春休み幸手・会津・那須の旅　＊ＤＱＷお土産3つ＊　　　前編：桜とあかべこと透明グランピング

2022/03/29 - 2022/03/30

娘がスマホで写真を色々撮るので年末の誕生日にカメラをプレゼントしたところ、予想に反して結構使ってくれているので、ここらでいっちょ旅行でも行きますか、とまたプランを練り始めた私。夫の趣味のドラクエウォークのご当地お土産も日帰り圏内はほぼ取り尽したので、1泊で行けるところで考えたら「会津・那須」になりました。

夫の仕事の予定が直前でないとわからないので行こうと決めたのが2週間前。それから検索しだしたら、いつかはと漠然と思っていたグランピングの宿が一つだけ開いている！！
もっと高いかと思っていたのに一人２万以下で泊まれるし、この先中学生の娘と行ける日（春休み・夏休み・週末）には空きがないし、今行くしかないと発作的に予約しました。

以前の様に「どこ泊まるの？？」と食いついてきてくれなくなったのをいいことに、今回サプライズです。ワクワクｗｗ。

エリア 那須(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

今回の旅もドラクエウォークご当地お土産をめぐるルートをまず結び、
Googlemapを使ってルート・所要時間を確認しながら、
周辺の口コミを見て、行く観光スポットを肉付けしていきます。
4トラも含め『旅の計画』ツールは色々試してみたのですが
エクセルで作るのが個人的には一番しっくり来たので
こんな感じでいつも計画します。
□と□の間の数字はGooglemapでの移動時間です。
今回はかかる費用も概算で組み込んでみました。
これを持って出発です。

では出発です。
予定の20分遅れの5:50スタート。


第三京浜を使うので一度環八に下ります。
まだ通勤ラッシュのちょっと手前だったらしく
それ程混まずに首都高、そして東北道へ。

まずは折角ルート上なので幸手市の権現堂桜堤へ向かいます。

久喜ＩＣでおりるとらきすたの看板。
近くに聖地の鷲宮神社があるそうで。
夫は反応してましたが時間もないので即却下ですｗ

桜堤の駐車場は8：30～、現在7：30。
これは事前調査で知ってましたが
川向こうの３号公園の方は、と思ったらやはりここもダメでした。
なんならちょっとだけだから路駐できる場所無いかなと思って来ましたが
そんなところどこにもなく、仕方なしに駐車場待ちの形で車を寄せて
ドライバーの私はお留守番。
主人と娘だけ花見に行かせます。
駐車場が開くころにはもう次へ向かうことになると思いながら。。

３号公園付近から

権現堂桜堤 名所・史跡

つり橋をわったってピンクの中へ入っていきます。

今回の旅行、花見は考えていなかったのですが
ちょうどルート上なので来てみました。

手前が一面菜の花のはずが
今年は春が寒すぎて菜の花の方が遅れ気味とのこと。
緑もきれいだからいいんだけど
それより空の青が欲しかった…。

金曜日は２～３分咲きだったとのことですが
週末の暖かさで一気に８分咲きに。

ちょうど見頃です。

幹からも。

ここなんか満開。

それだけに天気が本当に残念。

駐車場は８:３０～とありましたが
車が並び始めたので８:００にオープンしてくれました
(３号公園側だけでなくメインの駐車場も）。
市営なのに臨機応変で素晴らしい！
ただ我が家はまた時間もないので停めずに出発です。
３０分ほどの滞在でした。

夫に運転を変わってもらい北上です。

先週出張で福島に来た主人が
「もうすぐだから撮って！準備して！ほら！」
と撮らせていた須賀川市の看板(^▽^;)

