パスクアのチョコレートを買いに来たついでに 自然科学博物館とか競馬場とか

2022/04/09 - 2022/04/13

今年のパスクア(イースター)は4月17日。４月に入っていろいろなお店でパスクアのチョコレートエッグが並ぶようになりました。

アルゼンチンのパスクアグッズは、きれいにラッピングされた卵型のチョコレートがメイン。大きなものはボーリング大ほどで、中は中空。小さなチョコやおもちゃが入っています。他にはウサギやニワトリをかたどったチョコレートもメジャーです。

みなさんふつうは、パン屋（パナデリア）やお菓子屋（コンフィテリア）でチョコレートエッグを買い求めます。日本のクリスマスケーキみたいな感覚です。今年はブエノスアイレスの有名なチョコレートショップをいくつか回ってみました。参考にしたのはinfobaeの下記のサイトです。

https://www.infobae.com/tendencias/2019/07/07/las-15-mejores-chocolaterias-de-buenos-aires/

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩

近所の巨大カルフールのパスクアコーナー。アルゼンチンでメジャーなお菓子メーカーのボノボンやミルカ、キンダーなどがチョコレートエッグを売り出しています。コンビニのクリスマスケーキで手軽にすますような感覚でしょうか。この時期はお店で買物をすると、卵型の小さなチョコをもらえたりします。

４月９日

infobaeのおいしいチョコレートショップのリストのうち、唯一ラプラタにあるお店へ行きます。例によって電車で出発。地下鉄Ｄ線からＣ線に乗り換えます。

コンスティテュシオン駅にやってきました。

コンスティテュシオン駅 駅

ラプラタ行きの電車に乗ります。

１時間ちょっとでラプラタに到着。今日もいい天気。

ラ プラタ 散歩・街歩き

駅から15分程歩いて、大きな公園に到着。

ラプラタに来たついでに、公園内にある自然科学博物館に寄ります。入口のライオンの像がシンボルのミュージアム。

自然科学博物館 (ラ プラタ) 博物館・美術館・ギャラリー

入場してすぐの丸いエントランスホール。入場料は300ペソ。

アルゼンチンで見られる動物たちの頭像がお出迎え。

大昔の狩りの様子。

ただいまの特集は巨大生物。

例によって恐竜の多いアルゼンチンの博物館。

背中のカーブが癒し系の恐竜の模型。たくさんのかたが写真を撮ってSNSにアップしていました。

案内板がファンキーです。基本子供を意識しているのでしょうが、大人でも十分楽しめるミュージアムです。

恐竜の脛骨をめでます。

樹の化石でしょうか。

10段階で10がダイヤモンド。モース硬度ですね。

鉱石も展示されていました。鉱石や地学の展示は、ブエノスアイレスの自然科学博物館のほうが充実していました。

恐竜の足跡と見ると奥へと進む順路なのですが、矢印としてみると逆向きです。見るたびにいちいち迷ってしまいました。

カラフルな化石の年表。

ゆるキャラのような生き物が。

ゴジラやん。

並べ方がトラックのＣＭ感。

カニが食べたくなりました。毛ガニ、花咲ガニ。

水中の生物のコーナー。

クジラ？でかいです。

アルゼンチンの大西洋岸で見られるオタリア。バルデス半島で見ました。

ワニたち。

箱に空いている黒い穴からのぞくと深海魚が。

続いて昆虫のコーナー。きれいな蝶の標本が反射して隠していますが、蚊とボウフラの100倍模型。蝿とウジバージョンもありましたが誰得なんでしょう。

それ以外の昆虫の展示はきれいなものが多く、カップルたちが和気あいあいと眺められるものでした。

色の各スペクトルに対応したカラフルな昆虫たち。自然すごい。

ここからはずらりと並んだガラスケースの中にたくさんの動物標本が。圧巻です。

きれいな鳥。

水鳥のヒナたちの配置がリアルです。

ペンギンの赤ちゃん。

アルゼンチンの平原の大正義、グアナコさん。

ゾウアザラシ。バルデス半島やトレレウの海岸で見ました。

つづいて爬虫類のコーナー。

ホルマリン漬けの標本がずらりと。

最後に骨格標本がぎっしりと展示されています。

さすが類人猿。ほとんどヒトですね。

以上、ラプラタの自然科学博物館でした。恐竜と鉱石の標本以外は、ブエノスアイレスの自然科学博物館に圧勝です。

公園内に池がありました。その向こうにはフットボールスタジアム。

公園の中央にあるモニュメント。

プラネタリウムもありました。

というわけでここからが本題。チョコレートショップのあるエンセナダ地区はラプラタ市の北側にあり、少し離れているのでタクシーで移動。車窓から秋らしいのどかな風景が。

20分ほどでエンセナダに到着。

チョコレートショップのTHIONISは、同じ系列のジェラート店とピザレストランも経営しています。チョコレートショップは昼休みで16時から再オープンするので、その間にジェラートをいただきます。

