2022/03/10 - 2022/03/12
412位(同エリア46292件中)
ロムルスさん
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「うりずん」とは、暑くもなく、寒くもなく、心地良い沖縄の春の気候を呼ぶそうです。ちょうどそんな季節に沖縄を訪ねました。レンタカーで琉球創成の地の久高島と南部の戦跡を巡り、那覇では首里の王朝文化の跡を訪ね宮廷料理を体験、国際通りで島唄ライブを鑑賞しました。
(宿泊)
ティサージホテル那覇
(ルート)
1日目、東京→波之上宮→ゆうなぎん
(夕食)琉球料理・ゆうなぎん
(宿泊)ティサージホテル那覇
2日目、久高島→摩文仁丘→ひめゆりの塔
(夕食)宮廷料理・赤田風
(宿泊)ティサージホテル那覇
3日目、金城石畳→首里城→東京
(朝食)沖縄第一ホテル
(昼食)首里そば
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
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-
首里駅、3月11日、夕刻
今日の夕食は、琉球宮廷料理の店「赤田風」を予約しました。お店までは、古都の首里の駅から徒歩10分ほどです。 -
琉球宮廷料理「赤田風」(18:00)
所々に珊瑚の囲いが残る路地を歩き、閑静な住宅街にあるお店に到着しました。 -
赤田風
さっそくこちらのお座敷に案内して頂きました。コロナ対策もあってか、1人ですが贅沢に個室です。 -
琉球彼岸桜
部屋の片隅には、もう殆ど季節もおわりですが、沖縄の桜も飾られていました。 -
お品書き(11品コース、8200円)
お品書きには、ポーポー、ドゥルワカシーなど日本語なのに、形も想像できない料理名が並んでいます。どんな料理か、期待です。 -
古酒とポーポー
泡盛は地元首里の古酒「咲元」。柔かい風味です。
まず「ポーポー」、小麦粉のクレープで、沖縄の調味料アンダンスー(油味噌・豚の三枚肉を刻み、味噌で炒め砂糖を加える)を巻いたものだそうです。とても上品な味です。 -
中味のお吸いもの
中味とは豚の内臓で、これはお正月やお祝いの料理だそうです。内臓を小麦粉で何度も水洗いした後、炒め、手でちぎれるぐらい迄長時間茹で、千切りにします。食感はまるで湯葉。鰹だしが香ります。 -
芋くずアンダギー
外はカリカリ、中はフワッとして、ほのかな甘さが広がります。紅芋を蒸して裏漉、薩摩芋の澱粉を混ぜ、揚げています。沖縄家庭の伝統の味だそうです。 -
盛り合わせ(1)
右が宮廷料理、東道盆の代表格ミヌダルで、豚ロースに胡麻ダレを付け蒸したもの。左が田芋唐揚で、黒糖と醤油で味が付いています。手前が苦瓜梅酢漬です。和食でも中華でもない琉球の食文化を感じます。 -
盛り合わせ(2)
手前がお祝い料理には欠かせないと言う花イカ(コブシメの刺身に切込みを入れたもの)、左からグルクンの蒲鉾(からし菜で着色)、揚げ蒲鉾、カジキの昆布巻、玉子。華やかな一皿です。 -
昆布イリチー
昆布を豚の三枚肉を加え炒めています。昆布と豚のだし味がしみています。泡盛にもよく合います。 -
ドゥルワカシー
由来は泥沸かし。里芋のような沖縄の田芋を、芋茎、豚の三枚肉と炒め、椎茸とペースト状に煮込んでいます。丹念に煮込まれ、美味しく滑らかです。 -
耳皮さしみ
お口直しの一品。さしみと言っても、ピーナツ風味の甘酢合えです。耳皮(ミミガー)はクラゲのような食感でさっぱりした味でした。 -
ラフテーとジューシー
