2022/03/18 - 2022/03/19
325位(同エリア919件中)
さるおさん
急に平日に休みが取れる事になり、せっかくならと温泉に行く事にしたが、なかなか行先が決まらない。だって、二日後の話だもの。ホントに急すぎて気持ちが焦るばかりで落ち着いて考えをまとめられない。ネットと睨みっこ状態で熱海だ、由布院だと情報収集した結果・・・、交通費に何万もかけるならその分、宿のレベルを上げようと交通費のかからない近場の有馬温泉に行く事にしました。
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三宮から直行バスで約30分、有馬温泉到着。豊臣秀吉が愛した関西の湯処「有馬温泉」。お天気は生憎の雨、しかも風強し。
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取り合えずランチしようと、グルメサイトで事前にチェックしたお蕎麦屋さんへと向かう。バス停からは結構距離あり。しかも上り坂。当然ながら方向音痴の私は道が判らない。観光案内所に立ち寄り道順を教えてもらった。風雨の中進んで行く。
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そこまでして行ったお蕎麦屋さん、一時間待ちと告げられる。はぁー。溜息が漏れるが、ここで引き下がるわけにはいかない。携帯の番号を伝え席が空き次第連絡をもらうことにした。
でも外は雨、一時間どうやって時間を潰そうか。雨の中お土産物屋さんを覗いて回るのも気が進まない。そこで見つけた有馬クラフトビールのお店。ここで昼間からビールを飲むことにする。 -
有馬のクラフトビールと山椒唐揚げ。山椒は有馬の名物。お客さんも少ないので、じっくり腰を据えるべく文庫本を取り出す。そうこうする内に蕎麦屋から電話。
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人気と聞いていた「すだち蕎麦」(1500円)を注文。綺麗な"すだち"。おいしいお蕎麦ではあったが、掛けた時間と労力を考えると何か釈然としない・・・(笑)。
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蕎麦を食した後、お香のお店に寄ってみた。
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子供の頃、家の庭に金木犀の木があった。10年前に家を立て直す時に抜いてしまったけど・・・。私この金木犀が好きだったんたよねぇ。季節になると香り始める金木犀の香り。視覚よりも嗅覚で覚えている。古い家を壊すことに特に思い入れは無かったけど、心残りがあるとすれば、この金木犀かな。そんな思いもあって「金木犀」のお香を購入しました。
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今回のお宿「SPA TERRACE 紫翠」さん。温泉街からは少し離れているが、希望すれば宿がシャトルバスを無料で出してくれる。チェックイン時間の3時に合わせて迎えに来てもらった。
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チェックインはフロント前のコチラのテーブルで。手続きをしているとコーヒーとチョコレートケーキを出してくれた。コーヒーがおいしい。部屋にはお迎菓子は無く、このケーキがお迎菓子となる。この時間帯はラウンジに何種類かのスイツーツが用意してあり自由に頂ける。
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宿泊階エレベータホールからの六甲連山の眺め。
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今宵のお部屋。最低限のリノベーションはしてあるものの古さは否めない。壁紙、所々剥がれあり(笑)。これで35000円かぁ。お一人様の限界を思い知る。
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冷蔵庫の上に置いてあったサービスの水、紅茶、お茶など。「SPA TERRACE 紫翠」さんオリジナルのドリップコーヒーが美味しい。買いだめすればよかったと深く後悔。ドリップコーヒーだけ送ってもらえないものかと今考えている。
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洗面所のアメニティ。
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3時にチェックインし、そのままお風呂へ直行。案の定、誰も居ない。しめしめ、これを狙っていました。
内風呂は銀泉。銀泉は無色透明のさらりとしたお湯。 -
露天風呂は金泉。有馬温泉特有の金泉は鉄分と塩分を含み赤茶色でとろりと濁っているのが特徴。
雨風は強く、ちょっとした小嵐の中温泉に入る感じ。顔に雨粒が当たる(笑)。 -
湯上りコーナーの自家製ハーブウォーターとローズヒップ酢。
この日、お風呂は二回入りました。どちらも略貸切状態だった。
二回目はサウナも利用。水風呂に入る代わりに露天風呂で雨に打たれました。それが気持ち良くて気持ち良くて・・・。私はサウナーではないので"整う"ということが、どういうことなのかは、よう判らんけど。もしかしたら、こういうことを"整う"と言うのかしらん?
