見る飛行機・乗る飛行機ともに好きな自分が、フジドリームエアラインズ（FDA）で全国を飛び回るプラン：フライトラリー24に参加したときの旅行記。<br />飛行機漬けの２日間の記録、第１弾。

フジドリームエアラインズに乗り放題！フライトラリー2日間　【2021年　夏】その１

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2021/07/17 - 2021/07/18

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エリア

小牧(愛知)

「一生に一度でいいから、飛行機にたくさん乗ってみたい」
そのチャンスは突然目の前にやってきた。
フジドリームエアラインズ（FDA）のフライトに乗り放題のプラン【フライトラリー24】の登場である。

このプランでは、自分でルートや乗る便、発着空港を設定する。
富士山が見え、FDAの路線が豊富な静岡空港を発着地点とした。

１日目、静岡空港のある静岡県牧之原市はよく晴れていた。

静岡空港 (富士山静岡空港) 空港
静岡空港のチェックインカウンターへ。
自動チェックイン機でチェックインし、１日目の搭乗券をすべて受け取る。
その数、4枚。

このプランは、1日8フライトまでFDAのフライトに乗れる。
その中で、「行ってみたい」「こういうふうに過ごしたい」を決め、フライト数やどのフライトに乗るかを自分で決める。

自分の旅程では、この日４フライト乗る予定。

同じように、複数枚のチケットを発券している数人を目撃。
言葉はかわさないが、同じ志を持つ「仲間」だろう。
皆さん、ご武運を！
２階に上がり、すぐにセキュリティーチェックを受ける。
静岡空港は、コンパクトで分かりやすい。
ゲートでの待ち時間にも、窓の外に富士山が。
FDAの本拠地を旅のスタート地点に選んでよかった。

「夏に、雲がない富士山の全貌が見えるのはレアだよ」
と静岡の人から聞いたことがあるだけに、幸先がいい。

どうかすべてのフライトがつながって、ここに無事に帰ってこられますように！
１フライト目：静岡ー福岡に乗り込む。

2日間、飛行機にたくさん乗りたい願いが叶えられるときはきた。
2日間で本当に9フライトもするのか、まだ実感がわかない。
プッシュバックし滑走路に向かっている間にも、離陸するときにも、富士山はずっと見えていた。
朝の静岡の空に、我々は飛び立った。
駿河湾上空で旋回し、進路を西へ。

梅雨の時期ではあったが、窓の外にはずっと富士、天気は快晴。
こんな景色を見られて、旅の運気飛ばし過ぎかも。
飛行機はさらに西進し、小牧空港（県営名古屋空港）や琵琶湖上空を通過。
FDAは小型機だが、なかなかのジェット機感覚が味わえる。
離陸のときのフルパワーや高度、ジェット音や移動時間など、大型機といい勝負。

飛行機は順調に目的地：福岡へ。
さっきまで東海地方はあんなに晴れていたのに、山陰上空に差し掛かったころから、雲が広がって視界が悪くなってきた。

着陸態勢に入り、雲を抜けたら、外は灰色の空に。
全国の天気予報を、１日でリアルに体感するこの旅。
福岡は雨だった。

福岡空港に着陸。
福岡空港に停まっている飛行機の数や機材の大きさに、すぐにテンションは回復。
さすが国内有数の大空港。

ここでは、FDAは１番端のゲートにひっそりと滑り込む。

福岡空港空港
出口から出て、新しくなったデッキへ行ってみる。
２階建てで、とても広い。
螺旋階段で上下行き来したり、座るスペースもとってあったりして、一瞬で気に入った。
しかしデッキは雨。
また明日来よう。
２フライト目のため、福岡空港で再びセキュリティーチェックを通る。
ゲートまで長く歩いた。

2フライト目は、ゴールドFDAで小牧に向かう。
ようやくたどり着いたゲートで、衝撃のアナウンスが。
「先ほど滑走路でバードストライクがあり、10分から15分くらい遅れる見込みです」
まじか！恐れていたことが早速起きた。
今回のフライトラリーで１番の心配はこれ。
福岡空港は滑走路が１本しかないにも関わらず、過密な離着陸だし、周りは住宅や店が多いし、空港関係者の苦労は尽きないだろう。

この先。３フライト目・４フライト目に間に合うのか？

雨の中でも、スタッフの見送りがありがたい。
行ってきます！
２フライト目：福岡－小牧は、結局15分遅れで九州の空へ飛び立った。

飛行機移動のとき、遅延や欠航があっても我々乗客にできることなんてない。
自分が選んだルートで、前に進むのみ。
空の上に来てしまえば、福岡で雨だったことが嘘のように青空が見えてくる。
着陸態勢に入っているとき、快晴にもかかわらずしばらく揺れてビビる。

このフライトでは、15分遅れが５分遅れまで縮んだ。
機長と副機長に感謝。

次のフライトへの乗り継ぎはどうなる？
結局、県営名古屋空港（小牧空港）には５分遅れで着陸。

ターミナルビルの「NAGOYA」という看板を見つけた瞬間、なつかしさが込み上げてきた。
乗る立場では久しぶりの名古屋小牧。
このターミナルビルの雰囲気、なつかしい。

名古屋空港 (県営名古屋空港) 空港
ここ小牧では、自分でタラップを乗り降りし、フィンガーコンコースという細長い通路を移動する方法に変わっている。

また、機体もトーイングカーが押して出発する方法ではなく、飛行機が自走で右曲がりに前進しながら反転し、滑走路に向かう方法がとられている珍しい空港。
なんと、今福岡から乗ってきた機体で次の目的地：いわて花巻に向かうため、遅延しても大丈夫だった！

小牧でも出口から出て、すぐにセキュリティーチェックを受け、また空港の中へ。

再びさっきのフィンガーコンコースを歩く。
そして、花巻行きと書かれた入り口から先ほど乗ってきた機体へ。

福岡とは違い、小牧はよく晴れて暑かった。
いつも小牧にはFDAのカラフルな機体がたくさん停まっているのに、この時間は1機も停まっておらず。
珍しい。

3フライト目：小牧ーいわて花巻行きは、小牧の空に飛び立った。
残り2フライト、無事につながるだろうか？

その２に続く。