2021/12/13 - 2021/12/16
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akitaineさん
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冬に北海道?。知人に怪訝な顔をされました。
夏には数回行ったことがありますが、冬は初めて。
寒いときに寒い地に行き、雪の北海道を味わうのも良いのではないか、と思ったのです。
北海道は美味しいものがたくさんあるし、日本最北の温泉も行けるというツアーに参加しました。
今回の旅もたくさんの経験しました。
盛りだくさんなので、【行動編】と【ホテル・グルメ編】に分けて書きま~す。
【行程】
2021年
12/13(月)東京(羽田)ー札幌(新千歳空港)
12/14(火)札幌(JR)ー幌延駅(タクシー)ーほろのべトナカイ観光牧場ーゆめ地層館ー豊富温泉(宿)
12/15(水)豊富温泉(宿)ーサロベツ湿原センターー稚内副港市場・稚内市樺太記念館ー稚内港北防波堤ドームーノシャップ岬ー宿
12/16(木)宿ー海産市場ー宗谷岬ー稚内空港ー東京(羽田空港)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- タクシー ANAグループ JR特急
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ANAセールス
-
12/13(月)午後、羽田を出発し、新千歳空港からJRで札幌駅へ。
この日は、札幌駅から徒歩7分くらいのビジネスホテル・JRイン札幌駅南口に宿泊するのみ。
写真は翌日朝7:00くらいの札幌駅前。実質、観光は12/14(火)から始まります。
すでに12月も半ば。札幌駅周辺も歩道に雪が残り、それが冷えて固まり、うっすらアイスバーン状態。転倒しないよう、足を強く押しながら歩きました。 -
今回参加したツアーは、ANA主催のJR北海道を使ったモニターツアー。
JR北海道、これまで新千歳空港ー札幌駅の間しか乗ったことなかったので、4時間16分もかけてJRで北に行く体験に、とても興味がありました。
駅の改札口の案内。
私たちは、札幌駅7:30発「JR特急宗谷」に乗ります。 -
列車が入線してきました。
ピンク色の可愛い車体です。 -
列車が動き出し、しばらくは町の景色が続き、曇空だったのに、雪が降り始め、窓に雪がついて外がよく見えません。
これこれ、こんな冬の北海道を期待していたのです。 -
時折停車する駅のプラットフォームは全部雪に覆われています。降りるときは滑らないように気をつけなくてはなりませんね。
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車窓からの景色。銀世界なんですが、スキー場の雰囲気とは違い、荒涼とした印象。はるか西側に山も見えます。
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木々もクリスマスツリー状態。
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旭川までは函館本線、旭川からは宗谷本線と線の名前が変わります。
本日は、稚内の少し南の幌延まで乗りますが、旭川は距離的に丁度中間くらいなのですが、札幌7:30ー旭川8:58と約1時間半、その後の宗谷本線に入ると、雪が多いためでしょう。がぜん列車の進みは遅くなります。旭川9:00ー幌延11:46着でした。2時間46分かかりました。
駅には除雪の作業をする複数の職員さんの姿を見ました。 -
旭川からは、線路はほぼ天塩川に沿って走ります。
雪が降っているのですが、時折止んで、雲間から太陽が輝きます。
川を照らし、幻想的な風景。 -
旭川から1時間くらい進んだところにある、天塩中川駅。
駅は無人の様子。プラットフォームも屋根無し。 -
11:46幌延駅到着。
ツアーのタクシー(ワゴン車)が待ってくれています。
今回の参加者は8名。ワゴン車乗員人数に合わせて募集したようです。 -
最初の観光地は、幌延駅から車で15分くらいの場所にある「ほろのべトナカイ観光牧場」。
この建物の先に牧場があり、トナカイが飼われています。 -
飼育員の方が、トナカイ1頭を連れて待っていてくれました。
トナカイはオス・メス共に角があります。
クリスマス風景にトナカイはつきものですが、自然の状態ではオスは冬は角が取れてしまい、メスは冬から角が生えるのだそうです。クリスマスの橇を引いているトナカイはメスということ。 -
飼育員さんが連れているトナカイ以外は大きな柵の中にいます。
トナカイの餌を売っているので、それを買って餌やりをすることができます。餌を出すと、はるか遠くから柵のところまでやってきます。 -
