2021/11/21 - 2021/11/21
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Fidelioさん
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この旅行記スケジュールを元に
今の季節はすっかり冬ですが、秋の時期になるとフォートラベルの旅行記も秋の粧を見せてくれますね。
トラベラーの方々の思い思いの紅葉めぐりの旅、どれも本当に美しく、「いいなー俺も行きたいなー」とジェラシーを感じる日々です。
(緊急事態宣言終わったんだし行けよっていう話なんですが…(笑))
そんな折、トラベラーの方とローカル線のお話をしておりまして、話題は群馬~栃木の北関東エリアを走るわたらせ渓谷鐵道の話に。
「そうだ、いつか乗ってみたいと思ってたんだ…」
そんなことをふと思い出し、さらに今年の旅行歴を振り返ってみると、5月に信州、7月に銚子日帰り旅に行ったのみ。ご時世柄もありましたが、受験生時代を除き過去最少の旅行回数です。
これはいかん。日帰りでいいから紅葉を見たい。小学生の修学旅行以来の足尾銅山にもまた行ってみたい!
というわけでございまして、友人を召喚し、秋の北関東をめぐる旅のはじまりはじまり~
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
みなさま、おはようございます。
今回も独断と偏見で旅行記をお送りいたしますので、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
さて、今回の目的地はわたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車に乗って栃木県は日光市足尾。早朝に北千住駅で友人と待ちあわせ、まずはドトールで朝ごはん! -
07時52分発のりょうもう3号に乗車。
日光方面に比べれば空いています。2年前の正月に足利に行った以来のりょうもうです。北千住駅 駅
-
足利市駅。前回はここで降りたんでした。
向こう側に渡良瀬川にかかる中橋が見えます。
今回はわたらせ渓谷鉄道に乗るのでその先へ。足利市駅 駅
-
相老駅に到着。
ここがわたらせ渓谷鉄道との乗り換え駅になります。
向こうにわ鐵(わたらせ渓谷鉄道の略)の車両が見えますね。相老駅 駅
-
終点の赤城駅に到着。上毛電鉄との接続駅です。
昔は「赤城ってどんなところなんだろう?赤城山があるくらいだからすげー山の中なのかな」と思っていましたが、そんなことはない、至って街なかの駅でした。
・・・・・。
お気づきだろうか?わたらせ渓谷鉄道に乗り換えるのであれば前停車駅の相老駅なのに、こうして終点の赤城駅にいることを…。
もちろんここはわ鐵との接続はありません。
ここで1つの疑問が生じました。
「お前なんで終点まで来てんねん」赤城駅 駅
-
説明しよう!
こちらをご覧ください。
乗換案内で見れば、確かに相老駅でわ鐵に乗り換えるのが最短ですし、セオリーです。
わ鐵は本数が少ないため、相老で多少手持ち無沙汰になりますが、確実にトロッコ列車の始発駅である大間々駅にたどり着けます。
発車時刻は10時52分であるため、十分間に合います。どこも問題ありません。
ではなぜ相老で乗り換えなかったのか?
それを説明していきます。 -
一方で終点の赤城駅まで行くとなると、着くのは09時36分。
相老駅からプラス14分です。
では赤城まで来たあとどうするのか?ということになりますが………、 -
はい、徒歩移動です(笑)!
できるだけ早く大間々駅に着くにはどうしたらいいだろうか?と模索してなんとなくグーグルマップを見ておりましたところ、
「これ歩けんじゃね??」
と気付いてしまったわけですね。
これであれば、10時前には大間々駅に着くことができ、相老乗り換えよりも早いです。
わ鐵のトロッコ列車は、旅行代理店やローチケで事前の整理券は購入できるものの、座席指定券は当日の9時から先着順に引き換え。よって、好きな席を選ぶためにはより早めに大間々駅に着く必要があるわけです。
僕たちもなるべくいい席を確保すべく、この赤城乗り換えのルートを選択したのでした。
お分かりいただきましたでしょうか?