只、私はTVっ子なもんで、"整う"と聞くと、どうしてもアフロヘアーの菅田将暉の顔が浮かんでしまうけど・・・。 -
リラックスルーム。コロナ禍で入室制限あり。4名までしか入れなかった。でも私が居る間はどなたも入って来られませんでした。一人で独占。足裏マッサージ機使用しながら、ひたすらボーとしていた。
お風呂にしてもリラックスルームにしても、この貸切状態がクセになっちゃうんだよな。外国人の旅行者とか未だ少ない内に、もっと温泉巡りしとかなきゃ。あ~あ、悪い遊び、覚えちゃったなぁ。 -
今回の旅のお供「名画は嘘をつく」。誰でも知っている有名な絵画を、その時代背景などを基に新しい視点で解説してくれています。只、一つ一つの解説が短くて、ちょっと物足りないんだけど。せっかくお伴に持参したけど、ボーとし過ぎて、あまり読む時間がありませんでした。
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18時からのナイトキャップタイム。ラウンジにフリーのアルコールやオツマミが用意されます。通常は20時からだけどコロナの影響で前倒し。
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夕食を19時半から予約したので、その前に軽くワインでも入れときますか。軽くと言いながら、ゆっくりするつもりで文庫本持参で行ったら"お一人様30分ぐらいでお願いします"と釘を刺された(笑)。
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白ワインにナッツなど。30分と言われたので、それで席を立ったけど、他にお客さまは居らっしゃいませんでした。出る時に若いお嬢さんのグループとすれ違ったぐらい。コロナでお客さんが少ないのかとも思いましたが、部屋数14室の小じんまりしたお宿ですし、元々他人の往来が少ないお宿なのかもしれませんね。
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お待ちかねの夕食。今回お宿を「SPA TERRACE 紫翠」さんに決めたのは料理の写真が美味しそうだったから。私の選択眼に間違いは無かった。予算の関係から、大体同じようなクラスの旅館に泊まることが多いのですが、その中で料理は一番でした。
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どの料理にも手を掛けてくれているのが嬉しかった。例えばカルッチョのレモンドレッシング(写真)。風船みたいに丸い形でサーブされるんです。食べる前にソレを割るという手の込んだ趣向。
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お宿のコンセプトが"女性の五感を満たすジャパニーズモダン"。それだけにお料理も女性をターゲットとした"和フレンチ"です。いわゆる"旅館のご飯"のように量は多くありませんし"船盛"のような豪華さは無いかもしれませんが、一つ一つのお料理に工夫が凝らされています。
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お肉も美味しかったです。この値段のお宿で、こんな良いお肉が食べれるとは思いませんでした。
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飲み物はスパークリング清酒の「淡雪」。糀の香りが強いお酒です。ただ、これは失敗。甘すぎて料理に合わなかった。
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翌朝、天気は曇り。
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「SPA TERRACE 紫翠」さんは有馬温泉の老舗旅館「兆楽」さんと同じ敷地内にある姉妹旅館です。そのため宿泊中に一回「兆楽」さんのお風呂を利用できます。昨日は雨だったので利用せず。本日朝食前に利用することにしました。
「紫翠」さんから「兆楽」さんへは坂道を上がって行きます。一本道の短い距離ですが、気づいたら「兆楽」さんの従業員入口に出ていた私。どうやったら間違う? 自分でも不思議です。 -
従業員入口で出会ったスタッフの方が「兆楽」さんの表玄関まで連れてきてくれました。「兆楽」さんは昔ながらの高級旅館という造りです。入口に飾ってあったお雛様。
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まずは櫟林の中にある野趣溢れる露天風呂「くぬぎの湯」から。櫟林の小径を歩いていきます。
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「くぬぎの湯」入口。ここも略貸切状態でした。林の中に建てられた山小屋風の露天風呂施設。金泉と銀泉の浴槽が有ります。金泉は立湯・歩行湯になっており深い所で120㎝の深さがあります。略一人だったので歩行湯で何往復もしました。林の中なので鳥さえずりも聞こえます。このお風呂も気持ち良かった。ここでも整っちゃう?
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続いて館内のお風呂。銀泉の内風呂と金泉の露天風呂。「兆楽」さんの敷地から温泉が湧出しており、加水なし100%純な金泉とのこと。こちらも貸切。
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入浴を終えて8時半からの朝食。コロナ禍のためビュッフェは中止。和食も含めた三種類のセットの中からチョイスします。「エッグベネディクト」を選択しました。
サラダなんてグリーンが山盛りでしたよ。そして、やっぱりコーヒーが美味しい。 -
帰りも希望の時間にバス停まで送っていただきました。バス亭隣にある「袂石」。
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帰りに三宮のデパ地下で買って帰ったケーキ。自宅で食して今回の旅終了。
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