2021/11/19 - 2021/11/23
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しん0912さん
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コロナが鎮火する中、ANAの得たびマイルで、羽田~冨山3千マイルがあったので、飛び石連休を利用して、急遽、妻と冨山旅行に行くことになりました。
日程等は以下のとおりです。
行きが遅いのは、私の仕事の都合、帰りが早いのは、いい時間が満席だったためです。
・11月19日(金)ANA321 羽田19:30⇒冨山20:30
・11月23日(火)ANA312 富山 7:10⇒羽田 8:15
※宿泊先 コンフォートホテル富山駅前
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【1日目】
17時半に会社を出て、浜松町からモノレールで羽田へ。
妻と待合せの18時半には余裕で到着して、19時半発のANA便で、定刻の20時半に富山空港へ着きました。 -
空港からは、バスで20分ちょっとで、富山駅前に。
歩いて5分くらいで、本日から4泊するコンフォートホテル富山駅前に。
以前に新潟で泊ったことがありますが、狭いながらも清潔で朝食無料です。 -
もう夜の9時を回っていますが、夕食はこれから。
一応、電話で空席を確認してから、ホテルから徒歩5分の居酒屋「だい人(だいと)」へ到着です。 -
中に入ると、なかなか、いい感じの居酒屋です。
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桶盛り(小)は2500円くらい。
ぶり、生ダコ、甘エビ、しめ鯖にカジキ鮪かな。
全部、美味しいけど、カジキ鮪が脂が乗ってたな。 -
珍しい、さかなのもつ煮。
この他に数品、頼んで、ビールと冷酒で8千円くらいだったかな。
安くて美味い。 -
【2日目】
この日は、午前中に岩瀬まで行って観光して、午後は冨山市中心部をぶらぶらすることにしました。
冨山⇔岩瀬間は、路面電車と冨岩水上ラインという観光船の2つの交通手段があり、水上ラインの片道切符(1700円)を購入すると、路面電車の片道切符が付いてきます。水上ラインは11月23日までの運行ということで、ギリギリでした。富山からの水上ラインは満席の恐れがあったため、富山から路面電車で岩瀬浜まで行って、帰りを船に乗ることにしました。 -
冨山から路面電車(冨山港線)で20分くらいで、終点の岩瀬浜に着きました。
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岩瀬は、江戸時代後期から北前船の交易で栄えた街で、そのレトロな街並みが人気だそうです。
川岸を背に北前船廻船問屋が立ち並んでいた旧北国街道の街並みということで、明治期に建てられた家屋が多く残っています。
写真は、白エビ料理で有名な料亭「松月」ですが、この時期は白エビ料理はないようで、パスしました。 -
旧馬場家住宅です。
馬場家は、北前船主・廻船問屋で、「岩瀬五大家」の筆頭に挙げられ、北陸の「五大北前船主」のひとつでもあったそう。
明治中頃には汽船経営に舵を切り、事業の近代化にも成功したらしい。9代当主道久の妻はるは、旧制富山高等学校設立のために多額の寄附をしたとのこと。
入館料は100円でした。
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明治6年の東岩瀬の大火の後、以前の部材を用いて再建されたとのこと。東岩瀬町の中でも最大規模の住宅で、30メートルのトオリニワ(屋内通路)や、33畳のオイ(広間)などを見学しました。
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続いて、馬場家の隣の森家へ。
こちらも、北前船主・廻船問屋。入場料は100円。馬場家とセットだと180円。 -
森家は、馬場家ほどではないものの、相当のお金持ちで、建物内の造作には様々な細工が施されていました。
館内には、ガイド役が何人かいらっしゃるようで、我々夫婦のために、品のいいおばあ様が、色々と説明してくれて、とても為になりました。100円で申し訳ないくらい。 -
岩瀬には、舛田酒造店という造り酒屋があり、満寿泉という銘酒で有名です。
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初代の兵三郎は、岩瀬の大きな廻船問屋から妻を迎えた長男亀次郎とともに北前船に乗り、北海道の旭川にて酒造業を興したそうです。 でも、亀次郎の妻フデが明治36年の寒波の後、「もう岩瀬に帰りましょう。」と言い出し、明治38年に現在地に戻ったそう。
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こちらは、すぐ近くにある直営の有料試飲店「沙石」です。
同じく、廻船問屋であった宮城家の住宅を解体・再生したそう。 -
こちらには、いくつかの料金システムがありましたが、我々は、好きな3種類をお猪口で飲めて一人千円、というのを二人分お願いしました。
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そうすると、係の女性が、こちらの冷蔵庫から、好みに合いそうな銘柄を選んで、次々とお猪口に注いでくれます。高いのも安いのも、自由です。