以上が、この一件のカラクリでした。
※あくまでも、りょうもう3号に乗って大間々駅まで最短で向かう場合です。別の時間帯の電車や車で行く場合はもちろんこの限りではありませんので、ご参考程度に。 -
時を戻そう。
赤城駅のホームにて。ぬこが鎮座しておりました。 -
赤城駅から大間々駅まではほぼ真っすぐの一本道。
歩道が広くて歩きやすいが、人がいねぇ(笑) -
およそ歩くこと15分弱、トロッコ列車の始発駅である大間々駅に到着。
大間々駅 駅
-
待合室はなかなかレトロ。田舎のローカル線を感じさせます。
券売機で切符を購入。窓口では今人気の鉄印帳の販売も。
トロッコ列車の指定席券はホーム上の特設カウンターで引き換えとのこと。 -
大間々駅の表札。
-
この人が集まってるところが、座席指定券の引き換えブースになります。
座席表を元に駅員さんが「どこにしますか~」と訊いてくれ、空いている座席から選びます。既に埋まっているところは赤鉛筆で✕されているのでそこ以外から。
僕達が引き換えたときは余裕がありましたので、窓側2席をゲット! -
駅周辺はローソン以外なにもありませんが、まだ時間があるのでロータリーをぶらり。
2013年まで活躍していたわ89-100形気動車が展示されています。 -
大間々駅はわ鐵の本社がある場所だからでしょうか、駐車場も広いですね。次から次へと車が入ってきます。ここにマイカーやレンタカーを止めて、みなさんトロッコ列車に乗るようです。
駐車料金は1日500円。時間が経つたびに満車に近いレベルで埋まっていましたので、車で来る場合はある程度余裕を持った方がよさそうですね。 -
10時10分頃、入場開始。早いな(笑)
今回乗るのはトロッコわたらせ渓谷3号。大間々始発の足尾行です。4両編成で1、4号車は窓付きの普通車。真ん中2、3号車は窓なしのトロッコ車両です。 -
やませみのエンブレム。
渡良瀬川流域に生息してるんでしょうかね。
みなさんは見たことありますか? -
1、4号車の普通車は元は国鉄12系客車。
青い色の車体ですが、今ではこうしてブラウンのわ鐵色に。 -
行き先表示もこのようにしっかり変わっています。
さあ、乗り込むぞ! -
普通車の車内。青いシートのボックス席が国鉄時代を思い出させますね。
…ってしらっと言ったけど国鉄は俺が生まれる前の話や(笑)
乗るのはこの車両ではありませんよ。
お隣の・・・、 -
こちら、3号車トロッコ車両です。
元は京王電鉄5000系車両で、それをバチコーンと改造してトロッコ車両にしております。 -
小さいですが自販機も備わっています。
-
今回は通洞駅まで行きます。
たいていの乗客は1日乗車券を買っていましたが、僕達は足尾からバスで日光まで出るので片道切符。
座席指定券は硬券です。 -
座席はこんな感じ。木のテーブルに木の固定椅子。
ん~、出発までまだ時間がありますね。
暇なので1度駅の外に出て写真でも撮りに行きましょうか。
(指定券を見せれば出入り自由です) -
トロッコ号は牽引する機関車を含めますと計5両編成。
わ鐵は基本1両の運行なのでホーム自体が短く、全てはホームに収まりきりません。
先頭の機関車を見に行くために、先程の駐車場を突き抜けます。 -
日本車輌製造・川崎車輛製のDE10形ディーゼル機関車。
JR東日本から購入したものです。
貨物列車とかでお馴染みではないでしょうか。
昔北斗星に乗ったとき函館から札幌を牽引してたのもこの形でしたね。 -
先頭のエンブレムをパチり。
これからこの重厚な車体が、客車たちを引っ張り足尾の山々へと駆け抜けていきます。
では写真もたくさん取ったところで客車に戻りましょう。 -
あやややややや、駅に戻ったら人で溢れかえってるぞおいΣ(゚Д゚)
発車時刻に近づくにつれて切符を買い求める人で大賑わい。どうやらトロッコ列車の座席も座れるものの、選択の余地があまりなくなっているようです。
やはり僕の編み出した「赤城駅徒歩移動作戦」が功を奏したことがここで立証されたようですね。 -
この日のトロッコ列車は満員御礼で座席は完売。老若男女問わず多くの人たちで満席になり、僕たちの隣にもちっちゃい子供を連れたお母さんグループがやってきました。
10時52分、トロッコわたらせ渓谷3号は定刻通り大間々駅を発車。出発してすぐのところで、地元の人たちが手を振って見送ってくれています。
はい、ありがとねー、どーもねー、どーもどーも! -
ではここで少しわ鐵の話を。
群馬県の桐生から栃木県日光市の間藤までを結ぶわたらせ渓谷鉄道はその昔、1911年に足尾銅山で採掘された銅を運搬するために足尾鉄道として開業しました。 -
2年後には国営化(国鉄足尾線)され、長年銅の運搬としての役割を果たしてきましたが、足尾銅山で取れる銅もやがて枯渇していき、1973年には銅山が閉山。
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それに付随して足尾線の銅などの資源の輸送量も減っていき、1987年には国鉄民営化に伴いJR東日本に、89年に第三セクターのわたらせ渓谷鐵道となって今に至ります。
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元々鉱山鉄道のような役割の路線だったこともあり、肝心の銅山が閉山されているのでわたらせ渓谷鐵道は設立当時から経営が苦しい状況にあるとのこと。
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しかし、わ鐵の所有する駅舎やプラットホーム、橋梁などその多くが文化財に指定されており、また沿線に見られる四季折々にその表情を変える自然の景色など、観光資源は豊富。
それを活かし、1998年からこのトロッコわたらせ渓谷号の運行が始まり、こうして今乗ることが出来ているわけです。
苦境にありながらも、常に前を向いて頑張り続けているローカル線の1つであります。 -
ちなみに、わたらせ渓谷鉄道の正式表記は「わたらせ渓谷『鐵』道」です。「鉄」ではなく「鐵」。
以前ちらっと聞いたことがあるんですが、「鉄」は「金」に「失」と書いて「鉄」。商売上縁起が悪いと(笑)
そこで鉄鋼会社とか鉄に関連する会社は「鉄」に変えて「鐵」の字を当てているところがあるそうなんです。
おもろいこと考えるなぁ~ -
列車は水沼駅に到着。
駅のホームが水沼温泉センターという温泉施設の入り口になっています。
いいなぁ温泉(笑)水沼駅温泉センター 温泉
-
今回は温泉は浸かりませんので、先行きますよ~
-
花輪駅に到着。
駅舎の壁にも花の飾りがあります。
昔このあたりはあかがね街道の宿場町として栄えたそうです。花輪駅 駅
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カーブを曲がりながら進みます。
なんかこのアングルで撮ると山の中を進んでるなぁ感が出ません(笑)? -
おーっとここでなんの前触れもなく突然滝がー!!
