初・四国　松山・道後温泉で鯛とみかんと温泉！満喫旅

2022/03/09 - 2022/03/10

少し前から何故か気になり始めた道後温泉。ジェットスターでセール2990円を見つけ、思わず予約。遠いイメージだった四国も飛行機に乗ってしまえば、道後へのアクセスは良さそう。日帰りでも行ける？とも思いましたが、温泉なので一応一泊。翌日は朝の便で帰るだけ。正味一日でプラッと松山・道後を満喫してきました。

エリア 道後温泉(愛媛)

• 旅行の満足度: 5.0

四国初上陸です。10時前に松山空港到着。
みかんのステンドグラス。

こちらは、みかんジュースタワー。
かんきつ王国愛媛です。
ちょうどリムジンが待っていたので、速攻チケット買ってバスに乗ります。

30分足らずで大街道到着。
松山城に行く途中、観光物産館に立ち寄ります。

お目当ては「蛇口をひねるとみかんジュース」。
愛媛ではいろんな所にあるそうですが、こちらは100円で飲めるらしい。

レジで紙コップを購入し、蛇口をひねって一杯いただきます。コップは小さめ。
とりあえず一杯飲めてホッとします。

歩いてすぐにロープウェイ乗り場に到着。
片道270円でロープウェイかリフト好きな方に乗ることができます。感染防止の為、一人乗りリフトが推奨されています。
スキー以来？久しぶりにリフト乗った。

松山城 名所・史跡

リフトを降りて本丸広場へ。
松山城は日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちのひとつとのこと。
梅が少し咲いていますが、春は桜の名所として有名で「さくら名所100選」に指定されているそうです。

綺麗。

見事な石垣。「登らないで下さい」という立て札が立っています。登る人なんているのかしら。

いくつもの門を通り、一ノ門手前から見上げる天守閣。もうすぐです。
天守観覧券（520円）を購入し、天守内へ。

天守入口で靴を脱いでどんどん登っていきます。
狭間。ここから鉄砲や矢で敵を攻撃していたのですね。

あらゆる所からよく見渡せます。

大天守まで上がって来ました。

天守（南側）からの眺め。本丸が見えます。
山の上の城なので市内が一望できます。

登りの階段も大変だったけれど、下りはもっと怖い。55度もある急な階段、階段というか、もはや梯子のようです。

帰りはリフトに乗らずに花見しながら歩いて下りました。

松山城のある大街道は、食べる所やお店がたくさん。
お昼は、鯛めし「かどや」へ。

郷土料理かどや 大街道店 グルメ・レストラン

カウンター席には仕切りがあり、かつ、一席おきに座るので安心です。

真鯛の生産量が日本一という愛媛県。
生卵入りのタレに漬けた鯛のお刺身を、タレごとごはんにかけていただく「宇和島鯛めし」と、鯛を昆布だしで炊き込んだ「松山鯛めし」が有名です。
松山鯛めしもすごく惹かれるのですが、皆さんがよく召し上がっている宇和島鯛めしをいただきます。

【食べ方】説明付き
お店の方も説明してくれました。
①卵とだし汁を混ぜる
②鯛や海藻・しそをだし汁に入れる
③ご飯を盛る　
④ご飯に刺身・海藻等を乗せ、だし汁をかける

だし汁が濃いめなので、調整しながらいただきます。
ご飯がすすみ、結構食べてしまった。ごちそうさまでした。

ブラブラして、次は「フルーツパーラーみしま」へ。
せっかく愛媛に来たので、みかんのパフェが食べたくて。

フルーツパーラーみしま グルメ・レストラン

この季節の柑橘系パフェは、せとかパフェと甘平パフェ。
お店のお姉さんお薦めの　今が旬の”せとかパフェ”にしました。
綺麗にカットされたせとか。芸術品だ...。
濃い味の”せとか”がたっぷりのっていて、中にはソフトクリーム、みかんジュレ、その下にもせとかが入っていて、これでもかという程みかんを味わいました。