時折、新雪がハラハラと舞い落ちる牧場。
パウダースノーというのは、こういう雪を指すのでしょう。
サラッとしていて軽い雪です。 -
トナカイ牧場に1時間くらい滞在し、昼食をはさんで、午後は、幌延深地層研究センター内にある「ゆめ地創館」を見学。
写真はトナカイ牧場で撮ったものですが、後ろにある大きな建物群が、幌延深地層研究センターです。 -
幌延深地層研究センターとは、何やら難しい名称です。
ゆめ地創館は、その研究内容などをミュージアム的に解説する施設です。
原子炉から出た高レベル放射性廃棄物の地層処分技術を研究している施設です。地下300m以上の深い場所に、溶かしたガラスと混ぜて固体化し、廃棄。放射能は1000年で99.9%以上減少。1000年保管!未来に危険なものを残さないようにしなくてはならないのは当然ですが、後処理こんなに大変とは。 -
ゆめ地創館は、地下1階ほどしかありませんが、実験施設は同じ敷地内に地下350mボーリングし研究をしています。
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予約すれば、実際の地下250mの調査坑道の現場を見学できるそうです。
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真ん中の黒い円柱が、ガラス固化体。放射性物質と溶かしたガラスを混ぜ個体にしたもの。これをさらに銀色の金属製容器オーバーパックで覆い、地下に貯蔵する。オーバーパックの厚さは、約20㎝。
このガラス固化体、出来立てのときは20㎝離れたところにいると、人間は20分で死ぬそうです。 -
こんな恐ろしい物質の処分実験場、実際の処分場ではないにしろ、かなり大がかりな施設です。
地域の不安を解消するため、さまざまな心配りが。どちらも大変。 -
最後に地上50mのタワーに登り、周囲を見学。
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地上50mから見た景色。
坑道を掘るヤグラ、その先には先ほど訪問したトナカイ牧場とメイン建物が見えます。(両者はまったく関係ありません) -
晴れていれば、このように雄大な利尻富士が見えるのですが、残念ながら今日は何も見えません。
利尻富士は海を隔てた利尻島にあるのですが、島そのものが山のような島です。いつか行ってみたいです。 -
原子力エネルギーの廃棄物問題を目の当たりにして、複雑な思いになりましたが、思いがけず良い勉強ができました。
午後3時をすぎたので、ゆめ地創館を後にして、今日のお宿・豊富温泉の川島旅館にチェックインします。
木造2階建て。総部屋数洋室15のこじんまりとした旅館です。
かつては湯治用の和風旅館でしたが、代が変わり、現在は、和と洋が混じった近代的なおしゃれな宿です。
例えば、館内をパッシブ換気で空気を循環させ温度を保つなど、先端エコの考えを取り入れています。
宿と食べ物は、別途【ホテル・グルメ編】に書きます。 -
12/15(水)3日目。豊富温泉を後に、車で15分ほどにあるサロベツ湿原に向かいます。海に近いせいもあり、ほとんど平坦な原野で牧場として使われているそうです。緯度が高く、野菜栽培などはあまりできないとのこと。酪農は寒い場所では必然的に行うものなんだ、と。
ちなみに、昨夜泊まった川島旅館のウリは、濃厚なバターとプリン。
近くに、豊富牛乳公社があり、新鮮な牛乳が入手できます。宿でもしっかりいただきました。 -
サロベツ湿原センターに到着。
周囲にはこの建物と隣に物産センターがありますが、物産センターは冬季のせいか、閉鎖されていました。 -
館内に入り、職員さんのご挨拶と簡単な説明を受け、建物の先にある広い原野を歩きます。
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建物を出てすぐに見えたのは、かつてサロベツ湿原で泥炭浚渫に使っていた機械。産業遺産として置かれているそうです。
サロベツ湿原は、現在はラムサール条約適用の湿原で、自然保護がされています。湿原内は、木道が整備され、それ以外の場所を歩くことは禁止。
これは植物保護と、泥炭質の土壌のため「ヤチマナコ」と呼ばれる深い窪みがあり、そこにはまると危険なのです。 -
こんな風に木道を40分くらい歩きました。
空気は冷たいですが、サラッとしていて気持ち良いです。
写真は、職員さんが事前に用意してある図を示して説明している様子。
原野の雪の上には、ウサギやタヌキの足跡が見えました。 -
職員さんが、突然「おお!皆さんは運が良い。利尻富士が見えますよ!」と教えてくれました。
ちょっとわかりずらいのですが、背景に大きな山が見えますか?