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お猪口は、結構大きくて、妻の分も味見していると、結構、酔いが回ってきます。朝酒(~昼酒)のせいもあるんでしょうが。
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試飲した後は、当然、気に入ったお酒やおつまみを購入できます。
酔っぱらって冷静な判断能力を失い、重いのに4合瓶や、ホタルイカや白エビのつまみを購入してしまいました。。完璧な販売システムです。 -
観光する気力をすっかり失い、岩瀬キャナル会館を11時25分に出航する冨岩水上ラインに乗り込みました(朝のうちに富山駅前で予約していました)。
富山湾から神通川を南下して、牛島閘門を経て、富岩運河環水公園に至る1時間10分のルートです。 -
奥に見えるのが牛島閘門。
昭和9年に完成。富岩運河といたち川間の水位差(60cm)を調整して、船の運航をスムーズにします。10分くらいかかります。 -
昼過ぎに富岩運河環水公園に到着。
水を利用したきれいな公園です。世界一美しい(?)スターバックス コーヒーの店舗もありました。 -
ここから歩いて、20分くらいでホテルに戻りました。
荷物を置いて、富山駅前で回転寿司でも食べようかと思いましたが、土曜日のせいか、地元客、観光客が一杯で、どの店も断念。
結局、城址大通りをぶらぶらと歩いて、総曲輸通り辺りにある寿司屋「魚希」に入りました。 -
2時前だったので、2千円くらいの寿司ランチを注文。バイ貝の煮物や茶わん蒸し等も付いていて、ついついビールも頼んでしまいました。
フリで入った割に、美味しかったです。 -
昼食後、すぐ近くにある冨山市ガラス美術館へ。入場料200円。
冨山市は、世界でも有数のガラスの街だそうで、平成27年に、「ガラスの街とやま」事業の一環として、「TOYAMAキラリ」内に開館したとのこと。
外観は、富山の名物であるガラスとアルミと石とが、様々な角度で光を反射することを狙ったそう。隈研吾氏の設計。 -
図書館が併設された建物内は、吹き抜けで開放的な印象でした。
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常設展では、様々なガラス美術品が展示されており、ライトアップのせいもあって幻想的です。
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続いて、堤町通りまで歩いて、「池田安兵衛商店」へ。
昭和11年に創業し、初代池田実が和漢薬種問屋として暖簾を掲げ、戦後まもなく江戸時代に一世を風靡した「反魂丹」の製造販売を始めたそうです。 -
店頭で、丸薬を昔の方法で製造して見せてくれます。希望者は、無料で体験できましたが、若いヒトにお任せしました。
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越中反魂丹(はんごんたん)は、胃の薬らしい。
それ以外にも、色々と売っていましたが、やはり、薬なので、衝動買いは控えておきました。 -
妻の要望で、さらに薬屋巡り。
明治9年創業の薬品メーカー「広貫堂」が提供する「廣貫堂資料館」です。
入場は無料でした。
観客が入ると、スクリーンの映像で、薬の歴史やその製造工程の今昔を説明してくれます。 -
その後は、小さな展示室で、数々の売薬や、
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かつての冨山の薬売りの姿などを見せてくれます。
退館時には、栄養ドリンクをお土産に頂きました。ありがとうございます。
※この会社、10~11月にかけて、承認外の添加剤使用などで製品の自主回収を余儀なくされているようです。頑張って欲しいです。。 -
路面電車でホテルに戻ると、もう夕方です。
何か夕食を、とホテル周辺をぶらぶらしましたが、朝酒と昼ビールのせいか、二人ともあまり食欲がなく、結局、駅前のビルの一階にある「きはち屋」という焼鳥屋のような感じの店に入りました。 -
店内は、こんな感じで、人で溢れかえっていました。
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料理の写真は撮らなかったですが、焼鳥ももつ煮込みも、想定外に美味しかったです。飲み物はハッピーアワーで半額のものが多く、二人で3千円くらいで満足してしまいました。
後で調べたら、富山ではなく福井の会社がやっているチェーン居酒屋のようでした。 -
【3日目】
今日は、黒部峡谷鉄道に乗ってみようということで、昨夜のうちに、ネット予約しておきました。
まずは、富山駅から、富山地方鉄道の本線に乗って、終点の宇奈月温泉に向かいます。 -
宇奈月までは、片道で1880円ととても高いので、鉄道線・市内電車の一日フリー切符を2600円で購入しました。
7時半くらいの電車に乗りました。 -
各駅停車で、40駅くらいあったため、宇奈月温泉到着は、9時10分過ぎ。2時間弱かかりました。
途中、上市駅では、方向転換のためのスイッチバックもありました。 -
10時4分発のトロッコ列車を予約していたので、まずは、料金支払い・切符受取りのため、黒部峡谷鉄道の宇奈月温泉駅に向かいました。
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いったん、冨山地方鉄道の駅を出て、数分かけて黒部峡谷鉄道の駅です。