ウルトラマンの生みの親、円谷英二さんの故郷なんだそうです。

東北道から郡山jctで磐越自動車道に折れます。
福島は晴れるとあったのにどんよりです。

磐梯山 自然・景勝地

右手にはかなり真っ白な連山。名前は分かりません；
週末ふもとでは２０℃越えだったのにこんなに残っているなんて
相当高い山なんだろうとは思うけど…。

遠くに猪苗代湖が見えますが
磐越道からはこれが限界でした。
畑には雪が残ってます。

かわいいトンネル♪

猪苗代湖は白鳥の飛来地としても有名。

まずは会津らーめんのお店へ。

飯盛山のふもとにある「ほていや」。
新しくて天井高くて素敵。

布袋様だけでなく皆さんお揃いでした。

メニューはこんな感じ。

窓際では赤べこが外を眺めてました。

主人は赤べこ特製麺のソースかつ丼セット。
豚の唐揚げ入り。ピリ辛でした。

私は娘と「白べこラーメン」「ソースかつ丼」のセットをシェア。

特製みそだれに会津産牛乳を加えてあるとのことで
クリーミーで美味し！かなり気に入りました。

会津ご当地B級グルメのソースかつ丼も
ガリジュワでで美味しかったです。ただ味が濃いから
のど乾きそう…。

ポスターがかわいくて感動！

車で２分の『番匠』さんへ移動します。

手作り体験ひろば番匠 名所・史跡

ここでは赤べこの絵付け体験ができます。
平日の11：30、貸切です。

奥のご自宅にいらした方がボタンで呼ぶと説明に来てくれます。

簡単な説明のあとはまた向こうに戻られたので
本当に自由にやらせてもらえる感じです。

思ったより大きめのべこでした。
右下に見本がありますが
折角だからオリジナリティーを出さないとね!

色は白と黒だけです。金色、ほしかったなー。

赤べこ達は寒がりで…

って、違う違う、乾かすためにファンヒーター着けてくれました。

でもあたためすぎると赤べこだけにベコっと凹んじゃう。
冷めればまた固くなりますが。

すぐ乾きはするんですが、ついうっかり忘れて
しばしば灰色にしちゃうのでそのたびに筆を洗って、ふき取って。。

三者三様の赤べこの出来上がり！

これで一人９７０円なので
時間があるなら買うよりもっといい思い出になると思います。
お勧めです！

乾くまで置いておいてその間観光、と思ってましたが
すぐ乾いたので飯盛山市営駐車場に車を移します。

と言ってもラーメン屋、あかベコ屋、飯盛山は
全部徒歩圏内なのですが
短距離でも車を使ってしまうから太っちゃうのよね。。

そんなアラフィフの夫婦、
低いとはいえうしろの石段を果たして登れるのか？！

右側の動く歩道がスピーカーから
「かなりきついです」と繰り返し営業してきますｗｗ

飯盛山 名所・史跡

動く歩道、話のネタに乗っても良かったのですが
本当に運動不足なのでヒーヒー言いながら自力で登りました。

155段だそうですので健脚の方ならなんてことはないと思います。

ここ飯盛山は、ご存知白虎隊自刃の地。
私は歴史は得意ではないけれど
白虎隊の話は昔の年末時代劇や
大河ドラマ『八重の桜』などでも見てたし
是非とも来たかったところ。

夫も娘も「ビャッコタイって何？ネクタイの仲間？」
みたいな人たちだから余計に連れてきたかったのだ。

八重の桜でも出てた会津っ子宣言。愚直で真摯な気質が表れてます。

飯盛山からの眺め。

ここから傷ついた隊士たちは炎に包まれた市街地を見て
落城と思い込み自刃したとのこと。
まだ高校生のお年頃です。哀しい話です

隊士の像が血の涙を流しているようにも見え…

さて、飯盛山に私が来たかった理由のもうひとつがこれ。
さざえ堂。

正式名称「円通三匝堂」。



かつてこの地にあった正宗寺の仏堂として、江戸時代後期の寛政8年（1796年建立。当時は阿弥陀如来を本尊とし、斜路には三十三観音像が安置されていたという。（wikipediaより）

さざえ堂 寺・神社・教会

右に1周半上り、左に一周半下る2重らせん構造で
西国三十三か所参りをしたと同じ功徳が得られるそうで。

江戸時代にこんな建造物があったなんて
すごいし。

「さざえ」と呼んじゃうセンスも素敵。

さざえ堂は他にもあることはあるらしいのですが
なかでもここは特に構造が稀有とのことで
国の重要文化財になっているそうです。(平成7年指定）

白虎隊が通ってきたという洞穴。

戸の口の戦いで敗れたというけど
猪苗代湖畔の戸の口から直線距離でも５kmくらい？
戦場で傷ついた体で、湖の冷たい水に浸かりながら
狭くて暗い水路をどんな思いで逃れてきたのかな。。

