どんなときでも　出会いは　突然

2022/01/25 - 2022/01/27

コロナ禍の決行。出かけてみれば、変わらぬ日常を丁寧に営んでいる沖縄の人々。本土の戦々恐々な喧騒はない。
ああ、やっぱり、沖縄は強いなあ。

エリア 沖縄

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 2.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 Peach

二日目。工房の扉は、今日も閉められたまま。
とぼとぼ農蓮プラザへの道を上がっていた。
こんなお店あっただろうか。
「Hot シークヮーサー」
彼女との出会いだ。

「ここは、このジュースパックのお店でしたよね。」と、尋ねたのが始まり。

お洒落になっている。
前のオーナーが病気になり、替わりにやってみないかと声をかけられたとのこと。
　
＜ここまでは、1月14日の出来事。本旅日記の序章です。＞

コザ行きの読谷発を乗り過ごし、国道のバス停まで琉球庵オーナー照屋氏にお世話になった。
シアタードーナツに向かう。
バスの中は、こっくりこっくりの陽気。

10時50分上映の「食の安全を守る人々」を選ぶ。
まだ時間があるので、コザベーカリーへ。

シュトーレン！まさか。今？驚いていたら、お店の人が、「お客さんに頼まれて、材料が多いので、余分に作ったんですよ。おかしいでしょう。」
「いえいえ、とてもうれしいです。おいしさ忘れられなかったので、まさか、今売られているなんてラッキーです。」
今日はもちろん大きいのを1本。

三線の先生には、お仕事の合間に食べるこれだ。日持ちするマフィンも数個、こちらは我が家持ち帰り用。

レジで女性が、さらに2個入れてくれて。「お・ま・け」と。

今日は、これの時間に合わない。
本土で見るか。

珈琲を頼んだら、代表自ら、「定位置は、ここでしたよね。」と、
私が席に着く前に
運んで、置いてくれる。
半年に一度の、まだ三回目の客なのに。

日田のリベルタのパンフレットがあったので、いただく。

帰り際、入口まで送ってくださったので、「お写真撮っていいですか。」と尋ねたら、マスクを取ってくださった。「公表していいですか。」と聞いてみると、
「もちろん！」と快諾。
生粋コザ人。私には、革命家。シアタードーナツ代表　宮島真一氏

真っ先に先生の所へただいま！

翌朝一番、彼女のところへ。

椅子もあるし、本もある。「宮本常一」ああ、彼女も読まれてるんだ。
少しお留守番頼まれて、嬉しい。

次に、スカートの裾上げを北に出発するときしてもらったお店に。
あとで、裾を見てみたら、とても丁寧な手縫いとわかって、お礼に行くことに。

お母さんは、お仕事中。私の再訪を驚いて喜んでくれた。
私は、このエリアでいつか縫ってもらいたいと願っている。
どのお店にするか。ぐるぐる回って、優しそうな小柄なお母さんを選んで正解。
次は、マレーで着ていたロングスカートを頼みたい。

「むんじゅる笠」
シアタードーナツは、昨夏だった。いい映画、貴重な作品。
今回は、「中島みゆき」にしよう。

桜坂劇場も閉館にせず、頑張ってくれている。
コレハ「不要」ナンカジャナイ。

お昼は、首里そばがいいなあ。
ゆいレールの「牧志」駅に竜宮通りの裏手から向かっていたら、この景色。
一瞬、KLのブキビンタンがよぎった。

モノレールの向こうにビルが見え、暑い暑い国。
会いたいなあ。

「首里そば」は休業中。
気を取り直し、ななほし食堂へ。お店の前に一組の家族が待っていた。

ううーん。またメニューの迷うお店を発見してしまった。

一人なので、お外の見えるカウンター。
眺めまわせるいい位置。
お惣菜も売ってるんだ。既に完売！
明日帰る前に、先生とここのお弁当を食べよう。

上を見れば、
うちなんちゅ英語にうふ。

渾身の選択は、ふ―チャンプルでしたあ。お皿は、やちむん。

お宿でシェスタしたあと、イブニングタイムは、
中島みゆき劇場版ライヴ・ヒストリー2007-2016

2階に初めて上がると、こんなエリアが。

もう少し早めに来るべきだった。
・・・・・・
聴衆は、全員で7人？
広い劇場内に散らばって、ソーシャルディスタンス以上。
７列目辺りを選ぶ。前方にはだれも、後方にも5列以上だれも。と思っていたら、
始まる直前、うちなんちゅおじさん二人が私の斜め後ろに。
一人のおじさんワクワク隠し切れず、おしゃべりし、終わった途端、エンドロールで「みんな、拍手！」と呼びかける。お連れの人の声は小さい。画面に向かって拍手で大はしゃぎ。ついていけなかった。ゴメン。
イチャリバチョ―デーはここでも。

帰る朝、やはり確かめずにはおられない。
最後にお顔見たのは、いつだったろう。「ベント（弁当）代にもならんのよ。」と
言葉少なだった。

いかなくちゃ。もう一度あの人に会いに行かなくちゃ。

彼女にもさよならを。
名護へ発つ前に、帰ってきたら、ショットグラスを試すと約束していた。
ゴーヤ100％ジュース　　うーん、覚悟はしていたが、身体にいい身体にいいと
自分に言い含めて飲み干す。