利尻富士が少しだけ姿を見せてくれました。
一生懸命撮ったのですが、、、。
でも、画面いっぱいの雄大な姿が見えてよかった。 -
その後、日本海にそって走るオロロンラインで稚内まで移動。
1時間くらいかかり、稚内市内に着きました。
昼食時間なので、海隣の稚内副港市場で自由昼食。
店舗と食堂があります。
お刺身を買って、店舗で食べる方もいました。 -
2時間くらい時間を設けてあったので、稚内副港市場の隣にある稚内市樺太記念館を見学しました。
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まず、入口には樺太ゆかりの方々の写真と説明。
おなじみ松浦武四郎や宮沢賢治(樺太を旅行している)などにまじり、樺太アイヌの二人の写真が目につきました。
このお二人はサハリン樺太アイヌ民族出身の山辺安之助(やまべやすのすけ)さん(左)と花守信吉(はなもりしんきち)さん(右)です。白瀬矗(のぶ)隊長が率いた南極探検隊(1910-12年)に、カラフト犬を操る隊員として参加されました。アイヌ民族の地位向上にも尽力された方々でした。 -
その他にも、樺太で行った産業~林業、製紙業、石炭業の話、名横綱・大鵬の出身地である、少数民族としては樺太アイヌ以外にも複数の少数民族が共存していた、など知ることが多く、意外な収穫でした。
ちなみに大鵬は、戦後、ソ連侵攻のため船で樺太から引き上げる際、本来は小樽まで行く予定でしたが、母親が船酔いと疲労のため稚内で途中下船。船はその後、留萌沖でソ連船に撃沈されてしまいました。途中下船したお蔭で助かった大鵬は、その後稚内に下船したことで命を救われた縁を大切にしたそうです。 -
それと興味があったのは、先住民族のこと。
樺太アイヌだけではない複数の先住民族がいるのです。 -
この写真は、稚内空港内に掲げてあった写真。
サハリンの少数民族で異なる特徴をもつ少女たち。
世界には、多様な人々がいるのだ。 -
お次は、副港から少し移動して稚内港北防波堤ドームへ。
左側は海。
列柱が優美で美しい。
北埠頭が旧樺太航路の発着場として使われていたとき、ここに通じる道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で造られました。
建造は昭和6年。91年前!下の支柱や屋根は作り直されていますが、屋根のすぐ下の部分は、造られたときそのまま。確かに古かった。
また、設計者は、当時26歳の北海道庁の建築技師。
若い人にまかせる勢いがあったのですね。 -
地上から見たドーム内。
高さ13.6m、柱の内側から壁までが8m、総延長427m、柱の総数70本、半アーチ式の構造形式。
先ほどの樺太記念館でのビデオで、樺太からの引揚者の皆さまは、無事本土に到着したが、寝るところもなくこのドームの下で寝たそうです。終戦は8月だから、引き上げてくるときはまだ冬の季節ではなかったのでしょう。
現在、この港はあまり動いていないようです。稚内ーコルサコフ間定期航路は、
2019年から休止となっています。
観光フェリーは、稚内港ではなく観光資源豊かな利尻島に停泊してしまうとのこと。また少し前までロシアとの漁業や中古車貿易が盛んに行われていましたが、国際情勢の関係でロシアとの貿易は現在非常に少なくなっているそうです。かつて、稚内市には景気の良いロシア人であふれていたそうです。
JR稚内駅の広場で、結婚カップルがドーム内で記念撮影をしている写真を見ました。確かに絵になる場所です。
このドーム、さまざまな様相を見てきたのですね。 -
北防波堤ドームから少し西に移動し、本日最後の訪問地、ノシャップ岬へ。
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岬から背後の丘を見ると丘陵に複数の円盤状の物体。
自衛隊のレーダーです。その下は自衛隊基地。
主に、北方からの脅威(危ない飛行物体探知)を監視しています。
北防衛先端地です。
その下にある湾内には複数の船。
あの船は何ですか、とタクシーの運転手さん(稚内の方)に聞くと、プレジャーボートだそうです。
5月になると、近場の海に繰り出し釣糸を垂らすと、大きなホッケが一度に何匹もかかるそうです。メバルもかかると言っていました。
レーダーとプレジャーボート、何とも不似合いな2ショットです。
今日の観光はこれで終わり。
日没は午後3:51。(港近くの電光掲示板に表示)まもなく夜です。 -
ツアー最終日。予定では、午前中に宗谷岬を見学して空港に行きます。
出発前に、ホテルから徒歩3分のJR稚内駅に行きました。
線路はここまで。日本最北の線路です。
写真右側がプラットフォーム。左側は線路が終わるので建物になっています。 -
建物の内側からみました。
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駅構内。階段を登るとプラットフォーム(写真右にあります)や線路が良く見えます。
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9時過ぎにホテルを出発。
最後の訪問地、日本最北端の宗谷岬に到着。
風がすごい。寒い。海も荒れている。北の地にふさわしい荒涼さ。 -
記念碑の手前には、間宮林蔵の銅像が。
顔は樺太(サハリン)の方向を見つめていました。 -
時折、風と共に雪も吹雪く天候でしたが、遥か彼方サハリン見えました!
その距離45㎞。
今回の旅の大きな収穫。 -
宗谷岬の隣に、小さなお土産物屋さんがあります。
お土産物屋さんの隣(奥)に、流氷展示室があり、誰でも見学できます。
室内は、マイナス13度。心臓の悪い人は入らないように、との注意書きがりました。
内部は、流氷の説明板。
アザラシなどの動物は剥製です。人間は本物。
実質2泊3日の北の旅。美しいお花や明るい空はなかったけど、この時期でしか見られない景色を堪能しました。空気も清浄でよかった。
原子力廃棄物問題や終戦当時のことも考えさせられました。
また、冬に来てもいいな。北海道。
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