にっぽん丸　迎春クルーズ　～ 高知・鳥羽 ～

2021/12/30 - 2022/01/03

年末年始をクルーズ船で…
昨年のお正月、飛鳥Ⅱに乗船してから、「今度は夏に、にっぽん丸」と決めていました。
夏のクルーズは、コロナ禍で中止や変更が続き、ちょうど一年後、再びお正月クルーズというかたちで実現することになりました。
高齢の母と4泊5日のクルーズを楽しんできました。

2021年　12月30日　　横浜港 17:00 発
　　　　　　 31日　　終日航海（瀬戸内海）
2022年　 1月 1日　　高知港
　　　 　　　 2日　　鳥羽港
　　　　　　 3日　　(駿河湾）横浜港 15:30 着　

エリア 高知

■１日目■
この突き当たりにあるのが、横浜港大さん橋国際客船ターミナルです。
右側に赤い煙突が見えます。（わくわく）
一週間前に郵送でＰＣＲ検査を済ませていますが、ここでもう一度、
乗船前に検査をします。何もなければ、晴れて乗船となります。

荷物を預け、大ホールに並べられた椅子に座って、部屋番号が呼ばれるのを待ちます。順番にＰＣＲ検査を受け、番号札をもらいます。口の中にスティックを入れるだけの簡単なものでした。次のスペースで、番号札と同じ椅子に座り、結果を待ちます。結果がでて番号が呼ばれ、乗船手続きが始まります。
各自ＱＲコードがついた乗船証が配付されます。船内の施設でスタップが必ずＱＲコードの読み込みを行います。かわいいネックストラップももらえました。部屋のキーにもなるので船内ではいつも首から下げます。

ターミナル集合時間は、客室タイプによって異なります。私たちは、400号室～は、13:15～でした。集合から乗船まで１時間ちょっとでした。

ターミナルで預けたスーツケースが部屋の前に届いています。
（ＰＣＲ検査の結果待ちしているとき、たくさんのスタップが、ガラガラと運んでいました。）
部屋は、４Ｆスーペリアステートです。デッキやコンサート等が行われる「ドルフィンホール」に近くて便利でしたが、窓がデッキに面しているので、室内が明るくなる夜は、カーテンを開けられません。日中は、マジックミラーになっているので大丈夫。
でも、昼間、お子さんが窓を覗こうと外から顔を近づけてきてビックリ！マジックミラー興味津々だったのでしょうね。
ＴＶは、一部のＢＳが見られます。フロントに行くと番組表がもらえます。
今年も、母が楽しみにしている箱根駅伝は、見られませんでした。(^^;)

乗船して早速、お決まりのゴティバ「ショコリキサー」
ハンバーガーと新メニューの「プルドポークサンド」もいただきました。
おいしかったぁ

ここ、７Ｆ「リドテラス」では、コーヒー、紅茶、ジュース等ドリンクと日替わり２種類のバーガーやホットドック、やはり、日替わり２種類のアイスクリームが用意されています。

対岸には「飛鳥Ⅱ」が…
きれいな夕焼けの中、静かに出港です。

今日の夕食は和食。
メニュー表がありました。夜食メニューもあります。

食事会場は、各テーブル、ビニールの仕切りがあります。
同室および家族以外の人と相席になることはありません。

部屋の冷蔵庫には、ペットボトルの水があります。沸かしてお茶を飲むことができます。粉末の緑茶とほうじ茶のスティックが置いてありました。（飛鳥２では、コーヒーのドリップパック、お茶や紅茶はティーパック、梅昆布茶がありましたけどね。）コーヒー大好きな私は、何回もカフェからコーヒーをテイクアウトしました。
朝食をすませて部屋に帰ってくるころ、スタッフが部屋の掃除や備品の補充にきてくれます。私たちは、掃除はスルーしてもらって、ゴミの始末や水、カップの交換をお願いしました。
大浴場では、脱衣場にタオル・バスタオルが山積みになっていて自由に使用できます。
脱衣ロッカーはカゴが置いてあるタイプ。（ちなみに飛鳥は扉付きロッカーでした）すみません(^^;)　いちいち比べてしまって

