2021/12/31 - 2022/01/03
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Joshuatreeさん
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10月に行ったオレゴンへの旅行は低予算にも関わらずなかなか楽しめました。すっかり気を良くした妻はその帰り道の車の中から年末年始の時期にまた激安なホテルをネットで予約してくれたのです。
ただ・・。普段は聡明なうちの妻は、旅行中という非日常的な状況のせいか安いのにはだいたいの場合理由があるということをすっかり忘れてしまっていたようです。予約したホテルがあるカナブは、標高約1500メートル。時には非常に寒くなるのです。妻は寒いのは苦手。そんな寒い場所を拠点とする旅行に行ってくることになってしまったのです。ホテルを予約したのが妻だからか、妻が幹事のように仕切る感じの旅行に。全く関係ないかもしれませんが、妻はよく自由奔放と言われることがある血液型です。一方の私は神経質と言われるやつ。血液型によって性格が決まるかどうかは分かりませんが、私と妻の旅行に対しての考えは実際にだいぶ異なります。そんな性格の違う二人が普段あまり行かない厳寒の地でどのような日々を過ごすことになったのでしょうか。
ところでホテルの予約をした当時の妻の話を聞いた限りでは、どうやら友達とどっちが低予算で旅行ができるか競争していたようでした。このままだと日頃の疲れを癒す旅行ではなく合宿や修行のようになってしまうと危機感を感じた私は、費用はぜんぶ持つからもう一泊増やしてラスベガスに寄って帰らない?と妻に提案したのです。そうしたところ問題なく許可をもらえました。ということでカナブに二泊、ラスベガスに一泊でホテルが決定し、訪問先は当日決めることになりました。
グランドサークルの周辺は私達夫婦は今まで何度も行ったことがあります。そのエリアの中で新しい場所に行ってみたいという妻に、下調べをして事前に以下のような場所のリストを送ったのでした。
- Metate Arch
- Zebra Slot Trail
- Lower Calf Creek Trail
- Toadstool Hoodoos Trail
- Mansard Trail
- Sand Caves
ちなみに私はマジックやサーカスを見るのが大好きなのですが、美味しいものはいつも最後に食べるタイプです。これまで何度も行ったラスベガスで少しづついろいろなショーを見てきましたが、おそらく一番人気だと思われるOはいままで見ずに来ました。今回、満を持して予約して行ってきたのです。旅行に使う車は私のSUV。新品のオールシーズンタイヤを装着し、チェーンを積み込んでのドライブ旅行です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今回の旅行は金曜日から月曜日までの4日間。
出発の前日に見た天気予報だと、土曜日からはかなり寒くなるようです。 -
妻の中でどうやら行き先の候補に入っているブライスキャニオンはさらに寒く、土曜日の最低気温はなんとマイナス20度以下です・・。
カナブからブライスキャニオンは車で北に片道1時間30分程度。カナブから東に同じくらいの時間進めばアンテロープキャニオンやホースシューベンドなどがあるアリゾナ州ページがあってそちらのほうはそれほど寒くなさそうなのですが、そっちは行きたくないそうです。なぜだ。 -
そして旅行に出かける当日。
真夜中にロサンゼルスを出発しユタ州カナブを目指します。初めの休憩は給油も兼ねてユタ州セントジョージで。ガソリン代は1ガロン当たり3ドル69セント。
ここまでの運転はずっと妻でした。車内で全く寝れなかった前回の旅行の経験から、私は耳栓とアイマスクをして助手席で熟睡。
ここからは私が運転を代わりました。 -
カナブに到着。ウェーブの抽選がおこなわれているカナブセンターです。
私達夫婦はウェーブに行きたくてもう10回以上オンラインでの事前抽選に申し込んでいるのですが全部外れているのです。過去の統計から、オンラインの抽選よりも現地での抽選に参加したほうが当たる確率がずっと高いということに気づいた妻のアイデアで抽選会場に来ることになったのです。オンラインの抽選は去年1年の当選確率はたった3.6%らしいし当たる方が奇跡みたいなものです。一方、現地の抽選は参加する人が少ないためもっと高い確率で当選します。妻に言われるまで私は現地での抽選に参加するという選択肢はさっぱり思い浮かばなかったのです。
私たちはカナブには2泊する予定。つまりWaveへのハイキングのために二日間融通が利く体制が出来ています。土曜日が丸一日と、日曜日の朝と。日曜日はラスベガスに向けて出発し到着後に現地でしたいことがいくつかあるので、欲を言えばできれば土曜日の分に当選してほしいところです。 -
東の空を見るとちょうど日が出てくるような時間帯。手前にある丘に登ったら綺麗な日の出が見えるんじゃないかな?