白虎隊資料館、本日休館です( ;∀;)

あかべこや飯盛山で結構じっくり時間をかけてしまったためかもう１３時半。
鶴ヶ城は車窓見学（とドラクエお土産回収）だけになってしまいました；

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

市内の観光バス『あかべこ号』

そして大内宿も車窓見学(とお土産回収）のみ。
３日前の雪が積もっている状態なら写真に収めたかった気もありますが
天気も良くないし…。
昨日の予報では福島も北関東も１日晴れだったのに！

大内宿 名所・史跡

会津から那須までの道は国道１２１号なのですが、大内宿はそこから小野川沿いを少し入ります。
小野川は雪解け水で水量が多くてきれいでした。

さあ那須に来ましたが

殺生石 名所・史跡

全く晴れる気配ありません。那須展望台にも行く気が失せて殺生石へ。

姫に化けてみかどに近づこうとした九尾の狐が討伐されて石になり
その欠片が妖気（硫化ガス）を出すためここは植物が育たない
という伝説があるそうです。

硫黄の香りが立ち込めていて
温泉地！な雰囲気になってきました。
ただ地熱は感じられず、湯煙も上がっていなかったな…。

たくさんいたお地蔵さま。
手が大きくてかわいいです。

殺生石の脇を通って那須温泉神社へ。

少し雪が残ってましたがそれ程道も悪くなく通れました。

ここは源平合戦の屋島の戦いで扇の的を射抜いた
那須与一ゆかりの地。

那須温泉神社 寺・神社・教会

社務所は１６時で閉まっていたのですが
お守りが欲しくて開けていただいちゃいました。
ゆるキャラ「きゅーびー」のお守りがあればと思いましたがなくて残念。
茄子のお守りを購入

神社の階段下に神社用の駐車場もあるのですが
殺生石の駐車場に停めたので
わたしは徒歩１～2分なので車を取に行きます。
待っている２人は無料の足湯へ。

こんばいろの湯 温泉

春休みとはいえ平日だし貸切♪

ぬるめのお湯でした。

さあ、宿へ。
ここで「今日どこ泊まるの？コテージ？グランピング？」と聞かれて
グランピングは白状しましたが
アウラドームな事はまだ内緒です。

だんだん別荘街になってきた、と思ったら！

玄関前にいたのは住人ではなく野生のお猿さん(^▽^;)
家族なのかな、5～6匹いました。

宿はTOWAピュアコテージ。広い敷地に142室のコテージ・テントを持ってます。
チェックインはフロントで。代表者のみです。
16時半、待たずにチェックインできました。
簡単な説明を受けて宿泊場所へ向かいます。

那須温泉 TOWAピュアコテージ 宿・ホテル

朝食会場前を通り、

夕食会場前を通り、


夕食は
・BBQ食べ放題
・しゃぶしゃぶ食べ放題
・すき焼き
・季節の鍋会席
から選べて、BBQだけはBBQビレッジ、他はこの『樅（もみ）』です。
我が家はすき焼きをセレクト。

グランピング会場が見えてきました。ここまで徒歩3分くらいかな。
予想以上に近いです。
我が家は一番奥の「O」棟。

「見て、あんなガラス張りの、さらしものじゃんｗｗ」と夫。
「そのさらされるの、うち」「「！？！」
とサプライズは成功でしたが、
「なんでさ、ヤだよ…」というのが見え見え。

まあでもしかたないとしぶしぶ入室。

まだこたつがありました。寒がりの私にはうれしい！

お隣との距離感はこんな感じ。普通のドームテントの窓は那須ハイランドパーク側(写真左）にむいています。

上を見上げるとこれ。
どーんより。こりゃ星は無理だねえ
くやしいなあ、予報では晴れだったのに！

タオル、館内着、映ってないけど電気ケトルに
スティックコーヒー、砂糖、ミルク、マドラー。
コップは紙ではなく発砲スチロール製でしっかりしたものでした。
虫よけ関係はまだ使わない時期だけど
数か所開けられる窓部分の網戸は、支柱を通すのに穴が開いていて
そこから虫は入りそうです。
養生テープなどを持参してふさぐ必要がありそうでした。

