彦」さんに。
こちらはオーソドックスなタイプですね。
半年ほど前に行った笠間稲荷近辺のお稲荷さんと比べると甘さ控えめでした。

門前そば 山彦 グルメ・レストラン

駐車場に戻る途中にもお稲荷屋さんはあり、食べ歩きスタイルのお店も。
ちょっと変わった感じのを見つけたので、一つ頂きましたがこちらは甘さはほとんどなく、かつ小ぶりでテイクアウト＆食べ歩きにはぴったりでした。
味はこちらの方が、私の好みでした。

ということで、第二弾の愛知 犬山＆豊川編はここまで。

犬山城は実は二回目なのですが、以前ことは全く覚えておらずでしたが、とてもよかったです。特に犬山祭りの存在は知らなかったので、ぜひ機会があれば観てみたいお祭りと思いました。

有名どころのお稲荷さん参拝も残すところは「岡山 最上稲荷(最上稲荷山妙教寺)」でしょうか。他にもあるのかな？？

この後は いざ遠州に！