大街道から路面電車に乗り、10分程で終点の道後温泉駅に到着。
駅舎は1911年に建築された旧駅舎を復元したもので、明治時代の洋風建築の外観が素敵。一階はスターバックスになっています。

駅前の坊ちゃん列車。
週末だけ運行しているようです。コロナの影響で3月初めまでは運休していたみたい。

道後温泉の街を散策。道後の街はコンパクトで、5~10分歩けば行きたい所に行けてしまいます。
まず訪れたのは伊佐爾波神社。
9世紀頃創建された古い神社。
135段の階段を登ると…

伊佐爾波神社 寺・神社・教会

鮮やかな朱塗りの社殿。
心願成就・縁結び・学業成就のご利益があるとの事。

社殿の回廊を歩くこともできます。

さっき登ってきた階段の上からは、街並みが見られます。
左奥には先程行った松山城のある城山まで見えます。

次に円満寺

円満寺 寺・神社・教会

「湯の大地蔵尊」と呼ばれるお地蔵様
江戸時代、道後温泉のお湯が止まってしまった時、このお地蔵様に祈願して再びお湯が湧き出たことからそう言われているそうです。

お地蔵様の手前には、お結び玉。
円満寺は恋愛成就のパワースポットで、このお結び玉を左手にのせて願い事をするみたい。若い女性に人気のようです。

境内に結ばれた結び玉。願い事を書いてあるものもたくさん。

道後温泉本館。
2019年から2024年まで保存修理工事中。現在は1階「霊の湯」のみ入れます。

道後温泉本館 温泉

ちょうど卒業旅行シーズン。夕方以降は若者で混んでくるとの事だったので、空いている明るいうちに入ってきました。
混んでくると整理券が配布され、この日の夜も19時か20時には整理券配布終了してしまったようです。

入浴料420円。
中はこんな感じ（パンフレットより）
さほど広くはないのですが、3，4人程で安心。
空いている時間に入れて良かった。

本館の南にある坂を登って、空の散歩道に来てみました。

足湯のある展望散策道になっています。

散歩道から湯の街を眺められます。
保存修理工事中の本館を覆うテントは、アートに。

そろそろチェックインの時間。ホテルに向かいます。
坂を登った正面のホテルですが、手前のホテルのパンジーが綺麗！

こちらが今日のホテル「道後hakuro」
2020年にオープンした新しいホテルです。

道後hakuro 宿・ホテル

チェックインを済ませ、フロント隣のラウンジも案内してくれました。
滞在中自由に利用できます。

コーヒーや紅茶、ココア等。

道後hakuro＝896(ハクロ)にちなんで、8、9、6の付く日にはウェルカムスイーツが並びます。宿泊日はちょうど9日！
この日はチョコチップスコーン。
小ぶりで嬉しいサイズ。甘さ控えめでとても美味しかったです。

エレベーターの前にはタオルが入った湯かご。外湯に行く時に使用できます。

お部屋は4階でした。スタンダードダブル。
口コミにもありましたが、狭いです。でも一人なので十分。ベッド大きいし。

浴衣とタオル、湯上り靴下。

テレビ周り。
懐かしのレコードプレーヤーが置いてあって、フロントで好きなレコードを借りられるとの事。

大浴場や外湯に行くときの雪駄。

湯沸かしポットとお茶。
下にはセイフティボックス。
部屋はバスタブ無し・シャワーのみです。でも大浴場があるので問題なし。

窓からの眺め。
日本最古の湯といわれる道後温泉は、古~い街かと勝手にイメージしていたのですが、整備された綺麗な街でした。

一休みしてまた散策。
道後ハイカラ通り。商店街です。

駅前の坊ちゃんカラクリ時計。
1時間毎に人形が出てくるので、4時に合わせて見に来ました。

音楽とともに道後温泉本館と同じ3階建てに伸びて、坊っちゃん、マドンナ、赤シャツなど「坊ちゃん」の登場人物が現れます。
背後にボランティアの観光案内のおじさんが説明しているのを聞いていたら、
一階のお風呂に入っている一人は夏目漱石らしいです。