メインダイニング「瑞穂」入り口には素敵なお花が飾られています。
「魚介の碗蒸し」おいしい！　メニューをみたら「クエ出汁」とありました。

このあと、船が大揺れ。
二人そろってクリニックへ行くことになりました。
酔い止め薬、1100円なり。
10錠あった薬が、下船までに半分になっていた。
いや～　ゆれる～ゆれる～

■２日目■
今日は大晦日。
朝食前に、７Ｆ「ホライズンラウンジ」でコーヒーとパンをテイクアウト。いつも２種類のパン（クロワッサンと甘いデニッシュ）がいただけます。ひとつひとつ紙袋に入っています。
夜食やラウンジ、リドテラス等て提供されるスナック類はほぼテイクアウトできます。
朝食も昼食も、６Ｆ「春日」では洋食、２Ｆ「瑞穂」では和食か洋食を選ぶことができます。ゆっくりしたいなら「春日」、そうでなければ「瑞穂」かな。
今日の朝食は、「瑞穂」。私は洋食とにっぽん丸名物のカレーライスも追加注文。
母は、和食にお粥をチョイス。

今日は、終日航海
にっぽん丸の定員は、532名とありますが、今回のクルーズ、乗客は、約380人だそうです。とても人気のあるコースで、600人以上申し込みがあったそうです。
(乗客数をおさえているようですが…）
ジムは、とってもせまくて、入り口で順番待ちの状態。予約制にすればいいのになぁと思いました。お風呂も、混雑していることが多かったです。
乗客もたくさんでしたが、スタッフも大人数。とくに食事のときは、たくさんのスタッフが動いていました。

今夜のドレスコードは、セミフォーマル
食事は、にっぽん丸の前身初代「あるぜんちな丸」の処女航海のときのメニューを現代風にアレンジしたものだそうです。
お肉に添えられている　「横浜味噌のソース」　美味です。母のぶんまでいただいちゃいました。

夕食後は、ドルフィンホールでライブ
浅野祥さんと佐藤公基さんが中心となって津軽三味線・尺八・唄のライブでした。
お若い二人が民謡や民謡をジャズにアレンジしたものを披露。本当に楽しめました。かっこよかった。三味線や尺八の音色があんなに素敵だなんて…
感動です！

夜食は、年越しそば。　残念ながら　またまた船酔いで部屋でダウン。
食べられませんでした～

■３日目■
元日です。船上から初日の出。高知の海です。
良い年になりますように♪

元日の朝食はとても華やかでした。
白味噌仕立てのお雑煮、ほんのり甘くて美味しかった！

後日、違った味のお雑煮もいただくことができました。
煮物の出汁、ラーメンのつゆ、碗物の出汁、お粥、スープetc　にっぽん丸、おつゆがおいしい！　一滴残らず完食です。

メインダイニングに謎のオブジェが！！
すべて、食べ物でできています。大根のネットの下には大きな鯛が二尾。
瓜？スイカ？トラがカービングされてます。
そっか今年は寅年だ。

こちらは、チキン。何をかたどっているのか？？

そうそう、寅の焼き印がある一合枡をいただきました。檜のいい香りがします。

きょうは、土佐神社に初詣＆市内を車内から見学（はりやま橋）＆桂浜＆坂本龍馬像コースへ出発。半日のオプショナルコースです。
高知港では、地元名産のお店や歓迎の踊り、龍馬のマスコットが賑やかに迎えてくれました。

船内で行われていたイベントを紹介します。
・輪投げ - スポーツデッキで一日に２回くらい、何回でもチャレンジできます。
　　　　 獲得した点数によって商品があります。なかなか難しい。
・ホースレースゲーム - レトルトカレーをゲットしました。
・シャッフルボード
・書き初めや筆ペン講座、水墨画
・にっぽん丸太鼓
・フィットネスやエクササイズ、ストレッチ
・デッキゴルフ
・手作りマスク教室等
シアターでは、古い映画を上映していました。
予約が必要なものや、５分程度のものまでいろいろです。