小中駅~神戸(ごうど)駅間に一瞬に見られるこの地蔵滝は通称「汽車見の滝」とも呼ばれます。
このように線路脇間近で列車に乗っていないと見ることができないのでこう呼ばれているそうで(笑)地蔵滝 自然・景勝地
-
随分と山の中へ入ってきましたね。
遠目で見ても紅葉で色づいています。 -
神戸駅に到着。
神戸(こうべ)じゃありません、神戸(ごうど)と読みます。行き先検索で間違えてしまったがために、兵庫県神戸市に行きたかったのに間違えてこっちに来ちゃったーなんてことがないようにご注意くださいね(笑)
ホーム上には列車の車両を改装したレストラン清流があります。 -
ここでは、トロッコ列車の窓がないのをいかして、ホーム上から売り子さんによる唐揚げやこんにゃく串の販売があります。
せっかくだから・・・と思いましたが、お昼が近いのと、誠に恥ずかしながら私会社の健康診断で「脂肪肝」と言われてしまっておりまして、食べるのは断念しました(笑)
エヘヘへへへ
ここで半分ほどの乗客が降りていき、ほぼ自由席の状態になりました。 -
神戸駅を出ますと、長~~~いトンネルに入ります。
草木トンネルと言いまして、全長は7キロ。なげぇ(笑)!
その間、客車内はこのようにライトアップされます。きれいですね~
それにしても窓がないからトンネル内は走行音がダイレクトに響き渡って音が凄まじい(~_~;)
大声で叫んでも会話するのが難しいです(笑) -
うぇ~~~やっとトンネル終わった(笑)
渡良瀬川から草木湖方面を眺めたところ。
草木湖は草木ダムによりできた人造湖です。草木湖 自然・景勝地
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車内から眺める景色はこんな感じ。
-
沢入駅(そうり)に到着。
大正元年に開業したこの駅は、プラットホームにこの駅舎が文化財に登録されています。
連続ドラマ『半分、青い』のロケでも使われたそうですが朝ドラ見てなかったからよう分からん(笑)沢入駅 駅
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さあさあトロッコ列車の旅も終盤へ。
ここまで山奥まで来るとね、外なのに電波が時折入らない状態になるんですわ(笑) -
進行方向左側をご覧ください。
いや~きれいな紅葉ですね~。
渡良瀬川流域はまさに紅葉のピーク。 -
去年はGoTo使って京都の紅葉めぐりしましたけど、今年は遠出できませんでしたからね。
-
日帰りでも何とか秋らしいお出かけができてよかったと感じ入っております。
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やがて人家が多くなってきました。まもなく目的地の通洞駅に到着。通洞駅は無人なので、車内で乗車券と指定席券は回収。
(今思えば指定席券だけ記念にもらって帰っときゃよかったぜ…) -
大規模な工場が見えてきました。
・・・といっても、既に廃墟。そう、ここ一帯の廃墟群が、足尾銅山の製錬所跡なのです。 -
江戸時代に発見され、20世紀初頭には日本全体の銅の算出の4割ほどをも占めていた足尾銅山。日本最初の公害事件である「足尾銅山鉱毒事件」の舞台にもなりました。
閉山されるまでは、工場も毎日のように稼働し、町も鉱山の従事者で賑わっていたことでしょう。
今ではすっかりその鳴りを潜め、ただ静かにその痕跡が確認できる限りです。
兵どもが夢の跡。 -
12時24分、通洞駅に到着。
お疲れさまでした。通洞駅 駅
-
ここが足尾銅山観光の最寄り駅ということもあり、ほとんどの乗客はここで下車。
足尾駅まで行く人は少ないようですね。 -
トロッコ列車を見送りましたし、外に出ましょう。
なかなか楽しかったぜ、バイバ~イ! -
トロッコ列車の空席状況は、わ鐵のホームページから確認できますが、「満席」と表示されていてもローチケで見てみると空きがある場合があります。
今回もそれで取ることができましたので、今後乗ってみようと考えている方は、最後まであきらめないで!
前半はトロッコ列車についてお送りいたしました。
後半は足尾観光をメインにお送りしますので、みなさま、またのご来訪をお待ち申し上げますm(_ _)m
ー 2021秋 北関東・足尾ローカル線の旅【わ鐵編】 完 ー
⇛後編【足尾編】に続く
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