2021年最後の九州放浪記（第３回・大分湯けむり編）

2021/12/28 - 2021/12/31

今回の旅で、唯一最初から決まっていたのが、由布院の温泉に泊まるということでした。「行ってみたい温泉ランキング」のようなアンケート等で、常に上位にランクインする由布院温泉ですが、これまで立ち寄る機会がなく、今回が初めての訪問となります。

年末とあって、３ヶ月前でも泊まれる宿は限られていて、その中でとても気になった宿を選んでみたのですが…。

エリア 湯布院・由布院温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【第３日】
16時過ぎに由布院駅に到着。
外へ出ると、標高が高いだけあって、かなり寒い。

由布院駅 駅

駅から、車の多いやまなみハイウェイを歩いていく。
かすかに粉雪が舞っている。

15分ほどで、本日の宿「KOU雅之郷（こうがのさと）」に到着。

フロントで受付を済ませて、２階建てで計４部屋しかない宿泊棟の部屋に案内される。コタツが嬉しい。

屋外に貸切風呂が３つあり、空いていればどこでも利用できるようになっている。

テラスで喫煙ができるようになっている。

フロントと同じ棟の食事処へ向かう。
最初に出されたのが、本日釣ってきたという、「関ぶり」のお造り。
こんな美味しいブリは食べたことがないというくらいの絶品。

飲み放題付きのプランとなっており、折角なので、大分の地酒を順番に味わう。
順に、
山水・特別純米
智恵美人・純米
西の関・上撰
（ふたたび）山水

メインは、ロースと肩ロースのしゃぶしゃぶ。
お肉の量も十分だったが、野菜が美味しい。

最後の方で出された、鳥の唐揚げ。衣が薄く固く、これも絶品。

ご主人が挨拶に訪れてきて、特別に仕入れたという山口・萩のお酒「東洋美人・十の風」を頂戴する。

これヤバイわ。
こんなのを飲んだら、他の日本酒を飲めなくなってしまう。

〆のうどんの後、ふたたびご主人からすすめられたお酒「十四代」も味わうことに。これにも絶句…

最初から最後まで、全てが美味い。
部屋に戻って、そのまま爆睡。

【第４日】
５時前に起床。まだ暗い外に出ると、薄らと雪が積もっていた。
貸切風呂・紅葉へ。

７時半から朝食。
これまた、全てが美味しい。
普段は苦手なサバだが、これも自分が知っているサバではない。

朝食が終わると、少し日が差してきた。
チェックアウト時にご主人にお聞きしたところ、２月にオープンしたばかりの宿だという。

この地までなかなか来ることは出来ないが、近くに来る機会があったら、是非とも再訪したい宿だった。

宿から歩いて、金鱗湖方面へ散策。
途中、道の両側に多くのお店が並ぶ、湯の坪街道を通るが、朝早い時間とあって空いている店は少ない。

湯の坪街道 名所・史跡

９時半頃、金鱗湖に到着。
池を一周するが、予想よりこじんまりとした池だった。

金鱗湖 自然・景勝地

駅へ戻って、土産物屋を物色する。

さて、ここからはバスで別府を目指すこととするが、予定していた「ゆふりん号」がなかなか来ない。

由布院駅 駅

路面凍結のため、チェーンを巻いてバスは進む。
途中、由布岳の眺めが美しい。

由布岳(豊後富士) 自然・景勝地

最初は順調なスタートだったが、城島高原を過ぎると途端に大渋滞で、別府ロープウェイ前からほとんど先に進まない。
路面凍結にも関わらず、チェーン無しで坂を降りられない車が多いのか？

本来であれば４０分ほどで到着するはずだが、２時間半ほどかかって、ようやく海地獄に到着。

海地獄 名所・史跡

ここで、「別府地獄めぐり」のチケットを購入し、まずは最初の「海地獄」へ。
コバルトブルーの涼しげな色の池だが、泉温は摂氏100度近い。

続いて、灰色の泥が沸騰する「鬼石坊主地獄」

鬼石坊主地獄 名所・史跡

続いて、「かまど地獄」

かまど地獄 温泉

大正期に日本で初めてワニの飼育を始めたという「鬼山地獄」

鬼山地獄 名所・史跡

青白い色の「白池地獄」

ここから鉄輪バスターミナルに行き、少し離れた血の池地獄方面行きのバスを待つ。

白池地獄 名所・史跡

赤色に染まった「血の池地獄」。
豊後風土記に「赤温泉」と記された日本最古の天然地獄だという。

血の池地獄 名所・史跡

「龍巻地獄」に入ると、まもなく間欠泉の噴出が始まった。
思いの外、長い時間の噴出が続く。

ここから、バスでいったん鉄輪バスセンターに戻る。バスの連絡が良かったおかげで、２時間足らずで、地獄めぐりコンプリート。

龍巻地獄 名所・史跡

鉄輪温泉から北浜バスセンターへ。
ビルの地階にある「湯けむり横丁」というフードコードのレストラン東洋軒で、とり天を注文。大分名物でこの店が発祥だという。

天つゆではなく、醤油にカラシを付けて食べるスタイル。

レストラン東洋軒 トキハ別府店 グルメ・レストラン

次の大分空港行きバスの時間まで、同じ地下にある足湯でまったり。

別府北浜から、空港バスで大分空港へ。

保安検査場の中にあるラウンジでしばし休憩する。

亀の井バス 北浜バスセンター 乗り物

機材到着遅れで、予定より１５分遅れの出発となる。

機材はA321。行きと同様、２日前にプレミアムクラスにアップグレードできていた。

大分空港 空港

お食事の他、すすめられるままにワインを３本も。

大晦日の羽田空港には２０時前に到着。