締めは、沖縄定番の豚の角煮と炊込ご飯です。伝統のレシピ通り、下ごしらえから仕上げまで数日かけたラフテーは、脂肪少なめで濃厚な味わいでした。 -
タンカン
デザートは沖縄でこの時期1~2月にしか収穫されないタンカンでした。酸味が少なく、しっかりした甘さです。見事な宮廷料理のコースでした。 -
ライブハウス島唄(20:00)
夕食後は、国際通りのライブハウスへ、ネーネーズのライブを聞きに来ました。ちょっと見落としそうな地味な入口からエレベーターで3階へ。 -
ネーネーズ
入口にメンバー表がありました。ネーネーズは、1990年結成の沖縄音楽のグループで、現在6期生メンバー4人がここをベースに活動しています。 -
ライブハウス島唄(チャージ2310円)
19:00~、20:10~、21:20~各40分、曲目の違う3回のステージがあります。ライブチャージ2310円、お通し330円。2ステージ目から入場しましたが、通しでも料金は同一です。 -
ネーネーズ
オリジナル曲の若夏ジントーヨーや、沖縄民謡の谷茶前、最後にはカチャーシーで盛り上がったライブでした。 -
旭橋駅、3月12日
沖縄旅行の最終日の今日は、那覇から首里を散策します。ホテルをチェックアウトし、最寄の旭橋駅へ。 -
沖縄第一ホテル(9:00)
モノレールを美栄橋駅で降り、日本一の朝食と言われる、50品目の薬膳料理を目当てに、沖縄第一ホテルへ来ました。 -
沖縄第一ホテル
ブーゲンビリアが美しく咲く、エントランスを入ります。食レポ続きですみません。 -
沖縄第一ホテル(朝食3240円)
今回は電話で9時の予約をとりました。朝食は、8時、9時、10時スタートがあり、予約時点で8時は既に満席でした。 -
沖縄第一ホテル別館
沖縄の調度品で美しく飾られています。この広さで3テーブルのみのセッティング、ゆったりとスペースがとられていました。 -
朝食のセット
はじめから、10品目を越える料理と3種類のジュースが、それぞれ美しい器でセッティングされていました。一人分でこの量です。 -
ジュース類
最初にお料理の説明がありました。まず、ジュースは右からシークワーサー、豆乳、サクナ(長命草と呼ばれる沖縄の薬草)です。 -
左手に並ぶ沖縄の野菜料理
奥からパパイヤのサラダ、苦菜(胃に良いらしい)の白あえ、ハンダマ(鉄分豊富、食感はモロヘイヤ?)のお浸し、隣がアロエのカルパチョと、菜の花とオオタニワタリのお浸しです。 -
奥側に置かれた根菜料理
左から、紅芋、田芋の素揚げ、島らっきょう、島人参とトマトのサラダが並んでいます。 -
パン用のペースト
ご飯はなく、紅芋パンです。それにつけるペーストが、右からブルーベリー、胡麻のペースト、蜂蜜と並んでいます。 -
ゆし豆腐と島唐辛子
ここで、温かいゆし豆腐が運ばれてきました。右の小さな器の、強力に辛い島唐辛子を少しだけふりかけます。 -
(上)冬瓜ともずく酢
(下)ヘチマの酢味噌あえと大豆の黒酢蜂蜜漬け、長命草のサラダ
続いて、まだ料理が運ばれてきます。ひとつひとつが、それに合った美しい器に盛られています。 -
(上)琉球王朝伝統のお菓子冬瓜漬とフルーツ、とうきびのジュース、緑豆と押し麦の入ったぜんざい
(下)レモングラスのハーブティー
最後に、デザートとハーブティーで終了。これ全部で585cal、アンパン1個半分のカロリーだそうです。 -
謝花きっぱん店(10:30)
朝食後は国際通りへ、朝食にも出た沖縄の伝統菓子「冬瓜漬」と「きっぱん」を買いに、予約しておいた唯一の取扱店に来ました。 -
きっぱん(上)、冬瓜漬(下)(セット小900円)