前の客がパフェを注文していたので、順番が来るまで時間がかかりました。

強気のひとつ500ペソ。最近まわっているブエノスアイレスのジェラート店の中では最高値。おいしいのかな。独特のフレーバー。けど甘すぎました。

ちょっと町を散策。エンセナダの役場。

ピンクの館はちょっと中華っぽい。マカオとかマレーシアとかあのへん。

役場にくっついて立っている教会。

街路樹がきれいに色づいています。

さてチョコレートショップへ。おしゃれなかんじ。写真を撮っていいいかたずねたら、どうぞどうぞ、と。

高級そうなラッピングのチョコレートエッグが並んでいます。

変りだねのチョコの中から、ラベンダーと胡椒の味のも買いました。

ふたたびタクシーでラプラタに戻って、電車でブエノスアイレスへ戻ります。THIONISの紙袋がおしゃれなので、ちょっと見せびらかしたい気分でテンションあがります。

コンスティテュシオン駅に到着。日が暮れるのが早くなってきました。

コンスティテュシオン駅 駅

４月１２日

ブエノスアイレス市内にあるチョコレートショップへ。地下鉄Ｂ線のドレゴ駅が最寄りです。ほんとうは、中華街などがあるベルグラーノ地区のはずれにあるPurocacaoというお店に行ってみたかったのですが、住所を頼りにたどり着くと、そこは工場でした。店舗はないのか。

ドレゴ駅から10分ほどで到着。Kakawaチョコレート。以前一度来たことがあります。その時は冬だったので、ホットチョコレートのサービスがありました。

カカワ チョコレート スイーツ

小さくてシンプルなインテリアのショップですが、地元の人たちに人気です。おいしくて美しいチョコレートたち。トリュフと、うさぎがプリントされた板チョコを買いました。

買ったらとっとと家に帰ります。チョコレートエッグもおいしそうですが、大きすぎます。

４月１３日。

明日からパスクアの連休がはじまるので、開放感が。オンラインの講義が終わって夕方に、レコレタへ行くバスに乗ります。車窓から見えた街角のキオスクにもチョコレートエッグが並んでいます。

いろいろとおしゃれなレコレタエリア。

目的地のバス停で降りたら、もうひとつの有名なチョコレートショップのEliteが目の前に。けど別の有名なチョコレートショップのバッグを下げて店に入るのもアレなので、今回はスルーします。

パークハイアット・パラシオ・ドゥハウ。広角で撮ったら歪んでしまった。一泊６万円ほどのホテルの中にあるドゥハウ・パティスリーへ。ドアマンに「パティスリーに行きたい」と言おうとしたら噛んでしまった。パティスリー、パティスリーと何回も練習したのに緊張して。くやしい。

Palacio Duhau Park Hyatt Buenos Aires ホテル

ショーウインドウのうさぎたちはチョコでしょうか？

高級ブティックのような店内。予約注文がほとんどなので、店頭販売の品数はそれほど多くありませんでした。トリュフが売り切れていて残念。

黒いタイトな制服に身を包んだスタイルのいい店員さんがふたり。接客はとても気さくなかんじでした。写真を撮っていいかたずねたらやはり、どうぞどうぞ、と。

高級ホテルのショップに入るのにちょっといい格好をしてきたので、そのまま夜の社交場へ、ということで、サン・イシドロにある競馬場に行ってみます。レコレタから、若干治安の悪いレティーロを歩くことになるので、目立たぬよう地下を歩きます。ドゥハウ・パティスリーのバッグは鮮やかなエメラルドグリーンで、プラダのようなロゴが入っていて目立つのです。

夕暮れのレティーロ駅から電車に乗ります。

レティーロ駅 駅

レティーロから30分ほどでサンイシドロ駅に到着。

駅前広場に、サン・イシドロのイニシアルの撮影スポットが。パスクア仕様です。

大きな公園内にある競馬場へ。パレルモにある競馬場が豪華なかんじで、中にあるレストランは美味しいぞと上司に勧められたことがあるので、こちらも大人の社交場的なかんじなのかと勝手に想像していましたが、馬券売り場とか客層とか、まんま競馬場でした。ちょっとがっかり。２レースほど見て帰ります。日を改めてパレルモの競馬場へも行こう。

サンイシドロ競馬場 スタジアム・スポーツ観戦

電車で戻ってきました。中華街のある駅で電車を下りてバスに乗り換え、さらに電車に乗り換えて帰宅しました。

というわけで３軒の有名なチョコレートショップをまわった今年の成果。合計10,000ペソほどです。

若いころなら１週間ともたずに全部なくなっているはずですが、だんだんと甘いものがつらくなってきました。修行だと思ってちびちび食べている最中です。甘いわ―。