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そう思って丘に向かったら地面がすごい粘土層で靴がずっぽりはまりました。重い・・靴から全然離れない・・。
後で付近にある雪などを使って30分がかりで靴を洗い流す羽目になりました。 -
ところでカナブセンターの地図を見つけました。Waveの抽選は一番端っこで行われるようです。
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ドアは8時半に開くみたい。
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10月15日~3月15日の間は抽選は毎日おこなわれるわけではなく、月から金のみ。毎週金曜日は土、日、月曜日の三日分の抽選をまとめておこなっています。これは事前に公式サイトのネットで調べてきました。
今日はその金曜日なのです。もし会場への来場者数が他の日とほとんど同じだったとしたら、当選確率は月~木の3倍? -
8時半を過ぎてもドアが開きません。おかしい。なんで?周りで待っている人たちも騒ぎ始めました。
付近をいろいろ見て回ったところ、ドアの向こう側に貼られている張り紙に気づきました。曲がっていて読みにくいですが、目を凝らして解読したところ大みそかはお休みで、その前の木曜日に4日分の抽選をまとめてやると書いています。えええ。 -
大みそかが休みだなんて公式ホームページには書いてなかったよなと思って再度サイトを確認してみましたが、やっぱり書いていませんでした。書かれてある休みはサンクスギビング、クリスマス、元旦の三日間だけです。
とにかくそんなわけで、私達のたぶん11度目くらいのウェーブへの申請は、抽選に参加もできずに落選するという過去最低の敗北となったのでした・・。 -
ところで今日はこれから何をしよう?
天気予報によると明日からブライスキャニオンは異様に寒くなるみたいなので、行くとしたら今日行っておいたほうがいいんじゃないかな?
そういうわけでブライスキャニオンに向かうことにしました。 -
ただ、現地に向かう途中に雪が降って来て道路に積もっている雪もどんどん深くなってきました。これ以上進むのは怖いです。私も妻も、雪道の運転には慣れていません。行くのは辞めにしました。
朝一番の抽選のことに加えて、ブライスキャニオン訪問不可能。不運が続きます。
雪の少なそうな方面に行きたいですが、ページ方面は行きたくないという妻の意見でザイオンのほうに。 -
9号線を西に進んでザイオンに向かっていたところ、大きな鳥が木に止まっているのを見つけました。ハクトウワシです。今日はなんてついているんだ。
野生のハクトウワシなんて、めったに見たことがありません。 -
しばらくすると飛んで去っていきましたが充分満足です。
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ザイオンの入口に到着。
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少し進んでチェッカーボードメサに。
雪がたくさん積もっているのでチェック模様が全然見えずに、ただのメサになってました。 -
また西に進んでビジターセンターへ。途中、ザイオンキャニオンのところはシャトルバスのみ通行可という案内を見ました。冬の間は自家用車でも行けたと思ったのに。
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妻がシャトルバスには乗りたくないというので、ビジターセンターでの買い物と付近を散歩した後またカナブ方面に戻ることにしました。
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帰る途中、ビッグホーンシープを発見。今日はほんとうについてます。
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ところで私は車の同乗者によく動物の発見率が異常と言われるのですが、視力や動体視力がよいわけではありません。
なんでかなと以前考えてみたのですが、どうやら、他の人が動物いるかな?と景色を見ているのに対して、私は動物どこにいるのという気持ちで見ているという違いがあることに気が付きました。野生動物は木陰や茂みに隠れていることが多いので、私はそういうところをまず初めに眺めます。その結果多く動物を見れているようなのです。今回のように木陰に動物がいる場合はその典型ですぐに見つけられるのです。これが数少ない私の特技なのです。 -
カナブの近くで、サンドケーブズに立ち寄ります。車道から少し離れた斜面の上のほうに、洞窟が見えました。あそこまでどうやっていくんだろう?