終わるとマドンナだけ残って、道後温泉の簡単な観光案内をしてくれます。
時計の横には足湯。

からくり時計を見届けたところで、今度は道後温泉別館の「飛鳥乃温泉」に来ました。
飛鳥時代をイメージした湯屋で、2017年末にできた新しい温泉。
蜷川実花さんの鮮やかな花の作品が中庭一面に広がっています。

飛鳥乃湯泉 温泉

蜷川さんっぽい。

この花の作品も道後温泉の活計化への取り組み「みんなの道後温泉　活性化プロジェクト」の一環らしいです。

夜は混みそうなので、夕方のうちに入ります。
2階の休憩室等を利用できるコースもありますが、私は1階浴室のみ利用で。料金610円
入浴券も蜷川さんデザイン。

エントランス。

その奥では、「砥部焼ひなまつり展2022」が開催されています。
愛媛の砥部焼でできた可愛らしいひな人形が展示されています。
これが見たかったのでやって来ました。

なんとも温かい感じのお雛様

お花見してる。可愛い。

浴室はこんな感じです。（パンフレットより）
ちょうど入浴中に、この壁画でプロジェクションマッピングが行われました。
本館とは対照的にこちらは近代的。
小さめの露天もあります。

あまりお腹すかないけれど、よい時間になったので、「一六茶寮」に入ります。
1階はタルトで有名な一六本舗。

一六茶寮 グルメ・レストラン

一六茶寮では、甘味と軽食（うどん）が食べられます。
風呂上りで少し暑くなったので、さっぱりとぶっかけうどん（冷）

メイン？はデザート。”一六名菓セット”
一六タルトと坊ちゃんだんご。飲み物は抹茶、コーヒー、オレンジジュースから選べます。

暗くなってきたので、再びライトアップされた飛鳥乃温泉に。

夜も綺麗です。

この時間になると賑わってきました。

ホテルに戻り一休みしてから、本日最後の温泉はホテルの大浴場。

誰もいない、貸切！！なので撮影。
道後の湯をひいた大浴場です。

露天風呂もあり、ゆっくりできました。

ラウンジでは、夜はお酒と夜食が用意されます。

お夜食　hakuro特製　鯛茶漬け　300円
鯛めしのおにぎりに出汁をかけたお茶漬けです。
夜食用の嬉しいサイズ。ちょっと食べ過ぎだ...。

翌朝。朝一の露天風呂に入って、のんびり身支度をし、チェックアウト。
空港へ行く前に、駅のスターバックスへ。

コーヒーを買って2階へ。
階段からして素敵な雰囲気漂います。

２階客席。モスグリーンを基調としたお洒落な内装です。一番乗りで誰も居ない。
客席中央に配置されたテーブルは、鉄道の枕木とレールを組み合わせて作られたものだそうです。

窓際の席でゆっくり朝カフェ。

窓から路面電車が行き来するのが見えます。

「坊ちゃん」
実は今まで読んだことなく、せっかく道後に来るならと今回旅のお供に。ちょうど読み終わりました。

道後温泉駅からリムジンで松山空港へ向かいます。
途中、格調高い造りの建物…と思ったら、愛媛県庁でした。
映画「世界の中心で愛をさけぶ」のロケが行われたそうです。

空港到着。
コロナの影響で店の開店時間が遅くなっており、10時前ほとんどの店が閉まってました。
最後に松山空港でお土産買ったり色々食べたりしようと思っていたのに大誤算！!
ガックリしていたら、じゃこ天のお店が開いたので即購入。

お土産は、小さなお店が一軒だけ開いていて、なんとか購入。

鳴門金時ポテト…芋！オーブンで温めて食べても美味しかったです。
鯛めしの素…松山鯛めし食べなかったので、せめて家で作ってみようと。
ポンジュースグミ…みかんの房のかたちの可愛いグミ。とってもジューシーで味が濃くて美味しかった。

松山・道後は交通の便もよく、サクッと回りやすかったです。大好きな鯛やみかんを味わい、温泉も堪能でき、期待通りの良い街でした。