湯河原で手軽に１泊観光してきた

2022/01/29 - 2022/01/30

コロナ禍だけど温泉に入りたい！
仕事がひと段落した（実はここからが本番なのであった・・）と思い、また丁度、半露天風呂付きのお部屋が取れたのでサクッと１泊行って来ました。
東京から近いし、箱根より町が静かで私の好きな美術館もあるし、チボリはあるしで関東近郊で好きな温泉町です。

エリア 湯河原温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0

久しぶりの湯河原駅。
14時過ぎに駅に戻ったら14時チェックインに合わせてなのか、バス待ちの人でいっぱい。
不安なので、湯河原駅美術館にはタクシーで向かうことにします。とその前に・・。

駅前の土肥実平ご夫妻銅像にご挨拶。
夫人は源頼朝が湯河原山中に追われた際、握り飯を持って捜索したそうな・・。
勿論この後、土肥一族の菩提寺である城願寺にもお参り行きますよ。

どうでもいいのですが、乗り換えの小田原駅で。
義時と義年・・
「時」と「年」、うーむ。

湯河原は実はラーメンの町でもあり、有名店も多い！
らーめん飯田さんは予約制のようなので「味の大西」さんへ。

ここは携帯は禁止なので中の様子やメニューは行ってみないとわからないけど、普通のラーメンでもチャーシューの量が多い！
店の緊張感も独特ですが、「杜仲茶で体にいいよ」と進めてくださったりと普通にしている分には接客はとくに問題ないのではと思います。チャーシューおいしかったですよ。食べきれないチャーシューはビニールに入れても持って帰ってOKなのだそうです。

丁度、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にあやかって臨時資料館がオープンしていました。

10分位で軽く見学しようとしたら、ボランティアの方がすごく熱心で、ずーっと喋りぱなしでした（笑）

でも実は実平が祖となって中国地方のあの小早川家となって栄えていったおはなしなど聞けて有意義でしたよ。現在も三原の方と交流があるそうです。正直コロナでなければこういう地元の方の熱いお話をうんうんと聞けるのですけどね。

資料館自体は手作り感満載でした。

さて、東海道本線を超えて、少々坂道を登って土肥氏の菩提寺である城願寺へ。
駅から城願寺までは急な坂道を上ります！（ちょっと迷いやすいです）

実はここは何度か訪れている場所です。
真鶴半島の眺めがいいのですよ。

推定樹齢900年、樹高20mを誇るビャクシン(別名イブキ)の名木！
このビャクシンは国指定天然記念物にも指定されてます。
青々と茂っている葉、力強くねじれている幹に圧倒されてしまいます。
湯河原のパワースポット巡りには欠かせないスポットです。

七騎堂ですね。以下城願時のHPより～～～
頼朝は石橋山（神奈川県片浦村）に陣を布き、手勢３百騎で平家方の大庭景親軍３千騎と対戦したが、衆寡敵せず忽ち潰走して土肥の杉山に逃れ、山中の洞窟に身を隠し或いは山中の堂宇に難を避くる等、辛うじて大庭軍の目を眩まし８月２８日に岩村の海岸から漁船に乗って房州に落ち延びたのである。この時同船したのが頼朝以下主従七騎であったので、世にこれを頼朝七騎落と呼んでいる。～～～

これにちなんで作られたそう。

伊能忠敬測量隊　土肥氏墓を参拝記念だそうで。
伊能忠敬は全国めぐってますから色んな所にありそうですねえ。

大河ドラマでは伊能忠敬にすれば日本全国宣伝できるのでは？

一墓所に各種の墓型がそろっているのが見られるのは、関東地方ではめずらしく貴重なのだそう。
確かに色んなタイプの墓石がありますね。その時代の流行とかあったのかしら？

丁度土肥一族の墓型付近からは真鶴半島を望むことができます。
高台にあるから眺めは最高です。

駅前に戻って町立湯河原美術館へ。
現代日本画家・平松礼二の作品など約400点を展示してます。　
以下HWより抜粋
現代日本画壇の第一線で活躍する平松礼二をはじめ、日本画の大家の竹内柄鳳、洋画の巨匠の安井曾太郎、美人画で有名な伊東深水や水彩画の三宅克己など、湯河原にゆかりを持った画家の作品を楽しむことができます。
ここは圧倒的に平松礼二ですね。コロナ前は先生みずからこちらにお越しになることも多かったそうです。名前を知らなくても、「文藝春秋」の表紙画の方、と言えば思い出す方も多いのでは？

湯河原の観光協会のポスターなどの展示もしてました。

先生のお仕事の制作現場も再現されてます。
「印象派・ジャポニズムへの旅」は国内外で大変な話題を集め、2000年から2010年まで「文藝春秋」の表紙画を担当されました。