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駅に入ると、あら大変。結構な混雑で、出発時刻に間に合うか不安になりました。
が、よく見ると、当日券を購入する人達の列で、予約している人は別の窓口ですぐに購入できました。
運賃は欅平までの往復で3960円。さらに、窓付きの車両にすると、数百円加算されます。 -
無事、切符を購入できて、まだ発車まで30分程余裕があるので、一旦、駅の外に出てみました。
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冨山地方鉄道の方まで戻ると、足湯があります。
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気になったので、少し浸かってみました。
かなり高温の、いいお湯です。 -
10時前になったので、駅に戻り、入場しました。
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なぜか、トロッコ電車の全景の写真がないのですが、機関車2台の後ろに、10数台、窓のない客車が連なる形でした。
車両は指定されていますが、座席は自由で、一列4人掛けの席に適当に座ります。
どの車両もほぼ満員でした。 -
発車すると、こういう景色や、
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こういう景色が続きます。
ダウンジャケットを着ていきましたが、幸い、窓がないにしては寒さはそれ程感じませんでした。 -
宇奈月ダムや、
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出し平ダム等も見えました。
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また、結構、トンネルも多く、こういう感じで、窓のすぐ外がトンネルの岩肌です。
要所要所で、室井滋さんの音声案内が入るので、名所を見逃すことはなかったと思います。 -
終点の欅平駅までの間に、黒薙、笹平、鐘釣の各駅に停車しましたが、それ以外にも、ダムの保守作業等のための駅がいくつもあるようでした。
そろそろ、欅平駅です。 -
思ったよりは、立派な駅です。
12時3分到着だったので、1時間20分程のトロッコ旅です。 -
すこし離れたところから見た駅。
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帰りは13時10分発を予約したので、1時間ほどの滞在です。
駅舎の2階に簡単な食堂がありますが、同じ列車から降りた人たちが一斉に食堂に向かうので、かなり混雑します。 -
富山ブラックラーメン。
まあまあ食べられます。 -
昼食後、駅周辺を少し散策しましたが、当日は、なぜか通行止めが多かったです。
通れる道にも、こういう看板があって、自己責任を強調されていました。 -
これは、人食い岩。岸壁が口を開いて、人を飲み込むよう、ということで名付けられたらしい。
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駅周辺を散歩した後、ホームに戻ると、帰りの列車がやって来ました。
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帰りは、窓付きの列車です。
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席は一列3人で、一人用と二人用の座席に分かれていました。
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帰りも、行きと同じ風景が続くせいか、少し退屈かも知れません。
そろそろ、宇奈月温泉が見えてきました。 -
14時半くらいに宇奈月温泉に戻りました。
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温泉街を少し歩いてみましたが、お湯があちこちから噴き出していて、湯量は豊富な様子。ただし、少し寂れた感は否めず。
こちらは、観光案内所に併設されている「湯めどころ宇奈月」。入浴料510円で、きれいな内湯と露天風呂がありました。
内湯は、40度くらいの部分と45度くらいの部分があり、無色透明の弱アルカリ性単純泉で、とても温まりました。 -
温泉にゆっくり浸かってから、夕刻の富山地方鉄道で冨山に戻ります。
ただし、冨山駅周辺の飲食店は、日曜日でとても混雑していると思われたため、一日フリー切符もあることだし、途中の新魚津駅で降りて、夕食をすませて帰る作戦です。 -
宇奈月温泉から約40分、17時半頃、新魚津駅に着きました。
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そこから歩いて、JR魚津駅を経由して、
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5分程で、宇奈月温泉から電話で予約した居酒屋「満更(まんざら)」に到着しました。
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まずは、刺身の盛り合わせ。
うまく撮れていませんが、のどぐろ、ぶり、バイ貝、しめ鯖、甘エビ、甲イカ、ブリ等々、10種類くらいの魚が少しずつ。