約300年前に中国から伝わった沖縄伝統菓子で、「きっぱん」は、柑橘の皮を煮て固めたもの、「冬瓜漬」は、冬瓜を煮て砂糖に漬けたもの。ともに、確実に入手するには予約が必要だそうです。(写真はお店のHPより) -
市場本通り
国際通りをさらに東に進み、むつみ橋の交差点から、市場本通りに入ります。ここには、地元の産物を扱う店が多く集まっています。 -
松原屋製菓店
中でも目を惹く創業60年の店です。珍しい沖縄菓子が並んでいます。左端が味噌味蒸餅の「なんとぅー」その右が黒糖クレープの「ちんぴん」他に「ちんすこうや」「あんだぎー」もあります。 -
松風、こんぺん
隣の店では、独特な形の「松風」、胡麻味噌あんの入った焼菓子「こんぺん」などが売られていました。 -
ムーチー
こちらは「ムーチー」の専門店。餅粉を練り黒糖などで味付けして月桃の葉で巻いて蒸したもので、沖縄では行事の時に食べるそうです。 -
泡波
市場本通りの酒屋の店頭には、幻の泡盛と言われる日本最南端の島、波照間島の泡盛「泡波」もありました。 -
希望ヶ丘公園・那覇大綱展示場
国際通りに戻り、少し南の希望ヶ丘公園に立ち寄りました。ここには毎年10月のスポーツの日に、奥武山公園で行われる、那覇大綱挽の綱があります。 -
壺屋うふシーサー(11:00)
次に向かったのが、南のやちむん通りです。やちむんとは、焼物のこと。窯元が集まっています。通りの入口近くには大きなシーサーがありました。 -
やちむん通り
那覇市立壺屋焼物博物館の角を曲がり、やちむん通りに入ります。 -
シーサー
窯元の店頭では、沖縄の家では火災よけとして、屋根や門柱に置かれる獅子、シーサーが出迎えてくれていました。 -
南窯
通りの途中には、登り窯を持つ南窯さんなど、カフェを併設しているお店もいくつかあります。 -
旧新垣家住宅
中程の路地を入った所には、琉球王朝時代から昭和まで、陶工を営んでいた新垣家の住宅が保存されています。 -
まじる商店
ここは、琉球の日用雑貨を扱うお店です。見て歩くだけでも楽しい店が並んでいました。 -
東(あがり)ヌカー
通りの終点には、この壺屋村ができた300年前に掘られた井戸があります。ここは、今でも拝所として大切にされているそうです。 -
首里そば(12:00)
安里駅まで歩き、モノレールで首里に移動します。お昼は老舗の首里そばへ。さすが人気店、既に列ができていました。 -
首里そば(中500円)
15分ほど待って入店、運ばれてきたそばは、奥深いだし汁に、脂身の少ない凝縮された豚肉が、麺と絶妙に調和、宮古の丸吉と双璧の美味しさでした。 -
継世門
昼食後は、首里城の裏手の継世門の下を通り、首里城を半周するように、金城町の石畳道へ向かいます。 -
金城町石畳道
識名園の麓、金城橋までやって来ました。ここから首里城へ向かって延びる300mの坂道に、美しい石畳が残されています。 -
首里殿内
石畳道の入口の左側には、風景にマッチした、古民家風の沖縄料理の店もありました。 -
金城町石畳道
この石畳道は、かつては首里城の守礼之門の脇から、金城を通り、識名、国場、真玉橋、を経て港へと続いていたそうです。 -
金城村屋
石畳道の途中には、大きなガジュマルの木があり、その脇に古民家風の建物があります。ここは、金城町の集会所の金城村屋で、休憩所として開放されています。 -
金城村屋
内部には、金城町の旗頭が飾られていました。旗頭とは、1月の鬼餅(ムーチー)の日に、幟の先端に付ける町の象徴で、金城町の旗頭は麒麟草と呼ばれ、雄飛の文字の幟につけられるそうです。 -
金城町石畳道
石畳道は、1522年の尚真王の時代から、琉球石灰岩を敷きつめて建設されたと伝えられています。 -