私が、なりたい女性。この旅で出会えた。
「寂しくなるわ。」と、静かに言ってくれた。

首里まで、お弁当を買いに行き、戻ってきて、渡す。
のぞみの「ななほし食堂」臨時休業のお断り。あわてて、二番手に走る。
もう一緒に食べられる時間がない。

（私）「先生にあと何回会えるかなあ。」
（先生）「いつでも会えるさあー。」
　う？お顔を見る。
　「目をつぶれば、いつでも会えるさー。」
だから、先生好きなんだ。

ゆいレール1両に二人。
いつかこれも語り草になるのだろう。

この旅行記へのコメント （6）

• ゆういちろうさん 2022/04/07 21:23:00

  　パーラーサンフラワー

  こんにちは。
  
  パーラーサンフラワーさん、私も3年前に行きました。
  ゴーヤジュースの味に悶絶した記憶が・・・(笑)
  でもお母さん曰くフーチバージュースはもっと癖があるとの事でした。
  お母さんはご病気なんですね。快復を祈ります。
  
  あの界隈は観光客はあまり入ってこないので
  のんびりとしてて好きなエリアです。
  
  　　　ゆういちろう

  mom Kさん からの返信 2022/04/08 06:10:28

  Re: 　パーラーサンフラワー

  おはようございます！佐原から帰宅したばかりです。
  ごぞんじでしたか。しかもお母さんと言葉を交わしておられたんですね。私は、残念ながら一度も。お店がなくなったのかなあと思っていたら、今回通りかかって「おや？」と。先代お母さんのお眼鏡かなっての方。素敵な女性です。隅々まで彼女らしいお店に変身。「看板だけは変えないんです。」と。
  お母さんは、昨年秋に・・・。
  
  私はショットグラスを試して、うちなんちゅになれないなと思いました。眼鏡屋さんは、開店早々ボトルの方を買っていかれます。

  ゆういちろうさん からの返信 2022/04/08 21:28:31

  Re: 　パーラーサンフラワー

  
  こんばんは。
  お母さんのその後を知り、ちょっとショックです。
  でもそれを引き継いでくれた方がいるのは奇跡的ですね！
  次回の沖縄旅行の際は是非再訪したいと思います。
  近くのジーマミ豆腐の店も再訪したいですし。
  
  

  mom Kさん からの返信 2022/04/09 07:11:23

  Re: 　パーラーサンフラワー

  ぜひ彼女とお話しなさってください。先代とよい関係を築いておられたようです。前に床几があり、一休みさせてもらえる貴重な場所です。道行くうちなんちゅも眺めることができますし。朝10時ごろ開店。閉店は、午後も早いことがあるそうです。角のジーマミ店のことでしたら、１月見かけませんでしたが。

• mom Kさん 2022/03/12 10:54:20

  私も変化、旅も変化

  　コザに銭湯！！！オレンジさん、すごい！ナイスな情報ありがとう！
  
  　昨秋、大分市旅、駅のifでもらったmapに銭湯が掲載。その数半端ではない。その場で、ここから歩ける範囲の最も古い銭湯を尋ねて、いきました。よかったよーーーー。でもこの「ゆーふるやー」にはかないません。大分は、番台のおばあちゃんとの接点だけでしたから。
  
  　教えてくださったお礼に。奄美大島瀬戸内町に薪で炊いている銭湯。内装も年代物。
  お湯が優しいから。番台のおばあちゃんも可愛いから。5年前です。
  
  　旅の心地よさを求めているだけ。私の場合は、素敵な人に会えた時かな。今回の1,2月の琉球旅は、とりわけ心震わすことが多く、帰宅してしばらくクールダウンが必要でした。1週間閉じこもり、旅日記を書いているのがケアになりました。
  　今日裏のおうちのサクランボの桜、一斉に咲きました。とても美しい薄いピンク。GWに実を取らせてもらって、ジャムを作ってるの。おじいちゃん、お一人暮らし。

• ｵﾚﾝｼﾞさん 2022/03/11 16:55:49

  コザにも　ちむ　どんどん

  コザのシアタードーナツ、１１月は時間なく行けませんでしたが、いつか行ってみたいです。
  
  洗骨、ストーリーは違うかもしれませんが、以前　沖縄映画祭で見ました。
  今でも印象に残っています。
  
  コザにある銭湯（ゆーふるやー）行かれた事ありますか？
  脱衣所と浴場の仕切りは無く、店主のおばちゃんが１人で切り盛りしています。
  裏にあるボイラーを焚き、扉あけて　お湯どう？とか聞いてきます。
  馴染みのお客さんばかりだから遠慮もなく会話も楽しいです。
  沖縄流のしきたり（？）色々と興味のある事をドンドン聞いてしまいます。
  
  mom Kazuko さんは、とても人のご縁を大切にされるのですね。
  遠くから会いにきてくれるって嬉しいですよね。
  私も見習いたいです。