とても新鮮で、美味しい。 -
焼きカレイ。大きなサイズでいい焼き加減。
満足。 -
その他、白エビのかき揚げ、黒造り等々にお酒をたくさん。
全部で1万3千円くらい。 -
ご夫婦で経営する大衆居酒屋のような店ですが、なかなかの料理を頂くことができました。
奥様がいうには、冨山の料理屋なんか、どこの魚を使っとるか分からん。と。 -
20時頃、新魚津駅から、1時間弱電車に乗って、電鉄富山駅に到着。
今日は、電車に乗り倒した一日でした。 -
【4日目】
妻が飛騨高山に行ってみたいというので、調べてみると、冨山ICから北陸道、小矢部砺波JCT経由東海北陸自動車道で1時間くらいのようなので、前日に、レンタカーを予約しました。軽自動車で一日4千円くらい。 -
朝8時半くらいに高速に乗って、10時くらいには白川郷ICで降りました。そこから、国道156号線で10分くらいで白川郷です。
庄川の左岸にある村営のせせらぎ公園駐車場に車を停めて、であい橋という小さな橋を渡って、右岸の荻町合掌造り集落を見学するのが一般的らしいですが、公営駐車場手前に合掌造りの蕎麦屋さんがあって、後でもいいから昼飯を食べるなら無料で停めていい、というので、その通りにしました。 -
荻町集落は、白川村の一部で、南北方向に1.5キロ、東西方向に350メートルくらいの集落で、合掌造りの家屋が60棟くらいあるそう。1995年にユネスコの世界遺産に登録された合掌造り集落全体の約3分の2を占めるらしい。
合掌造り家屋の一部は公開されていましたが、それ以外では、物販店や民宿を営んでいるところが多い印象でした。 -
こちらは、たしか、和田家。
江戸時代中期に建てられ、白川郷最大規模の合掌造りの民家で、国指定重要文化財。
入場料300円。 -
江戸時代に名主や番所役人を務め、白川郷の重要な現金収入源であった焔硝の取引で儲けていたとのこと。
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1階、2階の一部を見学用に開放していて、入口で靴を脱ぎ、一段上がった部屋にある受付で入館料を支払ってから見学します。
中に入るとすぐに囲炉裏の間がありました。 -
一般的に、2階で養蚕業を営んでいたようです。
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2階から天井を見ました。天井が低く、2階は屋根裏部屋のよう。壁はそのまま、茅葺き屋根の裏側になっていました。
養蚕のための採光を考えた造りだそうです。 -
生憎の雨でしたが、他にも、長瀬家を見学して、いくつかの土産物屋で買い物をしていると、少し疲れてきました。
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日本酒を販売している土産物店で、どぶろくを売っていたので飲んでみました。濃厚なのにさっぱりしていて、これはこれで美味いかも。
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昼過ぎまでぶらぶらして、再び、であい橋を渡って駐車場側に戻りました。こちらにも、合掌造り民家園がありましたが、見学はパスしました。
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車を停めさせてもらったお蕎麦屋さんに入って、昼食です。
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とろろ蕎麦
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ざる蕎麦。
美味しかった。 -
昼食後は、来た道を戻って、富山市内へ。
少し疲れたので、日帰り温泉で休憩。 -
夕方、レンタカーを返却した後、夕食へ。
市電の荒町駅で降りて、少し歩いて、このビルへ。 -
ビル2階にある「鮨つか田」です。
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お任せコース1万2千円。
最初に、香箱ガニ。半身でしたが。 -
白子焼き。
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お刺身。
最初、3種類くらい出て、どんどん追加されて10種類くらいかな。 -
からすみ。味噌漬けなので柔らかい。
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その後は、とても上品な寿司が10数カン。
店は、ご主人一人で切り盛りされていて、カウンター7席だけ。
ご主人の話によると、地元の魚に拘らず、全国からいいネタを仕入れて江戸前で提供しているとのこと。
我々は、せっかく冨山に来たのだから、地物中心の店にしても良かったかな。。 -
【最終日】
富山駅前から始発(6時10分発)のバスで富山空港へ。 -
6時半過ぎに富山空港。
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朝早いのに、売店は開いてます。
妻は、姪っ子のお土産にマス寿司をいくつか購入。 -
定刻の7時10分に離陸して、定刻の8時15分に羽田着。
10時頃には帰宅しました。
盛りだくさんな旅行でした。
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