金城石畳の石敢當(いしがんとう)
これは沖縄でT字路によく置かれている魔除けで、昔の中国の武将の名だとか、魔物が道の突き当りから家に飛び込んでくるのを防ぐそうです。 -
玉陵(入場料300円)
石畳道を登り、首里城に隣接する琉球王家の陵墓、玉陵に来ました。 -
玉陵
ここには1502年に尚真王によって、父の尚円王を祀るために建てられて以降、歴代の琉球王が埋葬されています。 -
玉陵
この陵墓は、2000年に世界遺産に、2018年には沖縄の建造物で初の国宝に指定されました。 -
守礼の門(14:00)
旅の最後に首里城へ向かいます。まず沖縄のシンボル守礼の門。首里城の大手門にあたり、昔、琉球王が中国の冊封使を出迎えた所だそうです。 -
守禮之邦
門の正式名称は首里門です。扁額の、礼を守る国という意味の文字から、守礼の門と呼ばれます。この額、台風の時は外すとのこと。 -
園比屋武御嶽石門
守礼の門の先、崖の上に閉じたままの石門があります。王家の拝所で、旅の安全祈願や、最高神女(のろ)聞得大君が最初に参拝した場所だそうです。 -
歓会門
二重の城郭に囲まれる首里城の、外郭第一の正門がこの歓会門です。威厳ある風格のこの門から、城郭の中に入ります。 -
首里城外郭
外郭入るとブーゲンビリアが美しく咲いていました。石畳を進み石段を登って、右奥の瑞泉門へ向かいます。 -
瑞泉門
名の由来となった泉が門の右下にあり、周囲には、かつて冊封使がこの水を讃えた石碑が建っています。ここを入ると内郭です。 -
龍樋
瑞泉門下の泉で龍の口から湧水が出ています。石彫の龍頭は、1523年に中国から持ち込まれたもので、首里城の彫刻で最古のものでだそうです。 -
万国津梁の鐘
漏刻門の先の供屋には「舟楫を以て万国の津梁となす」との文字から万国津梁(架け橋)の鐘と呼ばれる鐘があります。 -
久慶門
供屋近くから見下ろすと、女官の通用門であった久慶門と、その左奥に歓会門が、そして遠くには青い海が見えました。 -
奉神門(入場料400円)
広福門でチケットを購入し、奉神門を抜け有料エリアへ、かつては国王や冊封使等しか通れなかった中央の門から入ります。 -
正殿前の御庭
現在の正殿前の御庭です。2019年10月31日の火災で、正殿など6棟が約500点の収蔵品と焼失、2026年の完成を目指して調査・再建中です。 -
後之御庭の御内原
正殿の裏手は、後之御庭は御内原と呼ばれ、聞得大君や女官たちが居住する、男子禁制の司祭の場になっています。 -
「白銀門」
御内原のさらに奥には、国王の霊柩を安置する寝廟殿があり、その入口の白銀門は、国王のみが通ることができたそうです。 -
東のアザナ(15:00)
東端には標高140mの東のアザナと呼ばれる物見台があります。ここからは、首里が一望でき、海まで、日によっては久髙島まで望めるそうです。 -
弁財天堂と円鑑池
首里城から山を下り駅に向かうと、池に浮かぶお堂がありました。円鑑池と弁天堂で、ここから水が隣の龍潭へ流れています。 -
円覚寺跡
弁天堂の向かいには、国王の菩提寺であった円覚寺の総門があります。かつては七堂伽藍が並ぶ国宝でしたが、戦災で焼失、復元整備が進められています。 -
ゆいレール(15:30)
帰りの飛行機の時間も近づいてきたので、首里駅から、ゆいレールで空港へ向かいます。空港までの所要時間は30分です。 -
那覇空港(17:10発)
これから夏に向かう沖縄、早くコロナも去って、元気を取り戻してくれることを願って、東京へと戻ります。
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