2022/01/25 - 2022/01/31
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悲志twoさん
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何年ぶりだろうか、厳冬の札幌。
孫が生まれて、そのお手伝いでの一週間でした。
合間を縫っての街歩き、といっても母校と大通公園での星空だけでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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雪深い札幌で晴れ間の時間、何処へ行くか。
雪の北大に行くことにしました。
息子宅から徒歩で大通り公園を経て向かいます。
大通り公園西端にある資料館、ここから東へ公園が伸びることになります。 -
西11丁目のマイバウムのモニュメント。
サッポロビールの昔のコマーシャル、「ミュンヘン、札幌、ミルオーキー」。同じ緯度にあるビールゆかりの都市。
札幌の姉妹都市ミュンヘン市から贈られたものだそうです。 -
日曜日の朝ということもあり道路も凍りついています。
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北へ向かいます。途中の北大植物園も閉園中。
ここは原生林が残っています。 -
雪の北大に到着。南西から入ると農学部。
本館正面ですがこの位置だと象徴する建物がよく見えませんね。 -
旧昆虫学教室から脇道を通って理学部方面へ。
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私がかって学んだ旧理学部本館です。手前の3階が講義室でした。
今は北大総合博物館となっています。 -
ゴシック建築の旧理学部本館。
学生当時はここから出入りしていました。 -
今は博物館で、入ってみると、受付とか照明も工夫された建物内部になっています。
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階段は昔のままで、手すりは花崗岩、階段は板張り。
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正面玄関の3階までの吹き抜けをらせん状に階段を上ります。
この2,3階に昔学んだ地質学鉱物学教室がありました。 -
2階の階段から見上げると天井のアーチがきれいです。
これがアインシュタインドームと呼ばれています。 -
陽を受けたアインシュタインドーム
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東西南北に窓が開けられています。
北方向を見ます。 -
南、西方向です。
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ここがアインシュタインドームと呼ばれているのを知ったのは、卒業してからずーと後のことでした。
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「アインシュタイン・ドーム」のいわれが書かれている。
1935年に北海道帝国大学理学部教授となった堀健夫は、ベルリン郊外ポツダムにあるアインシュタイン の一般性相対理論を検証するために作られた「アインシュタイン塔(1924年建設)」を訪ねている。その吹き抜け構造と上部のドーム状天井は「アインシュタイン・ドーム」と類似し、最上部から入った外の光が一階まで照らす設計は、塔望遠鏡を連想させる。
自らの専門分野・分光学との関係で「アインシュタイン塔」に強い関心を持ち、さらに実際にそれを見たこともある堀教授が率先して、「アインシュタイン・ドーム」と呼んだ可能性が高いと考えられる。 -
domeの東南西北の四方の壁それぞれに、「果物(くだもの)」、「向日葵(ひまわり)」、「蝙蝠(こうもり)」、「梟(ふくろう)」があしらわれている。
四つのレリーフは、この建物で行われる研究・教育には一日中、昼も夜も無い事を表わし、世界の理学研究のメッカにしたいという理想に燃えていたと言われている。
これは、「果物」の下方には[MATIN]と仏語で「朝」の意。 -
「向日葵」は[MIDI]、昼。
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「蝙蝠」には[SOIR]、夕。
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「梟」には[NUIT]、夜。
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1階正面に戻り展示を1階から順に見て回ります。
北大の沿革、札幌農学校から帝国大学、そして国立大学への変遷。 -
2010年ノーベル化学賞を受賞した鈴木章名誉教授は大きなコーナーになっています。
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ここには北大の12学部からの展示があります。
私も初めてのことばかり。見ごたえがあります。 -
12学部というのは国立大では最高学部だそうです。
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1876年(明治9年)設立のされた札幌農学校時代からの種々の展示があります。
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文学部、ウズベキスタンの研究の展示。
色いろな研究があるんですね。 -
マンモスもいました。
生物学科か、古生物なのか。 -
昔の教室の面影も残っています。
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3階のこの部屋は学部4年生の控室だったかな。
卒論で泊まり込んだことを思い起こしました。
丁度今頃の季節だった。 -
古生物の部屋。
入ってすぐの大きな恐竜。
パラサウロロフス (Parasaurolophus) は、中生代白亜紀後期 (約7,650万 ~ 7,300万年前)の植物食。 -
地質学教室にゆかりの恐竜を主体とした古生物が見られます。
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日本最初の恐竜
「ニッポノサウルスは、日本人によって初めて発掘・研究・命名された恐竜。
ニッポノサウルスは北海道大学が恐竜研究において先駆的な大学であるという象徴。
北海道帝国大学の長尾巧教授によって1934年(昭和9年)に当時日本領だったサハリンから発見され、1936年に命名。」
とあります。 -
タルボザウルスの頭骨、
中生代白亜紀、ティラノザウルスの仲間。 -
デスモスチルス
これは新生代中新世の哺乳類、1933年ロシアで発見したもの。
これをスケッチして古生物実習の単位をもらったことを思い起こしました。 -
穂別町で発見され命名されたカムイザウルスの展示もありました。
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この恐竜も北海道の白亜紀の地層である、函淵層という化石の豊富な層から発見されました。
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これは上野の国立科学博物館で開催された特別展のカムイザウルスの展示の一コマです。恐竜で80%以上の全身骨格が見つかったということで有名になりました。
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地球の構造や地殻、マントルを構成する岩石の展示
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プレート衝突によりできた日高山脈の岩石
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マントルの岩石です。
日高のアポイ岳はマントルが露出していて世界的にも珍しいところだそうです。 -
地質調査で使われるハンマーとかの道具ですが、地味なもので地球を調べているんですね。
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ミュージアムショップ ぽとろ。
様々な興味深いグッズが売っています。
アインシュタインドームのレリーフマグネットを買いました。 -
研究で使った岩石も売っていました。
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理学部の脇道を西に向かうとポプラ並木があります。
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キャンパスを南北に縦貫する道路も雪まみれ。
ここは東京オリンピックのマラソンコースでした。 -
クラークさんも雪の中。
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雪の中の古河講堂はどこかな?
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広い中央ローンも雪一色。
緑の季節では憩いの場所になるところです。 -
今の中央ローンは格好の雪捨て場のようです。
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北大から南へ5分ほど歩くと札幌駅。
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なかなか晴れなかったのですが、この日は雲も切れたので大通公園で星の撮影をしました。
中止になった雪まつりですが、その雪像準備で持ってきた雪がそのままで、多くの場所が立ち入り禁止でした。 -
テレビ塔がきれいにライティングされてました。
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なんとか星もとれました。
東天に昇るぎょしゃ座、ふたご座など。 -
西北の空に国際宇宙ステーションが見えるはずでしたが、通過直前に雪雲が広がり写せませんでした。
丘珠空港への飛行機?の軌跡がたまたま写りました。
雪の多い札幌でした。
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