夕食は、新年　祝いの善
二段のお重に盛られています。
ひとつひとつがとても凝っていて、食べるのがもったいないくらいでした。
じっくり、目でも楽しませてもらいました。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、中央のお雑煮碗の椎茸にも「寿」の文字が…
上段左の絵馬、サツマイモです！

夜は、落語：三遊亭金八さん　笑わせてもらいました♪

■４日目■
一月二日の朝日は、部屋から見ることが出来ました。
今日は、伊勢神宮参拝のオプショナルツアーに出かけます。午後３時過ぎまでかかるので、お参りの後、おかげ横町で昼食を…と考えたのですが、ものすごい人出で、食事は断念。（赤福のお汁粉や豚捨の牛丼、おいしんだけどなぁ）
伊勢神宮では、人の流れをスムーズにするためか、御正宮にお参りした後、普段は通ることができない、裏手をぐるりと回ることができました。板塀越しでしたが、御正宮の裏を拝見することができました。

帰ったらお腹がぺこぺこ。
７Ｆ「リドテラス」でホットドッグとスープ
ちょうどバンド演奏が行われていました。

テラスには、ちっちゃいプールがあります。利用する人いるのかなぁ？と思っていたら、いました。小さなお子さんといっしょに「水浴び」って感じですかね (^^)

今晩のディナーも、贅沢な魚介やお肉が美しく料理されたのきらびやかな食事でした。
松阪牛入りパイ包み焼きスープ、トリュフの香り～　し・あ・わ・せ　の一言です。

今晩は、秋川雅史コンサートでした。
歌も素晴らしいし、姿を現しただけで、小さな舞台がパァーっと華やぎます。
プロです。
ドルフィンホールは吹き抜けになっています。１日目夜、ハウスバンドの演奏時、「おや、２階席があるじゃないか」と２階にあがっていったら、席に「スイート専用」の貼り紙が…(^^;)　それ以来、２階席は無いものと心得ました。

お夜食は、めはり寿司でした。

■５日目■
最終日です。窓から富士山がきれいに見えます。
落語家の金八さんがおっしゃってました。右舷・左舷、どちらの船室からも富士山が見えるように航路を工夫してくれているのだとか…　
おかげでゆっくり富士山を見ることができました。

朝食の後に、水引で作るボトル飾り教室に参加しました。
素敵な記念品になりました。

お昼前に「新春ビンゴゲーム」です。
あらかじめ部屋にビンゴカードが置いてありました。
賞品は、にっぽん丸オリジナルのタペストリーやテディベア、マグカップ、ソース、ハンカチ等
一番ビンゴの人は好きな物を選べるけど、２番目以降は、くじ引きになります。
なんど、私は、ぎりぎり紅茶をゲットすることができました。
「あー残念」なんてすぐに席を立ってはいけません。ビンゴできなかった人たちで再びゲーム開始です。一番運に見放された人に、なんと、３万円のクーポンが！

午後、東京湾に入り、そろそろ下船です。

船内でも、オプショナルツアーでも、カメラマンがいつも一緒にいて、写真を撮ってくれています。
船内のフォトショップに展示されています。気に入ったものがあれば、１枚、1000円で購入します。たくさん買ってしまいました。

たくさんの思い出といっしょに帰宅しました。
昨年飛鳥Ⅱを利用したので、ついつい比べてしまいました。
飛鳥は、キッラキッラ華やか、広々。にっぽん丸は、シックでコンパクト。昼食や軽食は、飛鳥のほうがいろいろ選択できるという点で充実していましたが、にっぽん丸は、テイクアウトできるものが多く助かりました。（コロナ対策ですかね）。どちらも掃除が行き届いていて清潔。
船の大きさも乗客数も航路も部屋のグレードもコロナ情勢も違うので…　単純に比べることは出来ませんね。参考程度にしてください。

４泊５日、85歳の母は、「長かった～」と、私は、「あっと言う間だった～」と、感じ方も様々ですね。
こんどは、夏に、「ぱしふぃっくびいなす」　だね！