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とりあえず車を停めたところからまっすぐ横に進んだところから上を眺めるとこんな感じ。
ちなみに写真で何度も見たことのあるWaveの風景にちょっと地面の模様が似ていますが、こちらは落書きがあちこちにあって大自然という雰囲気からはかけ離れています。自然というより街中の線路の高架下あたりで見かけそうにも感じるところ。 -
洞窟の下から上を眺めたらこんな感じ。さっきよりだいぶ急です。
眺めていたら上にいたお姉さんから、こっちじゃなくて向こうから登ったほうがいいよ、私はここから降りるけどという声をかけられました。 -
というわけでさっきいたあたりに戻ってきました。周りを見渡してみると石を積み上げたものを見つけました。ここから登るのがいいのかな。
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上に登るのはなかなか大変でした。私はまだよかったのですが、妻の履いていたブーツはそこがツルツルで足の踏ん張りが全然利きません。最後にいくラスベガスにあうような靴を履いてきたようです。この靴だと、Waveのハイキングにもし当選しても歩けなかったような気がするけど・・。
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洞窟の中は事前の想像より2倍くらい広かったです。
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中からの眺め。
戻る時に3組くらいの子供連れの家族が来たのが見えましたが、全員登るのを諦めて引き返していました。 -
カナブに戻ってホテルにチェックイン。
1泊一部屋70ドル超、つまり一人1泊3千5百円ほどの値段の部屋。安すぎるからか、バスタブはなくてシャワーのみ。電子レンジと冷蔵庫はありました。オレゴンで泊まったホテルよりはかなり設備が充実していました。
まだ外は明るいし、どこか行ってみる?と妻に聞いたところToadstool hoodoos Trailに行ってみたいということでした。ホテルから40分くらい運転した場所にあります。 -
トレイルヘッドの駐車場に到着。
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ただ、駐車場に到着する直前から土砂降りと強風が吹きつけてきたのです。これではハイキングは無理ですね。残念ですがホテルに戻ろう・・。
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と、私は思ったのですがせっかくここまで来たんだから歩くよと妻が言うのです。マジか。
ここは片道1キロちょっとのあまり長くはないハイキングコースなのですが、雨でけっこう気温も低いのに。気分のいい散歩はとてもできる気がしません。 -
少し不満を感じながら妻に続いて車から出て歩き始めたところ、すぐに晴れました。虹が出て綺麗。
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写真には写りませんでしたが虹がすぐそこ、足元から伸びているような感じでとてもよかったです。
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次にまた雨が降る前に戻ろうと速足で歩いたら15分ほどで奥まで到着。
ところで今回はうちからサンドイッチとカップ麺、スナック菓子をいくつか持ってきていました。それを休憩の度に食べてきたのですが、サンドイッチがなくなった後はどうしよう?
とりあえずホテルの近くにスーパーがあったはずなので行ってみよう。 -
スーパー到着。
追加でカップ麺などいくつか仕入れました。
カナブはリトルハリウッドと呼ばれているくらい街並みがいい雰囲気でレストランもいろいろあります。ただ今の妻は節約モードなのでこの街で外食する気はないようなのです。 -
この日は大晦日。うちから持ってきたカップ麺の年越しそば。
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ユタ州ではお酒を置いてあるお店を見つけるのが難しいかな?と思って持って来たもの。大学の時にたまに飲んでいたやつです。
そういえばカナブセンターの近くのピザ屋を通った時、食事をしながら花火を見ようという感じの広告を見ました。今夜はあのあたりで年越しの花火があがるのかな、ホテルからでも見えるかな?という考えが浮かんだのですが、朝早くから起きていた私達二人はたぶん8時頃には眠ってしまっていたのでした。
二日目に続く。
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この旅行記へのコメント (1)
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- World TraveRunnerさん 2022/01/24 21:45:25
- フォローさせていただきます。よろしくお願いします。
- 憧れの国や街が素敵に切り撮られていて、楽しい旅行記ですね。
ワクワクさせてくれて…早くコロナ自粛が解禁になり、飛び立ちたいです。
Joshuatreeさんの目線を通した世界を、もっと見たくなり、フォローさせていただきました。よろしくお願いします。
最近、私もコロナ禍で旅行に出られないので、過去旅を紹介しようかと”4travel”を始めました。
旅好きの人たちと繋がれるように、頑張って情報発信していきたいと思います。よろしかったらフォローを。
これからよろしくお願いします。
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