館内のカフェもおしゃれ。
日本庭園もあります。

湯河原で有名な十二庵さんとコラボしたメニューもありました。
豆乳ラテでまったり。豆乳が濃厚でした。

今回の宿泊はゆがわら風雅さんにお世話になりました。コロナ禍なので大規模な旅館よりもいいかなと思って。

チェックインはペーパーレスで。
ほうじ茶とわらび餅がお供です。
湯河原はわらび餅が有名だそうですね。

その日の気分のカラー診断でいただいたもの。
マスクケースがおしゃれ。
パックがあるのがうれしい。

お部屋の玄関が趣があっていいですね。
こちらは元別荘なので、お部屋ごとに作りが違います。

因みにエレベーターはありますが、中２F、中１Fのようにエレベーターで到着しても段差が発生します。

今回は80平米で、半露天風呂のお部屋の予約が出来ました。
土日で空室あったのは奇跡。

お部屋は机がないのでワーケーションには不向きかなと思います。
（ワーケーションするつもりはないですがｗ）

シンクは1つで少々スペース狭し。
今回は私一人ですが、ここら辺て色々置きますからね。
必要なアメニティはほぼ全てそろってました。

冷蔵庫の中は飲み放題でした！

トイレはとっても広いです。
シンクとスペース交換してもいい位。

床の間。金庫もこの場所にありました。
コーヒーやお茶の補充も〇。

今回は私はずっと部屋にこもってましたが、1Fにはラウンジがありそこで飲み物をいただいたり、ライブラリもありますので旅館内で楽しめるようになってます。

TV無いけど、YouTube派の私は無問題でした。
Wi-Fiの速さは問題なし。
定員が４名なのでタオルも４名分位用意されてました。

畳にベッドですが、違和感ないですね。コンセント口も各ベッドにあります。

内風呂もありますが、半露天風呂と導線がイマイチでした。お部屋を挟んで内風呂と露天があるので。
元々は別荘をリノベーションしたので、仕方ないところ。
内風呂自体は十分な広さでしたよ。

お夕飯は和洋折衷のコース料理でした。
ちょこちょこ摘まめる前菜からスタート。
地元のワインと合わせてうま～い。

「メニューにはないのですが、お口直しに」と言われて提供されたのが、湯河原 十二庵さんの寄せ豆腐。
ここで食べられるのはラッキー。

メインは鯛。
ここら辺で上がったものだそうです。

レアで提供されて、お好みの加減でいただきます。
塩は３種。ほかにソースはなかった。

デザートは別室でいただきます。
ボリュームがありました。

旅館の別館から新館へ通じる、廊下には「花鳥風月」をテーマに歌川広重の浮世絵が飾られています。
こういう空間大好き。
通りかからないとわからないので要チェックです。

こちらのCafe&Libraryには、ノスタルジックに浸ることができる本が多数。
お庭を眺めながら、お茶をいただけます。
コーヒーカップは伊万里焼など高そうなカップが沢山並んでました。

朝食で渡された手作りのメニュー表。

トマトのあんかけみたいなのやお味噌汁にチーズ入れたりと、攻めてますね。
トマトのあんかけはおいしかったですよ。お味噌汁にチーズは選択できても良かったかもしれません。

五穀米もおいしかったです。

静かに過ごすことができ総じて満足度の高いお宿でした。

帰りのバスはお宿から駅の途中にある五所神社でおろしていただきました。
私の中では本当は湯河原来たら一番最初に来なければいけない場所ですが、最後になってしまった。

高さ36mのご神木や銀杏の巨木が荘厳な雰囲気を醸し出す由緒正しき神社です。
推定樹齢850年のご神木！
因みに御朱印を２つもらえる点も人気の理由。
丁度温泉街に入る道路の袂にあるので湯河原を訪れた時は必ず訪問してます。

と、ちゃんとお参りもしたので、すぐ近くのチボリスイーツファクトリーへ。
駅から数分。
工場も併設されてて、見学もできます。
アウトレット商品はあまり多くないですが、湯河原みかんシュークリーム」や「湯河原みかんプリン」、ジェラートなど湯河原の地のものも楽しめますよ。

クッキーバイキングは660円（税込）ワンドリンク付き60分食べ放題！

オレンジジュースは湯河原でとれたもの。
ミルフィーユ美味しかったです。
ただ、クッキーって沢山食べれるものではないのですよね。

最後に石澤商店さん。
湯河原町の土肥にあるみかんの卸売業者の直営販売店です。

ボックスが色とりどりでした。
みかんを購入して帰路につきます。
１泊でしたが、充実の湯河原でした。