カーテンが一周閉まってプライベートは確保されるとわかり安心の夫。
そりゃそうでしょ、どんな罰ゲームだよｗｗ

渡された地図だとトイレより向こうにドームがあるようになってましたが
実際はドームの向こうにトイレ。

トイレに一番近くてラッキー。
臭いがしないのは勿論ですが、洗浄器付き暖房便座です♪

こんなグランピングをキャンプの範疇に入れると
ホントのキャンパーさんに怒られてしまいそうなほど快適。

ただ蜘蛛の巣は、どうだろう…夏場はもしかしたらついちゃうかも。

手洗い場はお湯も出ます。
水道はグランピングエリアの手前(一番遠いところ)と言われたけど
洗面もここでOK。

お食事は18時と20時の選択だったかな？
我が家は18時にしました。なので少しくつろいでもう向かいます。
先程の『樅』へ。

実はグランピングをしたいといいながら
BBQは野菜が固かったり焦げたり、お肉が脂っこいという記憶が強すぎて
あまり好きではなくて。
だから選べるのは嬉しい(^^♪

しかもお肉こんなにたくさん！
すき焼きなんて薄ーいお肉が1人2枚くらいなイメージだったのに
３人前でこれですよ！
しゃぶしゃぶなら食べ放題だったから悩んだけど十分です。
しかも卵追加、ご飯、うどんは無料。割り下や出汁も勿論追加できます。

突き出しもみんな美味。

お肉もやわらかくて美味しゅうございました。
那須牛、那須豚なのかなぁ。

デザートも栃木に苺はあるとしても
この時期にメロンや生パイン。

アイスは○○牧場のアイスと言ってましたが聞き取れず；
でも那須ミルクなのは間違いないでしょう。
満腹のお腹にしみわたりました。

夫は「おなか苦しい」とゴロゴロ。
私は「皆が食事の時間なら空いてるかも」と大浴場へ。

大浴場は宿のHPだと大人\1,150、小人\550とあり
口コミで「宿泊者からも料金取るなんて」とあったので
宿泊予約の際に尋ねたところ
「お客様はグランピングプランですので\150の入湯税だけで入れます」と。
もしかしたら温泉付きのコテージの方などは有料なのかもしれません。

ちなみに大浴場は混んでました(^▽^;)
でも脱衣所に子連れさんが多くいましたが
洗い場、湯船は元々余裕もあるので密になることはなかったです。

このアウラドーム、６角形（たまに５角形）のアクリル板の集合体で
音の反響があって、ベッドで寝ていると
こたつで寝ているはずの娘の声が耳元で聞こえるといった
不思議な現象があり
「ここだとエアコンの音が轟音！」とか
「ここは自分の声が響く！」だの
「ぎゃ、どこでしゃべってんの！」など
大盛り上がりでした。楽しい～！

はしゃいだあと、少しお腹がこなれてきた夫は
お風呂へ行ってしまいました。

「星は無理だね～明日は晴れるみたいだけど」といいながら
天気を消して娘と上を見上げてたら。

「なんか動いた！リスだよ！ほらほら！」
「あ、ホントだ、今枝の先に飛び移ったね」
「母さんも目が悪いながらも見えるんだね」
「まあ動いてれｂ…！？」
「！！！」

白くて小さい長方形が枝の先からふっと近付いてきて
そのまま横にスライドしたんです。

「見た？！」「見たよ！」「だよね！ムササビだよね！」

ふたりで手を取り合って大興奮！
満天の星、流れ星、見たことある人多いけど
生ムササビの滑空を見たことのある人って少ないのでは？
天気悪くてコテージが良かったかもと思った自分をはたきたい。
これはアウラドームでなければ体験できなかった！


それにしてもかわいそうなのは夫。
結局大浴場も子供で混んでいて温泉の露天には入れなかったそうで；

後半へ続く。